ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーは、カカオ豆の選別からチョコレートバーになるまでの製造をひとつのファクトリーで行う、「Bean to Bar」と呼ばれる製造方法で作っています。
1種類のカカオの産地からなる「シングルオリジン」(単一品種)で、原材料はカカオ豆ときび砂糖のみというシンプルさが特徴です。
ダンデライオン・チョコレートでは現在7種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。フレーバーの傾向を大きく4つに分類(①リッチ&クラシック ②シンプル&チャーミング ③ユニーク&サプライズ ④ハイカカオ&ビター)してご案内していますので、どれをチョイスすればいいか迷っている人に、それぞれの味わいについて詳しくご紹介しましょう。
また、「酸味」「苦味」といったチョコレートバーの説明で登場する風味が、実際どのようなものなのかについても解説します。
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ワンプゥ, ホンジュラス 70%
フレーバーイメージ:①リッチ&クラシック
・初めて購入される方におすすめ
・明るく華やか
・濃厚なチョコレート感からムースのような軽くさっぱりとした味わい
・酸味と果実味のなかにハーブ感
モスキーティア地方にあるリオ・プラタノ生物圏保護区で2020年に収穫されたカカオ豆を使用。濃厚でナッツ感のあるチョコレートの味わいとともに、酸味と果実味のなかにハーブ感のあるオレンジフラワーティーを彷彿とさせる、明るく華やかな印象のチョコレートバーです。
食べやすく親しみやすい風味なので、ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーを初めて購入される方や、お子さんにもおすすめ。家族のおやつタイムに気軽に取り入れられる一枚です。
マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%
フレーバーイメージ:②シンプル&チャーミング
・初めて購入される方におすすめ
・ダークミルクチョコレートのまろやかな味わい
・ダージリンティーやシードルに合う
中央アメリカの北東部にある国、ベリーズで2022年に収穫されたカカオ豆を使用。チョコレートケーキにクリームチーズとレッドベリーがトッピングされたものを、フォークに少しずつ全部のせて口に入れた時のような味わいが感じられます。
苦味はほとんど感じられず、ほど良い酸味のため、こちらも初めてダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーを食べる人におすすめ。
女性やお子さんへのプレゼントにしても喜ばれそうです。
ソルサル・エステート, ドミニカ共和国 70%
フレーバーイメージ:③ユニーク&サプライズ
・しっとりとしたクリームチーズの乳味
・タイムのようなすっきりとしたハーブ感
・次々と変化する味わいを楽しめる
・レモンティーやシードルなど爽やかな飲み物に合う
上記「ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%」と同じ生産者ソルサル・カカオが手掛ける、自社私有地の山中で育てたカカオ豆を使用。次々と異なるフレーバーがはっきりと現れるのが特徴で、クリームチーズのようなしっとりとした乳味からタイムのすっきりとしたハーブ感、中盤から終盤にかけてはグレープフルーツピールのようなフレッシュな果実味とほろ苦さを感じられます。レモンティーやシードルなど、爽やかな飲み物とのペアリングがおすすめです。
カアボン, グアテマラ 70%
フレーバーイメージ:③ユニーク&サプライズ
・香ばしくキャラメリゼしたナッツ
・ドライいちじくのような濃厚な果実味
・すっきりとしたコーヒーや紅茶に合う
グアテマラ産カカオ豆は通常の2倍近い大きさなのが特徴。香ばしくキャラメリゼしたナッツやドライいちじく、そしてほのかに香り豊かなブランデーのフレーバーを感じられます。
おやつ感覚で、気軽に好きなタイミングで食べていただけます。甘めのフレーバーティーやカフェオレとのペアリングがおすすめです。
ベンチェ, ベトナム 70%
ワンプゥ, ホンジュラス 85%
フレーバーイメージ:④ハイカカオ&ビター
・カカオ分85%以上のチョコレートを初めて召し上がる方におすすめ
・まろやかでミルキーな味わい
・一息つくティータイムやコーヒーブレイクに
・カフェラテや浅煎りのコーヒーと合う
上で紹介した「ワンプゥ, ホンジュラス 70%」と同じカカオ豆を使った、カカオ分85%のチョコレートバー。
カカオ分85%のチョコレートバーを初めて手に取る方にも食べやすいよう、全体的に柔らかくミルキーで、芳醇なナッツの風味が強く、プラリネのような味わいを感じられるように仕上げています。
ちょっと一息つくティータイムや仕事中、カフェラテや浅煎りのコーヒー、緑茶などと合わせるのがおすすめです。
チョコレートの「酸味」と「苦味」とは、どういう感覚?
チョコレートの味を表現するときによく使われる「酸味」と「苦味」。
言葉だけ聞くと、一般的な「すっぱい」「苦い」といった味を思い浮かべますが、チョコレートに関してはもう少し複雑な味を表現しています。
【酸味】
チョコレートの酸味は、果実感の中でも柑橘系、ベリー系などさまざま。また、ヨーグルトのような乳酸味や、酢酸味もあります。思わず口をすぼませてしまう「すっぱい」だけではない、さまざまな酸味の種類を感じることができるでしょう。
【苦味】
苦味は、カカオ含有量が多いチョコレートで多く使われる表現で、「ビター」と表現されることもあります。カカオ含有量が多い=苦味が強い、ということではなく、カカオのフレーバーをより強く感じることができるでしょう。
カカオの味わいや香りを楽しんで
カカオ豆は、生産地や収穫年の気候、作り手によって味わいや香りが変わる上、食べる人によって感じられるフレーバーが違うもの。
ご紹介した特徴を参考に、自分の感性に合ったチョコレートバー探しを楽しんでみてください。