みなさん、こんにちは。
暑い日や運動したあと、そして映画をみる時にはいつもコーラが飲みたくなるホールセール担当の則武香恵子です。
独特の味と爽やかな炭酸がついつい癖になってしまうコーラですが、一体いつ頃作られたものか、みなさんご存知でしょうか?
1. コーラの起源
コーラ好きとして気になってしまい調べてみたところ、コーラが初めて作られたのはなんと1886年のことだそうです。
当時のアメリカでは薬剤師が薬草やアルコールをもとに独自の「万能薬」を作り南北戦争の帰還兵に売っていたそうで、ジョージア州の薬剤師 ジョン・S・ペンバートンもそのひとりでした。
ペンバートンは新しい頭痛薬を作ろうとコカの葉(コカインの原料)とコラの木の果実であり、カフェインが多く含まれているコーラの実に目をつけ、それらをワインと混ぜ合わせた薬用酒「フレンチ・ワイン・コカ」を生み出したところ、それがなんと大当たり!1週間に1000本も売れる大ヒット商品になりました。
しかし、19世紀終盤にアルコールの害を訴える禁酒運動が起き始め、禁酒令を出す州も出てくると、せっかくの大ヒット商品「フレンチ・ワイン・コカ」も攻撃の対象になってしまいます。
それでもペンバートンは挫けずに、お酒ではなくシロップを使用して、代用品「コカ・コーラ」を作り、水で薄めて販売しはじめました。
ある日、「コカ・コーラ」をうっかり炭酸水で割ってしまったところ、これがお客さんの間で美味しい!と予想外の人気に。炭酸の「コカ・コーラ」はたちまち世界に広がり、現在では形を変えながらも世界中で愛される飲み物になったのです。まさに怪我の功名ですね!
コカ・コーラのレシピはトップシークレット。レシピは本社金庫に保管され、幹部の2人しか知らないという噂も聞いたことがありますが、コーラは意外にも身近な材料で再現することができます。
2. 世界初のクラフトコーラ専門店「伊良コーラ」
今回ダンデライオン・チョコレートがコラボレーションした伊良コーラは、コーラの実をはじめ、15種類以上のスパイスや柑橘を独自にブレンドしたオリジナルコーラを作る、世界初のクラフトコーラ専門店です。
世界中のコーラを求めて旅に出られたこともあるほど、コーラをこよなく愛するコーラ小林さんが、和漢方職人だったお祖父さまのレシピや機械、そして思いを受け継ぎながら、スパイスの調合から火の入れ方までも細かく研究されて作られた唯一無二のクラフトコーラ。
先ほどご紹介したペンバートンも使用していたというコーラの実も、最近は香料などで代用されることが多いのですが、伊良コーラではコーラ小林さんがガーナまで行き、直輸入した天然のものを使用されているそうです。
今回コラボレーションするにあたって、伊良コーラ代表のコーラ小林氏にコメントをいただきました。
「コーラとチョコレートには深い関わりがあります。それは、コーラの原料であるコーラの実と、チョコレートの原料であるカカオ豆が、実は兄弟のような関係の植物であるということです。どちらも現地では、神からの贈り物とされ、文化的に非常に大きな意味を持っています。
それほど深い関わりのある原材料だからこそ、味はもちろんのこと、文化や背景にもこだわるクラフトコーラメーカーである『伊良コーラ』と『ダンデライオン・チョコレート』のコラボレーションが実現しました。全く新しいフレーバー『カカオコーラ』をぜひお楽しみ下さい。」
3. カカオコーラの飲み方
【おすすめの飲み方】
魔法のシロップ1:炭酸水3(氷とレモンを入れてさらに美味しく)
はじめはシュワっとした炭酸とともに柑橘が香る爽やかなコーラの味わいを、そして後半は複雑なスパイスの深みとカカオのコクがじんわりと感じられます。これまで飲んでいたコーラとは一線を画した仕上がりです。
コーラは体に悪いという先入観先入観をもたれることもありますが、ひとつひとつ天然の素材を使用し、一から丁寧に作られている伊良コーラの魔法のシロップはそんなネガティブなイメージをも吹き飛ばしてしまいます。
爽やかなコーラの味わいの中にも様々な素材の味がしっかりと楽しめるのはクラフトコーラならではですね。
【おすすめのアレンジ】
魔法のシロップ1:炭酸水1:牛乳2
コーラに牛乳という組み合わせに驚く方も多いかと思いますが、コーラのスパイス感に牛乳の甘さとコクがよく合います。
他にもジンやラムなど、お酒でアレンジするのもおすすめです。
ぜひ色々試して、お気に入りの飲み方を見つけてください。
伊良コーラ
2018年に誕生した、日本生まれ、世界初のクラフトコーラ専門メーカー・専門店です。
東京・下落合に工房を持ち、100年以上前からあるコーラのレシピに基づき、コーラ職人たちが、クラフトコーラの素「魔法のシロップ」を作っています。
伊良コーラ公式サイトはこちら