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チョコレートは何歳から食べても大丈夫?気をつけると良いポイントも紹介

子どもから大人まで、幅広く愛されているチョコレート。最近では健康面でのメリットも期待できる食品ともいわれています。ただ、乳幼児(※)のおやつとしてチョコレートを食べてもいいものか、気になる親御さんも多いのではないでしょうか。
ここでは、チョコレートを何歳から食べても大丈夫なのか、その理由や気を付けたいポイントを紹介します。

※乳幼児…児童福祉法では、乳児は生後0日~1歳未満、幼児は1歳から未就学児を指すため、この記事では0~5歳を乳幼児としています。

 

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チョコレートバーは3歳頃から食べ始めるのが望ましい

前提として、子どもがチョコレートを「何歳からなら食べても良い」という明確な基準はありません。
しかし、乳幼児は消化器官が未発達なため、砂糖などを含む食品は負担が大きくなります。よって、少なくとも1歳半頃から、チョコレートを食べるほうが良いでしょう。

1歳半までであっても、チョコレートを少しなめる程度であれば問題ありません。また、1歳半~3歳までのあいだは、クッキーなどほかのお菓子に乗っている少量のチョコレートに留めておくと安心でしょう。
そして、実際にチョコレートバー(板チョコレート)を食べるのは3歳以降を目安にすることをおすすめします。

子どもの味覚は3歳までに食べた物の影響を受けるため、乳幼児の頃に味の濃い食べ物を口にしていると、将来的に濃い味を好んだりする傾向にあるといわれています。
子どもの味覚を養うためにも、味の濃い食品は、3歳頃までは控えることをおすすめします。

 

適量を守れば子どもにも健康面でのメリットが

チョコレートは、適当な時期に適量を守って食べるのであれば、健康面におけるメリットも期待できる食品です。ここでは、チョコレートに含まれる代表的な栄養成分を見ていきましょう。

 

カカオポリフェノール

カカオポリフェノールは、カカオ豆が主原材料のチョコレートに含まれる代表的な栄養成分。
特徴的な働きとしては、免疫力のバランスを整え、免疫力・抵抗力を高める抗酸化作用があり、子どもに流行しやすい風邪、感染症の予防に役立ちます。他にも、悪玉コレステロールの低下、ストレス解消などの効果が期待できるでしょう。

 

ミネラル

チョコレートには、カルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルも含まれています。
ミネラルはビタミンなどと並ぶ五大栄養素のひとつ。血液や骨、歯など体づくりに欠かせない成分です。

 

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子どもが食べるチョコレートの目安量と気をつけたほうが良い点

それでは具体的に、子どもはどのくらいの量のチョコレートを食べても大丈夫なのでしょうか。

 

幼児はチョコレート1~3片程度にしよう

幼児(1~5歳)がおやつで食べるチョコレートは、1~3片(20~60Kcal前後)程度がおすすめです。
一般的な幼児の間食の目安は、1日の総摂取カロリー量の10~15%とされています。幼児の1日の総摂取カロリー量は、1~2歳で約1,000kcal、3~5歳で約1,300kcalとされているので、間食の摂取カロリー量は1~2歳だと100~150kcal、3~5歳では130kcal~195kcalが目安となります。

1日に食べるおやつのカロリーを計算した上で、牛乳など他の間食を加味して、チョコレートを食べる量を1~3片程度にすると良いでしょう。

 

虫歯予防も意識しよう

一点気をつけたいのは、チョコレートは食べた後、歯に残ってしまうことがあるため、虫歯の原因になりやすいということです。
チョコレートを食べるときは一緒に麦茶や水を飲んだり、食後はしっかり歯磨きをしたりすると良いでしょう。

 

おやつの量と回数を決めよう

子どものおやつは、あらかじめ量と回数を決めておくことをおすすめします。
乳幼児に与えるおやつは、1日3回の食事では足りない栄養を補うことが目的。糖分や脂質をとりすぎないためにも、一度に食べる量を決めて食べると良いでしょう。

 

 

チョコレートを他のおやつのトッピングにするのも

チョコレート自体をおやつにすると、1日に食べるおやつの量が減ってしまうことも。そこで、ココアやパンへのトッピングなど、チョコレートを他のおやつに少しだけ使用する工夫をしてみるのもおすすめです。

 

子どもが食べるチョコレートは、適量と食べるタイミングを意識して

特に幼児がチョコレートを食べる場合は、あらかじめ量や回数を決めておくようにしましょう。さまざまな食べ物をバランス良くとるようにして、偏った食習慣を予防することが大切です。

 

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【監修】管理栄養士 清水加奈子

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