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シングルオリジンだからこそ、カカオの「産地」を大切に
こんにちは。ダンデライオン・チョコレートで「チョコレート・エクスペリエンス」という部署を担当している伴野智映子です。普段はオンラインワークショップの講師として、皆さんにチョコレートの魅力や奥深さをお伝えしています。今回は、ダンデライオン・チョコレートでとても大切にしているカカオ豆の「産地の意味」についてお話したいと思います。 1. なぜ「産地」を記載するのか ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーは、一種類のカカオ豆で作られるシングルオリジンですが、その商品名を必ず「国名」+「産地」としています。例えば、商品名「WAMPU, HONDURAS」の場合は、「ホンジュラス」という国の「ワンプゥ」という産地(=オリジン)のカカオ豆を使っている、という意味です。つまり、商品名を見ただけで、そのチョコレートには「どこから来たカカオ」が使われているのかが伝わるようにしているのです。 最近では、街のコーヒースタンドでも、そのコーヒー豆がどこの産地のものか、生産者は誰か、どんな品種かまでオープンにしているお店を目にするようになりました。 写真はDandelion Chocolateのカフェ各店で使用させていただいているSingle Oさんのコーヒーの産地情報が記載されたカード(O File)またスーパーなどでも、「産地や生産者の顔」が商品のパッケージに載っていることがありますよね。近年、「自分の身体に入るものがどこから来たか」を知った上で口にする、そんな「食の透明性」が重要視されていることが分かります。ただ、ダンデライオン・チョコレートが商品に産地を記載する理由は、「食の透明性」を維持するためだけではありません。「産地」によって、カカオは「味わいそのもの」が異なるからなのです。 2. ホンジュラス産カカオで比べて感じる、カカオのテロワール では、ここから、ホンジュラス産のカカオ2種を例にとり、その違いをひもといていこうと思います。写真に写っている2種類のカカオ豆は、見た目の色が全く違っていますが、実は、同じホンジュラスで採れたものです。 左のカカオ豆はダンデライオン・チョコレートで現在使用している、「ワンプゥ, ホンジュラス」。このカカオ豆はホンジュラスの北東部、グラシアス・ア・ディオス県の「ワンプシルピ」という、ペトゥカ川とリオ・プラタノ生物保護区の近くにある場所で採れます。地元の人はこの「ワンプシルピ」のことを「ワンプゥ」と呼ぶので、私たちもこの名前で呼ぶことにしました。 右のカカオ豆はロメロ・トレードさんからいただいたMayan Red(マヤン・レッド)というカカオ豆(ダンデライオン・チョコレートでは取り扱っておりません)。ホンジュラスの中央部と北部のエリアで採れるカカオ豆です。(マヤン・レッドは、ホンジュラス地域でかつて栄えたマヤ文明を示す「マヤン」と、カカオの実のまぶしいほどビビットな赤色の「レッド」から名付けられたそう) 出典:Xoco Gourmet 2種のカカオ豆は、見た目はもちろんローストする前の香りも全く異っていました。【ワンプゥ】色・・・ダークブラウン香り・・・ナッティーで土壌感が強く、ほのかりシナモンのようなスパイスの香りがする。【マヤン・レッド】色・・・赤みの強い茶色香り・・・お酢のような酢酸臭、赤いベリー系の華やかな香りが特徴的。では、実際にローストして、チョコレートにしてみるとどうでしょうか。 左がワンプゥ、右がマヤン・レッド。どちらも同じ条件でローストし、同じきび砂糖を使用して作ったカカオ分70%のチョコレートですが、すでに色が違っています。ワンプゥはしっかりとした濃い茶色、マヤン・レッドの方が明るい茶色。カカオ豆の色が、最終的なチョコレートの色に影響していることがよく分かりますね。早速試食してみたところ、全く異なるフレーバーでした。【ワンプゥのチョコレートバー】フレーバー・・・コクのある黒糖や、カシューナッツのクリーミーなナッツ感、ほんのりとしたハーブ感がある。【マヤン・レッドのチョコレートバー】フレイバー・・・フランボワーズやカシスのような甘酸っぱさからエスプレッソやほうじ茶の余韻を感じさせる味わい。同じ国内でも、異なる場所で採れたカカオ豆では、フレーバーがまるで違っています。もちろん傾向として「この国のものはフルーティーなものが多い」などと表現することはありますが、カカオのフレーバーは必ずしも原産国で決まるわけではなく、やはり、産地(生産環境)が決め手となる場合が多いのです。例えば、ワインの世界には、「テロワール」(terroir:仏)という言葉があります。これは、「風土やその土地個性の」という意味で、ワインで言えば、原材料である葡萄を取り巻く環境すべてを指すそう。カカオにおいても、このテロワールがとても重要。産地の気候や環境、生産者さんのつくりかたが、そのフレーバーに大きく影響するのです。だからこそ、私たちは必ず「産地」を記載するようにしています。 3. 最後に ここまで、「カカオのフレーバーは国ではなく産地によって異なる」ということをお伝えしてきましたが、「どの産地のチョコレートを美味しいと感じるか」は、人それぞれだと私たちは考えています。大切なのは、それぞれの感性と「お気に入りのチョコレート」を発見する喜びです。皆さんも、チョコレートを購入する時に、産地のことをちょっと気にしてみてください。産地があなたの「お気に入り」を発見する鍵になるかもしれません。ちなみに、マヤン・レッドは有名なパティシエさんやチョコレートショップでも使用しているので、ワンプゥと一緒に食べ比べてみるのも面白いはず。「産地」の違いや、新しいフレーバーの発見につながるのではないでしょうか。現在ダンデライオン・チョコレートでは2017年収穫のワンプゥ, ホンジュラスのカカオ豆を使ったチョコレートバーを販売していますが、2018年収穫のカカオ豆でつくるチョコレートバーを今まさに開発中。皆さまに早くお届け出来るのを、楽しみにしております。「とはいえ産地名って、覚えるのが難しいな……」と思ったあなた。ダンデライオン・チョコレートでは、使用しているカカオ豆の産地にニックネーム(愛称)を付けて呼んでいます。ワンプゥ, ホンジュラスならWAM(ワム)、ココア・カミリ, タンザニアならKAM(カム)、カアボン, グアテマラならBON(ボン)のように。皆様も、ぜひ、愛着をもって産地をニックネームで呼んで覚えてみてください。最後になりましたが、チョコレートやカカオにまつわるワークショップ(オンライン)を随時開催しておりますので、もっとチョコレートについて知ってみたいと思った方は、ぜひご参加ください。 詳細・空き状況確認、お申し込みはPeatixから 関連商品...
シングルオリジンだからこそ、カカオの「産地」を大切に
こんにちは。ダンデライオン・チョコレートで「チョコレート・エクスペリエンス」という部署を担当している伴野智映子です。普段はオンラインワークショップの講師として、皆さんにチョコレートの魅力や奥深さをお伝えしています。今回は、ダンデライオン・チョコレートでとても大切にしているカカオ豆の「産地の意味」についてお話したいと思います。 1. なぜ「産地」を記載するのか ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーは、一種類のカカオ豆で作られるシングルオリジンですが、その商品名を必ず「国名」+「産地」としています。例えば、商品名「WAMPU, HONDURAS」の場合は、「ホンジュラス」という国の「ワンプゥ」という産地(=オリジン)のカカオ豆を使っている、という意味です。つまり、商品名を見ただけで、そのチョコレートには「どこから来たカカオ」が使われているのかが伝わるようにしているのです。 最近では、街のコーヒースタンドでも、そのコーヒー豆がどこの産地のものか、生産者は誰か、どんな品種かまでオープンにしているお店を目にするようになりました。 写真はDandelion Chocolateのカフェ各店で使用させていただいているSingle Oさんのコーヒーの産地情報が記載されたカード(O File)またスーパーなどでも、「産地や生産者の顔」が商品のパッケージに載っていることがありますよね。近年、「自分の身体に入るものがどこから来たか」を知った上で口にする、そんな「食の透明性」が重要視されていることが分かります。ただ、ダンデライオン・チョコレートが商品に産地を記載する理由は、「食の透明性」を維持するためだけではありません。「産地」によって、カカオは「味わいそのもの」が異なるからなのです。 2. ホンジュラス産カカオで比べて感じる、カカオのテロワール では、ここから、ホンジュラス産のカカオ2種を例にとり、その違いをひもといていこうと思います。写真に写っている2種類のカカオ豆は、見た目の色が全く違っていますが、実は、同じホンジュラスで採れたものです。 左のカカオ豆はダンデライオン・チョコレートで現在使用している、「ワンプゥ, ホンジュラス」。このカカオ豆はホンジュラスの北東部、グラシアス・ア・ディオス県の「ワンプシルピ」という、ペトゥカ川とリオ・プラタノ生物保護区の近くにある場所で採れます。地元の人はこの「ワンプシルピ」のことを「ワンプゥ」と呼ぶので、私たちもこの名前で呼ぶことにしました。 右のカカオ豆はロメロ・トレードさんからいただいたMayan Red(マヤン・レッド)というカカオ豆(ダンデライオン・チョコレートでは取り扱っておりません)。ホンジュラスの中央部と北部のエリアで採れるカカオ豆です。(マヤン・レッドは、ホンジュラス地域でかつて栄えたマヤ文明を示す「マヤン」と、カカオの実のまぶしいほどビビットな赤色の「レッド」から名付けられたそう) 出典:Xoco Gourmet 2種のカカオ豆は、見た目はもちろんローストする前の香りも全く異っていました。【ワンプゥ】色・・・ダークブラウン香り・・・ナッティーで土壌感が強く、ほのかりシナモンのようなスパイスの香りがする。【マヤン・レッド】色・・・赤みの強い茶色香り・・・お酢のような酢酸臭、赤いベリー系の華やかな香りが特徴的。では、実際にローストして、チョコレートにしてみるとどうでしょうか。 左がワンプゥ、右がマヤン・レッド。どちらも同じ条件でローストし、同じきび砂糖を使用して作ったカカオ分70%のチョコレートですが、すでに色が違っています。ワンプゥはしっかりとした濃い茶色、マヤン・レッドの方が明るい茶色。カカオ豆の色が、最終的なチョコレートの色に影響していることがよく分かりますね。早速試食してみたところ、全く異なるフレーバーでした。【ワンプゥのチョコレートバー】フレーバー・・・コクのある黒糖や、カシューナッツのクリーミーなナッツ感、ほんのりとしたハーブ感がある。【マヤン・レッドのチョコレートバー】フレイバー・・・フランボワーズやカシスのような甘酸っぱさからエスプレッソやほうじ茶の余韻を感じさせる味わい。同じ国内でも、異なる場所で採れたカカオ豆では、フレーバーがまるで違っています。もちろん傾向として「この国のものはフルーティーなものが多い」などと表現することはありますが、カカオのフレーバーは必ずしも原産国で決まるわけではなく、やはり、産地(生産環境)が決め手となる場合が多いのです。例えば、ワインの世界には、「テロワール」(terroir:仏)という言葉があります。これは、「風土やその土地個性の」という意味で、ワインで言えば、原材料である葡萄を取り巻く環境すべてを指すそう。カカオにおいても、このテロワールがとても重要。産地の気候や環境、生産者さんのつくりかたが、そのフレーバーに大きく影響するのです。だからこそ、私たちは必ず「産地」を記載するようにしています。 3. 最後に ここまで、「カカオのフレーバーは国ではなく産地によって異なる」ということをお伝えしてきましたが、「どの産地のチョコレートを美味しいと感じるか」は、人それぞれだと私たちは考えています。大切なのは、それぞれの感性と「お気に入りのチョコレート」を発見する喜びです。皆さんも、チョコレートを購入する時に、産地のことをちょっと気にしてみてください。産地があなたの「お気に入り」を発見する鍵になるかもしれません。ちなみに、マヤン・レッドは有名なパティシエさんやチョコレートショップでも使用しているので、ワンプゥと一緒に食べ比べてみるのも面白いはず。「産地」の違いや、新しいフレーバーの発見につながるのではないでしょうか。現在ダンデライオン・チョコレートでは2017年収穫のワンプゥ, ホンジュラスのカカオ豆を使ったチョコレートバーを販売していますが、2018年収穫のカカオ豆でつくるチョコレートバーを今まさに開発中。皆さまに早くお届け出来るのを、楽しみにしております。「とはいえ産地名って、覚えるのが難しいな……」と思ったあなた。ダンデライオン・チョコレートでは、使用しているカカオ豆の産地にニックネーム(愛称)を付けて呼んでいます。ワンプゥ, ホンジュラスならWAM(ワム)、ココア・カミリ, タンザニアならKAM(カム)、カアボン, グアテマラならBON(ボン)のように。皆様も、ぜひ、愛着をもって産地をニックネームで呼んで覚えてみてください。最後になりましたが、チョコレートやカカオにまつわるワークショップ(オンライン)を随時開催しておりますので、もっとチョコレートについて知ってみたいと思った方は、ぜひご参加ください。 詳細・空き状況確認、お申し込みはPeatixから 関連商品...
ワークショップ 2020年10月
10月のワークショップの受講者募集が始まりました!10月はワークショップをリニューアル、チョコレートを皆で楽しむ新たなイベントも始まります。これまで開催していたStep1からStep5は、チョコレートやカカオに特化し掘り下げて説明してきましたが、来月からは新たな「Chocolate 101」として、包括的に学べるクラスになります。「ちょっとチョコレートのことを知りたい」「Bean to Bar って何?」と興味を持っていただいた方が気軽に参加出来る、おすすめのクラスです。また、お客様からのご要望もいただいた、ファクトリー & カフェ蔵前開催のChocolate 101 も、昨今の状況を鑑み、少人数での開催をいたします。カフェ併設のファクトリーでしか味わえない雰囲気を、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。そして、10月からは新たにオンラインにて「みんなでチョコレートを楽しむ会」が始まります(10/1より募集開始)。オンラインワークショップを始めて早4ヶ月、全国のチョコレートラバーの方々に出会えました。ワークショップを全て受講した方とも、チョコレートを通じてまた会う機会を作りたい、全国のチョコレートファンと繋がりたい、そんな「チョコレートコミュニティを作りたい」という想いで立ち上げたイベントです。ダンデライオン・チョコレート以外のBean to Bar チョコレートもご紹介しながら、みんなで美味しく楽しくチョコレートを楽しむ、和気あいあいとした時間になればと思います。オンラインファクトリーツアーも引き続き開催いたします。遠方の方もぜひ、私たちのファクトリーに遊びに来てください。来月も、多くのチョコレート好きな方々とお会い出来るのを楽しみにしております! 【オンラインワークショップ】■Chocolate 101”Bean to Bar” チョコレートとは何かをはじめ、チョコレートのテイスティングの仕方や美味しい食べ方、チョコレートの原材料や製造工程を解説し、そのこだわりをお伝えします。10月10日(土)11:00 - 12:30 10月24日(土)11:00 - 12:30参加費:4,500円(税別)※テイスティングキット・送料込■カカオ豆からチョコレートになるまで「Bean to Bar チョコレートのつくりかた」生のカカオ豆から一枚のチョコレートになるまでの製造工程を、工程毎ごとにテイスティングしながら学ぶクラスです。10月18日(日)11:00 - 12:30参加費:5,000円(税別)※テイスティングキット・チョコレートバー・送料込■みんなでBean to Bar チョコレートを楽しむ会:10月国内外の美味しくこだわりの詰まったチョコレートをご紹介、テイスティングを通してその地域や作り手の想いをお伝えしながら、皆さまと一緒に気軽にチョコレートを楽しむ会です。10月25日(日)11:00...
ワークショップ 2020年10月
10月のワークショップの受講者募集が始まりました!10月はワークショップをリニューアル、チョコレートを皆で楽しむ新たなイベントも始まります。これまで開催していたStep1からStep5は、チョコレートやカカオに特化し掘り下げて説明してきましたが、来月からは新たな「Chocolate 101」として、包括的に学べるクラスになります。「ちょっとチョコレートのことを知りたい」「Bean to Bar って何?」と興味を持っていただいた方が気軽に参加出来る、おすすめのクラスです。また、お客様からのご要望もいただいた、ファクトリー & カフェ蔵前開催のChocolate 101 も、昨今の状況を鑑み、少人数での開催をいたします。カフェ併設のファクトリーでしか味わえない雰囲気を、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。そして、10月からは新たにオンラインにて「みんなでチョコレートを楽しむ会」が始まります(10/1より募集開始)。オンラインワークショップを始めて早4ヶ月、全国のチョコレートラバーの方々に出会えました。ワークショップを全て受講した方とも、チョコレートを通じてまた会う機会を作りたい、全国のチョコレートファンと繋がりたい、そんな「チョコレートコミュニティを作りたい」という想いで立ち上げたイベントです。ダンデライオン・チョコレート以外のBean to Bar チョコレートもご紹介しながら、みんなで美味しく楽しくチョコレートを楽しむ、和気あいあいとした時間になればと思います。オンラインファクトリーツアーも引き続き開催いたします。遠方の方もぜひ、私たちのファクトリーに遊びに来てください。来月も、多くのチョコレート好きな方々とお会い出来るのを楽しみにしております! 【オンラインワークショップ】■Chocolate 101”Bean to Bar” チョコレートとは何かをはじめ、チョコレートのテイスティングの仕方や美味しい食べ方、チョコレートの原材料や製造工程を解説し、そのこだわりをお伝えします。10月10日(土)11:00 - 12:30 10月24日(土)11:00 - 12:30参加費:4,500円(税別)※テイスティングキット・送料込■カカオ豆からチョコレートになるまで「Bean to Bar チョコレートのつくりかた」生のカカオ豆から一枚のチョコレートになるまでの製造工程を、工程毎ごとにテイスティングしながら学ぶクラスです。10月18日(日)11:00 - 12:30参加費:5,000円(税別)※テイスティングキット・チョコレートバー・送料込■みんなでBean to Bar チョコレートを楽しむ会:10月国内外の美味しくこだわりの詰まったチョコレートをご紹介、テイスティングを通してその地域や作り手の想いをお伝えしながら、皆さまと一緒に気軽にチョコレートを楽しむ会です。10月25日(日)11:00...
チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート
チョコレートは、原材料のカカオが採れる「生産地」から、実際に製造して喫食する「消費国」が遠く離れているという点で、とてもユニークな食べ物です。チョコレートの歴史を辿ると、なぜ生産地と消費国が異なるのか、謎が解けてきます。カカオの発祥から現在のクラフトチョコレートの成り立ちまで、海を渡って進化するチョコレートの歴史を見ていきましょう。 目次1. カカオの発祥(紀元前3300年頃・5300年前)2. マヤ・アステカ文明(紀元前2000年頃)3. ヨーロッパとカカオの出会い(1502年〜)4. ヨーロッパでの広がり(1606年頃)5. チョコレートの工業化(1730年〜)6. アメリカでの広がり7. 日本での広がり8. クラフトチョコレートへの回帰9. まとめ 1. カカオの発祥(紀元前3300年頃・5300年前) これまでの考古学的証拠から、カカオは4000年前から利用されており、主に中南米のメソアメリカ(メキシコ、ホンジュラス、ベリーズ、グアテマラ)で最初に栽培されたという説が定着していました。しかし、遺伝学的証拠からは、カカオとその近縁種は南アメリカ大陸の赤道付近で最も多様化していることが示されており、実はこちらがカカオ発祥の地なのではないか、という説もありました。そして2018年末、世紀の大発見が発表されました。南米・エクアドルにおいて、マヨ・チンチペ文化で知られ、最古の遺跡となるサンタ・アナ・ラ・フロリダ(Santa Ana-La Florida)遺跡で、カカオを栽培していたことを裏付ける土器が発掘されたのです。 出典:science alert この土器片の内面より、カカオ特有のデンプン粒と塩基配列を持つDNA、テオブロミンの残留物の3点が発見されました。土器がボトルのような形状をしていることから、この頃からカカオは何らかの形で喫食されていたことが明らかになりました。この事実により、カカオ発祥の地は5300年前のエクアドルに改められ、そこから世界に広がって行ったという歴史に書き換えられたのです。 2. マヤ・アステカ文明 作物としてカカオが栽培され始めたのは紀元前2000年頃のメソアメリカと言われています。マヤ文明の母体となったオルメカ文明時代の首都サン・ロレンツォ(San Lorenzo)(現メキシコ)では、テオブロミンの残留物が付着した土器が発見されています。 出典:PNAS, Cacao use and the San Lorenzo...
チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート
チョコレートは、原材料のカカオが採れる「生産地」から、実際に製造して喫食する「消費国」が遠く離れているという点で、とてもユニークな食べ物です。チョコレートの歴史を辿ると、なぜ生産地と消費国が異なるのか、謎が解けてきます。カカオの発祥から現在のクラフトチョコレートの成り立ちまで、海を渡って進化するチョコレートの歴史を見ていきましょう。 目次1. カカオの発祥(紀元前3300年頃・5300年前)2. マヤ・アステカ文明(紀元前2000年頃)3. ヨーロッパとカカオの出会い(1502年〜)4. ヨーロッパでの広がり(1606年頃)5. チョコレートの工業化(1730年〜)6. アメリカでの広がり7. 日本での広がり8. クラフトチョコレートへの回帰9. まとめ 1. カカオの発祥(紀元前3300年頃・5300年前) これまでの考古学的証拠から、カカオは4000年前から利用されており、主に中南米のメソアメリカ(メキシコ、ホンジュラス、ベリーズ、グアテマラ)で最初に栽培されたという説が定着していました。しかし、遺伝学的証拠からは、カカオとその近縁種は南アメリカ大陸の赤道付近で最も多様化していることが示されており、実はこちらがカカオ発祥の地なのではないか、という説もありました。そして2018年末、世紀の大発見が発表されました。南米・エクアドルにおいて、マヨ・チンチペ文化で知られ、最古の遺跡となるサンタ・アナ・ラ・フロリダ(Santa Ana-La Florida)遺跡で、カカオを栽培していたことを裏付ける土器が発掘されたのです。 出典:science alert この土器片の内面より、カカオ特有のデンプン粒と塩基配列を持つDNA、テオブロミンの残留物の3点が発見されました。土器がボトルのような形状をしていることから、この頃からカカオは何らかの形で喫食されていたことが明らかになりました。この事実により、カカオ発祥の地は5300年前のエクアドルに改められ、そこから世界に広がって行ったという歴史に書き換えられたのです。 2. マヤ・アステカ文明 作物としてカカオが栽培され始めたのは紀元前2000年頃のメソアメリカと言われています。マヤ文明の母体となったオルメカ文明時代の首都サン・ロレンツォ(San Lorenzo)(現メキシコ)では、テオブロミンの残留物が付着した土器が発見されています。 出典:PNAS, Cacao use and the San Lorenzo...
ダンデライオン・チョコレート主催のオンラインおやつ会 「#ガトーショコラの夜」開催!
シングルオリジン・チョコレートをふんだんに使った極上のガトーショコラをみんなで味わう。 2020年9月26日(土)にオンラインストアとInstagramライブを活用したオンラインおやつ会「#ガトーショコラの夜」を開催します。 「#ガトーショコラの夜」とは 「#ガトーショコラの夜」は、つくり手の解説を聞きながら全国同時多発でガトーショコラを楽しんでいただく、オンライン のおやつ会です。ダンデライオン・チョコレートのオリジナル商品であり、時に売り切れも出るほどの人気商品である「ガトー ショコラ」を、9月26日に合わせて通常より多くご用意いたします。当日21時、ご注文いただいたガトーショコラをお好みの 厚さに切り、お気に入りお皿にのせてもらえれば準備は万端です。わたしたちが、Instagramのライブ機能を使ってみなさん のおうちにお邪魔します。ダンデライオン・チョコレートのチョコレートメーカー伴野智映子をはじめ、ガトーショコラを開 発した辻舞シェフによる解説や開発秘話、おすすめペアリング情報などを聞きながら、ガトーショコラをより深く味わって いただくお時間をご提供します。 「#ガトーショコラの夜」開催の背景 おかげさまで発売以来ずっと人気のガトーショコラですが、実際に食べたことのある人にしか分からないその秘めた魅力を、 作り手自身の声と言葉を通じて、もっと多くの方に知っていただける機会を作りたいと常々考えて来ました。 ダンデライオン・チョコレートのガトーショコラは、常温、冷温、そしてオーブンであたためてと、その食べ方に応じてまっ たく違う表情を見せる奥深い商品であり、ノンアルコール・アルコールドリンクとのペアリングによって引き出される新鮮 なおいしさを持つ商品でもあります。 皆さんがおうち時間を楽しんでいらっしゃる今なら、わたしたちと一緒に、じっくりとこの驚きに満ちた自信作に向き合っ てもらえるのではないか。そんな風に考えて、「#ガトーショコラの夜」を企画いたしました。 開催概要 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン Instagram 公式アカウントをご確認ください。 開催日時 2020年9月26日(土) 21:00~21:30 参加方法 9月22日(火)までにダンデライオン・チョコレート・ジャパンのオンラインストアから「ガトーショコラ 」をご購入ください。 9月26日(土)の夜、ガトーショコラをお好みの厚さに切り、食べたい温度に調整し、お好き なドリンクとともに用意します。...
ダンデライオン・チョコレート主催のオンラインおやつ会 「#ガトーショコラの夜」開催!
シングルオリジン・チョコレートをふんだんに使った極上のガトーショコラをみんなで味わう。 2020年9月26日(土)にオンラインストアとInstagramライブを活用したオンラインおやつ会「#ガトーショコラの夜」を開催します。 「#ガトーショコラの夜」とは 「#ガトーショコラの夜」は、つくり手の解説を聞きながら全国同時多発でガトーショコラを楽しんでいただく、オンライン のおやつ会です。ダンデライオン・チョコレートのオリジナル商品であり、時に売り切れも出るほどの人気商品である「ガトー ショコラ」を、9月26日に合わせて通常より多くご用意いたします。当日21時、ご注文いただいたガトーショコラをお好みの 厚さに切り、お気に入りお皿にのせてもらえれば準備は万端です。わたしたちが、Instagramのライブ機能を使ってみなさん のおうちにお邪魔します。ダンデライオン・チョコレートのチョコレートメーカー伴野智映子をはじめ、ガトーショコラを開 発した辻舞シェフによる解説や開発秘話、おすすめペアリング情報などを聞きながら、ガトーショコラをより深く味わって いただくお時間をご提供します。 「#ガトーショコラの夜」開催の背景 おかげさまで発売以来ずっと人気のガトーショコラですが、実際に食べたことのある人にしか分からないその秘めた魅力を、 作り手自身の声と言葉を通じて、もっと多くの方に知っていただける機会を作りたいと常々考えて来ました。 ダンデライオン・チョコレートのガトーショコラは、常温、冷温、そしてオーブンであたためてと、その食べ方に応じてまっ たく違う表情を見せる奥深い商品であり、ノンアルコール・アルコールドリンクとのペアリングによって引き出される新鮮 なおいしさを持つ商品でもあります。 皆さんがおうち時間を楽しんでいらっしゃる今なら、わたしたちと一緒に、じっくりとこの驚きに満ちた自信作に向き合っ てもらえるのではないか。そんな風に考えて、「#ガトーショコラの夜」を企画いたしました。 開催概要 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン Instagram 公式アカウントをご確認ください。 開催日時 2020年9月26日(土) 21:00~21:30 参加方法 9月22日(火)までにダンデライオン・チョコレート・ジャパンのオンラインストアから「ガトーショコラ 」をご購入ください。 9月26日(土)の夜、ガトーショコラをお好みの厚さに切り、食べたい温度に調整し、お好き なドリンクとともに用意します。...
チョコレートの「ペアリング」について考える。
こんにちは。ペストリーシェフの森本です。皆さんは食べ物の「ペアリング」というと、どんなものを想像するでしょう?ワインの世界では、昔から「肉料理には赤、魚料理には白」と言われていますが、日本にも「抹茶に上生菓子」など、古くから親しまれているペアリングがあります。最近ではレストランやカフェなど、様々な場所で目や耳にする「ペアリング」という言葉。今日はこの言葉に注目しつつ、チョコレートにまつわるペアリングについて、お話させていただこうと思います。 1. そもそも、「ペアリング」って何のこと? 「ペアリング」と同じような使われ方をする言葉に「マリアージュ」があります。これらは共に「単体ではなく一緒に味わうことで相乗効果を引き出し、その美味しさを増幅させる食べ物の組み合わせ」を指す言葉。どちらも以前は、ワインと料理など、飲み物と食べ物の組み合わせに使用されることが多かったようです。そこから次第に、食品同士の組み合わせにも使われるようになったこれらの言葉ですが、厳密にいえば、ペアリングは「相性のよい最適の組み合わせ」、フランス語で結婚という意味を持つマリアージュは「新たな美味しさを生み出す組み合わせ」となるそう。では皆さんは、これらの言葉からどんな組み合わせを思い起こしますか?しっかり香りを抽出した紅茶とイチゴのショートケーキ、キンキンに冷えた生ビールと茹でたての枝豆、淹れたての緑茶と団子…...。食事をより一層美味しく楽しく感じることが出来る組み合わせを、皆さんもきっとご存じですよね。食品同士のペアリングについては、2011年に「フードペアリング理論」という食べ合わせについての論文も発表されています。ざっくりと言うと「食品同士のフレーバーの相性に注目すれば、美味しさを引き出すことができる」というこのサイエンス理論。今や三ツ星シェフも活用するほど、世界的に注目されているようです。科学的な視点からも、食べ物には最良の「ペアリング」が存在するということが証明されているんですね。 2. チョコレートの「ペアリング」を見つけよう。 ではここからは、チョコレートのペアリングについて考えてみましょう。よくイメージされるのは「チョコレート」×「コーヒー」ですが、これらはなぜ相性が良いのでしょうか?もちろん味わいのバランスというところもあります。心地良い苦味と香ばしい香り、お互いの味わいを助長してくれる濃度。その他、いわゆるフレイバーの部分以外にも、相性の良さにつながるものがあるのでは、と私は考えています。例えば、チョコレートとコーヒーは「プロセス(作られる経過)が似ている」ということ。どちらも元々は果実で、「発酵」、「乾燥」、「焙煎」とプロセスが似ていますよね。このように同じ要素を持つものはペアリングがしやすい傾向にあるのではないでしょうか。 3. 因数分解で紐解く、ペアリングの面白さ。 チョコレートを因数分解して紐解くことで、ペアリングをさせやすいモノを見つけられるとしたら、その他には、どんな切り口があるのでしょうか?1つは「産地」。ドミニカ共和国産のカカオ豆から作られたチョコレートには、同じドミニカ共和国産のラム酒を合わせてみるのはどうでしょう。そこには、同じ国で作られたというテロワール(気候風土)やストーリーが紐付くかもしれません。 次に「アロマ」。例えば、チェリーのようにジューシーな酸味を引き出す焙煎によって作られたチョコレートには、発酵させたサクランボから作られるブランデーのキルシュを。または、チェリーから連想される「色」から、華やかなピノ・ノワールの赤ワインを合わせるのもいいかもしれません。その他にも「作られる過程」に注目してみるのも面白いでしょう。作成プロセスにおける作業の強弱(急速な発酵なのか、緩やかな発酵なのか)や濃淡(しっかりとした深い焙煎なのか、じっくりと火入れする優しい焙煎なのか)によっても、そのチョコレートから感じる印象、風味は変わってきます。ここに注目すると、意外なペアリングが見つかるかもしれません。 4. ぜひ、あなたならではの「ペアリング」を。 このように、「チョコレート」という1つのモノにしっかりと向き合い、紐解いていけば、何通りもの「ペアリング」が見つかりそうです。自分好みのペアリングを見つける旅。ちょっと面白そうじゃありませんか?ちなみに私が試してみたいのは、表参道店限定の「H2Oチョコレートムース」×デザートワイン。その他、ダンデライオン・チョコレートのバーを開発したプロファイラーたちがおススメするペアリングは、以下のようになっています。 『ワンプゥ,ホンジュラス70%』× 赤ワイン(フルボディ)、白ワイン(フルボディ) 『マヤ・マウンテン,ベリーズ70%』× フルーティーな日本酒、煎茶 『ソルサル・コミュニタリオ,ドミニカ共和国70%』× カフェラテ 何から組み合わせればいいの?と迷ってしまった方は、上記のような、おすすめのペアリングを試すところからスタートしてもいいかもしれません。そして「いいな」と思うペアリングがあれば、それをぜひ因数分解してみてください。そこにはご自身の嗜好の軸、好みのペアリングを見つける鍵があるはずです。Bean to Barクラフトチョコレートでは、チョコレート自体にも産地は勿論、カカオ分や粒度、添加物など様々なバリエーションがあるので、ペアリングの探しがいがありそうです。ぜひ、自分なりの楽しい、美味しいペアリングを探してみてください。 関連商品 日本酒とチョコレートのペアリングセット¥8,140(税込)「作 凝縮 concentration H」とチョコレートバーのペアリングセット。フルーティーな酸味を持つマヤマウンテン, ベリーズ 70%とのペアリングでは、「作...
チョコレートの「ペアリング」について考える。
こんにちは。ペストリーシェフの森本です。皆さんは食べ物の「ペアリング」というと、どんなものを想像するでしょう?ワインの世界では、昔から「肉料理には赤、魚料理には白」と言われていますが、日本にも「抹茶に上生菓子」など、古くから親しまれているペアリングがあります。最近ではレストランやカフェなど、様々な場所で目や耳にする「ペアリング」という言葉。今日はこの言葉に注目しつつ、チョコレートにまつわるペアリングについて、お話させていただこうと思います。 1. そもそも、「ペアリング」って何のこと? 「ペアリング」と同じような使われ方をする言葉に「マリアージュ」があります。これらは共に「単体ではなく一緒に味わうことで相乗効果を引き出し、その美味しさを増幅させる食べ物の組み合わせ」を指す言葉。どちらも以前は、ワインと料理など、飲み物と食べ物の組み合わせに使用されることが多かったようです。そこから次第に、食品同士の組み合わせにも使われるようになったこれらの言葉ですが、厳密にいえば、ペアリングは「相性のよい最適の組み合わせ」、フランス語で結婚という意味を持つマリアージュは「新たな美味しさを生み出す組み合わせ」となるそう。では皆さんは、これらの言葉からどんな組み合わせを思い起こしますか?しっかり香りを抽出した紅茶とイチゴのショートケーキ、キンキンに冷えた生ビールと茹でたての枝豆、淹れたての緑茶と団子…...。食事をより一層美味しく楽しく感じることが出来る組み合わせを、皆さんもきっとご存じですよね。食品同士のペアリングについては、2011年に「フードペアリング理論」という食べ合わせについての論文も発表されています。ざっくりと言うと「食品同士のフレーバーの相性に注目すれば、美味しさを引き出すことができる」というこのサイエンス理論。今や三ツ星シェフも活用するほど、世界的に注目されているようです。科学的な視点からも、食べ物には最良の「ペアリング」が存在するということが証明されているんですね。 2. チョコレートの「ペアリング」を見つけよう。 ではここからは、チョコレートのペアリングについて考えてみましょう。よくイメージされるのは「チョコレート」×「コーヒー」ですが、これらはなぜ相性が良いのでしょうか?もちろん味わいのバランスというところもあります。心地良い苦味と香ばしい香り、お互いの味わいを助長してくれる濃度。その他、いわゆるフレイバーの部分以外にも、相性の良さにつながるものがあるのでは、と私は考えています。例えば、チョコレートとコーヒーは「プロセス(作られる経過)が似ている」ということ。どちらも元々は果実で、「発酵」、「乾燥」、「焙煎」とプロセスが似ていますよね。このように同じ要素を持つものはペアリングがしやすい傾向にあるのではないでしょうか。 3. 因数分解で紐解く、ペアリングの面白さ。 チョコレートを因数分解して紐解くことで、ペアリングをさせやすいモノを見つけられるとしたら、その他には、どんな切り口があるのでしょうか?1つは「産地」。ドミニカ共和国産のカカオ豆から作られたチョコレートには、同じドミニカ共和国産のラム酒を合わせてみるのはどうでしょう。そこには、同じ国で作られたというテロワール(気候風土)やストーリーが紐付くかもしれません。 次に「アロマ」。例えば、チェリーのようにジューシーな酸味を引き出す焙煎によって作られたチョコレートには、発酵させたサクランボから作られるブランデーのキルシュを。または、チェリーから連想される「色」から、華やかなピノ・ノワールの赤ワインを合わせるのもいいかもしれません。その他にも「作られる過程」に注目してみるのも面白いでしょう。作成プロセスにおける作業の強弱(急速な発酵なのか、緩やかな発酵なのか)や濃淡(しっかりとした深い焙煎なのか、じっくりと火入れする優しい焙煎なのか)によっても、そのチョコレートから感じる印象、風味は変わってきます。ここに注目すると、意外なペアリングが見つかるかもしれません。 4. ぜひ、あなたならではの「ペアリング」を。 このように、「チョコレート」という1つのモノにしっかりと向き合い、紐解いていけば、何通りもの「ペアリング」が見つかりそうです。自分好みのペアリングを見つける旅。ちょっと面白そうじゃありませんか?ちなみに私が試してみたいのは、表参道店限定の「H2Oチョコレートムース」×デザートワイン。その他、ダンデライオン・チョコレートのバーを開発したプロファイラーたちがおススメするペアリングは、以下のようになっています。 『ワンプゥ,ホンジュラス70%』× 赤ワイン(フルボディ)、白ワイン(フルボディ) 『マヤ・マウンテン,ベリーズ70%』× フルーティーな日本酒、煎茶 『ソルサル・コミュニタリオ,ドミニカ共和国70%』× カフェラテ 何から組み合わせればいいの?と迷ってしまった方は、上記のような、おすすめのペアリングを試すところからスタートしてもいいかもしれません。そして「いいな」と思うペアリングがあれば、それをぜひ因数分解してみてください。そこにはご自身の嗜好の軸、好みのペアリングを見つける鍵があるはずです。Bean to Barクラフトチョコレートでは、チョコレート自体にも産地は勿論、カカオ分や粒度、添加物など様々なバリエーションがあるので、ペアリングの探しがいがありそうです。ぜひ、自分なりの楽しい、美味しいペアリングを探してみてください。 関連商品 日本酒とチョコレートのペアリングセット¥8,140(税込)「作 凝縮 concentration H」とチョコレートバーのペアリングセット。フルーティーな酸味を持つマヤマウンテン, ベリーズ 70%とのペアリングでは、「作...
【ワークショップ レポート】明光学園オンライン特別授業
こんにちは。ダンデライオン・チョコレートで「チョコレート・エクスペリエンス」という部署を担当している伴野智映子です。普段はオンラインワークショップの講師として、皆さんにチョコレートの魅力や奥深さをお伝えしています。今回は8月24日と25日、福岡県大牟田市にある私立明光学園高等学校の「フードデザイン」「家庭基礎」特別授業として、チョコレートのオンライン授業を行ったレポートです。ダンデライオン・チョコレートとしても初めての取り組みとなった、学校向けのオンライン授業。きっかけは明光学園家庭科の中島先生が、ダンデライオン・チョコレートのオンラインワークショップに参加されたことでした。明光学園高等学校はカトリック系の女子校で、国際的な教養や食育などを重視したカリキュラム構成になっています。その中にある「フードデザイン」という授業は選択科目として設定している学校が多い中、コース全員が履修しています。今回の特別授業については、「国際的問題の解決に近づくための方法を考えること」を目標に、様々な視点から学ぼうと社会科との合教科授業として実施しました。生徒さんは今回のオンライン授業の前に、私たちがチョコレートを口するまでの国際問題についても学んでいたようです。中島先生は、授業でチョコレートについて取り上げるためにワークショップに参加されていましたが、数ステップ連続して受講いただくうちに、管理栄養士の資格を持ちながらチョコレートの道に進んだ私のこれまでの経歴にも興味を持っていただき、直接生徒さんにお話しさせていただくことになりました。今回は8月24日に高校3年生「フードデザイン」の授業を、翌25日に高校1年生「家庭基礎」の授業を行い、チョコレートの原材料や分類について解説するStep 2の内容をベースに、一般的なチョコレートとBean to Bar チョコレートの食べ比べを交えてお話ししました。 生徒さんはタブレットでZoomに接続し、試食や質問はチャット機能を使うなど、まさに現代のオンライン授業。生徒さん一人一人の顔を見ることも出来て、遠く離れた福岡と東京の距離を全く感じることなく進めることが出来ました。 生徒さんのチョコレートの感想もとても興味深いものでした。普段のワークショップではある程度チョコレートに興味がある方にご参加いただいているため、カカオ分が高いほど反応が良かったり、Bean to Bar らしさを求めていただけるのですが、今回はダンデライオン・チョコレートもBean to Bar チョコレートも知らない生徒さんばかり。Bean to Bar のチョコレートに対して「新しい味」「後味の甘さがさっぱりしている」「お屠蘇っぽい」など新鮮な反応がありました。大学受験や進路を考える大事な時期である高校生。僭越ながら、最後に先輩社会人として私が大切にしていることをお伝えしました。 ・自分の経験は必ずどこかで活きる - 例え栄養学科を出て栄養士にならなくても、知識が活かせるお仕事や機会はたくさんある ・「好きなこと、やりたいこと」と、「向いていること」は違うけれど、チャレンジすることが大事 - 向いてないかも…と思わずとにかく挑戦することが大事。私もチョコレート作りには決して向いていないけれど、チョコレートを通じて新たな出会いや経験が出来ている・ご縁とタイミングを大切に - 今回のように、中島先生を通じてチョコレートの授業が出来るなんて滅多にない機会。毎日の出会いや人と過ごす時間を大切にしよう 初めての経験だった高校生向けのオンライン授業。受講後のアンケートでは、「チョコレートを作っている会社が、どんな事にこだわりを持っているのかを気にしながら買ってみたいです。」「ちょっとした味の違いに気付けるように、意識して食生活を送りたいなと思いました!素材の味を楽しむことも忘れないでいたいです。」「いつも何気なくチョコレートを食べているけれど、その製造の裏にはたくさんの人と人との関わりがあるのだと今回の授業を通して気づき、とても興味深いなと思いました。」「最後に先生がおっしゃられていた、「向いていることと好きなことは違うかもしれないけど、チャレンジすることを忘れてはならない」という言葉がとても心に残っています。進む道に迷った時はその言葉を参考にしたいと思いました。」と様々な感想をいただき、これからの生活でチョコレートの見かたが変わったり、将来を考えるときに少しでも思い出してもらえる一時になったら、と思います。今度は皆さんに直接会えますように。そしてこれを機に学校の授業でも、チョコレートのお話をする機会が増えると嬉しいです。オンラインワークショップは今後も継続して行います。皆さまぜひご参加ください! 詳細・空き状況確認、お申し込みはPeatixからオンライン授業のお問い合わせはchex@dandelionchocolate.jpまで
【ワークショップ レポート】明光学園オンライン特別授業
こんにちは。ダンデライオン・チョコレートで「チョコレート・エクスペリエンス」という部署を担当している伴野智映子です。普段はオンラインワークショップの講師として、皆さんにチョコレートの魅力や奥深さをお伝えしています。今回は8月24日と25日、福岡県大牟田市にある私立明光学園高等学校の「フードデザイン」「家庭基礎」特別授業として、チョコレートのオンライン授業を行ったレポートです。ダンデライオン・チョコレートとしても初めての取り組みとなった、学校向けのオンライン授業。きっかけは明光学園家庭科の中島先生が、ダンデライオン・チョコレートのオンラインワークショップに参加されたことでした。明光学園高等学校はカトリック系の女子校で、国際的な教養や食育などを重視したカリキュラム構成になっています。その中にある「フードデザイン」という授業は選択科目として設定している学校が多い中、コース全員が履修しています。今回の特別授業については、「国際的問題の解決に近づくための方法を考えること」を目標に、様々な視点から学ぼうと社会科との合教科授業として実施しました。生徒さんは今回のオンライン授業の前に、私たちがチョコレートを口するまでの国際問題についても学んでいたようです。中島先生は、授業でチョコレートについて取り上げるためにワークショップに参加されていましたが、数ステップ連続して受講いただくうちに、管理栄養士の資格を持ちながらチョコレートの道に進んだ私のこれまでの経歴にも興味を持っていただき、直接生徒さんにお話しさせていただくことになりました。今回は8月24日に高校3年生「フードデザイン」の授業を、翌25日に高校1年生「家庭基礎」の授業を行い、チョコレートの原材料や分類について解説するStep 2の内容をベースに、一般的なチョコレートとBean to Bar チョコレートの食べ比べを交えてお話ししました。 生徒さんはタブレットでZoomに接続し、試食や質問はチャット機能を使うなど、まさに現代のオンライン授業。生徒さん一人一人の顔を見ることも出来て、遠く離れた福岡と東京の距離を全く感じることなく進めることが出来ました。 生徒さんのチョコレートの感想もとても興味深いものでした。普段のワークショップではある程度チョコレートに興味がある方にご参加いただいているため、カカオ分が高いほど反応が良かったり、Bean to Bar らしさを求めていただけるのですが、今回はダンデライオン・チョコレートもBean to Bar チョコレートも知らない生徒さんばかり。Bean to Bar のチョコレートに対して「新しい味」「後味の甘さがさっぱりしている」「お屠蘇っぽい」など新鮮な反応がありました。大学受験や進路を考える大事な時期である高校生。僭越ながら、最後に先輩社会人として私が大切にしていることをお伝えしました。 ・自分の経験は必ずどこかで活きる - 例え栄養学科を出て栄養士にならなくても、知識が活かせるお仕事や機会はたくさんある ・「好きなこと、やりたいこと」と、「向いていること」は違うけれど、チャレンジすることが大事 - 向いてないかも…と思わずとにかく挑戦することが大事。私もチョコレート作りには決して向いていないけれど、チョコレートを通じて新たな出会いや経験が出来ている・ご縁とタイミングを大切に - 今回のように、中島先生を通じてチョコレートの授業が出来るなんて滅多にない機会。毎日の出会いや人と過ごす時間を大切にしよう 初めての経験だった高校生向けのオンライン授業。受講後のアンケートでは、「チョコレートを作っている会社が、どんな事にこだわりを持っているのかを気にしながら買ってみたいです。」「ちょっとした味の違いに気付けるように、意識して食生活を送りたいなと思いました!素材の味を楽しむことも忘れないでいたいです。」「いつも何気なくチョコレートを食べているけれど、その製造の裏にはたくさんの人と人との関わりがあるのだと今回の授業を通して気づき、とても興味深いなと思いました。」「最後に先生がおっしゃられていた、「向いていることと好きなことは違うかもしれないけど、チャレンジすることを忘れてはならない」という言葉がとても心に残っています。進む道に迷った時はその言葉を参考にしたいと思いました。」と様々な感想をいただき、これからの生活でチョコレートの見かたが変わったり、将来を考えるときに少しでも思い出してもらえる一時になったら、と思います。今度は皆さんに直接会えますように。そしてこれを機に学校の授業でも、チョコレートのお話をする機会が増えると嬉しいです。オンラインワークショップは今後も継続して行います。皆さまぜひご参加ください! 詳細・空き状況確認、お申し込みはPeatixからオンライン授業のお問い合わせはchex@dandelionchocolate.jpまで