OUR DAYS

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【コッペパン】昔ながらの優しい味わいにカカオの風味をのせて

【コッペパン】昔ながらの優しい味わいにカカオの風味をのせて

月に1度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。定番商品の最後にご紹介するのは、日本人にはなじみ深い「コッペパン」です。どこか懐かしい印象のコッペパンを、ダンデライオン・チョコレートらしくアレンジ。カカオニブを使ったニブシュガーとバターをのせ、優しい味わいは残しつつもカカオの香りをたっぷり楽しめる一品です。今回もコッペパンのあらましと、開発担当者であるファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートのコッペパンのこだわりについて解説します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 <これまでの記事>●【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!●【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品●【クロワッサン・オ・ザマンド】チョコレートを存分に楽しむ工夫が肝 日本で生まれ、100年以上愛されているコッペパン 日本生まれのコッペパンが誕生したのは、1919年(大正8年)。アメリカでパンの製造技術を学んだ田辺玄平(たなべげんぺい)という人物が、日本陸軍へ納入するために開発した物が現在のコッペパンの原型といわれています。この田辺という人物、保存可能なドライイーストを完成させ、日本におけるパン文化の進化を後押しした立役者でもあります。コッペパンという名前の由来には諸説あり、現在有力視されているのは次の2つ。「切った」という意味のフランス語「coupe(クペ)」がなまって「コッペ」となった説と、ドイツ語で「山形」を意味する「koppe(コッペ)」が語源になっている説です。どちらが正確なものかはわかりませんが、「コッペ」という響きがかわいらしく、思わず口に出したくなる名前ですよね。 大正時代に生まれたコッペパンは、戦時中は配給品に限られていて、広く全国で認知されるようになったのは戦後しばらく経ってからのことでした。きっかけは、学校給食です。コッペパンは、1950年(昭和25年)に学校給食がスタートすると同時に提供されるようになりました。日本が食糧難にあった戦後間もない時期、進駐軍から大量の小麦粉と脱脂粉乳が放出されたこともあり、子どもたちの健康を考えて栄養価の高いコッペパンが採用されたそうです。 コッペパンがさまざまに進化していった近年 1960年後半には、コッペパンを油で揚げて砂糖をまぶした揚げパンが登場。甘くておいしいパンが子どもたちのあいだで大人気となりました。大人がコッペパンと聞いて懐かしい気持ちになるのは、学校給食として身近な存在だったことが大きく影響しているのかもしれませんね。見た目も味もシンプルなコッペパンは、さまざまなアレンジがきくのが魅力。そのまま食べるのはもちろん、近年は学校給食でおなじみの揚げパンを販売する専門店もあるほど。これ以外にも、コロッケや焼きそば、スパゲティなどを挟んだ総菜パン、つぶあんとマーガリンの他、ジャム、ピーナッツバターを挟んだ菓子パン、さらには生地に黒糖やレーズンを練り込んで焼き上げた物など、そのラインナップはバラエティに富んでいます。 ダンデライオン・チョコレートのコッペパンも、昔ながらのコッペパンらしさを残しつつ独自のアレンジを加えています。どのようなコッペパンになっているのか、辻シェフに紹介してもらいましょう。 ニブシュガーとバターの優しい香りに包まれるモダンなコッペパン ころっとした丸いフォルムに、カカオニブときび砂糖を混ぜたニブシュガーがかかったダンデライオン・チョコレートのコッペパン。これも、辻シェフが発案しました。「サンフランシスコ本店で作られているクイニーアマンのカカオニブの使い方を見て、それを応用できないかな、と思い作ってみました。コッペパンを焼くときに生地の上部に切れ込みを入れ、そこに北海道産の無塩バターを落とし、その上からニブシュガーをたっぷりかけて焼き上げています。召しあがっていただくと、バターとニブシュガーの風味をしっかり感じていただけると思います」 シンプルなパンだからこそ、生地自体のおいしさにもこだわりが。「コッペパンということで、学校給食に出てくるパンをイメージして作りました。生地にはほんの少し砂糖を足していますので、ほのかな甘みを楽しんでいただけると思います。ただ、油分などは一切加えていないので、一般的なコッペパンと比べると外側は比較的しっかりとした焼き上がりになっています。その分、内側のフワフワ感がより感じられるようになっていますよ」コッペパンというと、薄皮で全体的にフワッとしている印象ですが、ダンデライオン・チョコレートのコッペパンは、中はしっとりフワフワな一方、表面は厚みがあってしっかり。それが食べ応えにつながっています。「個人的には、牛乳との相性がすごく良いパンに仕上がったかなと思っています。給食で食べていたときと同じような感覚で、食事のお供として、おやつとして召しあがっていただけるとうれしいです」 ダンデライオン・チョコレートのコッペパンを食卓に 「日本人が好むパンの食感を意識した」と辻シェフが話すとおり、モチモチとしたパンとしての食べ応えと優しい甘みが魅力の、ダンデライオン・チョコレートのコッペパン。お子さんのおやつにおすすめなのはもちろん、シンプルな味わいは朝食、昼食、夕食と、あらゆるシーンで活躍すると思いますよ。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【コッペパン】昔ながらの優しい味わいにカカオの風味をのせて

月に1度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。定番商品の最後にご紹介するのは、日本人にはなじみ深い「コッペパン」です。どこか懐かしい印象のコッペパンを、ダンデライオン・チョコレートらしくアレンジ。カカオニブを使ったニブシュガーとバターをのせ、優しい味わいは残しつつもカカオの香りをたっぷり楽しめる一品です。今回もコッペパンのあらましと、開発担当者であるファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートのコッペパンのこだわりについて解説します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 <これまでの記事>●【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!●【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品●【クロワッサン・オ・ザマンド】チョコレートを存分に楽しむ工夫が肝 日本で生まれ、100年以上愛されているコッペパン 日本生まれのコッペパンが誕生したのは、1919年(大正8年)。アメリカでパンの製造技術を学んだ田辺玄平(たなべげんぺい)という人物が、日本陸軍へ納入するために開発した物が現在のコッペパンの原型といわれています。この田辺という人物、保存可能なドライイーストを完成させ、日本におけるパン文化の進化を後押しした立役者でもあります。コッペパンという名前の由来には諸説あり、現在有力視されているのは次の2つ。「切った」という意味のフランス語「coupe(クペ)」がなまって「コッペ」となった説と、ドイツ語で「山形」を意味する「koppe(コッペ)」が語源になっている説です。どちらが正確なものかはわかりませんが、「コッペ」という響きがかわいらしく、思わず口に出したくなる名前ですよね。 大正時代に生まれたコッペパンは、戦時中は配給品に限られていて、広く全国で認知されるようになったのは戦後しばらく経ってからのことでした。きっかけは、学校給食です。コッペパンは、1950年(昭和25年)に学校給食がスタートすると同時に提供されるようになりました。日本が食糧難にあった戦後間もない時期、進駐軍から大量の小麦粉と脱脂粉乳が放出されたこともあり、子どもたちの健康を考えて栄養価の高いコッペパンが採用されたそうです。 コッペパンがさまざまに進化していった近年 1960年後半には、コッペパンを油で揚げて砂糖をまぶした揚げパンが登場。甘くておいしいパンが子どもたちのあいだで大人気となりました。大人がコッペパンと聞いて懐かしい気持ちになるのは、学校給食として身近な存在だったことが大きく影響しているのかもしれませんね。見た目も味もシンプルなコッペパンは、さまざまなアレンジがきくのが魅力。そのまま食べるのはもちろん、近年は学校給食でおなじみの揚げパンを販売する専門店もあるほど。これ以外にも、コロッケや焼きそば、スパゲティなどを挟んだ総菜パン、つぶあんとマーガリンの他、ジャム、ピーナッツバターを挟んだ菓子パン、さらには生地に黒糖やレーズンを練り込んで焼き上げた物など、そのラインナップはバラエティに富んでいます。 ダンデライオン・チョコレートのコッペパンも、昔ながらのコッペパンらしさを残しつつ独自のアレンジを加えています。どのようなコッペパンになっているのか、辻シェフに紹介してもらいましょう。 ニブシュガーとバターの優しい香りに包まれるモダンなコッペパン ころっとした丸いフォルムに、カカオニブときび砂糖を混ぜたニブシュガーがかかったダンデライオン・チョコレートのコッペパン。これも、辻シェフが発案しました。「サンフランシスコ本店で作られているクイニーアマンのカカオニブの使い方を見て、それを応用できないかな、と思い作ってみました。コッペパンを焼くときに生地の上部に切れ込みを入れ、そこに北海道産の無塩バターを落とし、その上からニブシュガーをたっぷりかけて焼き上げています。召しあがっていただくと、バターとニブシュガーの風味をしっかり感じていただけると思います」 シンプルなパンだからこそ、生地自体のおいしさにもこだわりが。「コッペパンということで、学校給食に出てくるパンをイメージして作りました。生地にはほんの少し砂糖を足していますので、ほのかな甘みを楽しんでいただけると思います。ただ、油分などは一切加えていないので、一般的なコッペパンと比べると外側は比較的しっかりとした焼き上がりになっています。その分、内側のフワフワ感がより感じられるようになっていますよ」コッペパンというと、薄皮で全体的にフワッとしている印象ですが、ダンデライオン・チョコレートのコッペパンは、中はしっとりフワフワな一方、表面は厚みがあってしっかり。それが食べ応えにつながっています。「個人的には、牛乳との相性がすごく良いパンに仕上がったかなと思っています。給食で食べていたときと同じような感覚で、食事のお供として、おやつとして召しあがっていただけるとうれしいです」 ダンデライオン・チョコレートのコッペパンを食卓に 「日本人が好むパンの食感を意識した」と辻シェフが話すとおり、モチモチとしたパンとしての食べ応えと優しい甘みが魅力の、ダンデライオン・チョコレートのコッペパン。お子さんのおやつにおすすめなのはもちろん、シンプルな味わいは朝食、昼食、夕食と、あらゆるシーンで活躍すると思いますよ。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【クロワッサン・オ・ザマンド】チョコレートを存分に楽しむ工夫が肝

【クロワッサン・オ・ザマンド】チョコレートを存分に楽しむ工夫が肝

月に1度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。今回は「クロワッサン・オ・ザマンド」を紹介します。クロワッサン・オ・ザマンドは、シロップにつけたクロワッサン生地に、アーモンドクリームを挟んだ物。パン屋さんに並ぶ、クロワッサンをつぶしたような形に見覚えがある人もいるのではないでしょうか。ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」で最初に開発されたのが、このクロワッサン・オ・ザマンドです。今回は、一般的なクロワッサン・オ・ザマンドとはどういう物か解説いたします。また、ファクトリー&カフェ蔵前の辻舞(つじ まい)シェフも思い入れがあるという、ダンデライオン・チョコレートのクロワッサン・オ・ザマンドについてもご紹介します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 <これまでの記事>●【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!●【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品 フードロス問題から生まれたクロワッサン・オ・ザマンド クロワッサンをアレンジした菓子パン、クロワッサン・オ・ザマンド。ふんわりサクサクのクロワッサンとは異なり、平たくつぶれた見た目と、シロップを含んだしっとりとした食感が特徴です。実は、このクロワッサン・オ・ザマンドが誕生したきっかけには、フードロス問題があるといわれています。焼き立てのクロワッサンは生地がサクサクで、それがおいしさの理由のひとつ。しかし、そのサクサク感は時間の経過とともに失われてしまうため、長時間店頭に並べておくことができません。とはいえ、食べられなくなったわけではないので、余ったクロワッサンを無駄にせず、おいしく食べられるようにと考案されたのが、クロワッサン・オ・ザマンドなのです。 クロワッサン以外にどのような素材が使われているかというと、お店によって多少の違いはありますが、シロップやラム酒に浸したクロワッサンでアーモンドクリームを挟み、さらに上からもアーモンドクリームをかけて焼き上げるのが一般的。シロップに浸した内側はしっとり、表面はカリッと香ばしい仕上がりに虜になってしまう人も多いのだとか。アーモンドクリームの量や使っているシロップ、元々のクロワッサンの味によっても、まったく異なる味わいとなるので、いろいろなお店のクロワッサン・オ・ザマンドを食べ比べてみるのもおもしろそうです。では、ダンデライオン・チョコレートのクロワッサン・オ・ザマンドはどのように誕生したのか、開発を担当した辻シェフが紹介します。 チョコレートの味わいを楽しめるよう、重たくなりすぎないようにする工夫も そもそもは、フードロス対策として作られたクロワッサン・オ・ザマンドですが、今ではそれを作るためにクロワッサンを焼いているお店もあるほど人気のパン。ダンデライオン・チョコレートのクロワッサン・オ・ザマンドは、「パン詰め合わせ」の中で最初に開発された物です。「もともとは、以前あった鎌倉店の限定メニューとして開発をしたことがある商品です。鎌倉には外で朝食を食べる文化があることから、朝食にもなるパンとチョコレートをイメージしたペストリーを考えました。当時、店舗に来れないと食べれない商品として、よりシンプルでダイレクトにチョコレートの良さを表現する為、トーストしたクロワッサンにパリパリのチョコレートをサンドしたものを販売することに決まり、私も好きな商品でしたが同じくらい思い入れのあるザマンドを今回、コロナという状況になり、お家時間を楽しむ為に、という話が出た時に1番最初に頭に浮かびました。」 一般的なクロワッサン・オ・ザマンドは、クロワッサンのあいだにアーモンドクリームを挟んでいますが、ダンデライオン・チョコレートでは、それに加えてチョコレートを挟んでいます。「チョコレートはドミニカ共和国産のカカオを使っています。やはりこだわりのチョコレートですので、その風味やおいしさをしっかりと感じていただきたく、生地の中央に詰め込みました。また、アーモンドクリームには通常よりも細かく砕いたカカオニブを混ぜています。こちらは、噛めば噛むほどカカオの香りが口の中に広がりますので、ダンデライオン・チョコレートならではの味わいを堪能していただける仕上がりになっていると思います」こだわりはチョコレートにとどまらず、クロワッサンを漬け込むシロップにも秘密が。「シロップは市販の物を使わず、オリジナルで作っています。甘くなりすぎないように砂糖を控えめにしているだけでなく、香りづけにフレッシュなレモンのスライスを入れているんです。召しあがったときにレモンの味を感じる方はほぼいらっしゃらないと思うのですが、実はこのレモンがとても重要。というのも、クロワッサン・オ・ザマンドは、使われている材料からもわかるとおり、ボリュームのあるパン。料理をする際にも、塩を少し入れるとクッと締まるようなイメージで、レモンを入れることで少し輪郭が出るような。隠し味程度ではあるものの、あるとないとでは全然違うんですよ」 スタッフも太鼓判を押す人気パン クロワッサン・オ・ザマンドは、ダンデライオン・チョコレートのスタッフのあいだでも大人気のパン。味も大きさもボリューミーなので、朝食として食べるのはもちろん、おやつに少しずつ食べるのもおすすめです。ダンデライオン・チョコレートが自信を持って展開するチョコレートの風味を、存分に味わっていただけるパンになっていますので、ぜひ召しあがってみてください。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【クロワッサン・オ・ザマンド】チョコレートを存分に楽しむ工夫が肝

月に1度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。今回は「クロワッサン・オ・ザマンド」を紹介します。クロワッサン・オ・ザマンドは、シロップにつけたクロワッサン生地に、アーモンドクリームを挟んだ物。パン屋さんに並ぶ、クロワッサンをつぶしたような形に見覚えがある人もいるのではないでしょうか。ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」で最初に開発されたのが、このクロワッサン・オ・ザマンドです。今回は、一般的なクロワッサン・オ・ザマンドとはどういう物か解説いたします。また、ファクトリー&カフェ蔵前の辻舞(つじ まい)シェフも思い入れがあるという、ダンデライオン・チョコレートのクロワッサン・オ・ザマンドについてもご紹介します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 <これまでの記事>●【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!●【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品 フードロス問題から生まれたクロワッサン・オ・ザマンド クロワッサンをアレンジした菓子パン、クロワッサン・オ・ザマンド。ふんわりサクサクのクロワッサンとは異なり、平たくつぶれた見た目と、シロップを含んだしっとりとした食感が特徴です。実は、このクロワッサン・オ・ザマンドが誕生したきっかけには、フードロス問題があるといわれています。焼き立てのクロワッサンは生地がサクサクで、それがおいしさの理由のひとつ。しかし、そのサクサク感は時間の経過とともに失われてしまうため、長時間店頭に並べておくことができません。とはいえ、食べられなくなったわけではないので、余ったクロワッサンを無駄にせず、おいしく食べられるようにと考案されたのが、クロワッサン・オ・ザマンドなのです。 クロワッサン以外にどのような素材が使われているかというと、お店によって多少の違いはありますが、シロップやラム酒に浸したクロワッサンでアーモンドクリームを挟み、さらに上からもアーモンドクリームをかけて焼き上げるのが一般的。シロップに浸した内側はしっとり、表面はカリッと香ばしい仕上がりに虜になってしまう人も多いのだとか。アーモンドクリームの量や使っているシロップ、元々のクロワッサンの味によっても、まったく異なる味わいとなるので、いろいろなお店のクロワッサン・オ・ザマンドを食べ比べてみるのもおもしろそうです。では、ダンデライオン・チョコレートのクロワッサン・オ・ザマンドはどのように誕生したのか、開発を担当した辻シェフが紹介します。 チョコレートの味わいを楽しめるよう、重たくなりすぎないようにする工夫も そもそもは、フードロス対策として作られたクロワッサン・オ・ザマンドですが、今ではそれを作るためにクロワッサンを焼いているお店もあるほど人気のパン。ダンデライオン・チョコレートのクロワッサン・オ・ザマンドは、「パン詰め合わせ」の中で最初に開発された物です。「もともとは、以前あった鎌倉店の限定メニューとして開発をしたことがある商品です。鎌倉には外で朝食を食べる文化があることから、朝食にもなるパンとチョコレートをイメージしたペストリーを考えました。当時、店舗に来れないと食べれない商品として、よりシンプルでダイレクトにチョコレートの良さを表現する為、トーストしたクロワッサンにパリパリのチョコレートをサンドしたものを販売することに決まり、私も好きな商品でしたが同じくらい思い入れのあるザマンドを今回、コロナという状況になり、お家時間を楽しむ為に、という話が出た時に1番最初に頭に浮かびました。」 一般的なクロワッサン・オ・ザマンドは、クロワッサンのあいだにアーモンドクリームを挟んでいますが、ダンデライオン・チョコレートでは、それに加えてチョコレートを挟んでいます。「チョコレートはドミニカ共和国産のカカオを使っています。やはりこだわりのチョコレートですので、その風味やおいしさをしっかりと感じていただきたく、生地の中央に詰め込みました。また、アーモンドクリームには通常よりも細かく砕いたカカオニブを混ぜています。こちらは、噛めば噛むほどカカオの香りが口の中に広がりますので、ダンデライオン・チョコレートならではの味わいを堪能していただける仕上がりになっていると思います」こだわりはチョコレートにとどまらず、クロワッサンを漬け込むシロップにも秘密が。「シロップは市販の物を使わず、オリジナルで作っています。甘くなりすぎないように砂糖を控えめにしているだけでなく、香りづけにフレッシュなレモンのスライスを入れているんです。召しあがったときにレモンの味を感じる方はほぼいらっしゃらないと思うのですが、実はこのレモンがとても重要。というのも、クロワッサン・オ・ザマンドは、使われている材料からもわかるとおり、ボリュームのあるパン。料理をする際にも、塩を少し入れるとクッと締まるようなイメージで、レモンを入れることで少し輪郭が出るような。隠し味程度ではあるものの、あるとないとでは全然違うんですよ」 スタッフも太鼓判を押す人気パン クロワッサン・オ・ザマンドは、ダンデライオン・チョコレートのスタッフのあいだでも大人気のパン。味も大きさもボリューミーなので、朝食として食べるのはもちろん、おやつに少しずつ食べるのもおすすめです。ダンデライオン・チョコレートが自信を持って展開するチョコレートの風味を、存分に味わっていただけるパンになっていますので、ぜひ召しあがってみてください。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品

【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品

月に一度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。今回ピックアップするのは「クイニーアマン」です。バターをふんだんに使い、外はカリッ、中はジューシーな味わいが特徴のクイニーアマン。一般的には焼き菓子のイメージが強いかもしれませんが、ダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンはひと味違います!今回も、一般的なクイニーアマンとはどういう物かを解説しつつ、ファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートで展開するクイニーアマンのこだわりポイントを紹介します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 <これまでの記事>●【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目! クイニーアマンが生まれたのは失敗がきっかけ!? フランス北西部に位置するブルターニュ地方の郷土料理だったというクイニーアマン。それは、クイニーアマンという名称がフランス語ではなく、その地方に伝わるブルターニュ語であることからもうかがえます。クイニー(kouign)はお菓子・ケーキ、アマン(amann)はバターの意味で、直訳すると「バターのお菓子(ケーキ)」。ジャンルとしては焼き菓子になりますが、洋菓子店だけでなくパン屋さんでもクイニーアマンを販売していることがよくあります。そして、このクイニーアマン、ちょっとユニークな理由から誕生したそう。1860年代のフランス・ブルターニュ地方では、小麦粉が不足していた一方、バターは大量にありました。そんな状況の中、とあるパン屋の店主が小麦粉400g、バター300g、砂糖300gという通常のパンでは考えられない配分のパン生地を作ってしまったといいます。明らかに失敗と思われた生地でしたが、処分するのはもったいないと試しに焼いてみたところ、とてもおいしいお菓子が焼き上がった――これがクイニーアマンです。 外はサクサク、中はモチモチがポイント バターの量が多いことから、外側はバターがキャラメル化してサクサクに、内側はモチモチとした弾力のある生地に…と、2つの食感が楽しめるのが特徴のクイニーアマン。バターはブルターニュ地方の特産である有塩バターを用いるのもポイントで、バターの風味と塩味、そして砂糖の甘みのバランスが肝になります。クイニーアマンは、ブルターニュ地方で生まれたパンの中でも、最も長い歴史を持つといわれています。本場ブルターニュ地方では、ホールケーキサイズからポケットサイズまでさまざまな大きさがある他、お店ごとに趣向を凝らしたクイニーアマンが作られているそうです。19世紀頃には、男性が女性にプロポーズするときに、クイニーアマンを贈るという伝統があったのだとか。スイートなエピソードを想像しながら、クイニーアマンを召しあがってみてはいかがでしょうか。続いては、チョコレートを使ったダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンについて、開発を担当したシェフ、辻が紹介します。 サンフランシスコ本店の味をオマージュ 丸くて表面に光沢があるのが一般的なクイニーアマンですが、ダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンは、見た目も味も他と一線を画しています。その秘密は、ダンデライオン・チョコレート発祥の地であるアメリカ・サンフランシスコにあり…。 「サンフランシスコでは、こういった形状で売られているのが一般的なんだそうです。サンフランシスコのダンデライオン・チョコレート本店で販売しているクイニーアマンもこの形で、表面のへこみの部分にチョコレートのガナッシュが詰まっています。それをオマージュして開発したのがこちらのクイニーアマン。ただ、本国の物とまったく同じにすると、日本人には甘さが強すぎてしまうと思ったんです。それで、ガナッシュは使わず、カカオニブの風味を活かした味わいに仕上げました。」カカオニブとは、チョコレートの原料であるカカオ豆をロースト(焙煎)し、細かく砕いた物。砂糖は一切入っていないので、甘みはまったくなく、苦みと酸味が強く感じられます。【関連記事】●スーパーフード「カカオニブ」とは?ダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンは、このカカオニブを細かく挽き、きび砂糖を加えて作った“ニブシュガー“が味の決め手。「サンフランシスコ本店のクイニーアマンを初めて食べたときに、カカオニブの使い方にすごく衝撃を受けたんです。パンを作る材料のひとつとしてニブシュガーを用いて折り込んだ手法が新鮮で、もちろん味もすごく良かった。それを参考にしながら日本人の味覚に合うようにアレンジしました。砂糖にバニラの香りをつけたバニラシュガーという物がありますが、ニブシュガーはそのカカオニブバージョンといいますか。チョコレートバーで使用している物と同じきび砂糖を使っているので、カカオの風味を引き立てつつ、まろやかで優しい味わいになっています」 そして、生地にはニブシュガーとの相性が良いパイ生地を使用しています。「ニブシュガーはバターと合わせるとよりおいしさが際立つ印象があります。パイ生地というと軽いサクサクとした物をイメージするかもしれませんが、実際はギュッと目の詰まった形にして焼き上げるため、サクサク感はありつつもしっとりとした食感です。生地全体にニブシュガーを練り込んでいるわけではありませんが、最後に生地を伸ばす段階で、表面にしっかりなじませてから成形することで、どこを食べてもニブシュガーの味が楽しめるようにしています」 カカオの香りとバターの味わい、上品な甘さのバランスを楽しんで サンフランシスコ本店で販売されているクイニーアマンを、日本人の味覚に合うようにアレンジした一品。 一般的な物とは形も異なるので、「これがクイニーアマン?」と思われるかもしれませんが、芳醇なカカオの香りとバターの味わい、上品な甘さに、ダンデライオン・チョコレートらしいオリジナリティを感じていただけると思います。ぜひお楽しみください。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【クイニーアマン】形も味も一線を画すオリジナリティあふれる一品

月に一度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。今回ピックアップするのは「クイニーアマン」です。バターをふんだんに使い、外はカリッ、中はジューシーな味わいが特徴のクイニーアマン。一般的には焼き菓子のイメージが強いかもしれませんが、ダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンはひと味違います!今回も、一般的なクイニーアマンとはどういう物かを解説しつつ、ファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートで展開するクイニーアマンのこだわりポイントを紹介します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 <これまでの記事>●【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目! クイニーアマンが生まれたのは失敗がきっかけ!? フランス北西部に位置するブルターニュ地方の郷土料理だったというクイニーアマン。それは、クイニーアマンという名称がフランス語ではなく、その地方に伝わるブルターニュ語であることからもうかがえます。クイニー(kouign)はお菓子・ケーキ、アマン(amann)はバターの意味で、直訳すると「バターのお菓子(ケーキ)」。ジャンルとしては焼き菓子になりますが、洋菓子店だけでなくパン屋さんでもクイニーアマンを販売していることがよくあります。そして、このクイニーアマン、ちょっとユニークな理由から誕生したそう。1860年代のフランス・ブルターニュ地方では、小麦粉が不足していた一方、バターは大量にありました。そんな状況の中、とあるパン屋の店主が小麦粉400g、バター300g、砂糖300gという通常のパンでは考えられない配分のパン生地を作ってしまったといいます。明らかに失敗と思われた生地でしたが、処分するのはもったいないと試しに焼いてみたところ、とてもおいしいお菓子が焼き上がった――これがクイニーアマンです。 外はサクサク、中はモチモチがポイント バターの量が多いことから、外側はバターがキャラメル化してサクサクに、内側はモチモチとした弾力のある生地に…と、2つの食感が楽しめるのが特徴のクイニーアマン。バターはブルターニュ地方の特産である有塩バターを用いるのもポイントで、バターの風味と塩味、そして砂糖の甘みのバランスが肝になります。クイニーアマンは、ブルターニュ地方で生まれたパンの中でも、最も長い歴史を持つといわれています。本場ブルターニュ地方では、ホールケーキサイズからポケットサイズまでさまざまな大きさがある他、お店ごとに趣向を凝らしたクイニーアマンが作られているそうです。19世紀頃には、男性が女性にプロポーズするときに、クイニーアマンを贈るという伝統があったのだとか。スイートなエピソードを想像しながら、クイニーアマンを召しあがってみてはいかがでしょうか。続いては、チョコレートを使ったダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンについて、開発を担当したシェフ、辻が紹介します。 サンフランシスコ本店の味をオマージュ 丸くて表面に光沢があるのが一般的なクイニーアマンですが、ダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンは、見た目も味も他と一線を画しています。その秘密は、ダンデライオン・チョコレート発祥の地であるアメリカ・サンフランシスコにあり…。 「サンフランシスコでは、こういった形状で売られているのが一般的なんだそうです。サンフランシスコのダンデライオン・チョコレート本店で販売しているクイニーアマンもこの形で、表面のへこみの部分にチョコレートのガナッシュが詰まっています。それをオマージュして開発したのがこちらのクイニーアマン。ただ、本国の物とまったく同じにすると、日本人には甘さが強すぎてしまうと思ったんです。それで、ガナッシュは使わず、カカオニブの風味を活かした味わいに仕上げました。」カカオニブとは、チョコレートの原料であるカカオ豆をロースト(焙煎)し、細かく砕いた物。砂糖は一切入っていないので、甘みはまったくなく、苦みと酸味が強く感じられます。【関連記事】●スーパーフード「カカオニブ」とは?ダンデライオン・チョコレートのクイニーアマンは、このカカオニブを細かく挽き、きび砂糖を加えて作った“ニブシュガー“が味の決め手。「サンフランシスコ本店のクイニーアマンを初めて食べたときに、カカオニブの使い方にすごく衝撃を受けたんです。パンを作る材料のひとつとしてニブシュガーを用いて折り込んだ手法が新鮮で、もちろん味もすごく良かった。それを参考にしながら日本人の味覚に合うようにアレンジしました。砂糖にバニラの香りをつけたバニラシュガーという物がありますが、ニブシュガーはそのカカオニブバージョンといいますか。チョコレートバーで使用している物と同じきび砂糖を使っているので、カカオの風味を引き立てつつ、まろやかで優しい味わいになっています」 そして、生地にはニブシュガーとの相性が良いパイ生地を使用しています。「ニブシュガーはバターと合わせるとよりおいしさが際立つ印象があります。パイ生地というと軽いサクサクとした物をイメージするかもしれませんが、実際はギュッと目の詰まった形にして焼き上げるため、サクサク感はありつつもしっとりとした食感です。生地全体にニブシュガーを練り込んでいるわけではありませんが、最後に生地を伸ばす段階で、表面にしっかりなじませてから成形することで、どこを食べてもニブシュガーの味が楽しめるようにしています」 カカオの香りとバターの味わい、上品な甘さのバランスを楽しんで サンフランシスコ本店で販売されているクイニーアマンを、日本人の味覚に合うようにアレンジした一品。 一般的な物とは形も異なるので、「これがクイニーアマン?」と思われるかもしれませんが、芳醇なカカオの香りとバターの味わい、上品な甘さに、ダンデライオン・チョコレートらしいオリジナリティを感じていただけると思います。ぜひお楽しみください。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!

【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!

月に1度、ダンデライオン・チョコレートのファクトリー&カフェ蔵前のキッチンで一つひとつ丁寧に作られたパンをお届けする「パン詰め合わせ」。オンラインストアのみの限定商品となり、ご好評をいただいています。セットの内容は、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)。いずれもチョコレートを主役に、ダンデライオン・チョコレートならではのこだわりが詰まったパンに仕上がっておりますので、ここではこれらを1点ずつご紹介していきます。まずは、パン詰め合わせの中でもファンが多い定番「パン・オ・ショコラ」をピックアップ。一般的なパン・オ・ショコラとはどういう物なのかを解説しつつ、ファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートで展開するパン・オ・ショコラのこだわりポイントを紹介します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 パン・オ・ショコラはフランスの日常に根差した国民的なパン フランスで誕生したパン・オ・ショコラは、「チョコレート入りのパン」という意味で、元々は子どものおやつとしてパンにチョコレートを入れたのが始まりといわれています。しかし、その起源は明確ではなく、フランス国内でも諸説あるそう。クロワッサン生地にチョコレートが入っているため、チョコクロワッサンと同じ物かと思われがちですが、パン・オ・ショコラには「四角く成形したクロワッサン生地の中に、2筋のチョコレートだけが詰められている物」という定義があります。パン・オ・ショコラは、同じクロワッサン生地とチョコレートを使った、菱形や三日月型のチョコクロワッサンとは形が異なりますので、この2つは別物なのです。 ちなみに、フランスでパン・オ・ショコラと呼ぶのは主に北フランスで、フランス南西部では「ショコラティーヌ」と呼ばれています。どちらも同じ物を指しますが、南西部に位置するボルドーやトゥールーズのパン屋さんでパン・オ・ショコラと伝えても取り合ってもらえない可能性がある他、2018年には呼び方をめぐって国民議会に修正案が提出されたこともあるのだとか。実際に議会で取り上げられることはありませんでしたが、このエピソードからも、フランス人がパン・オ・ショコラに対して深い愛情と誇りを持っているのが伝わってきますね。 パン・オ・ショコラは温めて食べるのが本場流 フランスでは、子どもたちのおやつとして食べられる他、朝食や昼食の定番になっているパン・オ・ショコラ。本場フランスでは、クロワッサンの隣で売られているのが一般的です。お店によっては、温めた状態で売られていたり、注文を受けた後にオーブンで温めてから手渡されたりと、温かい状態が最もおいしいとされているんですね。また、パン・オ・ショコラの人気は、フランスだけにとどまりません。フランスに近いヨーロッパ各国はもちろん、イランやカナダ、そして日本と、世界各国で愛されています。中でもアメリカでは、フランス同様に朝食の定番。中のチョコレートがとろけるほど温めることもあるそうですよ。続いては、ダンデライオン・チョコレートのパン・オ・ショコラについて、開発者の辻シェフがご紹介します。 「チョコレートと合わせたときにバランスの良い生地の食感」を求めて試行錯誤 クロワッサン生地とチョコレートというシンプルな組み合わせのパン・オ・ショコラ。ダンデライオン・チョコレートで特にこだわっているのは、やはりチョコレートです。「パン・オ・ショコラで使用しているチョコレートは、ドミニカ共和国産のカカオ豆を使っています。味の特徴としては、かなり主張のあるチョコレートになるため、ヘーゼルナッツプラリネを加えることでカカオ本来のフレーバーを引き出しつつ、全体的に優しい味わいになるように工夫しています」プラリネを加えるのは、味のためだけではありません。「ダンデライオン・チョコレートで使用するチョコレートは、カカオときび砂糖のみで作られています。油分や乳脂肪分を一切加えていないので、そのまま広い範囲に味わいを加えたいと考えた時にチョコレート自体の粘性が高く、パン・オ・ショコラにしたときに固くて食べにくくなってしまいました。プラリネを加えたことによって滑らかさが生まれ口当たりが良くなり、うちが表現したいパン・オ・ショコラになります」さらに、クロワッサン生地にもさまざまな研究を重ねています。「クロワッサン生地は、お店によってさまざまな工夫が凝らされていると思いますが、ダンデライオン・チョコレートでもかなり試行錯誤しました。生地の層が詰まりすぎず、かといってフワフワになりすぎないよう、生地を折る回数を当初いろいろ試しました。中に入れるチョコレートがしっかりしている分、生地の目が詰まっていると重たく感じてしまう一方、生地がフワフワでも食べたときの食感がアンバランスになってしまわないように、主役のチョコレートに合うものを目指して、仕上げました。」 サクサク生地と濃厚なチョコレートのハーモニーを楽しんで 毎月5種類をお届けするダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」の中でも人気を誇るのが、このパン・オ・ショコラ。ご購入いただいた方の多くが「チョコレートがおいしい!」とおっしゃってくださいます。「パン詰め合わせ」のパンは急速冷凍してお届けしますので、ご自宅のトースターで温めて、焼き立てのような状態でお召しあがりいただけます。パン・オ・ショコラのサクサクとした生地と濃厚なチョコレートのハーモニーを、ぜひ堪能してみてください。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【パン・オ・ショコラ】チョコレートと生地の食感バランスに注目!

月に1度、ダンデライオン・チョコレートのファクトリー&カフェ蔵前のキッチンで一つひとつ丁寧に作られたパンをお届けする「パン詰め合わせ」。オンラインストアのみの限定商品となり、ご好評をいただいています。セットの内容は、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)。いずれもチョコレートを主役に、ダンデライオン・チョコレートならではのこだわりが詰まったパンに仕上がっておりますので、ここではこれらを1点ずつご紹介していきます。まずは、パン詰め合わせの中でもファンが多い定番「パン・オ・ショコラ」をピックアップ。一般的なパン・オ・ショコラとはどういう物なのかを解説しつつ、ファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートで展開するパン・オ・ショコラのこだわりポイントを紹介します。 パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。 パン・オ・ショコラはフランスの日常に根差した国民的なパン フランスで誕生したパン・オ・ショコラは、「チョコレート入りのパン」という意味で、元々は子どものおやつとしてパンにチョコレートを入れたのが始まりといわれています。しかし、その起源は明確ではなく、フランス国内でも諸説あるそう。クロワッサン生地にチョコレートが入っているため、チョコクロワッサンと同じ物かと思われがちですが、パン・オ・ショコラには「四角く成形したクロワッサン生地の中に、2筋のチョコレートだけが詰められている物」という定義があります。パン・オ・ショコラは、同じクロワッサン生地とチョコレートを使った、菱形や三日月型のチョコクロワッサンとは形が異なりますので、この2つは別物なのです。 ちなみに、フランスでパン・オ・ショコラと呼ぶのは主に北フランスで、フランス南西部では「ショコラティーヌ」と呼ばれています。どちらも同じ物を指しますが、南西部に位置するボルドーやトゥールーズのパン屋さんでパン・オ・ショコラと伝えても取り合ってもらえない可能性がある他、2018年には呼び方をめぐって国民議会に修正案が提出されたこともあるのだとか。実際に議会で取り上げられることはありませんでしたが、このエピソードからも、フランス人がパン・オ・ショコラに対して深い愛情と誇りを持っているのが伝わってきますね。 パン・オ・ショコラは温めて食べるのが本場流 フランスでは、子どもたちのおやつとして食べられる他、朝食や昼食の定番になっているパン・オ・ショコラ。本場フランスでは、クロワッサンの隣で売られているのが一般的です。お店によっては、温めた状態で売られていたり、注文を受けた後にオーブンで温めてから手渡されたりと、温かい状態が最もおいしいとされているんですね。また、パン・オ・ショコラの人気は、フランスだけにとどまりません。フランスに近いヨーロッパ各国はもちろん、イランやカナダ、そして日本と、世界各国で愛されています。中でもアメリカでは、フランス同様に朝食の定番。中のチョコレートがとろけるほど温めることもあるそうですよ。続いては、ダンデライオン・チョコレートのパン・オ・ショコラについて、開発者の辻シェフがご紹介します。 「チョコレートと合わせたときにバランスの良い生地の食感」を求めて試行錯誤 クロワッサン生地とチョコレートというシンプルな組み合わせのパン・オ・ショコラ。ダンデライオン・チョコレートで特にこだわっているのは、やはりチョコレートです。「パン・オ・ショコラで使用しているチョコレートは、ドミニカ共和国産のカカオ豆を使っています。味の特徴としては、かなり主張のあるチョコレートになるため、ヘーゼルナッツプラリネを加えることでカカオ本来のフレーバーを引き出しつつ、全体的に優しい味わいになるように工夫しています」プラリネを加えるのは、味のためだけではありません。「ダンデライオン・チョコレートで使用するチョコレートは、カカオときび砂糖のみで作られています。油分や乳脂肪分を一切加えていないので、そのまま広い範囲に味わいを加えたいと考えた時にチョコレート自体の粘性が高く、パン・オ・ショコラにしたときに固くて食べにくくなってしまいました。プラリネを加えたことによって滑らかさが生まれ口当たりが良くなり、うちが表現したいパン・オ・ショコラになります」さらに、クロワッサン生地にもさまざまな研究を重ねています。「クロワッサン生地は、お店によってさまざまな工夫が凝らされていると思いますが、ダンデライオン・チョコレートでもかなり試行錯誤しました。生地の層が詰まりすぎず、かといってフワフワになりすぎないよう、生地を折る回数を当初いろいろ試しました。中に入れるチョコレートがしっかりしている分、生地の目が詰まっていると重たく感じてしまう一方、生地がフワフワでも食べたときの食感がアンバランスになってしまわないように、主役のチョコレートに合うものを目指して、仕上げました。」 サクサク生地と濃厚なチョコレートのハーモニーを楽しんで 毎月5種類をお届けするダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」の中でも人気を誇るのが、このパン・オ・ショコラ。ご購入いただいた方の多くが「チョコレートがおいしい!」とおっしゃってくださいます。「パン詰め合わせ」のパンは急速冷凍してお届けしますので、ご自宅のトースターで温めて、焼き立てのような状態でお召しあがりいただけます。パン・オ・ショコラのサクサクとした生地と濃厚なチョコレートのハーモニーを、ぜひ堪能してみてください。 パン詰め合わせ(7個)¥3,456(税込)朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

【レポート】夏休み企画・親子向けワークショップ

【レポート】夏休み企画・親子向けワークショップ

こんにちは、ダンデライオン・チョコレートの伴野です。今回は毎年恒例となった、夏休みの親子向けワークショップのレポートをお伝えします。今年は初の試みが2つありました。一つは対面クラスとオンラインクラスの同時開催、そしてもう一つが「チョコレートの歴史」に焦点を当てたクラスの開催です。 ファクトリー&カフェ蔵前とオンラインの同時開催とは、店内に併設しているワークショップルームでは対面のクラスを、そして同じ内容でオンラインクラスも同時進行で開催。最後に対面クラスもオンラインで繋ぎ、ファクトリー内をバーチャルツアーで巡る、というもの。対面クラスもオンラインクラスも一緒に楽しめるようにしました。ダンデライオン・チョコレートのワークショップに参加する小学生のみなさんはチョコレートが大好きなことはもちろん、ダークチョコレートをよく食べる、という子どもたちが多いように感じます。ローストしたカカオ豆はさすがに「苦い〜」と驚きますが、カカオ分70%のチョコレートでも笑顔でパクパク食べてしまいます。そんな子どもたちの美味しそうな顔を見るのは、本当に作り手冥利に尽きます。対面クラスはお店にお越しいただいて体感する良さもありますが、オンラインクラスは自宅で気兼ねなくご家族でおしゃべりしながら楽しむことができます。遠方で参加しにくい、人前では緊張してしまうなど、参加者のみなさまが心地よい環境でご参加いただけるようになったと思います。 「【親子向け】チョコレートの歴史を体験しよう!」のクラスは、チョコレートに詳しい大人も脱帽する、チョコレートレベルの高い子どもたちが集まりました。カカオがどのようにして現在のチョコレートに進化したか、というチョコレートの「歴史だけ」に焦点を当てたマニアックなクラスにも関わらず、集まったのは小学校1年生から3年生の低学年生。私は正直「これは絶対難しすぎるよなぁ…」と始まるまでとても不安でした。しかし、クラスを開始して世界地図を見た途端「これカカオベルト!」「カカオってインドネシアで育つんだよ!」と子どもたちから声が上がり、目が点。国旗を見ただけで「ベトナム!」と言い当てることができ、「ベリーズの国旗ってちょっと変わってるんだよ」と大人顔負けの知識を披露してくれました。なかには「アステカ文明って日本の何時代?」と答えに詰まる質問が出るなど、私は常に「いい質問だねぇ」「よく知ってるねぇ」の連発でした。 昔のチョコレートドリンクを再現するべく、モリーニョという木の泡立て器を使って、すり潰したカカオ豆とシナモンやクローブ、チリパウダーを入れた飲みものを作るなど、合計1時間半のクラスでしたが、途中休憩もなく楽しんでくれた子どもたち。私にとってはこれまで開催した数あるワークショップのなかでも録画して残しておきたかった一回になり、やはり子どもからの直のパワーはすごい!と体感したクラスになりました。コロナ禍でなかなか思うように遊びにいけない子どもたち。大人にとっては何十年分の一の夏でも、子どもにとったら二度とない一年に一回の夏休みです。こんな状況でも、少しでも楽しい時間を過ごすことができたなら嬉しいです。ご自宅でカカオ豆からチョコレートを作ることができる「Bean to Bar チョコレートメイキングキット」も好評発売中。 関連商品 Bean to Bar チョコレートメイキングキット¥2,376(税込)チョコレートの原材料である生のカカオ豆からチョコレートまで、ご自宅で一から作れるキットです。フードプロセッサーを使用し、ご家庭でBean to Bar チョコレート作りを体験できます。カカオ豆のフレーバーや甘さ、トッピングなどアレンジの仕方は無限大。オリジナルのチョコレート作りをぜひお楽しみください!

【レポート】夏休み企画・親子向けワークショップ

こんにちは、ダンデライオン・チョコレートの伴野です。今回は毎年恒例となった、夏休みの親子向けワークショップのレポートをお伝えします。今年は初の試みが2つありました。一つは対面クラスとオンラインクラスの同時開催、そしてもう一つが「チョコレートの歴史」に焦点を当てたクラスの開催です。 ファクトリー&カフェ蔵前とオンラインの同時開催とは、店内に併設しているワークショップルームでは対面のクラスを、そして同じ内容でオンラインクラスも同時進行で開催。最後に対面クラスもオンラインで繋ぎ、ファクトリー内をバーチャルツアーで巡る、というもの。対面クラスもオンラインクラスも一緒に楽しめるようにしました。ダンデライオン・チョコレートのワークショップに参加する小学生のみなさんはチョコレートが大好きなことはもちろん、ダークチョコレートをよく食べる、という子どもたちが多いように感じます。ローストしたカカオ豆はさすがに「苦い〜」と驚きますが、カカオ分70%のチョコレートでも笑顔でパクパク食べてしまいます。そんな子どもたちの美味しそうな顔を見るのは、本当に作り手冥利に尽きます。対面クラスはお店にお越しいただいて体感する良さもありますが、オンラインクラスは自宅で気兼ねなくご家族でおしゃべりしながら楽しむことができます。遠方で参加しにくい、人前では緊張してしまうなど、参加者のみなさまが心地よい環境でご参加いただけるようになったと思います。 「【親子向け】チョコレートの歴史を体験しよう!」のクラスは、チョコレートに詳しい大人も脱帽する、チョコレートレベルの高い子どもたちが集まりました。カカオがどのようにして現在のチョコレートに進化したか、というチョコレートの「歴史だけ」に焦点を当てたマニアックなクラスにも関わらず、集まったのは小学校1年生から3年生の低学年生。私は正直「これは絶対難しすぎるよなぁ…」と始まるまでとても不安でした。しかし、クラスを開始して世界地図を見た途端「これカカオベルト!」「カカオってインドネシアで育つんだよ!」と子どもたちから声が上がり、目が点。国旗を見ただけで「ベトナム!」と言い当てることができ、「ベリーズの国旗ってちょっと変わってるんだよ」と大人顔負けの知識を披露してくれました。なかには「アステカ文明って日本の何時代?」と答えに詰まる質問が出るなど、私は常に「いい質問だねぇ」「よく知ってるねぇ」の連発でした。 昔のチョコレートドリンクを再現するべく、モリーニョという木の泡立て器を使って、すり潰したカカオ豆とシナモンやクローブ、チリパウダーを入れた飲みものを作るなど、合計1時間半のクラスでしたが、途中休憩もなく楽しんでくれた子どもたち。私にとってはこれまで開催した数あるワークショップのなかでも録画して残しておきたかった一回になり、やはり子どもからの直のパワーはすごい!と体感したクラスになりました。コロナ禍でなかなか思うように遊びにいけない子どもたち。大人にとっては何十年分の一の夏でも、子どもにとったら二度とない一年に一回の夏休みです。こんな状況でも、少しでも楽しい時間を過ごすことができたなら嬉しいです。ご自宅でカカオ豆からチョコレートを作ることができる「Bean to Bar チョコレートメイキングキット」も好評発売中。 関連商品 Bean to Bar チョコレートメイキングキット¥2,376(税込)チョコレートの原材料である生のカカオ豆からチョコレートまで、ご自宅で一から作れるキットです。フードプロセッサーを使用し、ご家庭でBean to Bar チョコレート作りを体験できます。カカオ豆のフレーバーや甘さ、トッピングなどアレンジの仕方は無限大。オリジナルのチョコレート作りをぜひお楽しみください!

カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは

カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは

最近では、チョコレートの原材料がカカオであるということが当たり前に知られるようになりました。それでは、「カカオベルト」ということばを聞いたことはありますか?ベルト=帯という意味ですが、一体何を指すのか、またカカオが生育する条件や地域を解説します。    ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら     カカオベルトとは? カカオの生育地域のことを「カカオベルト」といいます。コーヒーの栽培に適した地帯のことを「コーヒーベルト」と表現しますが、「カカオベルト」ということばは「コーヒーベルト」から来ているとも言われています。生産地にこだわったシングルオリジンのコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーのムーブメントは、Bean to Bar チョコレートに先駆けて起きており共通する部分が多いのです。「Bean to Bar」ということばも、スペシャルティコーヒーの「Seed to Cup」から来ていると言われています。カカオベルトは赤道の南北20度、いわゆる亜熱帯の地域です。ちなみにコーヒーベルトは赤道の南北25度。カカオよりも少し生育地域が広いです。地図を見ると、カカオベルトは5大陸(ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸)に渡って生育していることが分かります。カカオの発祥は5300年前の南米エクアドル。16世紀まで長い間中南米で生育していたカカオは、植民地支配によるプランテーションや産業の拡大を経て、世界的作物となっています。主な生産地を挙げると、中南米ではエクアドルやドミニカ共和国、南米ではブラジルやペルー、アフリカではコートジボワールやガーナ、アジア・オセアニアではインドネシアやパプア・ニューギニアになります。 関連記事 コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは? チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート     カカオが育つ条件 カカオが育つ条件は、これらの生育地域に共通する気候や環境になります。一般的な最適生育条件は、・平均気温が最低18度、最高32度(平均気温約27度)・湿度が70-80%・高度30-300m・年間降水量が1,500 - 2,500mm・土壌のpHが中性からやや酸性(pH5.5-7)最低気温が18度なのは、カカオの種子(カカオ豆)に含まれるココアバター(油分)が、18度以下で固まってしまうため。固まってしまうと木全体に栄養分が行き渡らず、生育することが難しくなります。なるべく低地で気温が一定であることが良いとされています。乾燥や日差しに弱いカカオの木は、なるべく湿潤で降雨量の多い地域を好みます。特に若木の時にはシェイドツリーという、カカオよりも高く育つ植物を側に植えて、カカオの木を直射日光から守ることもあります。亜熱帯の植物というと頑丈でたくさん実がなるイメージですが、実はカカオは病害虫にもとても弱く、繊細な木なのです。       カカオ豆の生産量が多い国は? ここでは、カカオ豆の生産量が多い国をご紹介します。(データ参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html)...

カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは

最近では、チョコレートの原材料がカカオであるということが当たり前に知られるようになりました。それでは、「カカオベルト」ということばを聞いたことはありますか?ベルト=帯という意味ですが、一体何を指すのか、またカカオが生育する条件や地域を解説します。    ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら     カカオベルトとは? カカオの生育地域のことを「カカオベルト」といいます。コーヒーの栽培に適した地帯のことを「コーヒーベルト」と表現しますが、「カカオベルト」ということばは「コーヒーベルト」から来ているとも言われています。生産地にこだわったシングルオリジンのコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーのムーブメントは、Bean to Bar チョコレートに先駆けて起きており共通する部分が多いのです。「Bean to Bar」ということばも、スペシャルティコーヒーの「Seed to Cup」から来ていると言われています。カカオベルトは赤道の南北20度、いわゆる亜熱帯の地域です。ちなみにコーヒーベルトは赤道の南北25度。カカオよりも少し生育地域が広いです。地図を見ると、カカオベルトは5大陸(ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸)に渡って生育していることが分かります。カカオの発祥は5300年前の南米エクアドル。16世紀まで長い間中南米で生育していたカカオは、植民地支配によるプランテーションや産業の拡大を経て、世界的作物となっています。主な生産地を挙げると、中南米ではエクアドルやドミニカ共和国、南米ではブラジルやペルー、アフリカではコートジボワールやガーナ、アジア・オセアニアではインドネシアやパプア・ニューギニアになります。 関連記事 コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは? チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート     カカオが育つ条件 カカオが育つ条件は、これらの生育地域に共通する気候や環境になります。一般的な最適生育条件は、・平均気温が最低18度、最高32度(平均気温約27度)・湿度が70-80%・高度30-300m・年間降水量が1,500 - 2,500mm・土壌のpHが中性からやや酸性(pH5.5-7)最低気温が18度なのは、カカオの種子(カカオ豆)に含まれるココアバター(油分)が、18度以下で固まってしまうため。固まってしまうと木全体に栄養分が行き渡らず、生育することが難しくなります。なるべく低地で気温が一定であることが良いとされています。乾燥や日差しに弱いカカオの木は、なるべく湿潤で降雨量の多い地域を好みます。特に若木の時にはシェイドツリーという、カカオよりも高く育つ植物を側に植えて、カカオの木を直射日光から守ることもあります。亜熱帯の植物というと頑丈でたくさん実がなるイメージですが、実はカカオは病害虫にもとても弱く、繊細な木なのです。       カカオ豆の生産量が多い国は? ここでは、カカオ豆の生産量が多い国をご紹介します。(データ参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html)...