どれが好き?ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとは
ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーは、カカオ豆の選別からチョコレートバーになるまでの製造をひとつのファクトリーで行う、「Bean to Bar」と呼ばれる製造方法で作っています。
1種類のカカオの産地からなる「シングルオリジン」(単一品種)で、原材料はカカオ豆ときび砂糖のみというシンプルさが特徴です。
ダンデライオン・チョコレートでは現在11種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。フレーバーの傾向を大きく4つに分類(①リッチ&クラシック ②シンプル&チャーミング ③ユニーク&サプライズ ④ハイカカオ&ビター)してご案内していますので、どれをチョイスすればいいか迷っている人に、それぞれの味わいについて詳しくご紹介しましょう。
また、「酸味」「苦味」といったチョコレートバーの説明で登場する風味が、実際どのようなものなのかについても解説します。
ワンプゥ, ホンジュラス 70%
フレーバーイメージ:①リッチ&クラシック
・初めて購入される方におすすめ
・明るく華やか
・濃厚なチョコレート感からムースのような軽くさっぱりとした味わい
・酸味と果実味のなかにハーブ感
モスキーティア地方にあるリオ・プラタノ生物圏保護区で2020年に収穫されたカカオ豆を使用。濃厚でナッツ感のあるチョコレートの味わいとともに、酸味と果実味のなかにハーブ感のあるオレンジフラワーティーを彷彿とさせる、明るく華やかな印象のチョコレートバーです。
食べやすく親しみやすい風味なので、ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーを初めて購入される方や、お子さんにもおすすめ。家族のおやつタイムに気軽に取り入れられる一枚です。
マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%
ハシエンダ・アズール, コスタリカ 70%
ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%
フレーバーイメージ:①リッチ&クラシック
・甘酸っぱいチェリーのフルーティーな酸味
・爽やかなサワークリームの乳酸味
・ドイツの伝統菓子フォレノワールをイメージ
・ほうじ茶やアルコールなどさまざまな飲み物に合う
ダンデライオン・チョコレートが最も多く使っている、2018年に収穫されたドミニカ共和国産のカカオ豆を使用。口に入れると甘酸っぱいチェリーの酸味とサワークリームのような爽やかな乳酸味を感じるとともに、後半にはチョコレートシフォンケーキのような軽いカカオ感が口の中に広がり、ドイツの伝統菓子フォレノワールを彷彿とさせる味わいです。ほうじ茶や辛口のスパークリングワイン、フルーティーなエール系のビールなど、多様な飲み物とのペアリングもおすすめです。
ソルサル・エステート, ドミニカ共和国 70%
フレーバーイメージ:③ユニーク&サプライズ
・しっとりとしたクリームチーズの乳味
・タイムのようなすっきりとしたハーブ感
・次々と変化する味わいを楽しめる
・レモンティーやシードルなど爽やかな飲み物に合う
上記「ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%」と同じ生産者ソルサル・カカオが手掛ける、自社私有地の山中で育てたカカオ豆を使用。次々と異なるフレーバーがはっきりと現れるのが特徴で、クリームチーズのようなしっとりとした乳味からタイムのすっきりとしたハーブ感、中盤から終盤にかけてはグレープフルーツピールのようなフレッシュな果実味とほろ苦さを感じられます。レモンティーやシードルなど、爽やかな飲み物とのペアリングがおすすめです。
カアボン, グアテマラ 70%
ベンチェ, ベトナム 70%
フレーバーイメージ:③ユニーク&サプライズ
・セミドライのアプリコットのような果実味
・香ばしいジンジャーブレッド
・酸味強め
・浅煎りのコーヒーやミディアムボディの赤ワインとの相性が良い
ベトナムのチョコレートメーカーでもあるマルゥから購入したカカオ豆を使用。ダンデライオン・チョコレートで販売しているチョコレートバーのなかでは最も酸味があってフルーティーで、セミドライのアプリコットのような柔らかな甘酸っぱさに加え、香ばしいジンジャーブレッド、ほのかに甘いキャラメルのフレーバーも楽しめます。浅煎りのコーヒーやホットミルク、ミディアムボディの赤ワインとよく合います。
ハシエンダ・アズール, コスタリカ 85%
ワンプゥ, ホンジュラス 85%
フレーバーイメージ:④ハイカカオ&ビター
・ハイカカオでもジャスミンのようなフローラル感
・カカオ分85%以上のチョコレートを初めて召し上がる方におすすめ
・朝の時間帯や、夜のゆったりとした時間にも
・緑茶や黒豆茶に合う
上で紹介した「ワンプゥ, ホンジュラス 70%」と同じカカオ豆を使った、カカオ分85%のチョコレートバー。
華やかでフローラルな香りのカカオ豆の特徴を活かし、繊細なジャスミンのような香りをより深く感じる味わいに仕上げています。
朝の時間帯に緑茶や黒豆茶と一緒にすっきりと、またゆったりとした時間にもぴったりです。
アンバンジャ, マダガスカル 70%
コスタ・エスメラルダス, エクアドル 70%
チョコレートの「酸味」と「苦味」とは、どういう感覚?
チョコレートの味を表現するときによく使われる「酸味」と「苦味」。
言葉だけ聞くと、一般的な「すっぱい」「苦い」といった味を思い浮かべますが、チョコレートに関してはもう少し複雑な味を表現しています。
【酸味】
チョコレートの酸味は、果実感の中でも柑橘系、ベリー系などさまざま。また、ヨーグルトのような乳酸味や、酢酸味もあります。思わず口をすぼませてしまう「すっぱい」だけではない、さまざまな酸味の種類を感じることができるでしょう。
【苦味】
苦味は、カカオ含有量が多いチョコレートで多く使われる表現で、「ビター」と表現されることもあります。カカオ含有量が多い=苦味が強い、ということではなく、カカオのフレーバーをより強く感じることができるでしょう。
カカオの味わいや香りを楽しんで
カカオ豆は、生産地や収穫年の気候、作り手によって味わいや香りが変わる上、食べる人によって感じられるフレーバーが違うもの。
ご紹介した特徴を参考に、自分の感性に合ったチョコレートバー探しを楽しんでみてください。