高カカオ(ハイカカオ)チョコレートはなぜ体にいい?その特徴と効能
近年、健康にいい食材として話題のハイカカオチョコレート。ダークチョコレートとも呼ばれ、一般的なチョコレートよりも栄養効果が高いといわれています。
ハイカカオチョコレートとは具体的にどのようなチョコレートのことを指し、どのような効能が期待できるのでしょうか。ここでは、ハイカカオチョコレートについて詳しくご紹介します。
ハイカカオチョコレートってどんなチョコ?
ハイカカオチョコレートには、実ははっきりとした定義はありません。しかし、一般的にはカカオの含有率が70%以上のチョコレートが、ハイカカオチョコレートとして分類されることが多いです。
一般的なチョコレートのカカオ含有率は30~50%程度で、砂糖やミルクなどを配合することで甘さを出しています。一方のハイカカオチョコレートは、砂糖やミルクなどの量が少ない分、主原料であるカカオ特有の味わいが強く、甘さがやや控えめな点が大きな特徴です。
ハイカカオチョコレートに期待できる効能
ハイカカオチョコレートには、カカオに含まれるカカオポリフェノールが豊富です。カカオポリフェノールは、健康面にさまざまな効果が期待できるといわれています。
続いては、ハイカカオチョコレートの効能にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
【便通改善】
カカオポリフェノールには腸内環境を整え、便通改善を促す食物繊維が豊富です。定期的に適量摂取することで、便秘の改善や予防につながるでしょう。
【美容効果】
人の体は、体内が酸化することで老化が進みます。カカオポリフェノールは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持ち、肌を若々しく保ったり、血をさらさらにしたりするエイジングケア効果もあるとされています。
【普通のチョコレートよりも低糖質】
一般的なチョコレートより糖質を抑えられる点も、ハイカカオチョコレートの魅力。カカオにはテオブロミンという苦味成分が含まれており、この成分には脂肪分解作用があるといわれています。また、カカオポリフェノールには、脂肪の蓄積を抑制する働きも。
砂糖やミルクの配合が抑えられているため、お菓子類を控えたいダイエット中の方にもハイカカオチョコレートはおすすめです。
【認知症予防の可能性も】
カカオポリフェノールには、アルツハイマー型認知症や認知機能との関連性があるとされているBDNF(脳由来神経栄養因子)に働きかけて、脳の認知機能を高めるという研究報告もあります。
BDNFは脳にとって重要な栄養分ともいわれており、加齢とともに減少していくといいます。認知機能の向上によって、記憶力アップや認知症予防につながる可能性があるでしょう。
チョコレートバー各種
シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。
個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。
ハイカカオチョコレートにも注意点はある?
ここまでご紹介したとおり、健康メリットが多いハイカカオチョコレートですが、だからといってたくさん食べてもいいわけではありません。ハイカカオチョコレートを食べる上で、下記のように注意したいこともあります。
【脂質は普通のチョコレートより多め】
ハイカカオチョコレートはカカオの含有量が多い分、脂質も多くなります。一般的なチョコレートより1.2~1.5倍の脂質があるハイカカオチョコレートもあり、相対的にカロリーは高めです。
では、どれくらい食べてもいいのかというと、菓子・嗜好飲料の目安量は1日200kcal程度(厚生労働省・農林水産省「食事バランスガイド」より)とされており、ハイカカオチョコレートは30gでおよそ180kcal相当。ほかに間食として食べている物もあることを踏まえると、それを超える量は控えたほうがいいでしょう。
また、利尿作用や興奮作用、気管支拡張作用のあるカフェインやテオブロミンといった成分も一般的なチョコレートより多く含まれるため、食べすぎには注意が必要なほか、場合によってはアレルギー反応を起こす方もいます。
【添加物には注意を!】
ハイカカオチョコレートを選ぶときは、原材料を見て、カカオ以外の添加物が入っているかを確認することが重要です。特に注目したいのが、植物性油脂や乳化剤。
保存性を高めたり、口当たりを良くしたりするために利用されているものですが、こうした添加物が多いとアレルギー反応などが出る可能性もあるため、注意が必要です。
頭痛やじんましん、花粉症、アトピー、便秘、下痢といった不調が出やすい人は特に気をつけましょう。
ただ、ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーの原材料は、カカオ豆ときび砂糖のみ。添加物不使用なので、安心してお召し上がりいただけます。
どれがいい? ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーの選び方
ダンデライオン・チョコレートでは、様々な種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。どれをチョイスすればいいか迷っている人に、それぞれの味わいについて詳しく解説します。
ダンデライオン・チョコレートでは、様々な種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。どれ...
ハイカカオチョコレートを食べるのにおすすめのシーン
ハイカカオチョコレートは、食べすぎにさえ注意すればいつ食べてもOK。ただ、よりおいしく召し上がっていただける、おすすめのタイミングがあります。
【コーヒーブレイクに】
仕事や家事の合間に落ち着きたいとき、コーヒーや紅茶といっしょにハイカカオチョコレートを楽しむのはいかがでしょうか。
カカオ含有量が70%以上のハイカカオチョコレートは、苦味のあるチョコレートが苦手な方でも甘さを感じられるバランスで作られています。そのため、お茶のお供としておすすめです。
なお、ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーの多くは、カカオ含有率70%です。
【晩酌に】
チョコレートは、ワインやウィスキー、ブランデー、コニャックといったお酒とよく合います。
ハイカカオチョコレートなら、まず一片食べて、口の中に風味が残っているタイミングでお酒を飲むのが◎。チョコレートの苦味がお酒の甘さを引き立ててくれます。
好みのハイカカオチョコレートの風味を探してみよう
カカオ含有率の高さゆえに、チョコレートの栄養がたっぷり詰まったハイカカオチョコレート。しかし、ただ栄養価が高いだけでなく、普通のチョコレート以上に商品ごとの酸味や香りはさまざまで、多様な味わいを楽しめる物でもあります。
いくつか食べ比べてみて、自分好みのハイカカオチョコレートを見つけてみてはいかがでしょうか。
【監修】管理栄養士 清水加奈子
チョコレートバー各種
シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。
個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。