ダンデライオン・チョコレートでは常時10種類前後のチョコレートバーを販売していますが、初めてのお客さまのなかには、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、2022年現在の、ダンデライオン・チョコレートで人気のチョコレートバー売れ筋ベスト5をご紹介。フレーバーの特徴やおすすめポイントを解説します。
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シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。
1位 ワンプゥ, ホンジュラス 70%
1位は発売当初から人気No. 1の「ワンプゥ, ホンジュラス 70%」。「誰にでも親しみやすく、何度でもふと食べたくなるチョコレート」を目指してつくった、優しい味わいが特徴です。
Bean to Bar チョコレートというと苦くて個性的な味わいといった印象を持たれることもありますが、このチョコレートはカカオ分70%とは思えないミルクキャラメルのようなクリーミーな甘味とほっこりとした焼き栗のような味わい。
初めてBean to Bar チョコレートを召し上がる方やお子さまにもおいしく召し上がっていただけます。
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ホンジュラスの熱帯雨林モスキーティア地方・プラタノ川流域の生物研保護区で育つこのカカオ豆は、丸太船で丸二日かけて川上流に渡り収穫されます。2018年収穫のこの豆は、まろやかで繊細なフレーバーを引き出すために優しくローストしています。フルボディのワインなら赤白ともに相性抜群です。
2位 マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%
2位はダンデライオン・チョコレートで最も長く販売している定番商品「マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%」。チョコレートらしさのなかにほのかな酸味を感じる、こちらもBean to Bar チョコレート初心者の方におすすめの一枚です。
口に入れるとふわっと香るチーズケーキのような乳酸味とストロベリーの果実味。酸味が主張しすぎることなく、後半はローストしたピーナッツの味わいもあり、一枚のチョコレートからさまざまなフレーバーを感じることができます。日本酒や煎茶など、合わせる飲み物も幅広く楽しんでいただけます。
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ベリーズ南部に住むマヤ先住民の小規模農家とサステナブルな関係を構築する「マヤ・マウンテン・カカオ」のオーガニック・カカオ豆を使用しています。毎年少しずつ変化するフルーティーな酸味が特徴の豆を、食べやすく多面的な味わいに仕上げました。日本酒や煎茶と相性が良く楽しめます。
3位 ワンプゥ, ホンジュラス 85%
3位はランキング1位の「ワンプゥ, ホンジュラス 70%」と同じカカオ豆を使った、カカオ分85%の「ワンプゥ, ホンジュラス 85%」。ハイカカオでも食べやすく華やかな香りが人気のチョコレートです。
カカオ分85%のチョコレートは苦味が強く、健康効果を意識して食べる方も多いかもしれません。しかし、このチョコレートはカカオ分85%でも甘味やジャスミンのようなフローラル感があり、これまでのハイカカオチョコレートとはまったく違う印象を受けるはず。毎朝の目覚めの一枚に、またゆったりとした時間にお茶と一緒に召し上がるのもおすすめです。
古くから残存するカカオ原生林の農園の再生と地域の活性化を推進している「カカオ・ダイレクト」のカカオ豆は、華やかでフローラルな香りが特徴です。カカオ分85%にすることで、繊細なジャスミンのような香りをより深く感じる味わいに。緑茶や黒豆茶と一緒にすっきりと召し上がっていただけます。
4位 ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%
4位はダンデライオン・チョコレートで多くのペストリーやドリンクにも使用しているカカオ豆から作った「ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%」。酸味と苦味が調和した、バランスの良いチョコレートです。
イメージはドイツの伝統菓子、フォレノワール。序盤の甘酸っぱいチェリーのような酸味とサワークリームのような爽やかな乳酸味から、後半には軽いカカオ感が口の中に広がり、味わいの変化を楽しめる一枚です。ほうじ茶や辛口のスパークリングワイン、フルーティーなエール系のビールなど、多様な飲み物とのペアリングもおすすめです。
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野鳥保護区レゼルバ・ソルサルを囲むカカオ農園から集めたカカオ豆です。酸味と苦味のバランスを工夫し、ドイツの伝統菓子フォレノワールを彷彿とさせる味わいに仕上がりました。おすすめのペアリングはほうじ茶、辛口のスパークリングワイン、フルーティーなエール系のビールなど。
5位 ハシエンダ・アズール, コスタリカ 70%
5位はクラシックな味わいが人気の「ハシエンダ・アズール, コスタリカ 70%」。酸味が少なくまろやかな味わいが特徴です。
口に入れるとコクのあるミルクティーの甘味やキャラメリゼしたアーモンドの香ばしさが広がります。最後には、ふわっと生姜の香りを感じ、後味はさっぱりとした印象。カカオ分70%でも甘く感じられるので、お子さまや苦味や酸味のあるチョコレートが苦手な方にもおすすめです。
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コスタリカの中央部カルタゴ州にある、活火山で知られるトゥリアルバ近くの「ハシエンダ・アズール」という小さな家族経営の農園で作られたオーガニック・カカオ豆。終盤にかけて徐々に高まるフレーバーの変化が特徴で、紅茶や青茶(半発酵茶)に合わせると更に風味が楽しめます。
全体的に親しみやすい味わいのチョコレートがランキングに入りましたが、まずは1位の「ワンプゥ, ホンジュラス 70%」や2位の「マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%」など食べやすいものから味わい、その後これからご紹介するちょっと個性的なものやシーンに合わせたチョコレートを選ぶ方が多い印象です。
その他のチョコレートのご紹介
ダンデライオン・チョコレートでは、この他にもさまざまなフレーバーのチョコレートバーをご用意しています。フルーティーでユニークな味わいのものにも、ぜひ挑戦してみてください。
ベンチェ, ベトナム 70%
ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーのなかでは最も酸味があってフルーティーな味わいの「ベンチェ, ベトナム 70%」。カカオ豆本来の果実味を活かしたフレーバーは、浅煎りのコーヒーやホットミルク、ミディアムボディの赤ワインと相性抜群です。
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ココナッツの生産地として有名なベトナム・ベンチェ省のアグリフォレスト農園で、ヤシの木陰を利用して育てられた「マルゥ」のカカオ豆です。丁寧な発酵作業によって育まれた明るく芳香なフレーバーが特徴的です。おすすめのペアリングは、浅煎りのコーヒーやホットミルク、ミディアムボディの赤ワイン。
コスタ・エスメラルダス, エクアドル 70%
濃厚でしっかりとしたカカオ感とアメリカンチェリーのような甘酸っぱさを一緒に感じられるリッチな味わいの「コスタ・エスメラルダス, エクアドル 70%」。意外にもビールとの相性が良く、軽めのエール系か重めのスタウト系、お好みのものを合わせていただけます。
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エクアドル北岸に近いフレディ・サラザールの農園で作られたカカオ豆です。開発を担当したエリックはこの農園を訪れた際、収穫から乾燥に至る品質へのこだわりに感銘を受け、こってりとした甘みと果実味を感じる味わいに仕上げました。軽めか重めのビールとのペアリングがおすすめです。
ソルサル・エステート, ドミニカ共和国 70%
ランキング4位の「ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%」と同じ生産者ですが別のカカオ豆を使用した「ソルサル・エステート, ドミニカ共和国 70%」。こちらは全体的に乳酸味やほろ苦い果実の香りが特徴で、レモンティーやシードルなど爽やかな飲み物とのペアリングがおすすめです。
ソルサル・カカオが高湿度の多雨林の中で育てたこのカカオ豆は、製造工程ごとに多様なフレーバーに変化するのが魅力。その香りを余すことなくチョコレートに閉じ込めました。レモンティーやシードルなど爽やかな飲み物と合わせるのがおすすめです。
カアボン, グアテマラ 70%
フルーティーなタイプのチョコレートバーでも、白ワインのようなフレーバーが特徴の「カアボン, グアテマラ 70%」。フレッシュなマスカットやヨーグルトの乳酸味は、アルコール度数の高いブランデーやウイスキーとの相性抜群です。
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グアテマラのアルタ・ベラパス県にあるカアボンで収穫されたこのオーガニック・カカオ豆は、通常2倍近く大きいのが特徴。生のカカオ豆に感じる繊細なワインの香りを引き出すためにローストを工夫しました。ウイスキーやブランデーなど、アルコール度数が高いものとのペアリングがおすすめです。
ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーは気分やシチュエーション、贈る相手に合わせてお選びいただけます。ぜひさまざまなフレーバーのチョコレートをお試しください。みなさまのお気に入りのチョコレートバーが見つかりますように!
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