【レポート】夏休み企画・親子向けワークショップ

こんにちは、ダンデライオン・チョコレートの伴野です。
今回は毎年恒例となった、夏休みの親子向けワークショップのレポートをお伝えします。


今年は初の試みが2つありました。一つは対面クラスとオンラインクラスの同時開催、そしてもう一つが「チョコレートの歴史」に焦点を当てたクラスの開催です。

ファクトリー&カフェ蔵前とオンラインの同時開催とは、店内に併設しているワークショップルームでは対面のクラスを、そして同じ内容でオンラインクラスも同時進行で開催。最後に対面クラスもオンラインで繋ぎ、ファクトリー内をバーチャルツアーで巡る、というもの。対面クラスもオンラインクラスも一緒に楽しめるようにしました。

ダンデライオン・チョコレートのワークショップに参加する小学生のみなさんはチョコレートが大好きなことはもちろん、ダークチョコレートをよく食べる、という子どもたちが多いように感じます。
ローストしたカカオ豆はさすがに「苦い〜」と驚きますが、カカオ分70%のチョコレートでも笑顔でパクパク食べてしまいます。そんな子どもたちの美味しそうな顔を見るのは、本当に作り手冥利に尽きます。

対面クラスはお店にお越しいただいて体感する良さもありますが、オンラインクラスは自宅で気兼ねなくご家族でおしゃべりしながら楽しむことができます。遠方で参加しにくい、人前では緊張してしまうなど、参加者のみなさまが心地よい環境でご参加いただけるようになったと思います。

「【親子向け】チョコレートの歴史を体験しよう!」のクラスは、チョコレートに詳しい大人も脱帽する、チョコレートレベルの高い子どもたちが集まりました。カカオがどのようにして現在のチョコレートに進化したか、というチョコレートの「歴史だけ」に焦点を当てたマニアックなクラスにも関わらず、集まったのは小学校1年生から3年生の低学年生。私は正直「これは絶対難しすぎるよなぁ…」と始まるまでとても不安でした。

しかし、クラスを開始して世界地図を見た途端「これカカオベルト!」「カカオってインドネシアで育つんだよ!」と子どもたちから声が上がり、目が点。
国旗を見ただけで「ベトナム!」と言い当てることができ、「ベリーズの国旗ってちょっと変わってるんだよ」と大人顔負けの知識を披露してくれました。
なかには「アステカ文明って日本の何時代?」と答えに詰まる質問が出るなど、私は常に「いい質問だねぇ」「よく知ってるねぇ」の連発でした。

昔のチョコレートドリンクを再現するべく、モリーニョという木の泡立て器を使って、すり潰したカカオ豆とシナモンやクローブ、チリパウダーを入れた飲みものを作るなど、合計1時間半のクラスでしたが、途中休憩もなく楽しんでくれた子どもたち。私にとってはこれまで開催した数あるワークショップのなかでも録画して残しておきたかった一回になり、やはり子どもからの直のパワーはすごい!と体感したクラスになりました。

コロナ禍でなかなか思うように遊びにいけない子どもたち。大人にとっては何十年分の一の夏でも、子どもにとったら二度とない一年に一回の夏休みです。こんな状況でも、少しでも楽しい時間を過ごすことができたなら嬉しいです。

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