ー ガトーショコラはいつから販売していますか?
辻:ガトーショコラは、「初めてのクリスマスを迎える記念すべき年に、ダンデライオン・チョコレートらしいケーキをつくろう」というところから開発が始まりました。
初年度は、蔵前で初めて開発された誰にでも親しみやすい風味を持つドミニカ共和国産のカカオ豆を使用して、ホール型で作りました。
翌2017年は、グアテマラ産カカオを使用したガトーショコラを。チョコレートバーではフレッシュなぶどうのような印象でしたが、ガトーショコラにすると赤ワインのようなふくよかな風味に変化しました。お酒を使用していないのに面白いですよね。
シングルオリジンのカカオに別の素材(卵やバターなど)を合わせることで、チョコレートバーとは違った個性を引き出せることに気づきました。
2018年、さらなる可能性を探究するため、新たに産地の異なる5種類のカカオ豆でガトーショコラを作りテストしました。偶然にも以前わたしが開発したインド産のカカオ豆の個性が飛び抜けていたのです。チョコレートバーではレモンやヨーグルトのような風味が、ガトーショコラではチーズケーキのような風味に変化しました。
全て手作りで作っていたため大量生産が難しく、以前はクリスマス限定の販売にしていました。しかしお客さまの要望も多くいただき、数量限定ではありますが、オンラインストアで通年販売を開始したのです。