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不安だらけのダンデライオン・チョコレート日本上陸、「世の中にとって必要なこと」がひとつの文化を...
「これは日本でやるべき」――サンフランシスコにあるダンデライオン・チョコレートの本店で、クラフトチョコレートが文化として定着する可能性を感じ取ったダンデライオン・チョコレート・ジャパンCEOの堀淵清治は、オーナーに働きかけて日本展開を実現させました。ダンデライオン・チョコレートとの出会いから、日本上陸に至るまでの経緯、今後の構想について堀淵に聞いたインタビューの第2回。ここでは、日本展開に際してのエピソードと、ダンデライオン・チョコレートのビジョンについて紹介します。 ●Vol.1 なぜダンデライオン・チョコレートを日本に?“オタク感”あふれるチョコレートづくりと空気感を徹底再現 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 堀淵清治(ほりぶち せいじ)ダンデライオン・チョコレート・ジャパン CEO早稲田大学卒業後の1975年に渡米。放浪の時期を経て、1986年に日本のマンガをアメリカで出版するビズコミュニケーションを、2011年にはサンフランシスコから日本のポップカルチャーを発信するNEW PEOPLE, Incを設立する。一方で、サードウェーブコーヒーブームを牽引した「ブルーボトルコーヒー」の日本招致に尽力したほか、2016年にダンデライオン・チョコレート・ジャパンを設立し、代表に就任した。 日本進出にあたっては不安だらけだった ──サンフランシスコのダンデライオン・チョコレートで体験された、「チョコレートってこうやって作るんだ」という驚きと感動が、日本での展開につながったのですね。ダンデライオン・チョコレートは、カカオ豆の選定から買いつけ、選別を経て、チョコレートバーになるまでのすべての工程を自社のファクトリーで行いますが、そもそもチョコレートがカカオ豆からできていること自体、ほとんどの人が忘れていると思うんですよ。――言われてみれば、普段意識することはない気がします…。そうですよね。だからこそ、僕も初めてダンデライオン・チョコレートでそのことを教えてもらったとき、とても感動したんです。ダンデライオン・チョコレートのオーナーたちは、遠い昔に編み出されたチョコレートの製法を現代にそのまま再現して、商品化にこぎつけました。「原材料はカカオ豆ときび砂糖だけ」というと、シンプルで簡単に作れるように感じるかもしれませんが、彼らがチョコレートの開発を始めた当時は、設備すらなかったわけです。――確かに、そこからのスタートですよね。チョコレートづくりに使う機械や道具の設計から、カカオ豆の焙煎やメランジング(※)にかける時間、きび砂糖を入れるタイミング、パッケージのデザインまで、すべてをゼロから考えて形にしていくプロセスは、イノベーションの連続です。まず、それがカッコイイでしょ。そういうイノベーションや、製品や店に込められたオーナーの理念や思いを変えることなく、日本に受け入れられるようにトランスレートして、訪れる人にも僕と同じように「カッコイイな」「おもしろいな」と思ってもらいたいと思いました。※メランジング…メランジャーと呼ばれるドラムシリンダーで、カカオニブと砂糖を合わせて挽き、滑らかなチョコレートにする工程。 ――ただ、そういったイノベーションが日本で受け入れられるのかという不安はなかったですか?それはもう、不安だらけでしたよ(笑)。当時、アメリカでも日本でもBean to Barのお店ができ始めていたけど、機械ひとつとってもまだ手探りの状態。ほとんど前例がないわけだから、起業にあたっては日本でどれだけ投資してもらえるかもわからない。お話ししたとおり、カリフォルニアには、新進気鋭の企業やユニークな取り組みをしているお店をみんなで盛り立てていこうという、イノベーションを受け入れる土壌があるんです。おもしろいからやってみようとチャレンジする人がいて、おもしろそうだから投資しようとする人がいる。加えて、おもしろいからとりあえず店に行ってみよう、製品を使ってみようとする市民がいるんですね。――「よくわからないけどおもしろそう」が通用する環境なんですね。サンフランシスコのダンデライオン・チョコレートも、そういう街と、街に住む人、さらにはその可能性に賭けてくれる投資家に支えられて育ってきました。でも、日本にそうした風土は正直ありません。「お客様に感動や驚きを伝えることができれば、なるようになっていく」というのが僕の持論ですが、ビジネスとして形にするには、やっぱりお金がなくちゃいけない。僕らのやろうとしていることに可能性を感じて、「一緒にやろう」と思ってくれる同志を見つけるのに一番時間がかかりました。――同志となってくれた人たちは、どこに魅力を感じてくれたと思われますか?ビジネスは、結局のところやってみなくちゃわからないもの。なので、自分がこれまでどういう発想で事業に取り組んで、どんな結果を残してきたのかを話して、信用してもらうしかありません。そういう意味では、先にブルーボトルコーヒーが成功していたことは大きかったと思います。 ――と、いいますと?大衆的な飲み物としてコーヒーが普及した後、高品質の豆を深煎りするシアトル系コーヒーのブームを経て、僕が日本に持ってきたブルーボトルコーヒーは、作り手が見えるシングルオリジンで、焙煎や入れ方にもこだわったクラフトのコンセプトが受けて「サードウェーブの火つけ役」と呼ばれました。よく似たコンセプトを持つブルーボトルコーヒーがひとつのムーブメントを起こした実績は、「ダンデライオン・チョコレートもいけるかもしれない」と思ってもらえるきっかけになったのではないでしょうか。それから、世界の潮流に敏感な人の中に、いわゆるクラフトムーブメントが起きつつあることを察知して、興味を持っている人が少なからずいたことも追い風になりました。 ビジョンを伝えて理解を広め、文化として根づかせる ――そうしてダンデライオン・チョコレートの日本進出が実現して、近年はBean to Bar チョコレートもトレンドになっています。海外で人気のお店を日本に持ってきて、ぱっと人を集めて、3年くらいでどんどん入れ替えていくようなビジネスモデルもあるし、あって良いと思うけど、僕はそういうやり方には興味がなくて。一過性のトレンドを作って、ブランドを消費するような形にしたくなかったんです。その点、クラフトムーブメントには、一つひとつ手作りすることとか、生産工程が目に見えることとか、今の日本や世界にとって本質的なこと、やるべきことが反映されていて、瞬間的なブームでは終わらない予感があります。 ――そうですね、これからの社会に必要なことが詰まっていると感じます。そもそも、ダンデライオン・チョコレートのオーナーたちには、地球や人間にとって無理のないサステナブルな市場を作ることで、有機的に成長していこうとする気概がありました。だから、カカオ豆の生産者とはダイレクトトレード(※)を行っていたり、カカオ豆の生産を通して野鳥の保護や森林の保全を行う農園と取引していたりするんです。このように「世の中にとって必要なことをちゃんとやっている」ということを、商品や店舗での体験を通じて発信し続けていけば、日本でも僕らのビジョンを支持してくれる人が増えていくはず。ダンデライオン・チョコレートの取り組みはブームとして消費されるのではなく、ひとつのカルチャーとして日本に根づかせていくことができるんじゃないかと思っています。※ダイレクトトレード…ダンデライオン・チョコレートでは、使用するカカオ豆の産地に必ず訪れ、みずからの目で生産地、生産者、生活環境、カカオ豆を手にするまでの商流を把握した上で、価格を交渉して購入している。【関連記事】●フェアトレードとダイレクトトレードの違いとは?●サステナブルなカカオビジネス:ソルサル・カカオの取り組み ――次回は、蔵前に1号店を構えた理由から、ダンデライオン・チョコレートのこれからについて聞いていきます。●Vol.3 持続可能な世の中でなくなったら――古き良き文化が息づく蔵前から発信する、ダンデライオン・チョコレートの本質 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中
不安だらけのダンデライオン・チョコレート日本上陸、「世の中にとって必要なこと」がひとつの文化を...
「これは日本でやるべき」――サンフランシスコにあるダンデライオン・チョコレートの本店で、クラフトチョコレートが文化として定着する可能性を感じ取ったダンデライオン・チョコレート・ジャパンCEOの堀淵清治は、オーナーに働きかけて日本展開を実現させました。ダンデライオン・チョコレートとの出会いから、日本上陸に至るまでの経緯、今後の構想について堀淵に聞いたインタビューの第2回。ここでは、日本展開に際してのエピソードと、ダンデライオン・チョコレートのビジョンについて紹介します。 ●Vol.1 なぜダンデライオン・チョコレートを日本に?“オタク感”あふれるチョコレートづくりと空気感を徹底再現 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 堀淵清治(ほりぶち せいじ)ダンデライオン・チョコレート・ジャパン CEO早稲田大学卒業後の1975年に渡米。放浪の時期を経て、1986年に日本のマンガをアメリカで出版するビズコミュニケーションを、2011年にはサンフランシスコから日本のポップカルチャーを発信するNEW PEOPLE, Incを設立する。一方で、サードウェーブコーヒーブームを牽引した「ブルーボトルコーヒー」の日本招致に尽力したほか、2016年にダンデライオン・チョコレート・ジャパンを設立し、代表に就任した。 日本進出にあたっては不安だらけだった ──サンフランシスコのダンデライオン・チョコレートで体験された、「チョコレートってこうやって作るんだ」という驚きと感動が、日本での展開につながったのですね。ダンデライオン・チョコレートは、カカオ豆の選定から買いつけ、選別を経て、チョコレートバーになるまでのすべての工程を自社のファクトリーで行いますが、そもそもチョコレートがカカオ豆からできていること自体、ほとんどの人が忘れていると思うんですよ。――言われてみれば、普段意識することはない気がします…。そうですよね。だからこそ、僕も初めてダンデライオン・チョコレートでそのことを教えてもらったとき、とても感動したんです。ダンデライオン・チョコレートのオーナーたちは、遠い昔に編み出されたチョコレートの製法を現代にそのまま再現して、商品化にこぎつけました。「原材料はカカオ豆ときび砂糖だけ」というと、シンプルで簡単に作れるように感じるかもしれませんが、彼らがチョコレートの開発を始めた当時は、設備すらなかったわけです。――確かに、そこからのスタートですよね。チョコレートづくりに使う機械や道具の設計から、カカオ豆の焙煎やメランジング(※)にかける時間、きび砂糖を入れるタイミング、パッケージのデザインまで、すべてをゼロから考えて形にしていくプロセスは、イノベーションの連続です。まず、それがカッコイイでしょ。そういうイノベーションや、製品や店に込められたオーナーの理念や思いを変えることなく、日本に受け入れられるようにトランスレートして、訪れる人にも僕と同じように「カッコイイな」「おもしろいな」と思ってもらいたいと思いました。※メランジング…メランジャーと呼ばれるドラムシリンダーで、カカオニブと砂糖を合わせて挽き、滑らかなチョコレートにする工程。 ――ただ、そういったイノベーションが日本で受け入れられるのかという不安はなかったですか?それはもう、不安だらけでしたよ(笑)。当時、アメリカでも日本でもBean to Barのお店ができ始めていたけど、機械ひとつとってもまだ手探りの状態。ほとんど前例がないわけだから、起業にあたっては日本でどれだけ投資してもらえるかもわからない。お話ししたとおり、カリフォルニアには、新進気鋭の企業やユニークな取り組みをしているお店をみんなで盛り立てていこうという、イノベーションを受け入れる土壌があるんです。おもしろいからやってみようとチャレンジする人がいて、おもしろそうだから投資しようとする人がいる。加えて、おもしろいからとりあえず店に行ってみよう、製品を使ってみようとする市民がいるんですね。――「よくわからないけどおもしろそう」が通用する環境なんですね。サンフランシスコのダンデライオン・チョコレートも、そういう街と、街に住む人、さらにはその可能性に賭けてくれる投資家に支えられて育ってきました。でも、日本にそうした風土は正直ありません。「お客様に感動や驚きを伝えることができれば、なるようになっていく」というのが僕の持論ですが、ビジネスとして形にするには、やっぱりお金がなくちゃいけない。僕らのやろうとしていることに可能性を感じて、「一緒にやろう」と思ってくれる同志を見つけるのに一番時間がかかりました。――同志となってくれた人たちは、どこに魅力を感じてくれたと思われますか?ビジネスは、結局のところやってみなくちゃわからないもの。なので、自分がこれまでどういう発想で事業に取り組んで、どんな結果を残してきたのかを話して、信用してもらうしかありません。そういう意味では、先にブルーボトルコーヒーが成功していたことは大きかったと思います。 ――と、いいますと?大衆的な飲み物としてコーヒーが普及した後、高品質の豆を深煎りするシアトル系コーヒーのブームを経て、僕が日本に持ってきたブルーボトルコーヒーは、作り手が見えるシングルオリジンで、焙煎や入れ方にもこだわったクラフトのコンセプトが受けて「サードウェーブの火つけ役」と呼ばれました。よく似たコンセプトを持つブルーボトルコーヒーがひとつのムーブメントを起こした実績は、「ダンデライオン・チョコレートもいけるかもしれない」と思ってもらえるきっかけになったのではないでしょうか。それから、世界の潮流に敏感な人の中に、いわゆるクラフトムーブメントが起きつつあることを察知して、興味を持っている人が少なからずいたことも追い風になりました。 ビジョンを伝えて理解を広め、文化として根づかせる ――そうしてダンデライオン・チョコレートの日本進出が実現して、近年はBean to Bar チョコレートもトレンドになっています。海外で人気のお店を日本に持ってきて、ぱっと人を集めて、3年くらいでどんどん入れ替えていくようなビジネスモデルもあるし、あって良いと思うけど、僕はそういうやり方には興味がなくて。一過性のトレンドを作って、ブランドを消費するような形にしたくなかったんです。その点、クラフトムーブメントには、一つひとつ手作りすることとか、生産工程が目に見えることとか、今の日本や世界にとって本質的なこと、やるべきことが反映されていて、瞬間的なブームでは終わらない予感があります。 ――そうですね、これからの社会に必要なことが詰まっていると感じます。そもそも、ダンデライオン・チョコレートのオーナーたちには、地球や人間にとって無理のないサステナブルな市場を作ることで、有機的に成長していこうとする気概がありました。だから、カカオ豆の生産者とはダイレクトトレード(※)を行っていたり、カカオ豆の生産を通して野鳥の保護や森林の保全を行う農園と取引していたりするんです。このように「世の中にとって必要なことをちゃんとやっている」ということを、商品や店舗での体験を通じて発信し続けていけば、日本でも僕らのビジョンを支持してくれる人が増えていくはず。ダンデライオン・チョコレートの取り組みはブームとして消費されるのではなく、ひとつのカルチャーとして日本に根づかせていくことができるんじゃないかと思っています。※ダイレクトトレード…ダンデライオン・チョコレートでは、使用するカカオ豆の産地に必ず訪れ、みずからの目で生産地、生産者、生活環境、カカオ豆を手にするまでの商流を把握した上で、価格を交渉して購入している。【関連記事】●フェアトレードとダイレクトトレードの違いとは?●サステナブルなカカオビジネス:ソルサル・カカオの取り組み ――次回は、蔵前に1号店を構えた理由から、ダンデライオン・チョコレートのこれからについて聞いていきます。●Vol.3 持続可能な世の中でなくなったら――古き良き文化が息づく蔵前から発信する、ダンデライオン・チョコレートの本質 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中
なぜダンデライオン・チョコレートを日本に?“オタク感”あふれるチョコレートづくりと空気感を徹底再現
2013年、サンフランシスコにオープンしたダンデライオン・チョコレート。店舗を訪れた堀淵清治は、メランジャー(カカオニブときび砂糖を合わせて挽くドラムシリンダー)からスプーンですくったチョコレートを初めて口に入れたとき、そのシンプルな原料からは想像もつかない複雑なテイストに衝撃を受けたと話します。「カカオ豆ときび砂糖。たった2つの原材料で、ここまでの味の違いを生み出せるのか」初めてクラフトチョコレートにふれたときの新鮮な驚きと感動は、「クラフト」がやがてひとつの文化として浸透していくだろうという確信と相まって、のちにダンデライオン・チョコレート・ジャパンのCEOとなる堀淵を突き動かしました。そこで、堀淵にダンデライオン・チョコレートとの出会いから日本上陸に至るまでの経緯、今後の構想まで、日本の1号店である蔵前店で聞く、全3回のインタビューをお届けします。第1回は、サンフランシスコでのダンデライオン・チョコレートとの出会いと、日本での展開を決意した理由について。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 堀淵清治(ほりぶち せいじ)ダンデライオン・チョコレート・ジャパン CEO早稲田大学卒業後の1975年に渡米。放浪の時期を経て、1986年に日本のマンガをアメリカで出版するビズコミュニケーションを、2011年にはサンフランシスコから日本のポップカルチャーを発信するNEW PEOPLE, Incを設立する。一方で、サードウェーブコーヒーブームを牽引した「ブルーボトルコーヒー」の日本招致に尽力したほか、2016年にダンデライオン・チョコレート・ジャパンを設立し、代表に就任した。 今すぐ日本でやるべきだ――シンプルな原材料で生み出される味わいの違いに感動 ――ダンデライオン・チョコレートとは、サンフランシスコで偶然出会われたそうですね。ダンデライオン・チョコレートが、サンフランシスコのミッション地区に本店をオープンしたのが2013年。ちょうど、私が経営していた会社の本社ビルに入るカフェを探していて、ブルーボトルコーヒーに出会った頃でした。「サンフランシスコにちょっとユニークなお店ができたよ」と人づてに聞いて、ファクトリー&カフェへ行ってみたんです。 サンフランシスコ・ミッション地区にあるダンデライオン・チョコレート1号店「Valencia Factory & Cafe」。 ――最初の印象はいかがでしたか?一言でいうと、とてもおもしろかった。チョコレートづくりの原点ともいうべき100年以上前の製法を手探りで再現し、実践しているところにイノベーションを感じました。何より衝撃を受けたのは、そのシンプルな原材料と、そこから生まれる複雑なニュアンスです。ダンデライオン・チョコレートで使っているカカオ豆は、ひとつの産地から成るシングルオリジンで、原材料はカカオ豆ときび砂糖だけなんですよね。サンフランシスコのファクトリー&カフェを見せてもらったとき、カカオ豆をローストして砕いたカカオニブをすりつぶして、滑らかなチョコレートを作るメランジャーが、カカオ豆の産地ごとに5つに分かれて並んでいました。各々から少しずつスプーンですくって食べ比べてみると、どれもまったくテイストが違う。たった2つの原料でここまで味の違いが出せることに、新鮮な驚きと感動を覚えました。 【関連記事】●シングルオリジンだからこそ、カカオの「産地」を大切に●ダンデライオン・チョコレートがなぜ「きび砂糖」を使うのか ――プロダクトは違いますが、シングルオリジンによる製法など、ブルーボトルコーヒーと通じるところが多いですね。そうですね。ブルーボトルコーヒーは、注文を受けてから1杯ずつハンドドリップするのが特徴。この丁寧さが多くの人の共感を得て広く受け入れられたわけですが、こうしたクラフトマンシップの概念はダンデライオン・チョコレートの考え方や製法にも共通しています。ブルーボトルコーヒーとの出会いで、「クラフト」は必ず世界的なトレンドになっていずれ定着すると確信していましたから、すぐに「チョコレートも、今すぐ日本でやるべきだ」と直感しました。 ダンデライオン・チョコレートの空気感を、作り変えるのではなく“翻訳する” ――その直感を起点に、どのように動かれたのでしょう。まず、ダンデライオン・チョコレートのオーナーに会おうと決めました。シンポジウムに出たり、メールを送ったりして、直接会えたのは3ヵ月後くらいだったかな。オーナーの2人(トッド・マソニス、キャメロン・リング)は柔和な雰囲気で、さらに良い意味で“オタク感”がある人たち。それがとても良かった。チョコレートそのものにも、チョコレートの製造工程にも、手を抜かないこだわりが感じられてね。 ダンデライオン・チョコレートのオーナー。左から、キャメロン・リング、トッド・マソニス。 ――それこそ、クラフトマンシップですね。大量生産大量消費のサイクルに反発や疑問を感じる人が増える中で、「一度に作れる量が少なくても、できる限り良い物を」「丁寧に、手間をかけて」といった考え方は時代にマッチしていて、一過性ではない新しい文化、新しい市場を切り拓いていく可能性が十分にあると思いました。すぐに「日本に持っていきたい」と話をしましたが、当時、ダンデライオン・チョコレートは創業から3年ほどで、 まだ本店をオープンしたばかり。「今はサンフランシスコで知名度を上げていくのが先で、とてもじゃないけど海外展開までは考えられない」と断られたんです。それでも、あきらめきれずにオファーし続けました。日本でもすでにBean to Bar チョコレートのお店ができつつあって、クラフトチョコレートはこれからさらに大きなムーブメントになる。「(クラフトチョコレートの)先駆者として、今やるべきだ」と伝えました。【関連記事】●Bean to Barとは ――その熱意が通じて、日本展開が決まったわけですね。何度か交渉を重ねるうちに意気投合して、合弁会社としてダンデライオン・チョコレート・ジャパンを立ち上げることになりました。――日本でダンデライオン・チョコレートを展開するにあたって、オーナー陣から言われたことはありましたか?彼らからは何の要望もなくて。僕としては、彼らのアイディアや商品のコンセプト、そしてダンデライオン・チョコレートが持つ独特の空気感を、カスタマイズする(作り変える)のではなくトランスレート(翻訳)していくことが大切だと思っていました。...
なぜダンデライオン・チョコレートを日本に?“オタク感”あふれるチョコレートづくりと空気感を徹底再現
2013年、サンフランシスコにオープンしたダンデライオン・チョコレート。店舗を訪れた堀淵清治は、メランジャー(カカオニブときび砂糖を合わせて挽くドラムシリンダー)からスプーンですくったチョコレートを初めて口に入れたとき、そのシンプルな原料からは想像もつかない複雑なテイストに衝撃を受けたと話します。「カカオ豆ときび砂糖。たった2つの原材料で、ここまでの味の違いを生み出せるのか」初めてクラフトチョコレートにふれたときの新鮮な驚きと感動は、「クラフト」がやがてひとつの文化として浸透していくだろうという確信と相まって、のちにダンデライオン・チョコレート・ジャパンのCEOとなる堀淵を突き動かしました。そこで、堀淵にダンデライオン・チョコレートとの出会いから日本上陸に至るまでの経緯、今後の構想まで、日本の1号店である蔵前店で聞く、全3回のインタビューをお届けします。第1回は、サンフランシスコでのダンデライオン・チョコレートとの出会いと、日本での展開を決意した理由について。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 堀淵清治(ほりぶち せいじ)ダンデライオン・チョコレート・ジャパン CEO早稲田大学卒業後の1975年に渡米。放浪の時期を経て、1986年に日本のマンガをアメリカで出版するビズコミュニケーションを、2011年にはサンフランシスコから日本のポップカルチャーを発信するNEW PEOPLE, Incを設立する。一方で、サードウェーブコーヒーブームを牽引した「ブルーボトルコーヒー」の日本招致に尽力したほか、2016年にダンデライオン・チョコレート・ジャパンを設立し、代表に就任した。 今すぐ日本でやるべきだ――シンプルな原材料で生み出される味わいの違いに感動 ――ダンデライオン・チョコレートとは、サンフランシスコで偶然出会われたそうですね。ダンデライオン・チョコレートが、サンフランシスコのミッション地区に本店をオープンしたのが2013年。ちょうど、私が経営していた会社の本社ビルに入るカフェを探していて、ブルーボトルコーヒーに出会った頃でした。「サンフランシスコにちょっとユニークなお店ができたよ」と人づてに聞いて、ファクトリー&カフェへ行ってみたんです。 サンフランシスコ・ミッション地区にあるダンデライオン・チョコレート1号店「Valencia Factory & Cafe」。 ――最初の印象はいかがでしたか?一言でいうと、とてもおもしろかった。チョコレートづくりの原点ともいうべき100年以上前の製法を手探りで再現し、実践しているところにイノベーションを感じました。何より衝撃を受けたのは、そのシンプルな原材料と、そこから生まれる複雑なニュアンスです。ダンデライオン・チョコレートで使っているカカオ豆は、ひとつの産地から成るシングルオリジンで、原材料はカカオ豆ときび砂糖だけなんですよね。サンフランシスコのファクトリー&カフェを見せてもらったとき、カカオ豆をローストして砕いたカカオニブをすりつぶして、滑らかなチョコレートを作るメランジャーが、カカオ豆の産地ごとに5つに分かれて並んでいました。各々から少しずつスプーンですくって食べ比べてみると、どれもまったくテイストが違う。たった2つの原料でここまで味の違いが出せることに、新鮮な驚きと感動を覚えました。 【関連記事】●シングルオリジンだからこそ、カカオの「産地」を大切に●ダンデライオン・チョコレートがなぜ「きび砂糖」を使うのか ――プロダクトは違いますが、シングルオリジンによる製法など、ブルーボトルコーヒーと通じるところが多いですね。そうですね。ブルーボトルコーヒーは、注文を受けてから1杯ずつハンドドリップするのが特徴。この丁寧さが多くの人の共感を得て広く受け入れられたわけですが、こうしたクラフトマンシップの概念はダンデライオン・チョコレートの考え方や製法にも共通しています。ブルーボトルコーヒーとの出会いで、「クラフト」は必ず世界的なトレンドになっていずれ定着すると確信していましたから、すぐに「チョコレートも、今すぐ日本でやるべきだ」と直感しました。 ダンデライオン・チョコレートの空気感を、作り変えるのではなく“翻訳する” ――その直感を起点に、どのように動かれたのでしょう。まず、ダンデライオン・チョコレートのオーナーに会おうと決めました。シンポジウムに出たり、メールを送ったりして、直接会えたのは3ヵ月後くらいだったかな。オーナーの2人(トッド・マソニス、キャメロン・リング)は柔和な雰囲気で、さらに良い意味で“オタク感”がある人たち。それがとても良かった。チョコレートそのものにも、チョコレートの製造工程にも、手を抜かないこだわりが感じられてね。 ダンデライオン・チョコレートのオーナー。左から、キャメロン・リング、トッド・マソニス。 ――それこそ、クラフトマンシップですね。大量生産大量消費のサイクルに反発や疑問を感じる人が増える中で、「一度に作れる量が少なくても、できる限り良い物を」「丁寧に、手間をかけて」といった考え方は時代にマッチしていて、一過性ではない新しい文化、新しい市場を切り拓いていく可能性が十分にあると思いました。すぐに「日本に持っていきたい」と話をしましたが、当時、ダンデライオン・チョコレートは創業から3年ほどで、 まだ本店をオープンしたばかり。「今はサンフランシスコで知名度を上げていくのが先で、とてもじゃないけど海外展開までは考えられない」と断られたんです。それでも、あきらめきれずにオファーし続けました。日本でもすでにBean to Bar チョコレートのお店ができつつあって、クラフトチョコレートはこれからさらに大きなムーブメントになる。「(クラフトチョコレートの)先駆者として、今やるべきだ」と伝えました。【関連記事】●Bean to Barとは ――その熱意が通じて、日本展開が決まったわけですね。何度か交渉を重ねるうちに意気投合して、合弁会社としてダンデライオン・チョコレート・ジャパンを立ち上げることになりました。――日本でダンデライオン・チョコレートを展開するにあたって、オーナー陣から言われたことはありましたか?彼らからは何の要望もなくて。僕としては、彼らのアイディアや商品のコンセプト、そしてダンデライオン・チョコレートが持つ独特の空気感を、カスタマイズする(作り変える)のではなくトランスレート(翻訳)していくことが大切だと思っていました。...
チョコレートを使用したCOEDOとのコラボレーションビール第3弾
今年も、COEDOとのコラボレーションビール 第3弾「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」を数量限定にて、販売します。 2019年の「CHOCOLATE DUNKEL (チョコレート・デュンケル)」、2020年の「CHOCOLATE WEIZEN(チョコレート・ヴァイツェン)」に続くコラボレーション第3弾。本日1月13日(水)からダンデライオン・チョコレートのオンラインストアにて先行予約を開始いたします。今回は、COEDOクラフトビール醸造所に伺った際の様子や、醸造の現場にてお伺いした開発秘話をご紹介したいと思います。 1. COEDOのビールづくり COEDO(コエド)は、株式会社協同商事 コエドブルワリーが醸造する、日本を代表するクラフトビールメーカーのひとつです。色や味わいの異なる6種類のビールを定番として揃えることで、ビール本来の豊かな味わいと『ビールを自由に選ぶ』という新たな楽しみ方を提案しています。1996年に埼玉県川越市に創設されて以来、ビールの本場ドイツから工場の設備を輸入、またブラウマイスターを招聘し丁寧な醸造技術とともに、真摯なビール作りを続けています。現在は国内外の専門店やレストランでの提供を通し、日本のクラフトビールを国内だけでなく、欧米やアジア諸国にも広げています。2016年9月埼玉県東松山市に新設された「COEDOクラフトビール醸造所」を案内していただいたのは、クラフトビール共創チームの藤咲湖南さんと、カスタマーコミュニケーションチームの原田康平さん。 (左:原田さん、右:藤咲さん) さまざまなビールを開発するにあたり、原料となる麦芽やホップはその都度、商品に適した産地のものを数種類から厳選し使用しているそうです。素材の産地が変われば味わいにもバラエティが生まれるというのは、クラフトの醍醐味ですね。 そんなこだわりの麦芽から作るビールの素ともいうべき麦汁。その製造工程で残る「麦芽粕」は、これまで費用をかけて処分していたそうですが、現在では家畜の飼料として再利用しているそうです。 素材へのこだわりや職人の手作業、環境への配慮など、ダンデライオン・チョコレートが大事にしていることと重なる部分が多く、親近感を覚えました。 2. コラボレーションビールの開発者・藤咲さんについて 今回のコラボレーションビールの開発を担当したのは、前職はシステムエンジニアという異色の経歴をもち、COEDO随一の飲兵衛でもある藤咲さん。お話を伺うと、楽しそうにビールについて語ってくださいました。 SEになる以前はバーで働いていたこともあり、その頃から様々なお酒を嗜み、ビール同様、麦を原料とするウイスキーがお好きだそう。ビールの国際品評会の審査委員の資格まで持っている生粋のアルコールラバーです。好きなチョコレートもお酒が入ったチョコレートという徹底ぶりでした。藤咲さんがクラフトビールに注目し出した頃、手頃な価格で入手しやすいCOEDOのビールをよく飲んでいたそうです。そして前職を退職する際にCOEDOの求人を見つけたことがきっかけとなり、醸造家に転身しました。そんな藤咲さんがビールづくりにおいて大事にしていることは「品質」と「お客様目線」。COEDOのコンセプトとして、「強烈なる個性の追求ではなく、細部にまで目をくばり繊細なバランスをとる」という哲学があります。品評会の審査委員までこなすほど知識や味覚をもつ藤咲さんですが、ビールのことをお話しする様子はとても楽しそうで、多くのお客様にビールを楽しんで欲しいという想いが伝わり、COEDOのコンセプトを体現しているように感じました。 3. 「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」について 第3弾となる今回のコラボレーションビールは、第1弾と同じ「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」です。第1弾との大きな違いは3つあります。一つ目は「使用するチョコレートのカカオの産地」。第1弾はグレープフルーツのような果実感とキャラメルの風味が特徴のタンザニア産カカオを使用しましたが、今回はよりクラシックなチョコレート感があるドミニカ共和国産カカオを使用しています。今回の醸造所訪問の際、濾過された麦汁にチョコレートを投入する作業を、ダンデライオン・チョコレートのスタッフが実際に体験させていただきました。 (麦汁の中に粉砕したチョコレートを投入するダンデライオン・チョコレート古野真理子) 二つ目は「モルトの種類」。今回は、より濃い色合いのモルトを複数ブレンドすることで、飲みごたえが増し、麦芽の甘さとチョコレートとの相乗効果を狙っています。三つ目は「ホップガンの使用」。通常のビールは、仕込み後、貯酒タンクで発酵、冷却・熟成し、瓶や樽に充填されて出荷されます。今回のビールは充填の直前にホップガンという機器で3〜4時間、カカオニブを一緒に循環させることで、ビールにカカオの香りを添加しています。 昨年のコラボ第2弾「CHOCOLATE WEIZEN」も好評でしたが、ヴァイツェン(白ビール)にフルーティーなベリーズ産カカオを合わせ、いわゆる「チョコレート感」は控えめのビールだったため、Bean to Bar...
チョコレートを使用したCOEDOとのコラボレーションビール第3弾
今年も、COEDOとのコラボレーションビール 第3弾「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」を数量限定にて、販売します。 2019年の「CHOCOLATE DUNKEL (チョコレート・デュンケル)」、2020年の「CHOCOLATE WEIZEN(チョコレート・ヴァイツェン)」に続くコラボレーション第3弾。本日1月13日(水)からダンデライオン・チョコレートのオンラインストアにて先行予約を開始いたします。今回は、COEDOクラフトビール醸造所に伺った際の様子や、醸造の現場にてお伺いした開発秘話をご紹介したいと思います。 1. COEDOのビールづくり COEDO(コエド)は、株式会社協同商事 コエドブルワリーが醸造する、日本を代表するクラフトビールメーカーのひとつです。色や味わいの異なる6種類のビールを定番として揃えることで、ビール本来の豊かな味わいと『ビールを自由に選ぶ』という新たな楽しみ方を提案しています。1996年に埼玉県川越市に創設されて以来、ビールの本場ドイツから工場の設備を輸入、またブラウマイスターを招聘し丁寧な醸造技術とともに、真摯なビール作りを続けています。現在は国内外の専門店やレストランでの提供を通し、日本のクラフトビールを国内だけでなく、欧米やアジア諸国にも広げています。2016年9月埼玉県東松山市に新設された「COEDOクラフトビール醸造所」を案内していただいたのは、クラフトビール共創チームの藤咲湖南さんと、カスタマーコミュニケーションチームの原田康平さん。 (左:原田さん、右:藤咲さん) さまざまなビールを開発するにあたり、原料となる麦芽やホップはその都度、商品に適した産地のものを数種類から厳選し使用しているそうです。素材の産地が変われば味わいにもバラエティが生まれるというのは、クラフトの醍醐味ですね。 そんなこだわりの麦芽から作るビールの素ともいうべき麦汁。その製造工程で残る「麦芽粕」は、これまで費用をかけて処分していたそうですが、現在では家畜の飼料として再利用しているそうです。 素材へのこだわりや職人の手作業、環境への配慮など、ダンデライオン・チョコレートが大事にしていることと重なる部分が多く、親近感を覚えました。 2. コラボレーションビールの開発者・藤咲さんについて 今回のコラボレーションビールの開発を担当したのは、前職はシステムエンジニアという異色の経歴をもち、COEDO随一の飲兵衛でもある藤咲さん。お話を伺うと、楽しそうにビールについて語ってくださいました。 SEになる以前はバーで働いていたこともあり、その頃から様々なお酒を嗜み、ビール同様、麦を原料とするウイスキーがお好きだそう。ビールの国際品評会の審査委員の資格まで持っている生粋のアルコールラバーです。好きなチョコレートもお酒が入ったチョコレートという徹底ぶりでした。藤咲さんがクラフトビールに注目し出した頃、手頃な価格で入手しやすいCOEDOのビールをよく飲んでいたそうです。そして前職を退職する際にCOEDOの求人を見つけたことがきっかけとなり、醸造家に転身しました。そんな藤咲さんがビールづくりにおいて大事にしていることは「品質」と「お客様目線」。COEDOのコンセプトとして、「強烈なる個性の追求ではなく、細部にまで目をくばり繊細なバランスをとる」という哲学があります。品評会の審査委員までこなすほど知識や味覚をもつ藤咲さんですが、ビールのことをお話しする様子はとても楽しそうで、多くのお客様にビールを楽しんで欲しいという想いが伝わり、COEDOのコンセプトを体現しているように感じました。 3. 「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」について 第3弾となる今回のコラボレーションビールは、第1弾と同じ「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」です。第1弾との大きな違いは3つあります。一つ目は「使用するチョコレートのカカオの産地」。第1弾はグレープフルーツのような果実感とキャラメルの風味が特徴のタンザニア産カカオを使用しましたが、今回はよりクラシックなチョコレート感があるドミニカ共和国産カカオを使用しています。今回の醸造所訪問の際、濾過された麦汁にチョコレートを投入する作業を、ダンデライオン・チョコレートのスタッフが実際に体験させていただきました。 (麦汁の中に粉砕したチョコレートを投入するダンデライオン・チョコレート古野真理子) 二つ目は「モルトの種類」。今回は、より濃い色合いのモルトを複数ブレンドすることで、飲みごたえが増し、麦芽の甘さとチョコレートとの相乗効果を狙っています。三つ目は「ホップガンの使用」。通常のビールは、仕込み後、貯酒タンクで発酵、冷却・熟成し、瓶や樽に充填されて出荷されます。今回のビールは充填の直前にホップガンという機器で3〜4時間、カカオニブを一緒に循環させることで、ビールにカカオの香りを添加しています。 昨年のコラボ第2弾「CHOCOLATE WEIZEN」も好評でしたが、ヴァイツェン(白ビール)にフルーティーなベリーズ産カカオを合わせ、いわゆる「チョコレート感」は控えめのビールだったため、Bean to Bar...
世界初のクラフトコーラ専門店「伊良コーラ」とのコラボレーション、カカオコーラ 「魔法のシロップ」
みなさん、こんにちは。暑い日や運動したあと、そして映画をみる時にはいつもコーラが飲みたくなるホールセール担当の則武香恵子です。独特の味と爽やかな炭酸がついつい癖になってしまうコーラですが、一体いつ頃作られたものか、みなさんご存知でしょうか? 1. コーラの起源 コーラ好きとして気になってしまい調べてみたところ、コーラが初めて作られたのはなんと1886年のことだそうです。当時のアメリカでは薬剤師が薬草やアルコールをもとに独自の「万能薬」を作り南北戦争の帰還兵に売っていたそうで、ジョージア州の薬剤師 ジョン・S・ペンバートンもそのひとりでした。ペンバートンは新しい頭痛薬を作ろうとコカの葉(コカインの原料)とコラの木の果実であり、カフェインが多く含まれているコーラの実に目をつけ、それらをワインと混ぜ合わせた薬用酒「フレンチ・ワイン・コカ」を生み出したところ、それがなんと大当たり!1週間に1000本も売れる大ヒット商品になりました。しかし、19世紀終盤にアルコールの害を訴える禁酒運動が起き始め、禁酒令を出す州も出てくると、せっかくの大ヒット商品「フレンチ・ワイン・コカ」も攻撃の対象になってしまいます。それでもペンバートンは挫けずに、お酒ではなくシロップを使用して、代用品「コカ・コーラ」を作り、水で薄めて販売しはじめました。 ある日、「コカ・コーラ」をうっかり炭酸水で割ってしまったところ、これがお客さんの間で美味しい!と予想外の人気に。炭酸の「コカ・コーラ」はたちまち世界に広がり、現在では形を変えながらも世界中で愛される飲み物になったのです。まさに怪我の功名ですね! コカ・コーラのレシピはトップシークレット。レシピは本社金庫に保管され、幹部の2人しか知らないという噂も聞いたことがありますが、コーラは意外にも身近な材料で再現することができます。 2. 世界初のクラフトコーラ専門店「伊良コーラ」 今回ダンデライオン・チョコレートがコラボレーションした伊良コーラは、コーラの実をはじめ、15種類以上のスパイスや柑橘を独自にブレンドしたオリジナルコーラを作る、世界初のクラフトコーラ専門店です。 世界中のコーラを求めて旅に出られたこともあるほど、コーラをこよなく愛するコーラ小林さんが、和漢方職人だったお祖父さまのレシピや機械、そして思いを受け継ぎながら、スパイスの調合から火の入れ方までも細かく研究されて作られた唯一無二のクラフトコーラ。先ほどご紹介したペンバートンも使用していたというコーラの実も、最近は香料などで代用されることが多いのですが、伊良コーラではコーラ小林さんがガーナまで行き、直輸入した天然のものを使用されているそうです。今回コラボレーションするにあたって、伊良コーラ代表のコーラ小林氏にコメントをいただきました。「コーラとチョコレートには深い関わりがあります。それは、コーラの原料であるコーラの実と、チョコレートの原料であるカカオ豆が、実は兄弟のような関係の植物であるということです。どちらも現地では、神からの贈り物とされ、文化的に非常に大きな意味を持っています。それほど深い関わりのある原材料だからこそ、味はもちろんのこと、文化や背景にもこだわるクラフトコーラメーカーである『伊良コーラ』と『ダンデライオン・チョコレート』のコラボレーションが実現しました。全く新しいフレーバー『カカオコーラ』をぜひお楽しみ下さい。」 3. カカオコーラの飲み方 【おすすめの飲み方】魔法のシロップ1:炭酸水3(氷とレモンを入れてさらに美味しく)はじめはシュワっとした炭酸とともに柑橘が香る爽やかなコーラの味わいを、そして後半は複雑なスパイスの深みとカカオのコクがじんわりと感じられます。これまで飲んでいたコーラとは一線を画した仕上がりです。コーラは体に悪いという先入観先入観をもたれることもありますが、ひとつひとつ天然の素材を使用し、一から丁寧に作られている伊良コーラの魔法のシロップはそんなネガティブなイメージをも吹き飛ばしてしまいます。爽やかなコーラの味わいの中にも様々な素材の味がしっかりと楽しめるのはクラフトコーラならではですね。 【おすすめのアレンジ】魔法のシロップ1:炭酸水1:牛乳2コーラに牛乳という組み合わせに驚く方も多いかと思いますが、コーラのスパイス感に牛乳の甘さとコクがよく合います。他にもジンやラムなど、お酒でアレンジするのもおすすめです。ぜひ色々試して、お気に入りの飲み方を見つけてください。 伊良コーラ 2018年に誕生した、日本生まれ、世界初のクラフトコーラ専門メーカー・専門店です。東京・下落合に工房を持ち、100年以上前からあるコーラのレシピに基づき、コーラ職人たちが、クラフトコーラの素「魔法のシロップ」を作っています。伊良コーラ公式サイトはこちら
世界初のクラフトコーラ専門店「伊良コーラ」とのコラボレーション、カカオコーラ 「魔法のシロップ」
みなさん、こんにちは。暑い日や運動したあと、そして映画をみる時にはいつもコーラが飲みたくなるホールセール担当の則武香恵子です。独特の味と爽やかな炭酸がついつい癖になってしまうコーラですが、一体いつ頃作られたものか、みなさんご存知でしょうか? 1. コーラの起源 コーラ好きとして気になってしまい調べてみたところ、コーラが初めて作られたのはなんと1886年のことだそうです。当時のアメリカでは薬剤師が薬草やアルコールをもとに独自の「万能薬」を作り南北戦争の帰還兵に売っていたそうで、ジョージア州の薬剤師 ジョン・S・ペンバートンもそのひとりでした。ペンバートンは新しい頭痛薬を作ろうとコカの葉(コカインの原料)とコラの木の果実であり、カフェインが多く含まれているコーラの実に目をつけ、それらをワインと混ぜ合わせた薬用酒「フレンチ・ワイン・コカ」を生み出したところ、それがなんと大当たり!1週間に1000本も売れる大ヒット商品になりました。しかし、19世紀終盤にアルコールの害を訴える禁酒運動が起き始め、禁酒令を出す州も出てくると、せっかくの大ヒット商品「フレンチ・ワイン・コカ」も攻撃の対象になってしまいます。それでもペンバートンは挫けずに、お酒ではなくシロップを使用して、代用品「コカ・コーラ」を作り、水で薄めて販売しはじめました。 ある日、「コカ・コーラ」をうっかり炭酸水で割ってしまったところ、これがお客さんの間で美味しい!と予想外の人気に。炭酸の「コカ・コーラ」はたちまち世界に広がり、現在では形を変えながらも世界中で愛される飲み物になったのです。まさに怪我の功名ですね! コカ・コーラのレシピはトップシークレット。レシピは本社金庫に保管され、幹部の2人しか知らないという噂も聞いたことがありますが、コーラは意外にも身近な材料で再現することができます。 2. 世界初のクラフトコーラ専門店「伊良コーラ」 今回ダンデライオン・チョコレートがコラボレーションした伊良コーラは、コーラの実をはじめ、15種類以上のスパイスや柑橘を独自にブレンドしたオリジナルコーラを作る、世界初のクラフトコーラ専門店です。 世界中のコーラを求めて旅に出られたこともあるほど、コーラをこよなく愛するコーラ小林さんが、和漢方職人だったお祖父さまのレシピや機械、そして思いを受け継ぎながら、スパイスの調合から火の入れ方までも細かく研究されて作られた唯一無二のクラフトコーラ。先ほどご紹介したペンバートンも使用していたというコーラの実も、最近は香料などで代用されることが多いのですが、伊良コーラではコーラ小林さんがガーナまで行き、直輸入した天然のものを使用されているそうです。今回コラボレーションするにあたって、伊良コーラ代表のコーラ小林氏にコメントをいただきました。「コーラとチョコレートには深い関わりがあります。それは、コーラの原料であるコーラの実と、チョコレートの原料であるカカオ豆が、実は兄弟のような関係の植物であるということです。どちらも現地では、神からの贈り物とされ、文化的に非常に大きな意味を持っています。それほど深い関わりのある原材料だからこそ、味はもちろんのこと、文化や背景にもこだわるクラフトコーラメーカーである『伊良コーラ』と『ダンデライオン・チョコレート』のコラボレーションが実現しました。全く新しいフレーバー『カカオコーラ』をぜひお楽しみ下さい。」 3. カカオコーラの飲み方 【おすすめの飲み方】魔法のシロップ1:炭酸水3(氷とレモンを入れてさらに美味しく)はじめはシュワっとした炭酸とともに柑橘が香る爽やかなコーラの味わいを、そして後半は複雑なスパイスの深みとカカオのコクがじんわりと感じられます。これまで飲んでいたコーラとは一線を画した仕上がりです。コーラは体に悪いという先入観先入観をもたれることもありますが、ひとつひとつ天然の素材を使用し、一から丁寧に作られている伊良コーラの魔法のシロップはそんなネガティブなイメージをも吹き飛ばしてしまいます。爽やかなコーラの味わいの中にも様々な素材の味がしっかりと楽しめるのはクラフトコーラならではですね。 【おすすめのアレンジ】魔法のシロップ1:炭酸水1:牛乳2コーラに牛乳という組み合わせに驚く方も多いかと思いますが、コーラのスパイス感に牛乳の甘さとコクがよく合います。他にもジンやラムなど、お酒でアレンジするのもおすすめです。ぜひ色々試して、お気に入りの飲み方を見つけてください。 伊良コーラ 2018年に誕生した、日本生まれ、世界初のクラフトコーラ専門メーカー・専門店です。東京・下落合に工房を持ち、100年以上前からあるコーラのレシピに基づき、コーラ職人たちが、クラフトコーラの素「魔法のシロップ」を作っています。伊良コーラ公式サイトはこちら
ホールセールレポート vol.4「Nomcraft Brewing」
ダンデライオン・チョコレートでは、企業さま向けにカカオ豆やチョコレートのWholesale(卸販売)を行っております。毎月、Bean to Bar メーカーはもちろん、カフェやお菓子屋さんなど様々なお客さまにニブやグラウンドチョコレートをお送りしています。「ホールセールレポート」は、わたしたちの商品をどのようなお店(企業)にどう使っていただいているのかを、お伝えするシリーズとなっております。 今回ご紹介するお客さまは、和歌山県 有田川町にある「Nomcraft Brewing」です。Nomcraft Brewingは、世界のクラフトビールの都と呼ばれるポートランド出身でマスターブリュワーのBenさん、Cicerone(ビールのソムリエ)の資格をお持ちのシカゴ出身Adamさん、そしてオーストラリアでの醸造インターンや岩手県での醸造研修経験をお持ちのTakumiさんが、農業と発酵・醸造文化が根付く町 有田川の保育所をリノベーションし、令和元年5月にオープンされたブルワリーです。 ビールの主原料である水には、高野山から流れ、日本で最も質の高い水の1つと言われる「空海水」を用いており、アメリカンスタイルのIPAやホッピーなものをベースに、日本一の生産量を誇る有田川のぶどう山椒や地元のデコポンを使用したクラフトビールなど、ポートランドやシカゴ、オーストラリアなどで彼らが積まれた経験を活かしたクラフトビールをたくさん作られています。お取引が始まったきっかけは、2019年11月。弊社までカカオハスクのお問い合わせをいただき、いくつかの産地のカカオハスクをお試しいただいた末、ドミニカ共和国産カカオハスクをご採用いただき、カカオハスクのアロマを引き出すためビールにふんだんにご使用いただきました。醸造日には、醸造の様子をすてきな写真と共にご報告いただきました。 そして6月に完成されたクラフトビールがこちらの「 CHOCO COCO COMBO (チョココココンボ)」です。 焙煎モルツとトーストされたココナッツを大量に使用して作られたCHOCO COCO COMBOの味わいの中には、ココナッツやチョコレートのようなアロマが感じられ、南国のイメージが思い浮かびます。これまで、ざっくりとダークビール=苦い というイメージを持ってたのですが、こちらはダークビール独特のモルト感がとても軽やかでさっぱりとしているためとても飲みやすく、ココナッツ感もありながら甘すぎない。夏の暑い日にもぴったりのビールです。いつもは捨てられてしまうカカオハスクですが、ビールの原料としてこんなにも力を発揮できることには驚きでした。ビールにもココナッツやチョコレート、シトラスやマンゴーのアロマがあるとより身近なものに感じられ、どれにしようかなととてもワクワクしてしまいます。特徴として書かれているアロマを探してみたり、それとはまた違うアロマが感じられたり…。いつも飲んでいる缶ビールよりも楽しむことができ、そしてちょっと贅沢な気分にもなり。もっといろいろなクラフトビールを試してみたいと興味を惹かれました。そういった面では、クラフトビールにはなんだかBean to Barチョコレートと通ずるものがあるなと感じます。また、Nomcraft Brewingの皆さんは、地元への「クラフトビールでまちづくり」という大きなプロジェクトにも取り組まれています。保育所だった建物をリノベーションして立ち上げられたブルワリーの隣には、Nomcraft Brewingのクラフトビールが常時飲めるカフェバーが作られたり、これからベーカリーやゲストハウス・シェアオフィスも入る予定だそうです。地元農家さんの食材を使ったクラフトビールを作られたり、地元のクラフトメーカーさん協力のもとオリジナルのコースターを制作したりなど、地域の方々と新しいアイディアに積極的に取り組まれ、有田川町を盛り上げていく姿はとても素敵ですね。今回ご紹介したCHOCO COCO COMBOをはじめとするクラフトビールは、Nomcraft Brewingのオンラインショップから購入可能です。みなさまも今年の夏はNomcraft Brewingのクラフトビールで乗り切りませんか。 ダンデライオン・チョコレートのWholesaleに興味をお持ちの方は、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。 Text by...
ホールセールレポート vol.4「Nomcraft Brewing」
ダンデライオン・チョコレートでは、企業さま向けにカカオ豆やチョコレートのWholesale(卸販売)を行っております。毎月、Bean to Bar メーカーはもちろん、カフェやお菓子屋さんなど様々なお客さまにニブやグラウンドチョコレートをお送りしています。「ホールセールレポート」は、わたしたちの商品をどのようなお店(企業)にどう使っていただいているのかを、お伝えするシリーズとなっております。 今回ご紹介するお客さまは、和歌山県 有田川町にある「Nomcraft Brewing」です。Nomcraft Brewingは、世界のクラフトビールの都と呼ばれるポートランド出身でマスターブリュワーのBenさん、Cicerone(ビールのソムリエ)の資格をお持ちのシカゴ出身Adamさん、そしてオーストラリアでの醸造インターンや岩手県での醸造研修経験をお持ちのTakumiさんが、農業と発酵・醸造文化が根付く町 有田川の保育所をリノベーションし、令和元年5月にオープンされたブルワリーです。 ビールの主原料である水には、高野山から流れ、日本で最も質の高い水の1つと言われる「空海水」を用いており、アメリカンスタイルのIPAやホッピーなものをベースに、日本一の生産量を誇る有田川のぶどう山椒や地元のデコポンを使用したクラフトビールなど、ポートランドやシカゴ、オーストラリアなどで彼らが積まれた経験を活かしたクラフトビールをたくさん作られています。お取引が始まったきっかけは、2019年11月。弊社までカカオハスクのお問い合わせをいただき、いくつかの産地のカカオハスクをお試しいただいた末、ドミニカ共和国産カカオハスクをご採用いただき、カカオハスクのアロマを引き出すためビールにふんだんにご使用いただきました。醸造日には、醸造の様子をすてきな写真と共にご報告いただきました。 そして6月に完成されたクラフトビールがこちらの「 CHOCO COCO COMBO (チョココココンボ)」です。 焙煎モルツとトーストされたココナッツを大量に使用して作られたCHOCO COCO COMBOの味わいの中には、ココナッツやチョコレートのようなアロマが感じられ、南国のイメージが思い浮かびます。これまで、ざっくりとダークビール=苦い というイメージを持ってたのですが、こちらはダークビール独特のモルト感がとても軽やかでさっぱりとしているためとても飲みやすく、ココナッツ感もありながら甘すぎない。夏の暑い日にもぴったりのビールです。いつもは捨てられてしまうカカオハスクですが、ビールの原料としてこんなにも力を発揮できることには驚きでした。ビールにもココナッツやチョコレート、シトラスやマンゴーのアロマがあるとより身近なものに感じられ、どれにしようかなととてもワクワクしてしまいます。特徴として書かれているアロマを探してみたり、それとはまた違うアロマが感じられたり…。いつも飲んでいる缶ビールよりも楽しむことができ、そしてちょっと贅沢な気分にもなり。もっといろいろなクラフトビールを試してみたいと興味を惹かれました。そういった面では、クラフトビールにはなんだかBean to Barチョコレートと通ずるものがあるなと感じます。また、Nomcraft Brewingの皆さんは、地元への「クラフトビールでまちづくり」という大きなプロジェクトにも取り組まれています。保育所だった建物をリノベーションして立ち上げられたブルワリーの隣には、Nomcraft Brewingのクラフトビールが常時飲めるカフェバーが作られたり、これからベーカリーやゲストハウス・シェアオフィスも入る予定だそうです。地元農家さんの食材を使ったクラフトビールを作られたり、地元のクラフトメーカーさん協力のもとオリジナルのコースターを制作したりなど、地域の方々と新しいアイディアに積極的に取り組まれ、有田川町を盛り上げていく姿はとても素敵ですね。今回ご紹介したCHOCO COCO COMBOをはじめとするクラフトビールは、Nomcraft Brewingのオンラインショップから購入可能です。みなさまも今年の夏はNomcraft Brewingのクラフトビールで乗り切りませんか。 ダンデライオン・チョコレートのWholesaleに興味をお持ちの方は、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。 Text by...
ブレイクタイムに「CRAFT CHOCOLATE TASTING SETS」
昨日登場したばかりの「パン詰め合わせ」ですが、たくさんの方からお問い合わせをいただいております。皆さま、本当にありがとうございます。ダンデライオン・チョコレートが、素敵な”おうち時間”を過ごしていただくための第二弾企画をお知らせいたします。現在、アメリカのクラフトチョコレート業界では、「Stay home with chocolate」と銘打ち、各メーカーがSNSを通してライブ配信を行うなどの動きが盛んになってきています。 この素敵な取り組みを日本の皆さまにもお届けしたいと「CRAFT CHOCOLATE TASTING SETS」の企画が始まりました。旗艦店である「ファクトリー&カフェ 蔵前」の横に 昨年2月にオープンした「Bean to Bar Lab 蔵前」では、カカオにまつわるクラスを開催する他、日本のクラフトチョコレートメーカーの商品を多数お取り扱いしています。Bean to Bar チョコレート専門店のスタッフが一枚一枚、愛情をこめて作り上げたチョコレートをご自宅でもお楽しみいただけるよう、またおうち時間がつくれる今だからこそ、カカオの深い世界をじっくり味わっていただけたらと思い作らせていただいています。 ■CRAFT CHOCOLATE TASTING SETSダンデライオン・チョコレートのスタッフが、セレクトしたおすすめのセットは6種類。 Bean to Bar チョコレートを初めて食べる方から詳しい方まで、幅広く構成させていただいています。 001_Belize Set (3枚・5枚) カカオを通じて社会活動を行う「アンコモン・カカオ」が手掛ける「マヤ・マウンテン, ベリーズ」が、マヤの先住民と共に作り上げるカカオ豆を使用したチョコレートを集めました。...
ブレイクタイムに「CRAFT CHOCOLATE TASTING SETS」
昨日登場したばかりの「パン詰め合わせ」ですが、たくさんの方からお問い合わせをいただいております。皆さま、本当にありがとうございます。ダンデライオン・チョコレートが、素敵な”おうち時間”を過ごしていただくための第二弾企画をお知らせいたします。現在、アメリカのクラフトチョコレート業界では、「Stay home with chocolate」と銘打ち、各メーカーがSNSを通してライブ配信を行うなどの動きが盛んになってきています。 この素敵な取り組みを日本の皆さまにもお届けしたいと「CRAFT CHOCOLATE TASTING SETS」の企画が始まりました。旗艦店である「ファクトリー&カフェ 蔵前」の横に 昨年2月にオープンした「Bean to Bar Lab 蔵前」では、カカオにまつわるクラスを開催する他、日本のクラフトチョコレートメーカーの商品を多数お取り扱いしています。Bean to Bar チョコレート専門店のスタッフが一枚一枚、愛情をこめて作り上げたチョコレートをご自宅でもお楽しみいただけるよう、またおうち時間がつくれる今だからこそ、カカオの深い世界をじっくり味わっていただけたらと思い作らせていただいています。 ■CRAFT CHOCOLATE TASTING SETSダンデライオン・チョコレートのスタッフが、セレクトしたおすすめのセットは6種類。 Bean to Bar チョコレートを初めて食べる方から詳しい方まで、幅広く構成させていただいています。 001_Belize Set (3枚・5枚) カカオを通じて社会活動を行う「アンコモン・カカオ」が手掛ける「マヤ・マウンテン, ベリーズ」が、マヤの先住民と共に作り上げるカカオ豆を使用したチョコレートを集めました。...