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ワクワクをお届け「Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2022」の楽しみ方
ダンデライオン・チョコレートがクリスマスのスペシャルギフトとしてお届けする「Bean to Bar チョコレート アドベントカレンダー 2022」。11月1日(火)より、オンラインストアにてご予約を開始しました(ご好評につきすでに完売しています)。 今年も、日本が誇るクラフトチョコレートメーカーたちの想いがぎっしりと詰まった25種類のチョコレートを詰め合わせています。 今回は、このアドベントカレンダーのこだわりと楽しみ方をご紹介します。クリスマスを迎えるまでの25日間を、毎日ワクワクしながら過ごしましょう。 【関連記事】 【開発秘話】Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2021 2019 Advent Calendar vol.01、vol.02、vol.03 アドベントカレンダーはどんなもの? アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間を数えるためのカレンダーのこと。12月1日から毎日、日付が書かれた小箱を開けてカウントダウンしていき、そのなかにはお菓子などの小さな贈り物が詰められています。 ちなみに、アメリカでは12月25日までのカレンダーが主流ですが、ヨーロッパでは12月24日までのものが多いそうです。 ◎まずは星や天体現象のストーリーに触れてみよう 今年のアドベントカレンダーのテーマは、「Moonlight & Daylight」。サンフランシスコにあるカリフォルニア科学アカデミー監修のもと、クリスマスまでに起こる12月の特異な天体現象に焦点を当て、この期間に見える星座と月の満ち欠けのイラストが、一つひとつの小箱に描かれています。 付属のブックレットには、それぞれの星座の物語や天体現象の解説が記載されています。チョコレートを食べながら、冬の夜空と星座に纏わるストーリーに触れてみてはいかがでしょうか。 また、この25個の小箱にはリボンがついており、クリスマスオーナメントとして飾ることができます。クリスマスツリーのデコレーションに、そして食べ終わった後はちょっとしたプレゼントの小箱にもなりますよ。 ◎星座早見盤を使ってみよう 今回のアドベントカレンダーでは、付録として「星座早見盤」が付いています。 星座早見盤とは、夜空の星を調べたり、その日に見える星座を探したりできる道具のこと。日付と時刻を合わせることで、その時に見られる星を調べることができます。...
ワクワクをお届け「Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2022」の楽しみ方
ダンデライオン・チョコレートがクリスマスのスペシャルギフトとしてお届けする「Bean to Bar チョコレート アドベントカレンダー 2022」。11月1日(火)より、オンラインストアにてご予約を開始しました(ご好評につきすでに完売しています)。 今年も、日本が誇るクラフトチョコレートメーカーたちの想いがぎっしりと詰まった25種類のチョコレートを詰め合わせています。 今回は、このアドベントカレンダーのこだわりと楽しみ方をご紹介します。クリスマスを迎えるまでの25日間を、毎日ワクワクしながら過ごしましょう。 【関連記事】 【開発秘話】Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2021 2019 Advent Calendar vol.01、vol.02、vol.03 アドベントカレンダーはどんなもの? アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間を数えるためのカレンダーのこと。12月1日から毎日、日付が書かれた小箱を開けてカウントダウンしていき、そのなかにはお菓子などの小さな贈り物が詰められています。 ちなみに、アメリカでは12月25日までのカレンダーが主流ですが、ヨーロッパでは12月24日までのものが多いそうです。 ◎まずは星や天体現象のストーリーに触れてみよう 今年のアドベントカレンダーのテーマは、「Moonlight & Daylight」。サンフランシスコにあるカリフォルニア科学アカデミー監修のもと、クリスマスまでに起こる12月の特異な天体現象に焦点を当て、この期間に見える星座と月の満ち欠けのイラストが、一つひとつの小箱に描かれています。 付属のブックレットには、それぞれの星座の物語や天体現象の解説が記載されています。チョコレートを食べながら、冬の夜空と星座に纏わるストーリーに触れてみてはいかがでしょうか。 また、この25個の小箱にはリボンがついており、クリスマスオーナメントとして飾ることができます。クリスマスツリーのデコレーションに、そして食べ終わった後はちょっとしたプレゼントの小箱にもなりますよ。 ◎星座早見盤を使ってみよう 今回のアドベントカレンダーでは、付録として「星座早見盤」が付いています。 星座早見盤とは、夜空の星を調べたり、その日に見える星座を探したりできる道具のこと。日付と時刻を合わせることで、その時に見られる星を調べることができます。...
カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法
近年、食品ロスや廃棄物の削減に取り組むなかで、本来は捨てられるはずのものから新しいものを生み出す、アップサイクルが注目されています。実はチョコレートの生産過程でも、廃棄されてしまうものがあります。それがカカオ豆の外皮「カカオハスク」です。 現在ダンデライオン・チョコレートでは、さまざまなメーカーとともに、カカオハスクをおいしく楽しくアップサイクルできる商品づくりに取り組んでいます。今回は、カカオハスクがどのようにして新たな商品に生まれ変わるのか、活用事例についてご紹介します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら カカオハスクとは? チョコレートの主原料であるカカオ。ラグビーボールほどの大きさの実からチョコレートに利用されるのは、実はほんのわずかです。カカオの実の中にある「種」を発酵、乾燥させたものが「カカオ豆」。このカカオ豆一粒一粒は、ピーナッツのような薄い外皮「カカオハスク」で覆われています。 【関連記事】 カカオ豆が私たちの手元に届くまで – 収穫から出荷までの長い道のり - カカオハスクは繊維質で粉砕しにくく、チョコレートにしたときに口当たりが悪くなってしまうため、製造過程で必ず取り除かれる部分。お米は玄米の状態では「ぬか層」に包まれていますが、精米することで白米になります。カカオハスクは、お米でいう「ぬか層」にあたります。 カカオハスクができるまで 1. 選別 2. ロースト(焙煎) 3. ウィノウイング(風選) 4. メランジング(磨砕) 5. テンパリング・成形 チョコレートの製造工程は、カカオ豆の選別から始まり、ロースト(焙煎)、ウィノウイング(風選)、メランジング(磨砕)、テンパリング、成形です。 このなかでカカオハスクができるのは、ウィノウイングの工程。ローストしたカカオ豆をウィノワーという機械で細かく砕き、外皮と内側のカカオニブを分離します。そしてファンを使って風を当て、軽い外皮を吹き飛ばしてカカオニブを取り出します。 ローストしたカカオ豆からは、25-30%がカカオハスクとして分離されます。 【関連動画】 Bean...
カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法
近年、食品ロスや廃棄物の削減に取り組むなかで、本来は捨てられるはずのものから新しいものを生み出す、アップサイクルが注目されています。実はチョコレートの生産過程でも、廃棄されてしまうものがあります。それがカカオ豆の外皮「カカオハスク」です。 現在ダンデライオン・チョコレートでは、さまざまなメーカーとともに、カカオハスクをおいしく楽しくアップサイクルできる商品づくりに取り組んでいます。今回は、カカオハスクがどのようにして新たな商品に生まれ変わるのか、活用事例についてご紹介します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら カカオハスクとは? チョコレートの主原料であるカカオ。ラグビーボールほどの大きさの実からチョコレートに利用されるのは、実はほんのわずかです。カカオの実の中にある「種」を発酵、乾燥させたものが「カカオ豆」。このカカオ豆一粒一粒は、ピーナッツのような薄い外皮「カカオハスク」で覆われています。 【関連記事】 カカオ豆が私たちの手元に届くまで – 収穫から出荷までの長い道のり - カカオハスクは繊維質で粉砕しにくく、チョコレートにしたときに口当たりが悪くなってしまうため、製造過程で必ず取り除かれる部分。お米は玄米の状態では「ぬか層」に包まれていますが、精米することで白米になります。カカオハスクは、お米でいう「ぬか層」にあたります。 カカオハスクができるまで 1. 選別 2. ロースト(焙煎) 3. ウィノウイング(風選) 4. メランジング(磨砕) 5. テンパリング・成形 チョコレートの製造工程は、カカオ豆の選別から始まり、ロースト(焙煎)、ウィノウイング(風選)、メランジング(磨砕)、テンパリング、成形です。 このなかでカカオハスクができるのは、ウィノウイングの工程。ローストしたカカオ豆をウィノワーという機械で細かく砕き、外皮と内側のカカオニブを分離します。そしてファンを使って風を当て、軽い外皮を吹き飛ばしてカカオニブを取り出します。 ローストしたカカオ豆からは、25-30%がカカオハスクとして分離されます。 【関連動画】 Bean...
スモアとは?ダンデライオン・チョコレートの人気ペストリーを紹介
ダンデライオン・チョコレートがオープンして以来大人気のペストリー「スモア」。もともとどんなお菓子で、ダンデライオン・チョコレートのスモアにはどんな特徴があるのでしょうか。8月10日はナショナル・スモア・デーということで、今回はスモアの人気の秘密を解説します。 スモアとはどんなお菓子? スモア(S'more)はキャンプのときに作るアメリカでは定番のスイーツ。キャンプファイヤーの炎でマシュマロを炙り、チョコレートと一緒にグラハムクラッカーで挟んだものです。 スモアが初めてレシピとして公開されたのは、1927年に発行されたガールスカウトのハンドブックだそう。子どもたちが「おいしいからもっとちょうだい!」(Some more!)と言ったことから「スモア」と名付けられたそうです。 子どもから大人まで虜にするスモアは、ピーナッツバターやラズベリージャムを挟んだり、グラハムクラッカーの代わりにチョコレートチップクッキーでサンドしたりと、アメリカではさまざまなアレンジレシピがあります。 ダンデライオン・チョコレートのスモアとは? ダンデライオン・チョコレートのスモアは見た目から特徴的。グラハムクラッカーでサンドせず、スパイシーなサブレ生地の上にチョコレートを流し込んだ大きなマシュマロをのせ、岩塩をトッピングしています。 キャンプファイヤーでマシュマロを炙るように、注文ごとにバーナーで炙り出来立てを提供したいという想いから、この独特なかたちに辿り着きました。 また、味わいと食感のバランスにも秘密があります。ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が解説します。 マシュマロはすべて自家製。市販のマシュマロは砂糖や水飴などのシロップとゼラチンを泡立てたものが多いですが、ダンデライオン・チョコレートでは熱いシロップを加えるイタリアンメレンゲを作ってゼラチンで固めています。 「マシュマロの食感は、泡立てる際の気泡の入れ方で変わります。ひと粒ひと粒の泡のかたちを均一に、丁寧に細やかな球体に仕上げることで、光が乱反射せずきれいな艶でむっちりとした独特の食感が生み出せます。」 チョコレートはグアテマラ産カカオ70%のガナッシュ。炙ったマシュマロとの相性を考え、多くの産地のなかから、ワインやウイスキーの樽香とフルーティーな香りを持つグアテマラ産カカオを選びました。 「マシュマロの比率が多いペストリーですが、チョコレートの味わいを感じてもらうためすべてのパーツのバランスが肝心です。サブレ生地、マシュマロ、チョコレートガナッシュ、少々の岩塩、炙ることで生まれる香ばしい香り。口内の温度と咀嚼によって絶妙にチョコレートを感じてもらうために、丁寧にパーツを作って組み立てられています。」 8月10日はNational S’mores Day 毎年8月10日は「ナショナル・スモア・デー」。家族や友人と一緒に作ったり食べたり、スモアを楽しむ日です。キャンプと同じような体験ができるダンデライオン・チョコレートのスモア。ぜひお店で「食感の妙」を味わってみてください。 ダンデライオン・チョコレートの店舗情報はこちら
スモアとは?ダンデライオン・チョコレートの人気ペストリーを紹介
ダンデライオン・チョコレートがオープンして以来大人気のペストリー「スモア」。もともとどんなお菓子で、ダンデライオン・チョコレートのスモアにはどんな特徴があるのでしょうか。8月10日はナショナル・スモア・デーということで、今回はスモアの人気の秘密を解説します。 スモアとはどんなお菓子? スモア(S'more)はキャンプのときに作るアメリカでは定番のスイーツ。キャンプファイヤーの炎でマシュマロを炙り、チョコレートと一緒にグラハムクラッカーで挟んだものです。 スモアが初めてレシピとして公開されたのは、1927年に発行されたガールスカウトのハンドブックだそう。子どもたちが「おいしいからもっとちょうだい!」(Some more!)と言ったことから「スモア」と名付けられたそうです。 子どもから大人まで虜にするスモアは、ピーナッツバターやラズベリージャムを挟んだり、グラハムクラッカーの代わりにチョコレートチップクッキーでサンドしたりと、アメリカではさまざまなアレンジレシピがあります。 ダンデライオン・チョコレートのスモアとは? ダンデライオン・チョコレートのスモアは見た目から特徴的。グラハムクラッカーでサンドせず、スパイシーなサブレ生地の上にチョコレートを流し込んだ大きなマシュマロをのせ、岩塩をトッピングしています。 キャンプファイヤーでマシュマロを炙るように、注文ごとにバーナーで炙り出来立てを提供したいという想いから、この独特なかたちに辿り着きました。 また、味わいと食感のバランスにも秘密があります。ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が解説します。 マシュマロはすべて自家製。市販のマシュマロは砂糖や水飴などのシロップとゼラチンを泡立てたものが多いですが、ダンデライオン・チョコレートでは熱いシロップを加えるイタリアンメレンゲを作ってゼラチンで固めています。 「マシュマロの食感は、泡立てる際の気泡の入れ方で変わります。ひと粒ひと粒の泡のかたちを均一に、丁寧に細やかな球体に仕上げることで、光が乱反射せずきれいな艶でむっちりとした独特の食感が生み出せます。」 チョコレートはグアテマラ産カカオ70%のガナッシュ。炙ったマシュマロとの相性を考え、多くの産地のなかから、ワインやウイスキーの樽香とフルーティーな香りを持つグアテマラ産カカオを選びました。 「マシュマロの比率が多いペストリーですが、チョコレートの味わいを感じてもらうためすべてのパーツのバランスが肝心です。サブレ生地、マシュマロ、チョコレートガナッシュ、少々の岩塩、炙ることで生まれる香ばしい香り。口内の温度と咀嚼によって絶妙にチョコレートを感じてもらうために、丁寧にパーツを作って組み立てられています。」 8月10日はNational S’mores Day 毎年8月10日は「ナショナル・スモア・デー」。家族や友人と一緒に作ったり食べたり、スモアを楽しむ日です。キャンプと同じような体験ができるダンデライオン・チョコレートのスモア。ぜひお店で「食感の妙」を味わってみてください。 ダンデライオン・チョコレートの店舗情報はこちら
ダンデライオン・チョコレートのこだわりとは - チョコレートの製法、楽しみ方をご紹介 -
贈り物やギフト選び、SNSなどをきっかけに、ダンデライオン・チョコレートを知ってくださった方も多いかと思います。 今回は、初めてダンデライオン・チョコレートのチョコレートに出会った方に向けて、私たちのブランドやこだわり、楽しみ方について、簡単にご紹介したいと思います。 ダンデライオン・チョコレートとは ダンデライオン・チョコレートの発祥はアメリカ・サンフランシスコ。友人のガレージでチョコレートを一から作り始めたトッドとキャメロンが、試作を重ねて一番おいしいと思ったのが「カカオ豆と砂糖だけでつくったシンプルなチョコレート」でした。 【関連記事】なぜダンデライオン・チョコレートを日本に?“オタク感”あふれるチョコレートづくりと空気感を徹底再現 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら チョコレートってどうやってつくられているの? ところで、みなさんはチョコレートがどのようにできてきるか、ご存知でしょうか?多くの方はチョコレートファウンテンのように流れる液体のチョコレートを想像したり、原材料がカカオであることは知っていたりしても、実際どのようにして作られているかまで把握している方は少ないかもしれません。よく「最近の子どもは骨のない魚の切り身しか食べないから本物を知らない」なんて言ったりもしますが、チョコレートはどうでしょう?こんなに身近な食べ物なのに、大人でも知らないことかもしれません。 では、チョコレートをカカオ豆から作っている工場を目の前で見ることができて、その出来立てのチョコレートを使用したドリンクやペストリーをその場で食べられるとしたら、とてもワクワクしませんか? そんな想いでできたのが、オープンファクトリーを備えた「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」です。お店のドアを開けるとカカオの香りとチョコレートの機械音、楽しそうにチョコレートを作る製造スタッフが目の前に飛び込んできます。まさに、チョコレート工場に迷い込んだような異空間を体験できるのです。 Bean to Bar チョコレートができるまで 【関連記事】カカオ豆ときび砂糖のみでつくったチョコレート、なぜここまで味わいが違う?ダンデライオン・チョコレートがなぜ「きび砂糖」を使うのか ダンデライオン・チョコレートのチョコレートを楽しむ すべてのカカオ農園を訪れて入手するこだわりのカカオ豆と、オーガニックのきび砂糖だけでつくるチョコレートからは、シンプルだからこそ感じられる、その農園独特の味わいを知ることができます。 もし、ダンデライオン・チョコレートで初めて召し上がった商品がガトーショコラなどのペストリーなら次はチョコレートバー(板チョコレート)を、チョコレートバーが初めての商品だったなら次回はペストリーを、ぜひお試しください。 【関連記事】ダンデライオン・チョコレートのお気に入り商品ランキング2021どれが好き?ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとは チョコレートバー各種 シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。 チョコレートは奥深い チョコレートは私たちにとってとても身近なお菓子ですが、実はさまざまな側面からも興味をそそられるもの。味わいの面はもちろん、健康面や環境保全の面から見ても、とても奥深く、小学生の自由研究にも人気の題材だったりします。一枚のチョコレートのなかには、たくさんのストーリーが含まれているのです。 【関連記事】ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量サステナブルなカカオビジネス:ソルサル・カカオの取り組み...
ダンデライオン・チョコレートのこだわりとは - チョコレートの製法、楽しみ方をご紹介 -
贈り物やギフト選び、SNSなどをきっかけに、ダンデライオン・チョコレートを知ってくださった方も多いかと思います。 今回は、初めてダンデライオン・チョコレートのチョコレートに出会った方に向けて、私たちのブランドやこだわり、楽しみ方について、簡単にご紹介したいと思います。 ダンデライオン・チョコレートとは ダンデライオン・チョコレートの発祥はアメリカ・サンフランシスコ。友人のガレージでチョコレートを一から作り始めたトッドとキャメロンが、試作を重ねて一番おいしいと思ったのが「カカオ豆と砂糖だけでつくったシンプルなチョコレート」でした。 【関連記事】なぜダンデライオン・チョコレートを日本に?“オタク感”あふれるチョコレートづくりと空気感を徹底再現 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら チョコレートってどうやってつくられているの? ところで、みなさんはチョコレートがどのようにできてきるか、ご存知でしょうか?多くの方はチョコレートファウンテンのように流れる液体のチョコレートを想像したり、原材料がカカオであることは知っていたりしても、実際どのようにして作られているかまで把握している方は少ないかもしれません。よく「最近の子どもは骨のない魚の切り身しか食べないから本物を知らない」なんて言ったりもしますが、チョコレートはどうでしょう?こんなに身近な食べ物なのに、大人でも知らないことかもしれません。 では、チョコレートをカカオ豆から作っている工場を目の前で見ることができて、その出来立てのチョコレートを使用したドリンクやペストリーをその場で食べられるとしたら、とてもワクワクしませんか? そんな想いでできたのが、オープンファクトリーを備えた「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」です。お店のドアを開けるとカカオの香りとチョコレートの機械音、楽しそうにチョコレートを作る製造スタッフが目の前に飛び込んできます。まさに、チョコレート工場に迷い込んだような異空間を体験できるのです。 Bean to Bar チョコレートができるまで 【関連記事】カカオ豆ときび砂糖のみでつくったチョコレート、なぜここまで味わいが違う?ダンデライオン・チョコレートがなぜ「きび砂糖」を使うのか ダンデライオン・チョコレートのチョコレートを楽しむ すべてのカカオ農園を訪れて入手するこだわりのカカオ豆と、オーガニックのきび砂糖だけでつくるチョコレートからは、シンプルだからこそ感じられる、その農園独特の味わいを知ることができます。 もし、ダンデライオン・チョコレートで初めて召し上がった商品がガトーショコラなどのペストリーなら次はチョコレートバー(板チョコレート)を、チョコレートバーが初めての商品だったなら次回はペストリーを、ぜひお試しください。 【関連記事】ダンデライオン・チョコレートのお気に入り商品ランキング2021どれが好き?ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとは チョコレートバー各種 シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。 チョコレートは奥深い チョコレートは私たちにとってとても身近なお菓子ですが、実はさまざまな側面からも興味をそそられるもの。味わいの面はもちろん、健康面や環境保全の面から見ても、とても奥深く、小学生の自由研究にも人気の題材だったりします。一枚のチョコレートのなかには、たくさんのストーリーが含まれているのです。 【関連記事】ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量サステナブルなカカオビジネス:ソルサル・カカオの取り組み...
クラフトビールと、チョコレートと
私たちダンデライオン・チョコレートと同じく「モノ」を通してお客さまに楽しくワクワクする体験を届けている素敵なブランドと、お互いのこだわりや大事にしていることを深堀りする対談企画「◯◯と、チョコレートと」。自身のブランドを今後どのように発展していきたいかなど、社内で語られるような普段聞けない「うちに秘めた想い」を中心に発信しています。 第4回は「クラフトビールと、チョコレートと」。コエドビールを手がけるコエドブルワリーとの対談です。2019年から始まったコラボレーションビールも今年で4回目。毎年さまざまな変遷を経てきたからこそ生まれる新たな味わいのビールは、私たちダンデライオン・チョコレートのなかでは「冬の風物詩」となっています。 関連記事:チョコレートを使用したCOEDOとのコラボレーションビール第3弾 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら クラフトビールと、チョコレートと ドミニカ共和国産カカオを使用した今年の「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」 2019年はタンザニア産カカオを使用した「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」、2020年はベリーズ産カカオの「CHOCOLATE WEIZEN(チョコレート・ヴァイツェン)」を経て、原点回帰となった2021年は、ビールのベースをブラッシュアップし、ドミニカ共和国産カカオを組み合わせた「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」を発売。Australian International Beer Awards 2021ではFlavoured Specialty Beer "Chocolate"部門でゴールドを受賞しました。今年は、その「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」を更にブラッシュアップし、親しみやすいチョコレートの甘さが活かされた、クラシカルなビー ルに仕上げました。 今回、COEDO 広報の田邊真さんとクラフトビール共創チームでこのビールの開発者である藤咲湖南さん、ダンデライオン・チョコレートの物江徹と伴野智映子が、商品やこれからのブランド像について話しました。 チョコレート・デュンケルを注文する 誰もがイメージできる、「チョコレートらしい」チョコレートビールを 今回使用するホップをタンクに投入する物江。私たちが作ったチョコレートと一緒にビールができあがると思うと、一層愛着が湧きます。 伴野:今回4回目のコラボレーションビールは前回と同じデュンケルですが、醸造するにあたりこだわったことはありますか? 藤咲:まずは自分がおいしいな、と思ったデュンケルにカカオニブを実際入れてみるなどしながらイメージを膨らませました。「チョコレートらしさ」がイメージしやすいように、麦芽の種類を調整して色や甘さ、焙煎香を吟味しています。あとは昨年同様ホップガンを使用して、カカオニブをビールの中で循環させることによってチョコレートの香りがビール全体にしっかりと残るようにしています。 物江:ビールと言えば夏のイメージが強いですが、ダンデライオン・チョコレートでは冬が来ると「今年もコエドビールの季節がやってきた」と冬の風物詩になっています。実際に工場を見学させていただいたり、年を重ねるごとにお互いの距離感も近づいてきて、それが商品にも反映されているように感じます。...
クラフトビールと、チョコレートと
私たちダンデライオン・チョコレートと同じく「モノ」を通してお客さまに楽しくワクワクする体験を届けている素敵なブランドと、お互いのこだわりや大事にしていることを深堀りする対談企画「◯◯と、チョコレートと」。自身のブランドを今後どのように発展していきたいかなど、社内で語られるような普段聞けない「うちに秘めた想い」を中心に発信しています。 第4回は「クラフトビールと、チョコレートと」。コエドビールを手がけるコエドブルワリーとの対談です。2019年から始まったコラボレーションビールも今年で4回目。毎年さまざまな変遷を経てきたからこそ生まれる新たな味わいのビールは、私たちダンデライオン・チョコレートのなかでは「冬の風物詩」となっています。 関連記事:チョコレートを使用したCOEDOとのコラボレーションビール第3弾 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら クラフトビールと、チョコレートと ドミニカ共和国産カカオを使用した今年の「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」 2019年はタンザニア産カカオを使用した「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」、2020年はベリーズ産カカオの「CHOCOLATE WEIZEN(チョコレート・ヴァイツェン)」を経て、原点回帰となった2021年は、ビールのベースをブラッシュアップし、ドミニカ共和国産カカオを組み合わせた「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」を発売。Australian International Beer Awards 2021ではFlavoured Specialty Beer "Chocolate"部門でゴールドを受賞しました。今年は、その「CHOCOLATE DUNKEL(チョコレート・デュンケル)」を更にブラッシュアップし、親しみやすいチョコレートの甘さが活かされた、クラシカルなビー ルに仕上げました。 今回、COEDO 広報の田邊真さんとクラフトビール共創チームでこのビールの開発者である藤咲湖南さん、ダンデライオン・チョコレートの物江徹と伴野智映子が、商品やこれからのブランド像について話しました。 チョコレート・デュンケルを注文する 誰もがイメージできる、「チョコレートらしい」チョコレートビールを 今回使用するホップをタンクに投入する物江。私たちが作ったチョコレートと一緒にビールができあがると思うと、一層愛着が湧きます。 伴野:今回4回目のコラボレーションビールは前回と同じデュンケルですが、醸造するにあたりこだわったことはありますか? 藤咲:まずは自分がおいしいな、と思ったデュンケルにカカオニブを実際入れてみるなどしながらイメージを膨らませました。「チョコレートらしさ」がイメージしやすいように、麦芽の種類を調整して色や甘さ、焙煎香を吟味しています。あとは昨年同様ホップガンを使用して、カカオニブをビールの中で循環させることによってチョコレートの香りがビール全体にしっかりと残るようにしています。 物江:ビールと言えば夏のイメージが強いですが、ダンデライオン・チョコレートでは冬が来ると「今年もコエドビールの季節がやってきた」と冬の風物詩になっています。実際に工場を見学させていただいたり、年を重ねるごとにお互いの距離感も近づいてきて、それが商品にも反映されているように感じます。...
自転車と、チョコレートと
私たちダンデライオン・チョコレートはクラフトチョコレートメーカーとして日々チョコレートを作りBean to Bar チョコレートの魅力を発信していますが、私たちの周りには同じように、「モノ」を通してお客さまに楽しくワクワクする体験を発信している素敵なブランドがたくさんあります。そんな同じ想いを持つブランドと、お互いのこだわりや大事にしていることを深堀りする対談企画「◯◯と、チョコレートと」。商品の魅力やブランドについて考えていること、また今後どのように発展していきたいかなど、普段聞けない「うちに秘めた想い」をお伝えしたいと思います。ご紹介するブランドや商品を身近に感じ、毎日の暮らしをちょっと豊かにするための参考やきっかけになると嬉しいです。第二回は、「自転車と、チョコレートと」。乗り物と食べ物、一見共通点がなさそうですが、商品への想いやブランドにとって大切にしていることには、お互い共感する部分が多くありました。 自転車と、チョコレートと トーキョーバイクの小西遥さん(右下)と可瀬諒さん(中央下)、ダンデライオン・チョコレートの物江徹(左)と伴野智映子(右上) 東京の街にすっと馴染む自転車、tokyobike(トーキョーバイク)。この自転車に乗ったことがある人なら分かる、漕ぎ出しの軽さと気持ちよく風を感じられる乗り心地。普段何気なく歩く街がなんとなくワクワクした雰囲気に見えてくる、そんな自転車です。今年7月に清澄白河に地上3階建のフラッグシップショップ「TOKYOBIKE TOKYO(トーキョーバイクトーキョー)」をオープン。自転車の販売やレンタルサービスの他に、毎日の暮らしに取り入れたくなるような日用品や雑貨も販売し、訪れる人それぞれが居心地良く楽しめる空間です。代表取締役の金井一郎さん(通称きんちゃん)はダンデライオン・チョコレートがある蔵前の仲間とも親交があり、今回そのご縁でトーキョーバイクの小西さん、可瀬さんと、ダンデライオン・チョコレートの物江徹と伴野智映子が、お互いの商品やこれからのブランド像について話しました。 思わず遠回りしたくなる「楽しい」自転車 一般的な自転車よりひとまわり小さい車輪や漕ぎ出しの軽さなど、東京の街を楽しめるように追求されたデザイン 伴野(D):トーキョーバイクのブランドコンセプトは「街を楽しむ」なんですが、最初どういうことだろう?と思っていました。でも実際に自転車に乗ってみると、いつもより風を気持ち良く感じられたり、周りの景色が違って見えたりして、「あ、街を楽しめる自転車なんだ」ということが伝わりました。こういう感覚は、自転車作りにどう反映されているんですか?可瀬(T):東京の街は道も狭いし信号が多くて、自転車を漕ぎ続けることより止まることが多いですよね。なのでトーキョーバイクの自転車は一般的な自転車よりも車輪の径をひとまわり小さくして小回りが利くようにしていたり、漕ぎ出しをいかに軽く気持ち良くするかに重点を置いたり、自転車自体の設計を大切にしています。自転車に乗っていることを忘れて、流れる風景を楽しんだり、季節の変化に目が行くように、そんな想いで設計しています。 物江(D):僕は乗ってみて自転車に「乗っている」というよりメガネみたいに「身につけている」感覚で、よりこの気持ちいい感覚を楽しもうとしていました。思わず帰り道に井の頭公園を2周して遠回りしてみたり。小西(T):「遠回りしちゃいました」って、とても嬉しい褒め言葉です。「楽しい」という点では、私もダンデライオン・チョコレートのチョコレートに「楽しい発見」がありました。同じチョコレートでもこんなに味が違うんだ、ということが分かって、ビールや生ハムと合わせてみるなど、実験しながら楽しみました。可瀬(T):チョコレートをじっくりと味わうと味わいや香りが変化することも知って、家族にも「こうやって食べるんだよ」とか感想を言い合ったり。チョコレートを「意識的に楽しめた」気がします。伴野(D):そういう意味では、乗り物と食べ物ですがお互い自転車の乗り味やチョコレートの味わいを「楽しめる商品」なのかもしれませんね。 言語化しないブランド TOKYOBIKE TOKYOでは自転車やアクセサリーパーツの販売の他に、毎日の暮らしに取り入れたくなる日用品や雑貨の販売も行っています。今後は国内外で縁のあるアーティストやブランドとのイベントも企画しているとのこと。 伴野(D):トーキョーバイクは海外にもパートナー店舗がありますが、「本店」として意識されていることはありますか?小西(T):多くの企業がブランドイメージやビジョンを言語化していると思うんですがトーキョーバイクでは今のところ言語化されたものがないんです。海外のパートナーについては、もともと私達の自転車や世界観に共感してくれている仲間が集まっているので、現地の街にどう馴染むか、販売する自転車の種類やプロモーションはほぼ一任しています。ただ、日本が本店ということもあり、自分たちがしっかりブランドをつくるという意識は持つようにしています。 物江(D):ダンデライオン・チョコレートはサンフランシスコが本店なので逆になるけど、社内ではブランドイメージの統一のためにビジョンやミッションを言語化して意識するようにしているので、言語化せずに共有できているって、すごいですよね。商品開発でズレが出ることとかはないんですか?可瀬(T):新商品の場合、先に商品がある程度できてから、自転車の色や乗り味からみんなで「どんな人が乗ってそうか」「どんな服装か」「どんな休日を過ごしてそうか」を細かく話し合うんです。なのでそんなにズレが生じることはないかな。今はこういう風に乗り味や社内で撮影した写真を元にイメージを共有していますが、もっとお互い対話を重ねて、今後は創業者でもあるきんちゃんから言葉としても継承していけるといいなと思います。 「長く使うを大切にする。」と「オウンドメディア」への挑戦 「お客さまが長く気持ちよく自転車に乗り続けてもらえるように」。スタッフがひとつひとつ丁寧に整備してから届けています 伴野(D):フラッグシップショップ「TOKYOBIKE TOKYO」はまた新しい発信の仕方だと思いますが、他にこれから挑戦してみたいことなどありますか?可瀬(T):これはまさに今挑戦していることなんですが、もともと谷中でオフィスとして使用していた場所に「tokyobike 谷中 Soil」というお店を9月にオープンしました。このお店のコンセプトは「長く使うを大切にする。」なんですが、これまでの新車の販売と修理に加えて、理由があって手放さなければならなくなったトーキョーバイクの引き取りと、その自転車をメンテナンスして販売する、という新しいリサイクルサービスを始める予定なんです。先日は「SoilのYard Sale」という倉庫に眠っている雑貨や自転車のアクセサリーパーツなどのサンプル品やストック品を販売する企画もやりました。小西(T):あとは新しくオウンドメディア「Aspect」を始めました。これは私たちが大切にしている「街を楽しむ」をもっと伝えていこう、という企画です。私達の「街を楽しむ感覚」=「人」や「コミュニティ」だよね、と話し合い、あえて自転車には触れず、人物やお店のストーリーを探求した内容にしているんです。まだまだ試行錯誤しながらですが、これからもっと深めてお客さまに伝えていけたらと思います。物江(D):商品でつくってみたいものはありますか?僕は子どもを乗せる電動自転車も持っているんですが、漕ぎ出しのアシストはあってもトーキョーバイクの自転車のようにワクワクはしないというか。東京の街は坂道も多いので、トーキョーバイクでもあったらいいな、と思ったり。小西(T):まさに電動自転車は私たちもずっとやりたいと思っていて、次に挑戦したい商品の一つですね。今販売している自転車とはまた別の乗り物になるので、トーキョーバイクの電動自転車がほしい、と思っていただけるものをつくりたいと思っています。可瀬(T):電動自転車の漕ぎ出しは「楽」なんですが「楽しい」とは違うんですよね。トーキョーバイクらしい漕ぎ出しの感覚や気持ちよさ、楽しさをどう出すかが挑戦だと思います。 量より伝えること、届けてくれる人を大切に 「量より人」。トーキョーバイクの「街は楽しい」という想いは、人から人へ繋がっていきます 物江(D):僕たちはもっとダンデライオン・チョコレートの商品を遠くのお客さままで届けたい、という思いがあるんですが、物理的に距離が遠いと自分たちの想いが100%届かなかったり、できることに限度があったり、もどかしいときがあります。トーキョーバイクではどのように考えていますか?可瀬(T):僕たちも同じです、ただ「量より人」だな、という想いもあって。大型店でも販売できる販路をつくれば多くのお客さまにトーキョーバイクに乗っていただけるけど、それって僕ららしい届けかたやペースではないと思うんですよね。トーキョーバイクには国内に「Tokyobike Plus」という僕たちの仲間でtokyobikeの世界観を伝えてくれるコンセプトショップもあるんですが、こういった店舗を通じてなら、実際に自転車に乗っていただける人により伝わるかな、と思っています。なので量を売る、というより自転車を届けてくれる人を大切にしたい、という気持ちが強いですね。 * * * 来年で発売20年を迎えるトーキョーバイクがこれまでブランドのビジョンやガイドラインを言語化せずにブランドをつくりあげてこれたのは、街を楽しむとは何か、を常に考える姿勢があるからこそ。「ことばにはしない」けれど「トーキョーバイク」という「モノ」を通じて共感する人が繋がり、それをまた人に届ける。だからこそ、ただの乗り物で終わらず、その先を楽しめるのだと思います。そして逆に言語化しないことで、新しい取り組みや柔軟性をもってより進化できるのかもしれません。私たちのチョコレートもトーキョーバイクの自転車のように、人に伝わるチョコレートでありたい。届けてくれる人を大切に、そしてその先にあるその人の暮らしがふっと楽しくなるように。同じ想いをもって進化を続けるブランドでありたいと思います。最後に・・・「SoilのYard...
自転車と、チョコレートと
私たちダンデライオン・チョコレートはクラフトチョコレートメーカーとして日々チョコレートを作りBean to Bar チョコレートの魅力を発信していますが、私たちの周りには同じように、「モノ」を通してお客さまに楽しくワクワクする体験を発信している素敵なブランドがたくさんあります。そんな同じ想いを持つブランドと、お互いのこだわりや大事にしていることを深堀りする対談企画「◯◯と、チョコレートと」。商品の魅力やブランドについて考えていること、また今後どのように発展していきたいかなど、普段聞けない「うちに秘めた想い」をお伝えしたいと思います。ご紹介するブランドや商品を身近に感じ、毎日の暮らしをちょっと豊かにするための参考やきっかけになると嬉しいです。第二回は、「自転車と、チョコレートと」。乗り物と食べ物、一見共通点がなさそうですが、商品への想いやブランドにとって大切にしていることには、お互い共感する部分が多くありました。 自転車と、チョコレートと トーキョーバイクの小西遥さん(右下)と可瀬諒さん(中央下)、ダンデライオン・チョコレートの物江徹(左)と伴野智映子(右上) 東京の街にすっと馴染む自転車、tokyobike(トーキョーバイク)。この自転車に乗ったことがある人なら分かる、漕ぎ出しの軽さと気持ちよく風を感じられる乗り心地。普段何気なく歩く街がなんとなくワクワクした雰囲気に見えてくる、そんな自転車です。今年7月に清澄白河に地上3階建のフラッグシップショップ「TOKYOBIKE TOKYO(トーキョーバイクトーキョー)」をオープン。自転車の販売やレンタルサービスの他に、毎日の暮らしに取り入れたくなるような日用品や雑貨も販売し、訪れる人それぞれが居心地良く楽しめる空間です。代表取締役の金井一郎さん(通称きんちゃん)はダンデライオン・チョコレートがある蔵前の仲間とも親交があり、今回そのご縁でトーキョーバイクの小西さん、可瀬さんと、ダンデライオン・チョコレートの物江徹と伴野智映子が、お互いの商品やこれからのブランド像について話しました。 思わず遠回りしたくなる「楽しい」自転車 一般的な自転車よりひとまわり小さい車輪や漕ぎ出しの軽さなど、東京の街を楽しめるように追求されたデザイン 伴野(D):トーキョーバイクのブランドコンセプトは「街を楽しむ」なんですが、最初どういうことだろう?と思っていました。でも実際に自転車に乗ってみると、いつもより風を気持ち良く感じられたり、周りの景色が違って見えたりして、「あ、街を楽しめる自転車なんだ」ということが伝わりました。こういう感覚は、自転車作りにどう反映されているんですか?可瀬(T):東京の街は道も狭いし信号が多くて、自転車を漕ぎ続けることより止まることが多いですよね。なのでトーキョーバイクの自転車は一般的な自転車よりも車輪の径をひとまわり小さくして小回りが利くようにしていたり、漕ぎ出しをいかに軽く気持ち良くするかに重点を置いたり、自転車自体の設計を大切にしています。自転車に乗っていることを忘れて、流れる風景を楽しんだり、季節の変化に目が行くように、そんな想いで設計しています。 物江(D):僕は乗ってみて自転車に「乗っている」というよりメガネみたいに「身につけている」感覚で、よりこの気持ちいい感覚を楽しもうとしていました。思わず帰り道に井の頭公園を2周して遠回りしてみたり。小西(T):「遠回りしちゃいました」って、とても嬉しい褒め言葉です。「楽しい」という点では、私もダンデライオン・チョコレートのチョコレートに「楽しい発見」がありました。同じチョコレートでもこんなに味が違うんだ、ということが分かって、ビールや生ハムと合わせてみるなど、実験しながら楽しみました。可瀬(T):チョコレートをじっくりと味わうと味わいや香りが変化することも知って、家族にも「こうやって食べるんだよ」とか感想を言い合ったり。チョコレートを「意識的に楽しめた」気がします。伴野(D):そういう意味では、乗り物と食べ物ですがお互い自転車の乗り味やチョコレートの味わいを「楽しめる商品」なのかもしれませんね。 言語化しないブランド TOKYOBIKE TOKYOでは自転車やアクセサリーパーツの販売の他に、毎日の暮らしに取り入れたくなる日用品や雑貨の販売も行っています。今後は国内外で縁のあるアーティストやブランドとのイベントも企画しているとのこと。 伴野(D):トーキョーバイクは海外にもパートナー店舗がありますが、「本店」として意識されていることはありますか?小西(T):多くの企業がブランドイメージやビジョンを言語化していると思うんですがトーキョーバイクでは今のところ言語化されたものがないんです。海外のパートナーについては、もともと私達の自転車や世界観に共感してくれている仲間が集まっているので、現地の街にどう馴染むか、販売する自転車の種類やプロモーションはほぼ一任しています。ただ、日本が本店ということもあり、自分たちがしっかりブランドをつくるという意識は持つようにしています。 物江(D):ダンデライオン・チョコレートはサンフランシスコが本店なので逆になるけど、社内ではブランドイメージの統一のためにビジョンやミッションを言語化して意識するようにしているので、言語化せずに共有できているって、すごいですよね。商品開発でズレが出ることとかはないんですか?可瀬(T):新商品の場合、先に商品がある程度できてから、自転車の色や乗り味からみんなで「どんな人が乗ってそうか」「どんな服装か」「どんな休日を過ごしてそうか」を細かく話し合うんです。なのでそんなにズレが生じることはないかな。今はこういう風に乗り味や社内で撮影した写真を元にイメージを共有していますが、もっとお互い対話を重ねて、今後は創業者でもあるきんちゃんから言葉としても継承していけるといいなと思います。 「長く使うを大切にする。」と「オウンドメディア」への挑戦 「お客さまが長く気持ちよく自転車に乗り続けてもらえるように」。スタッフがひとつひとつ丁寧に整備してから届けています 伴野(D):フラッグシップショップ「TOKYOBIKE TOKYO」はまた新しい発信の仕方だと思いますが、他にこれから挑戦してみたいことなどありますか?可瀬(T):これはまさに今挑戦していることなんですが、もともと谷中でオフィスとして使用していた場所に「tokyobike 谷中 Soil」というお店を9月にオープンしました。このお店のコンセプトは「長く使うを大切にする。」なんですが、これまでの新車の販売と修理に加えて、理由があって手放さなければならなくなったトーキョーバイクの引き取りと、その自転車をメンテナンスして販売する、という新しいリサイクルサービスを始める予定なんです。先日は「SoilのYard Sale」という倉庫に眠っている雑貨や自転車のアクセサリーパーツなどのサンプル品やストック品を販売する企画もやりました。小西(T):あとは新しくオウンドメディア「Aspect」を始めました。これは私たちが大切にしている「街を楽しむ」をもっと伝えていこう、という企画です。私達の「街を楽しむ感覚」=「人」や「コミュニティ」だよね、と話し合い、あえて自転車には触れず、人物やお店のストーリーを探求した内容にしているんです。まだまだ試行錯誤しながらですが、これからもっと深めてお客さまに伝えていけたらと思います。物江(D):商品でつくってみたいものはありますか?僕は子どもを乗せる電動自転車も持っているんですが、漕ぎ出しのアシストはあってもトーキョーバイクの自転車のようにワクワクはしないというか。東京の街は坂道も多いので、トーキョーバイクでもあったらいいな、と思ったり。小西(T):まさに電動自転車は私たちもずっとやりたいと思っていて、次に挑戦したい商品の一つですね。今販売している自転車とはまた別の乗り物になるので、トーキョーバイクの電動自転車がほしい、と思っていただけるものをつくりたいと思っています。可瀬(T):電動自転車の漕ぎ出しは「楽」なんですが「楽しい」とは違うんですよね。トーキョーバイクらしい漕ぎ出しの感覚や気持ちよさ、楽しさをどう出すかが挑戦だと思います。 量より伝えること、届けてくれる人を大切に 「量より人」。トーキョーバイクの「街は楽しい」という想いは、人から人へ繋がっていきます 物江(D):僕たちはもっとダンデライオン・チョコレートの商品を遠くのお客さままで届けたい、という思いがあるんですが、物理的に距離が遠いと自分たちの想いが100%届かなかったり、できることに限度があったり、もどかしいときがあります。トーキョーバイクではどのように考えていますか?可瀬(T):僕たちも同じです、ただ「量より人」だな、という想いもあって。大型店でも販売できる販路をつくれば多くのお客さまにトーキョーバイクに乗っていただけるけど、それって僕ららしい届けかたやペースではないと思うんですよね。トーキョーバイクには国内に「Tokyobike Plus」という僕たちの仲間でtokyobikeの世界観を伝えてくれるコンセプトショップもあるんですが、こういった店舗を通じてなら、実際に自転車に乗っていただける人により伝わるかな、と思っています。なので量を売る、というより自転車を届けてくれる人を大切にしたい、という気持ちが強いですね。 * * * 来年で発売20年を迎えるトーキョーバイクがこれまでブランドのビジョンやガイドラインを言語化せずにブランドをつくりあげてこれたのは、街を楽しむとは何か、を常に考える姿勢があるからこそ。「ことばにはしない」けれど「トーキョーバイク」という「モノ」を通じて共感する人が繋がり、それをまた人に届ける。だからこそ、ただの乗り物で終わらず、その先を楽しめるのだと思います。そして逆に言語化しないことで、新しい取り組みや柔軟性をもってより進化できるのかもしれません。私たちのチョコレートもトーキョーバイクの自転車のように、人に伝わるチョコレートでありたい。届けてくれる人を大切に、そしてその先にあるその人の暮らしがふっと楽しくなるように。同じ想いをもって進化を続けるブランドでありたいと思います。最後に・・・「SoilのYard...