【コッペパン】昔ながらの優しい味わいにカカオの風味をのせて

月に1度、毎月替わる限定パンと定番のパン4種類の計5種類(7個)が届く、ダンデライオン・チョコレートの「パン詰め合わせ」。定番商品の最後にご紹介するのは、日本人にはなじみ深い「コッペパン」です。

どこか懐かしい印象のコッペパンを、ダンデライオン・チョコレートらしくアレンジ。カカオニブを使ったニブシュガーとバターをのせ、優しい味わいは残しつつもカカオの香りをたっぷり楽しめる一品です。
今回もコッペパンのあらましと、開発担当者であるファクトリー&カフェ蔵前のシェフ・辻舞(つじ まい)が、ダンデライオン・チョコレートのコッペパンのこだわりについて解説します。

パン詰め合わせ(7個) ¥3,456(税込)

朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。
お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

日本で生まれ、100年以上愛されているコッペパン

日本生まれのコッペパンが誕生したのは、1919年(大正8年)。アメリカでパンの製造技術を学んだ田辺玄平(たなべげんぺい)という人物が、日本陸軍へ納入するために開発した物が現在のコッペパンの原型といわれています。
この田辺という人物、保存可能なドライイーストを完成させ、日本におけるパン文化の進化を後押しした立役者でもあります。

コッペパンという名前の由来には諸説あり、現在有力視されているのは次の2つ。「切った」という意味のフランス語「coupe(クペ)」がなまって「コッペ」となった説と、ドイツ語で「山形」を意味する「koppe(コッペ)」が語源になっている説です。
どちらが正確なものかはわかりませんが、「コッペ」という響きがかわいらしく、思わず口に出したくなる名前ですよね。

大正時代に生まれたコッペパンは、戦時中は配給品に限られていて、広く全国で認知されるようになったのは戦後しばらく経ってからのことでした。きっかけは、学校給食です。

コッペパンは、1950年(昭和25年)に学校給食がスタートすると同時に提供されるようになりました。日本が食糧難にあった戦後間もない時期、進駐軍から大量の小麦粉と脱脂粉乳が放出されたこともあり、子どもたちの健康を考えて栄養価の高いコッペパンが採用されたそうです。

コッペパンがさまざまに進化していった近年

1960年後半には、コッペパンを油で揚げて砂糖をまぶした揚げパンが登場。甘くておいしいパンが子どもたちのあいだで大人気となりました。
大人がコッペパンと聞いて懐かしい気持ちになるのは、学校給食として身近な存在だったことが大きく影響しているのかもしれませんね。

見た目も味もシンプルなコッペパンは、さまざまなアレンジがきくのが魅力。そのまま食べるのはもちろん、近年は学校給食でおなじみの揚げパンを販売する専門店もあるほど。
これ以外にも、コロッケや焼きそば、スパゲティなどを挟んだ総菜パン、つぶあんとマーガリンの他、ジャム、ピーナッツバターを挟んだ菓子パン、さらには生地に黒糖やレーズンを練り込んで焼き上げた物など、そのラインナップはバラエティに富んでいます。

ダンデライオン・チョコレートのコッペパンも、昔ながらのコッペパンらしさを残しつつ独自のアレンジを加えています。どのようなコッペパンになっているのか、辻シェフに紹介してもらいましょう。

ニブシュガーとバターの優しい香りに包まれるモダンなコッペパン

ころっとした丸いフォルムに、カカオニブときび砂糖を混ぜたニブシュガーがかかったダンデライオン・チョコレートのコッペパン。これも、辻シェフが発案しました。

「サンフランシスコ本店で作られているクイニーアマンのカカオニブの使い方を見て、それを応用できないかな、と思い作ってみました。
コッペパンを焼くときに生地の上部に切れ込みを入れ、そこに北海道産の無塩バターを落とし、その上からニブシュガーをたっぷりかけて焼き上げています。召しあがっていただくと、バターとニブシュガーの風味をしっかり感じていただけると思います」

シンプルなパンだからこそ、生地自体のおいしさにもこだわりが。

「コッペパンということで、学校給食に出てくるパンをイメージして作りました。生地にはほんの少し砂糖を足していますので、ほのかな甘みを楽しんでいただけると思います。
ただ、油分などは一切加えていないので、一般的なコッペパンと比べると外側は比較的しっかりとした焼き上がりになっています。その分、内側のフワフワ感がより感じられるようになっていますよ」

コッペパンというと、薄皮で全体的にフワッとしている印象ですが、ダンデライオン・チョコレートのコッペパンは、中はしっとりフワフワな一方、表面は厚みがあってしっかり。それが食べ応えにつながっています。

「個人的には、牛乳との相性がすごく良いパンに仕上がったかなと思っています。
給食で食べていたときと同じような感覚で、食事のお供として、おやつとして召しあがっていただけるとうれしいです」

ダンデライオン・チョコレートのコッペパンを食卓に

「日本人が好むパンの食感を意識した」と辻シェフが話すとおり、モチモチとしたパンとしての食べ応えと優しい甘みが魅力の、ダンデライオン・チョコレートのコッペパン。
お子さんのおやつにおすすめなのはもちろん、シンプルな味わいは朝食、昼食、夕食と、あらゆるシーンで活躍すると思いますよ。

パン詰め合わせ(7個)
¥3,456(税込)
朝食やおやつとして、わたしたちのチョコレートをもっと身近に日常のなかで味わっていただきたいという想いから生まれたダンデライオン・チョコレートオリジナルのパンセットです。
お届けするパンは毎月替わる限定パンを含め、全部で5種類(7個)。蔵前のキッチンでひとつひとつ心を込めてつくっています。

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