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カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは
最近では、チョコレートの原材料がカカオであるということが当たり前に知られるようになりました。それでは、「カカオベルト」ということばを聞いたことはありますか?ベルト=帯という意味ですが、一体何を指すのか、またカカオが生育する条件や地域を解説します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら カカオベルトとは? カカオの生育地域のことを「カカオベルト」といいます。コーヒーの栽培に適した地帯のことを「コーヒーベルト」と表現しますが、「カカオベルト」ということばは「コーヒーベルト」から来ているとも言われています。生産地にこだわったシングルオリジンのコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーのムーブメントは、Bean to Bar チョコレートに先駆けて起きており共通する部分が多いのです。「Bean to Bar」ということばも、スペシャルティコーヒーの「Seed to Cup」から来ていると言われています。カカオベルトは赤道の南北20度、いわゆる亜熱帯の地域です。ちなみにコーヒーベルトは赤道の南北25度。カカオよりも少し生育地域が広いです。地図を見ると、カカオベルトは5大陸(ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸)に渡って生育していることが分かります。カカオの発祥は5300年前の南米エクアドル。16世紀まで長い間中南米で生育していたカカオは、植民地支配によるプランテーションや産業の拡大を経て、世界的作物となっています。主な生産地を挙げると、中南米ではエクアドルやドミニカ共和国、南米ではブラジルやペルー、アフリカではコートジボワールやガーナ、アジア・オセアニアではインドネシアやパプア・ニューギニアになります。 関連記事 コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは? チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート カカオが育つ条件 カカオが育つ条件は、これらの生育地域に共通する気候や環境になります。一般的な最適生育条件は、・平均気温が最低18度、最高32度(平均気温約27度)・湿度が70-80%・高度30-300m・年間降水量が1,500 - 2,500mm・土壌のpHが中性からやや酸性(pH5.5-7)最低気温が18度なのは、カカオの種子(カカオ豆)に含まれるココアバター(油分)が、18度以下で固まってしまうため。固まってしまうと木全体に栄養分が行き渡らず、生育することが難しくなります。なるべく低地で気温が一定であることが良いとされています。乾燥や日差しに弱いカカオの木は、なるべく湿潤で降雨量の多い地域を好みます。特に若木の時にはシェイドツリーという、カカオよりも高く育つ植物を側に植えて、カカオの木を直射日光から守ることもあります。亜熱帯の植物というと頑丈でたくさん実がなるイメージですが、実はカカオは病害虫にもとても弱く、繊細な木なのです。 カカオ豆の生産量が多い国は? ここでは、カカオ豆の生産量が多い国をご紹介します。(データ参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html)...
カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは
最近では、チョコレートの原材料がカカオであるということが当たり前に知られるようになりました。それでは、「カカオベルト」ということばを聞いたことはありますか?ベルト=帯という意味ですが、一体何を指すのか、またカカオが生育する条件や地域を解説します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら カカオベルトとは? カカオの生育地域のことを「カカオベルト」といいます。コーヒーの栽培に適した地帯のことを「コーヒーベルト」と表現しますが、「カカオベルト」ということばは「コーヒーベルト」から来ているとも言われています。生産地にこだわったシングルオリジンのコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーのムーブメントは、Bean to Bar チョコレートに先駆けて起きており共通する部分が多いのです。「Bean to Bar」ということばも、スペシャルティコーヒーの「Seed to Cup」から来ていると言われています。カカオベルトは赤道の南北20度、いわゆる亜熱帯の地域です。ちなみにコーヒーベルトは赤道の南北25度。カカオよりも少し生育地域が広いです。地図を見ると、カカオベルトは5大陸(ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸)に渡って生育していることが分かります。カカオの発祥は5300年前の南米エクアドル。16世紀まで長い間中南米で生育していたカカオは、植民地支配によるプランテーションや産業の拡大を経て、世界的作物となっています。主な生産地を挙げると、中南米ではエクアドルやドミニカ共和国、南米ではブラジルやペルー、アフリカではコートジボワールやガーナ、アジア・オセアニアではインドネシアやパプア・ニューギニアになります。 関連記事 コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは? チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート カカオが育つ条件 カカオが育つ条件は、これらの生育地域に共通する気候や環境になります。一般的な最適生育条件は、・平均気温が最低18度、最高32度(平均気温約27度)・湿度が70-80%・高度30-300m・年間降水量が1,500 - 2,500mm・土壌のpHが中性からやや酸性(pH5.5-7)最低気温が18度なのは、カカオの種子(カカオ豆)に含まれるココアバター(油分)が、18度以下で固まってしまうため。固まってしまうと木全体に栄養分が行き渡らず、生育することが難しくなります。なるべく低地で気温が一定であることが良いとされています。乾燥や日差しに弱いカカオの木は、なるべく湿潤で降雨量の多い地域を好みます。特に若木の時にはシェイドツリーという、カカオよりも高く育つ植物を側に植えて、カカオの木を直射日光から守ることもあります。亜熱帯の植物というと頑丈でたくさん実がなるイメージですが、実はカカオは病害虫にもとても弱く、繊細な木なのです。 カカオ豆の生産量が多い国は? ここでは、カカオ豆の生産量が多い国をご紹介します。(データ参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html)...

ヴィーガン向けチョコレートってどういうもの?
ここ最近、日本でも「ヴィーガン」という言葉をよく耳にするようになりました。ヴィーガンとは、乳製品や卵などを含む一切の動物性食品を食べない「完全菜食主義者」のこと。チョコレートも、ヴィーガン向けのものが販売されていますが、一般的なチョコレートとどのような違いがあり、どんな場所で購入できるのか、おすすめのヴィーガン向けチョコレートを含めて解説します。 ヴィーガンチョコレート商品一覧 ヴィーガンとは? ヴィーガンとは、乳製品や卵などを含む一切の動物性食品を食べない「完全菜食主義者」。肉や魚などの動物を食べない「ベジタリアン」よりも、食べられる食材は限られています。また、ヴィーガンの中には、皮や動物実験を行った化粧品、また食品の製造過程で動物由来のものを使用したものもNGとする場合もあります。ヴィーガンはここ数年で年々増加しており、健康管理の目的以外にも、環境保全の観点からも注目されています。環境に影響を及ぼす原因の一つに人間の食物が挙げられ、その中でも動物性食品の与える影響は大きく、家畜自体から排出されるものもあれば、家畜を育てる上で発生するものもあります。そうした環境負荷を考慮して、ヴィーガンになる人も増えているそうです。 ヴィーガン向けのチョコレートの特徴 「ヴィーガン向けのチョコレート」と謳っているものはまだまだ数は少ないです。しかし、ヴィーガン向けのチョコレートの特徴をまとめると、実は多くのBean to Bar チョコレートは、ヴィーガンの方が食べられるチョコレートであることが分かります。 乳製品不使用 ミルクチョコレートやホワイトチョコレートを作る際に使用する乳製品ですが、ヴィーガンの場合は乳代替製品としてアーモンドやカシューナッツなどのナッツミルク、お米からできたライスミルク、ココナッツミルクなどを使用します。海外ではオルタナティブ・ミルクとして、多くのヴィーガンミルクチョコレートやホワイトチョコレートが販売されており、日本でもこれから注目されるチョコレートの種類です。 また、ハイカカオチョコレートには乳製品を使用していないものが多くあるため、ヴィーガンの方が安心して食べられるチョコレートになります。Bean to Bar チョコレートはハイカカオで乳製品を含まないものが多くあるので、ヴィーガンと謳っていなくても、原材料表示を確認すると良いでしょう。 白砂糖不使用 チョコレートを作る際に必ず必要な砂糖。その中でヴィーガンが避けたいのはグラニュー糖や上白糖に代表される「白砂糖」です。理由は、これらの砂糖を製造する工程で「牛や豚などの動物の骨」が使用されているから。「骨炭」と呼ばれる、動物の骨を焼いて炭にしたものです。上白糖の原料となるさとうきびは、原料糖を絞り出した後、ろ過して不純物を取り除き、結晶化させます。この不純物を取り除く工程で、骨炭が使用されます。骨炭は多孔質で脱色効果や不純物を吸着する効果があります。食品中に混入しているわけではありませんが、動物を利用しているという点で、ヴィーガンが避けるべき食材とされています。そこでヴィーガン向けのチョコレートでは、上白糖の代わりとして、ろ過工程のないきび砂糖やてんさい糖、黒糖を使用します。また、アガベシロップやココナッツシュガーを使用しているものもあります。実はBean to Bar チョコレートの多くは、白砂糖ではなくきび砂糖やてんさい糖、ココナッツシュガーを使用しています。理由は、白砂糖だと甘さが強く出過ぎてしまい、カカオ本来の味わいが分かりにくいため。また、海外のチョコレートメーカーの場合は国産のココナッツシュガーが手に入るため、地産地消を兼ねて使用しているメーカーもあります。ちなみにダンデライオン・チョコレートでは、ろ過工程のないオーガニックきび砂糖(ブラジル産)を使用しています。動物性食品不使用のチョコレートですので、ヴィーガンの方にも安心して召し上がっていただけます。 【関連記事】 ダンデライオン・チョコレートがなぜ「きび砂糖」を使うのか ...
ヴィーガン向けチョコレートってどういうもの?
ここ最近、日本でも「ヴィーガン」という言葉をよく耳にするようになりました。ヴィーガンとは、乳製品や卵などを含む一切の動物性食品を食べない「完全菜食主義者」のこと。チョコレートも、ヴィーガン向けのものが販売されていますが、一般的なチョコレートとどのような違いがあり、どんな場所で購入できるのか、おすすめのヴィーガン向けチョコレートを含めて解説します。 ヴィーガンチョコレート商品一覧 ヴィーガンとは? ヴィーガンとは、乳製品や卵などを含む一切の動物性食品を食べない「完全菜食主義者」。肉や魚などの動物を食べない「ベジタリアン」よりも、食べられる食材は限られています。また、ヴィーガンの中には、皮や動物実験を行った化粧品、また食品の製造過程で動物由来のものを使用したものもNGとする場合もあります。ヴィーガンはここ数年で年々増加しており、健康管理の目的以外にも、環境保全の観点からも注目されています。環境に影響を及ぼす原因の一つに人間の食物が挙げられ、その中でも動物性食品の与える影響は大きく、家畜自体から排出されるものもあれば、家畜を育てる上で発生するものもあります。そうした環境負荷を考慮して、ヴィーガンになる人も増えているそうです。 ヴィーガン向けのチョコレートの特徴 「ヴィーガン向けのチョコレート」と謳っているものはまだまだ数は少ないです。しかし、ヴィーガン向けのチョコレートの特徴をまとめると、実は多くのBean to Bar チョコレートは、ヴィーガンの方が食べられるチョコレートであることが分かります。 乳製品不使用 ミルクチョコレートやホワイトチョコレートを作る際に使用する乳製品ですが、ヴィーガンの場合は乳代替製品としてアーモンドやカシューナッツなどのナッツミルク、お米からできたライスミルク、ココナッツミルクなどを使用します。海外ではオルタナティブ・ミルクとして、多くのヴィーガンミルクチョコレートやホワイトチョコレートが販売されており、日本でもこれから注目されるチョコレートの種類です。 また、ハイカカオチョコレートには乳製品を使用していないものが多くあるため、ヴィーガンの方が安心して食べられるチョコレートになります。Bean to Bar チョコレートはハイカカオで乳製品を含まないものが多くあるので、ヴィーガンと謳っていなくても、原材料表示を確認すると良いでしょう。 白砂糖不使用 チョコレートを作る際に必ず必要な砂糖。その中でヴィーガンが避けたいのはグラニュー糖や上白糖に代表される「白砂糖」です。理由は、これらの砂糖を製造する工程で「牛や豚などの動物の骨」が使用されているから。「骨炭」と呼ばれる、動物の骨を焼いて炭にしたものです。上白糖の原料となるさとうきびは、原料糖を絞り出した後、ろ過して不純物を取り除き、結晶化させます。この不純物を取り除く工程で、骨炭が使用されます。骨炭は多孔質で脱色効果や不純物を吸着する効果があります。食品中に混入しているわけではありませんが、動物を利用しているという点で、ヴィーガンが避けるべき食材とされています。そこでヴィーガン向けのチョコレートでは、上白糖の代わりとして、ろ過工程のないきび砂糖やてんさい糖、黒糖を使用します。また、アガベシロップやココナッツシュガーを使用しているものもあります。実はBean to Bar チョコレートの多くは、白砂糖ではなくきび砂糖やてんさい糖、ココナッツシュガーを使用しています。理由は、白砂糖だと甘さが強く出過ぎてしまい、カカオ本来の味わいが分かりにくいため。また、海外のチョコレートメーカーの場合は国産のココナッツシュガーが手に入るため、地産地消を兼ねて使用しているメーカーもあります。ちなみにダンデライオン・チョコレートでは、ろ過工程のないオーガニックきび砂糖(ブラジル産)を使用しています。動物性食品不使用のチョコレートですので、ヴィーガンの方にも安心して召し上がっていただけます。 【関連記事】 ダンデライオン・チョコレートがなぜ「きび砂糖」を使うのか ...

チョコレートのおいしい食べ方は?テイスティングや保存方法を紹介
日中のおやつや休憩時の糖分補給、食後のお茶のお供に…など、チョコレートを食べるのにおすすめのシーンはさまざまあります。せっかくお気に入りのチョコレートを食べるなら、そのおいしさを最大限引き出した食べ方を試してみるのはいかがでしょうか。実は、チョコレートは食べる前のちょっとした準備や一緒に飲む物、保存方法などによって、味わいが大きく変わってきます。ここでは、チョコレートをよりおいしく食べるための方法をご紹介。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 チョコレートを食べる前に まずは、おいしくチョコレートを食べるために知っておきたい、おすすめの食べるタイミングや、簡単な下準備について見ていきましょう。 ・空腹・満腹時を避ける チョコレートのおいしさを堪能するには、空腹または満腹時をできるだけ避けたほうが良いでしょう。おなかが空いていると、食欲を満たすほうを優先して、チョコレートの風味を楽しむことなく食べてしまいやすくなります。反対に、満腹時は味覚の感度が鈍りやすいため、チョコレートの繊細な味を感じにくい状態です。なお、チョコレートを食べるのに最も適しているのは、味覚が一番敏感な朝がベストといわれています。【関連記事】食べるシーン別、自分好みのチョコレートの選び方 ・食べる気温(室温)を適正に&チョコレートを常温に チョコレートを食べる際、気温(室温)やチョコレートそのものの温度はとても重要。気温(室温)は暑すぎても寒すぎても、チョコレートの風味や食感を下げてしまいます。チョコレートが影響を受けにくい最適な気温(室温)は18~20℃。難しければ、15~22℃程度に調整できると◯。また、チョコレートを冷蔵保存している場合は、食べる10~15分程前に取り出して、常温に戻してから召し上がるのが良いでしょう。 ・いろいろな大きさにカットしてみる チョコレートは、大きさや厚みによって風味や口溶けが変わってきます。そのため、チョコレートバー(板チョコレート)など自分でカットできる形状であれば、さまざまなサイズにカットして、それぞれ味わいの違いを比較してみましょう。試していく中で、お気に入りのサイズや形状が見つかるかもしれません。 ・常温のミネラルウォーターを用意する チョコレートは、コーヒーや紅茶との相性も良いですが、カカオ本来の味わいを楽しみたいときは、常温のミネラルウォーターと一緒に召し上がってみてください。水は、最もカカオの風味を邪魔しない飲み物なのです。いくつか種類の異なるチョコレートを食べ比べるときも、1つ食べた後に、ミネラルウォーターで味覚をリセットしてから別のチョコレートを食べるようにすると、風味の違いを感じやすくなります。 チョコレートのおいしい食べ方 続いては、実際にチョコレートをテイスティングする際のポイントを見ていきましょう。 ・まずはチョコレートの見た目、香りを楽しむ チョコレートは色や見た目、香りなど、味以外にも楽しめる部分があります。チョコレートのツヤや形状も、チョコレートの種類によってさまざまですから、こうした見た目の部分に注目してみましょう。そして、材料の種類や作り方などによって、チョコレートの持つ香りも変わってきます。ワインのようにまずは香りを楽しむことで、口に含んだときも丁寧に味わうことができるはずです。●どれが好き?ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとは ・最初の一口は小さめに 見た目や香りも堪能したら、いよいよチョコレートを味わっていきます。ポイントは、最初の一口は、小指の第一関節くらいの大きさにすること。口に入れたらすぐに噛まず、まずは舌の上で転がして溶かしていきます。体温でチョコレートが溶けることでカカオの香りが広がり、風味を深く感じられるでしょう。そして2口目は、好みの大きさにして、もう少し長めに味わいます。じっくりと味わうことで、1口目では感じられなかった味わいや余韻を感じられると思いますよ。●ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら チョコレートの保存方法にも気をつけよう チョコレートをおいしく食べるためには、保存方法にも気を使うと良いでしょう。チョコレートの最適な保存方法は種類によって異なりますが、チョコレートバーの場合は、直射日光のあたらない湿度の低い場所で、常温保存することが望ましいです。冷蔵庫で保存する場合も多いですが、チョコレートが硬くなりすぎたり、他の食材のにおいが移ったりして、チョコレート本来の食感や風味を損なってしまう可能性があります。しかし、夏場は室内の温度が上がり、チョコレートを置いておくと溶けてしまいやすくなります。そんな時期は、チョコレートをジッパー付きの保存袋で密封し、冷蔵庫の野菜室で保存してみましょう。野菜室は冷蔵庫の中でも温度が比較的高めに設定されており、チョコレートの風味を損なう原因となる「急激な温度変化」の影響を受けにくい所なので、おすすめです。そして、食べるときは先述のとおり、野菜室から出して常温に戻してからにしましょう。●チョコレートの正しい保存方法は?おいしさを保つためのコツ チョコレートは食べ方や保存方法によっておいしさも変わる! 普段、何気なく口にしているチョコレートも、食べるタイミングや味わい方を意識するだけで、これまで気づかなかったおいしさを発見できるかもしれません。また、チョコレートは保管場所の気温や湿度など、保存の仕方による影響も受けやすい食べ物なので、ここでご紹介した保存方法を参考に、おいしい状態で召し上がっていただけると嬉しいです。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中
チョコレートのおいしい食べ方は?テイスティングや保存方法を紹介
日中のおやつや休憩時の糖分補給、食後のお茶のお供に…など、チョコレートを食べるのにおすすめのシーンはさまざまあります。せっかくお気に入りのチョコレートを食べるなら、そのおいしさを最大限引き出した食べ方を試してみるのはいかがでしょうか。実は、チョコレートは食べる前のちょっとした準備や一緒に飲む物、保存方法などによって、味わいが大きく変わってきます。ここでは、チョコレートをよりおいしく食べるための方法をご紹介。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 チョコレートを食べる前に まずは、おいしくチョコレートを食べるために知っておきたい、おすすめの食べるタイミングや、簡単な下準備について見ていきましょう。 ・空腹・満腹時を避ける チョコレートのおいしさを堪能するには、空腹または満腹時をできるだけ避けたほうが良いでしょう。おなかが空いていると、食欲を満たすほうを優先して、チョコレートの風味を楽しむことなく食べてしまいやすくなります。反対に、満腹時は味覚の感度が鈍りやすいため、チョコレートの繊細な味を感じにくい状態です。なお、チョコレートを食べるのに最も適しているのは、味覚が一番敏感な朝がベストといわれています。【関連記事】食べるシーン別、自分好みのチョコレートの選び方 ・食べる気温(室温)を適正に&チョコレートを常温に チョコレートを食べる際、気温(室温)やチョコレートそのものの温度はとても重要。気温(室温)は暑すぎても寒すぎても、チョコレートの風味や食感を下げてしまいます。チョコレートが影響を受けにくい最適な気温(室温)は18~20℃。難しければ、15~22℃程度に調整できると◯。また、チョコレートを冷蔵保存している場合は、食べる10~15分程前に取り出して、常温に戻してから召し上がるのが良いでしょう。 ・いろいろな大きさにカットしてみる チョコレートは、大きさや厚みによって風味や口溶けが変わってきます。そのため、チョコレートバー(板チョコレート)など自分でカットできる形状であれば、さまざまなサイズにカットして、それぞれ味わいの違いを比較してみましょう。試していく中で、お気に入りのサイズや形状が見つかるかもしれません。 ・常温のミネラルウォーターを用意する チョコレートは、コーヒーや紅茶との相性も良いですが、カカオ本来の味わいを楽しみたいときは、常温のミネラルウォーターと一緒に召し上がってみてください。水は、最もカカオの風味を邪魔しない飲み物なのです。いくつか種類の異なるチョコレートを食べ比べるときも、1つ食べた後に、ミネラルウォーターで味覚をリセットしてから別のチョコレートを食べるようにすると、風味の違いを感じやすくなります。 チョコレートのおいしい食べ方 続いては、実際にチョコレートをテイスティングする際のポイントを見ていきましょう。 ・まずはチョコレートの見た目、香りを楽しむ チョコレートは色や見た目、香りなど、味以外にも楽しめる部分があります。チョコレートのツヤや形状も、チョコレートの種類によってさまざまですから、こうした見た目の部分に注目してみましょう。そして、材料の種類や作り方などによって、チョコレートの持つ香りも変わってきます。ワインのようにまずは香りを楽しむことで、口に含んだときも丁寧に味わうことができるはずです。●どれが好き?ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとは ・最初の一口は小さめに 見た目や香りも堪能したら、いよいよチョコレートを味わっていきます。ポイントは、最初の一口は、小指の第一関節くらいの大きさにすること。口に入れたらすぐに噛まず、まずは舌の上で転がして溶かしていきます。体温でチョコレートが溶けることでカカオの香りが広がり、風味を深く感じられるでしょう。そして2口目は、好みの大きさにして、もう少し長めに味わいます。じっくりと味わうことで、1口目では感じられなかった味わいや余韻を感じられると思いますよ。●ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら チョコレートの保存方法にも気をつけよう チョコレートをおいしく食べるためには、保存方法にも気を使うと良いでしょう。チョコレートの最適な保存方法は種類によって異なりますが、チョコレートバーの場合は、直射日光のあたらない湿度の低い場所で、常温保存することが望ましいです。冷蔵庫で保存する場合も多いですが、チョコレートが硬くなりすぎたり、他の食材のにおいが移ったりして、チョコレート本来の食感や風味を損なってしまう可能性があります。しかし、夏場は室内の温度が上がり、チョコレートを置いておくと溶けてしまいやすくなります。そんな時期は、チョコレートをジッパー付きの保存袋で密封し、冷蔵庫の野菜室で保存してみましょう。野菜室は冷蔵庫の中でも温度が比較的高めに設定されており、チョコレートの風味を損なう原因となる「急激な温度変化」の影響を受けにくい所なので、おすすめです。そして、食べるときは先述のとおり、野菜室から出して常温に戻してからにしましょう。●チョコレートの正しい保存方法は?おいしさを保つためのコツ チョコレートは食べ方や保存方法によっておいしさも変わる! 普段、何気なく口にしているチョコレートも、食べるタイミングや味わい方を意識するだけで、これまで気づかなかったおいしさを発見できるかもしれません。また、チョコレートは保管場所の気温や湿度など、保存の仕方による影響も受けやすい食べ物なので、ここでご紹介した保存方法を参考に、おいしい状態で召し上がっていただけると嬉しいです。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中

カカオ豆が私たちの手元に届くまで – 収穫から出荷までの長い道のり -
ダンデライオン・チョコレートでは、日々カカオ豆からチョコレートを作っています。ではその「カカオ豆」とはどのようにして出来るのか、ご存知でしょうか?私たちの手元には、カカオの生産国からこのような麻袋に入ったかたちで届きます。実は、この状態になるまでにも、カカオの品質に関わる重要な工程があり、私たちはカカオ生産者の努力のおかげで、毎日美味しいチョコレートが作れるのです。 今回はカカオ豆がどのような工程を経て私たちの手元に届くのか、ご紹介します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 カカオ農園 カカオ豆は、カカオの木(テオブロマ・カカオ)にできる実(カカオポッド)の中にある種のこと。カカオの収穫期は、年2回(5月と10月頃)の地域が多いです。カカオを育てるカカオ農家は、家族経営の小規模のものから、大規模な農園を所有するものまで事業規模は様々。日本茶や海苔、お米でイメージすると、分かりやすいかもしれません。【関連記事】●カカオの木はどう育てられている?おいしいチョコレートにつながる最初の一歩 カカオの収穫 カカオの収穫は全て手作業。生産地の多くが奥地や山の中にあるため、手でもいだり、ハサミを使用してカカオ農家が一つ一つ丁寧に収穫します。収穫したカカオポッドは、山積みにしてまとめます。 カカオの実と種の取り出し 収穫したカカオは、中の実の部分(パルプ)が腐りやすいため、なるべく早めに割り、パルプと種を取り出します。この段階で、中が熟しすぎているもの、逆に未熟なものとを選別し、スペシャルティカカオ用と一般流通用のカカオ(コモディティカカオ)に分ける生産地もあります。取り出したパルプと種は、バケツや袋に入れておきます。 発酵 取り出したパルプと種を発酵させます。そしてこの「発酵」こそ、カカオの産地特有のフレーバーが決まる肝と言っても過言ではない、最も大事な工程です。発酵は木箱などに入れ、バナナの葉や麻袋で蓋をして包み、6-8日間かけて行います。発酵方法はワインに近く、酵母や細菌の働きによって果肉に含まれる糖分を利用して熱とアルコールを生成し(嫌気性発酵 -けんきせいはっこう-)、発酵の途中でかき混ぜることで空気を含み、種の中に含まれるアミノ酸や糖分が変性し(好気性発酵 -こうきせいはっこう-)、香りの元を作り出します。発酵の方法は並べた木箱やひな壇式など生産者によって様々ですが、60-70%程度の発酵具合だとフルーティーなカカオ豆になったり、発酵する際培養菌を添加することで異なるフレーバーを生み出すことが出来たりと、とても奥の深い領域です。また、発酵を失敗してしまうとスペシャルティカカオとして販売することが難しくなるため、高い技術力も必要になります。カカオ農家の中には、カカオの栽培からカカオ豆になるまでの一連の工程を自身の農園で全て完結する場合と、カカオの実と種を取り出すところまでを行い、発酵施設を持つカカオ生産者に生のカカオ豆(ウェットビーンズ)の状態で売る場合があります。後者の利点として、カカオ農家にとっては設備投資もかかり難しい作業でもある発酵や乾燥の工程にかかる負担を軽減出来ること、そして発酵施設にウェットビーンズを納品した段階で金銭を受け取ることが出来ることから、安定的な収入の確保に繋がります。また、カカオ生産者にとっては、カカオ農園を持たずに周囲のカカオ農家からウェットビーンズを集め、発酵技術に特化したスタッフが加工することで、スペシャルティカカオを生産し、高値で販売することができます。その分、カカオ農家から高値でウェットビーンズを購入することができ、結果的にお互いの収益を上げることができます。もちろん、私たちチョコレートメーカーも、その恩恵を受けて、美味しいチョコレートが作れるようになります。【関連記事】●サステナブルなカカオビジネス:ソルサル・カカオの取り組み 乾燥 発酵が完了したら、カカオ豆を乾燥させます。目的は、これ以上発酵を進めると腐敗してしまうため発酵を止め、そして保存や輸送に備えて水分を7-8%以下にするためです。乾燥の方法も生産者により様々。カカオ豆をパティオと呼ばれるセメントの台に広げて直射日光の下で乾かしたり、ビニールハウス内に乾燥台を設置したり、両方を併用するところもあります。乾燥工程には約1週間かかりますが、発酵工程同様、乾燥にかける時間や方法によっても、最終的なカカオ豆のフレーバーが変わります。均一に乾燥が進むように、トンボのようなものでかき混ぜたり、カットテストをしてカカオ豆の品質を確認したりします。 梱包・出荷 いよいよ出来上がったカカオ豆を梱包します。現地でも選別を行った後、麻袋に詰めます(ビニール製の内袋に入れる生産者もあります)。容量は一袋50-70kg、最近は小規模のチョコレートメーカーの要望に応じて、20-30kgの小さい単位でも袋詰めされています。 カカオ生産者の協力なくして、美味しいチョコレートは生まれない 私たちが日本でカカオ豆を受け取るまでに、カカオの生産地でも長い道のりと様々な工程があります。カカオを収穫してからカカオ豆になるまで約1ヶ月、カカオ農家と生産者のおかげで、私たちはこの遠く離れた日本でも、美味しいBean to Bar チョコレートをみなさまにお届けすることが出来るのです。カカオの生産地は日本から遠く、なかなか現地の様子を知ることは難しいのが現状です。ダンデライオン・チョコレートではダイレクト・トレードでカカオ豆を購入しているため、現地の生産者や流通過程をよく理解しています。よって、これからもカカオの生産地のことをどんどんご紹介していこうと思います。 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら SOURCING REPORT 現地報告として、毎年ソーシングレポートを公開しています。カカオ農園のこと、私たちのビジネス全体への取り組み方など、詳しくお知りになりたい方は下記のリンクからどうぞ。2015...
カカオ豆が私たちの手元に届くまで – 収穫から出荷までの長い道のり -
ダンデライオン・チョコレートでは、日々カカオ豆からチョコレートを作っています。ではその「カカオ豆」とはどのようにして出来るのか、ご存知でしょうか?私たちの手元には、カカオの生産国からこのような麻袋に入ったかたちで届きます。実は、この状態になるまでにも、カカオの品質に関わる重要な工程があり、私たちはカカオ生産者の努力のおかげで、毎日美味しいチョコレートが作れるのです。 今回はカカオ豆がどのような工程を経て私たちの手元に届くのか、ご紹介します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 カカオ農園 カカオ豆は、カカオの木(テオブロマ・カカオ)にできる実(カカオポッド)の中にある種のこと。カカオの収穫期は、年2回(5月と10月頃)の地域が多いです。カカオを育てるカカオ農家は、家族経営の小規模のものから、大規模な農園を所有するものまで事業規模は様々。日本茶や海苔、お米でイメージすると、分かりやすいかもしれません。【関連記事】●カカオの木はどう育てられている?おいしいチョコレートにつながる最初の一歩 カカオの収穫 カカオの収穫は全て手作業。生産地の多くが奥地や山の中にあるため、手でもいだり、ハサミを使用してカカオ農家が一つ一つ丁寧に収穫します。収穫したカカオポッドは、山積みにしてまとめます。 カカオの実と種の取り出し 収穫したカカオは、中の実の部分(パルプ)が腐りやすいため、なるべく早めに割り、パルプと種を取り出します。この段階で、中が熟しすぎているもの、逆に未熟なものとを選別し、スペシャルティカカオ用と一般流通用のカカオ(コモディティカカオ)に分ける生産地もあります。取り出したパルプと種は、バケツや袋に入れておきます。 発酵 取り出したパルプと種を発酵させます。そしてこの「発酵」こそ、カカオの産地特有のフレーバーが決まる肝と言っても過言ではない、最も大事な工程です。発酵は木箱などに入れ、バナナの葉や麻袋で蓋をして包み、6-8日間かけて行います。発酵方法はワインに近く、酵母や細菌の働きによって果肉に含まれる糖分を利用して熱とアルコールを生成し(嫌気性発酵 -けんきせいはっこう-)、発酵の途中でかき混ぜることで空気を含み、種の中に含まれるアミノ酸や糖分が変性し(好気性発酵 -こうきせいはっこう-)、香りの元を作り出します。発酵の方法は並べた木箱やひな壇式など生産者によって様々ですが、60-70%程度の発酵具合だとフルーティーなカカオ豆になったり、発酵する際培養菌を添加することで異なるフレーバーを生み出すことが出来たりと、とても奥の深い領域です。また、発酵を失敗してしまうとスペシャルティカカオとして販売することが難しくなるため、高い技術力も必要になります。カカオ農家の中には、カカオの栽培からカカオ豆になるまでの一連の工程を自身の農園で全て完結する場合と、カカオの実と種を取り出すところまでを行い、発酵施設を持つカカオ生産者に生のカカオ豆(ウェットビーンズ)の状態で売る場合があります。後者の利点として、カカオ農家にとっては設備投資もかかり難しい作業でもある発酵や乾燥の工程にかかる負担を軽減出来ること、そして発酵施設にウェットビーンズを納品した段階で金銭を受け取ることが出来ることから、安定的な収入の確保に繋がります。また、カカオ生産者にとっては、カカオ農園を持たずに周囲のカカオ農家からウェットビーンズを集め、発酵技術に特化したスタッフが加工することで、スペシャルティカカオを生産し、高値で販売することができます。その分、カカオ農家から高値でウェットビーンズを購入することができ、結果的にお互いの収益を上げることができます。もちろん、私たちチョコレートメーカーも、その恩恵を受けて、美味しいチョコレートが作れるようになります。【関連記事】●サステナブルなカカオビジネス:ソルサル・カカオの取り組み 乾燥 発酵が完了したら、カカオ豆を乾燥させます。目的は、これ以上発酵を進めると腐敗してしまうため発酵を止め、そして保存や輸送に備えて水分を7-8%以下にするためです。乾燥の方法も生産者により様々。カカオ豆をパティオと呼ばれるセメントの台に広げて直射日光の下で乾かしたり、ビニールハウス内に乾燥台を設置したり、両方を併用するところもあります。乾燥工程には約1週間かかりますが、発酵工程同様、乾燥にかける時間や方法によっても、最終的なカカオ豆のフレーバーが変わります。均一に乾燥が進むように、トンボのようなものでかき混ぜたり、カットテストをしてカカオ豆の品質を確認したりします。 梱包・出荷 いよいよ出来上がったカカオ豆を梱包します。現地でも選別を行った後、麻袋に詰めます(ビニール製の内袋に入れる生産者もあります)。容量は一袋50-70kg、最近は小規模のチョコレートメーカーの要望に応じて、20-30kgの小さい単位でも袋詰めされています。 カカオ生産者の協力なくして、美味しいチョコレートは生まれない 私たちが日本でカカオ豆を受け取るまでに、カカオの生産地でも長い道のりと様々な工程があります。カカオを収穫してからカカオ豆になるまで約1ヶ月、カカオ農家と生産者のおかげで、私たちはこの遠く離れた日本でも、美味しいBean to Bar チョコレートをみなさまにお届けすることが出来るのです。カカオの生産地は日本から遠く、なかなか現地の様子を知ることは難しいのが現状です。ダンデライオン・チョコレートではダイレクト・トレードでカカオ豆を購入しているため、現地の生産者や流通過程をよく理解しています。よって、これからもカカオの生産地のことをどんどんご紹介していこうと思います。 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら SOURCING REPORT 現地報告として、毎年ソーシングレポートを公開しています。カカオ農園のこと、私たちのビジネス全体への取り組み方など、詳しくお知りになりたい方は下記のリンクからどうぞ。2015...

コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは?
コーヒーのお供としてチョコレートを選ぶ人も多いと思いますが、もちろん両者の相性は抜群。それぞれの香りと味わいが双方のおいしさをさらに引き立て、ティータイムを贅沢に彩ってくれます。コーヒーとチョコレートは、なぜ相性がいいのでしょうか。その理由から、よりおいしく味わうための組み合わせまで、詳しく解説します。 ダンデライオン・チョコレート公式オンラインストア 商品一覧はこちら コーヒーとチョコレートは相性抜群!その理由は共通点の多さにあり そもそも、コーヒーとチョコレートはなぜ相性がいいのでしょうか。その理由は、コーヒーはコーヒー豆、チョコレートはカカオ豆と、いずれも「果実の種」からできている物であることをはじめ、多くの共通点があるからと考えられます。ここでは、主な共通点をいくつか紹介しましょう。●チョコレートの原材料とは? 【共通点1】 産地 コーヒーとチョコレートの産地は、どちらも南半球の開発途上国が中心となっています。<チョコレート>チョコレートの原材料であるカカオ豆が育つのは、中南米、アフリカ、アジアなど、赤道を挟んで南緯20°から北緯20°以内の「カカオベルト」と呼ばれるエリア。気温が17℃を下回るとカカオの木に栄養が行き渡らないため、年間を通じて温度差が少なく、湿潤な地域に限られます。<コーヒー>コーヒー豆も同様に、中南米やアフリカ、アジアなどで育ちます。カカオとの違いは、寒暖差があるとコーヒーの実が引き締まるため、標高が高いエリアであること。具体的には、赤道を挟んで北緯25°から南緯25°までを「コーヒーベルト」と呼びます。 【共通点2】 栽培方法 コーヒーとチョコレートの栽培方法も似ています。<チョコレート>カカオの木は直射日光に弱いため、バナナやコショウ、ハーブ、レモングラスなど、「シェイドツリー」と呼ばれる背の高い木とともに植えて、日陰を作ります。ちなみに、シェイドツリーには、効率良く複数の作物を育てて農家の生計を助ける役割も。一般的には年に2回しか収穫期がなく、病害菌にも弱いカカオを育てる農家にとっては、非常に重要な収入源です。<コーヒー>コーヒーの木も、風味を安定させるには直射日光を浴びすぎないことが大切。こちらも、同じくシェイドツリーを一緒に植えて、直射日光から守ります。 【共通点3】 製法 コーヒーとチョコレート、それぞれ良質な豆を作るためのプロセスには、一部共通する部分があります。<チョコレート>カカオ豆は、カカオポッドという果実から取り出した実を木箱や麻袋、バスケットなどに入れて発酵・乾燥させて作ります。<コーヒー>コーヒー豆の製法は多様で、・収穫した実をそのまま乾燥させる「ナチュラル」・果肉を取り除いて粘液が残った状態で発酵・乾燥させ、最後に水洗いする「ウォッシュド」・粘液を取り除かずに乾燥させる「セミウォッシュド」が代表的。カカオ豆と「ウォッシュド」で作られたコーヒー豆は、発酵・乾燥のプロセスが共通しています。 【共通点4】 味・栄養成分 同じような環境下で作られても、産地や製法、発酵方法などによって味が大きく異なる点はカカオ豆もコーヒー豆も同様。ローストの強弱によって、引き出される風味が違ってくるところも似ています。また、どちらにも、カフェインとポリフェノールといった栄養成分が含まれています。 チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量 コーヒー×チョコレート、よりおいしく味わうには? コーヒーとチョコレートはどのように組み合わせてもおいしいものですが、よりお互いの味を引き立てるコツがあります。 ・イメージできる「色」で考える まずは、チョコレートのフレーバーを「色」で考えること。これは、「甘い」「苦い」など、主観で表現されがちなフレーバーをより客観的に、視覚的に表現することをいい、コーヒーの味をより論理的に分類するために発明されたフレーバーホイール(Coffee Taster’s Flavor Wheel)の流れをくむ考え方です。例えば、ダンデライオン・チョコレートの「マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%」で考えてみましょう。 商品ページはこちら マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%には、フルーティーな酸味があって苺のような味わいが感じられます。色でいうと、苺の赤がイメージできるのではないでしょうか。そんな「赤」をイメージさせるチョコレートバーにコーヒーを合わせるときは、同じく「赤」をイメージさせるコーヒー豆を選びます。一般的に、収穫した豆をそのまま乾燥させる「ナチュラル」で作られたコーヒー豆は、さわやかなベリー系の酸味と甘味が感じられることが多いので、マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%はより相性がいいといえるでしょう。...
コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは?
コーヒーのお供としてチョコレートを選ぶ人も多いと思いますが、もちろん両者の相性は抜群。それぞれの香りと味わいが双方のおいしさをさらに引き立て、ティータイムを贅沢に彩ってくれます。コーヒーとチョコレートは、なぜ相性がいいのでしょうか。その理由から、よりおいしく味わうための組み合わせまで、詳しく解説します。 ダンデライオン・チョコレート公式オンラインストア 商品一覧はこちら コーヒーとチョコレートは相性抜群!その理由は共通点の多さにあり そもそも、コーヒーとチョコレートはなぜ相性がいいのでしょうか。その理由は、コーヒーはコーヒー豆、チョコレートはカカオ豆と、いずれも「果実の種」からできている物であることをはじめ、多くの共通点があるからと考えられます。ここでは、主な共通点をいくつか紹介しましょう。●チョコレートの原材料とは? 【共通点1】 産地 コーヒーとチョコレートの産地は、どちらも南半球の開発途上国が中心となっています。<チョコレート>チョコレートの原材料であるカカオ豆が育つのは、中南米、アフリカ、アジアなど、赤道を挟んで南緯20°から北緯20°以内の「カカオベルト」と呼ばれるエリア。気温が17℃を下回るとカカオの木に栄養が行き渡らないため、年間を通じて温度差が少なく、湿潤な地域に限られます。<コーヒー>コーヒー豆も同様に、中南米やアフリカ、アジアなどで育ちます。カカオとの違いは、寒暖差があるとコーヒーの実が引き締まるため、標高が高いエリアであること。具体的には、赤道を挟んで北緯25°から南緯25°までを「コーヒーベルト」と呼びます。 【共通点2】 栽培方法 コーヒーとチョコレートの栽培方法も似ています。<チョコレート>カカオの木は直射日光に弱いため、バナナやコショウ、ハーブ、レモングラスなど、「シェイドツリー」と呼ばれる背の高い木とともに植えて、日陰を作ります。ちなみに、シェイドツリーには、効率良く複数の作物を育てて農家の生計を助ける役割も。一般的には年に2回しか収穫期がなく、病害菌にも弱いカカオを育てる農家にとっては、非常に重要な収入源です。<コーヒー>コーヒーの木も、風味を安定させるには直射日光を浴びすぎないことが大切。こちらも、同じくシェイドツリーを一緒に植えて、直射日光から守ります。 【共通点3】 製法 コーヒーとチョコレート、それぞれ良質な豆を作るためのプロセスには、一部共通する部分があります。<チョコレート>カカオ豆は、カカオポッドという果実から取り出した実を木箱や麻袋、バスケットなどに入れて発酵・乾燥させて作ります。<コーヒー>コーヒー豆の製法は多様で、・収穫した実をそのまま乾燥させる「ナチュラル」・果肉を取り除いて粘液が残った状態で発酵・乾燥させ、最後に水洗いする「ウォッシュド」・粘液を取り除かずに乾燥させる「セミウォッシュド」が代表的。カカオ豆と「ウォッシュド」で作られたコーヒー豆は、発酵・乾燥のプロセスが共通しています。 【共通点4】 味・栄養成分 同じような環境下で作られても、産地や製法、発酵方法などによって味が大きく異なる点はカカオ豆もコーヒー豆も同様。ローストの強弱によって、引き出される風味が違ってくるところも似ています。また、どちらにも、カフェインとポリフェノールといった栄養成分が含まれています。 チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量 コーヒー×チョコレート、よりおいしく味わうには? コーヒーとチョコレートはどのように組み合わせてもおいしいものですが、よりお互いの味を引き立てるコツがあります。 ・イメージできる「色」で考える まずは、チョコレートのフレーバーを「色」で考えること。これは、「甘い」「苦い」など、主観で表現されがちなフレーバーをより客観的に、視覚的に表現することをいい、コーヒーの味をより論理的に分類するために発明されたフレーバーホイール(Coffee Taster’s Flavor Wheel)の流れをくむ考え方です。例えば、ダンデライオン・チョコレートの「マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%」で考えてみましょう。 商品ページはこちら マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%には、フルーティーな酸味があって苺のような味わいが感じられます。色でいうと、苺の赤がイメージできるのではないでしょうか。そんな「赤」をイメージさせるチョコレートバーにコーヒーを合わせるときは、同じく「赤」をイメージさせるコーヒー豆を選びます。一般的に、収穫した豆をそのまま乾燥させる「ナチュラル」で作られたコーヒー豆は、さわやかなベリー系の酸味と甘味が感じられることが多いので、マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%はより相性がいいといえるでしょう。...

ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜
こんにちは。ダンデライオン・チョコレートで「チョコレート・エクスペリエンス」という部署を担当している伴野智映子です。普段はオンラインワークショップの講師として、皆さんにチョコレートの魅力や奥深さをお伝えしています。最近目にする機会が増えたBean to Bar チョコレートですが、商品説明に例えばこのようなフレーバーノートの説明が記載されているのを、見かけたことはないでしょうか? 「フレーバー:はちみつ、フレッシュピーチ、ホームメードファッジ」 ワインやコーヒーでも見かける様々なフレーバーワード。お客様にとっては購入時のヒントにもなりますが、逆になんのことか疑問を抱いてしまう方もいるかもしれません。「チョコレートを食べているのに、フレッシュピーチなんて感じる?」「言われてみればそうかもしれないけど、何も言われずに食べたら気づかなそう」「そんなに舌が良い方ではないから違いが分からなそう」実は、私もそう思っていた中の一人です。ちなみに、私が栄養学を学んだ大学で行った味覚テスト(水に微量に含まれている五味「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」成分を当てるテスト)では、塩味と苦味しか分かりませんでした。これまでの職場では開発担当の経験もありますが、上司に「これは美味しい」と褒められたことは一度もなく、自分には味覚センスがない、と思っていました。そんな私でもチョコレートは楽しめるので、安心してください。究極を言えば、自分が「おお!これなんか分からないけど美味しい!」と思えればいいのです。 違う環境で育てば、違う舌を持ち、違うフレーバーを感じる 自分が感じるフレーバーは、必ずしも周りと一緒とは限りません。なぜならそれは、皆それぞれ違う舌を持っているから。同じ環境で同じものをずっと一緒に食していない限り、同じ感じ方はできません。なので、自由に美味しく食べていただければ、それで良いと思います。チョコレートをテイスティングする際、私たちは必ず一緒に食べ、意見交換をしていますが、その中で感じたことは、味の表現は「普段自分が食べ慣れている味に例えやすい」ということでした。私たちのチームでは、ダンデライオン・チョコレートのサンフランシスコ本店から来日した、アメリカ人のスタッフが一緒に働いていました。アメリカ人は相対的に見ると、ナッツ類をよく食べます(少なくとも日本人よりは)。そのため、ナッツ類の表現を非常に多く持っています。「くるみ」「アーモンド」「ピスタチオ」「ピーカンナッツ」「マカダミアナッツ」・・・とナッツの中でも違いをより的確に表現します。日本人はというと、どうやらアメリカ人のいう「ナッツ」が「豆」に置き換わる傾向がありました。「大豆」「きな粉」「味噌」「納豆くさい」等の「豆」関連のワードが多くなります。「砂糖の甘さ」の表現でも、アメリカでは「ブラウンシュガー」「ファッジ」「カラメル」になるところが、日本だと「黒糖」「和三盆」になったりします。例えば、チョコレートのフレーバーに「軽く炙ったナッツ」と記載されていても、人によっては「きな粉」なのかもしれない。「ファッジブラウニー」は「黒糖」の感覚に近いのかもしれません。そう思うと、急に親近感が沸きませんか?記載通りのフレーバーを感じなくても、自由に感じていいんだな、と思えると思います。 チョコレートをテイスティングしてみよう 「チョコレートの味わいを感じるにはどうしたらいいですか?」と聞かれることがあります。テイスティングの方法も様々な方法がありますが、これだけ守れば大丈夫です。「小指の第一関節くらいの大きさ」のチョコレートを「ボリボリ噛まずに」食べてみてください。小さすぎるとフレーバーが分かりにくく、大きすぎると噛まないといけない。なのでサイズは1-2cmくらい(厚みにもよりますが)がおすすめです。 そして、ボリボリ噛んでしまうとフレーバーを感じられないままチョコレートが喉を通ってしまうので、飴を舐める感覚で。私は空気と触れると香りを感じやすいので、たまに鼻から息を吸って口に空気を含ませたりしています。あとは、下を見つめてものすごく真剣に味わっていると疲れるので、なるべく遠くをぼーっと眺めながら味わっています。蔵前のお店でテイスティングをする時は、お向かいにある精華公園の様子を見ています。 「色」をイメージすることもあります。「このチョコレート、色に例えると緑っぽいな」と感じたら、「あ、ハーブかな」「葉が生い茂った森かな」「抹茶のえぐ味に近いのか」と想像していきます(ちょっと連想ゲームみたいですね)。 テイスティングしたチョコレートを「人」に例えて、フレーバーのイメージを膨らませる人もいます。「バリバリ働くキャリアウーマンみたい」という想像を抱かせるチョコレートなら、「レモンのようなはっきりとした酸味」や「ベリーの中でも甘いイチゴではなくクランベリー」といったように。ワークショップではもう少し掘り下げてテイスティングの方法をお伝えしていますが、普段チョコレートを食べるシーンで「よし!どんな味わいか探ってやるぞ!」ということもないと思います。堅苦しく考えず、美味しく食べていただければ良いので、何気なく食べてふと「あ、なんか美味しい」と思えるのが一番です。チョコレートの味わいは、その時の自分の気持ちや体調、気候によっても変わります。「これが正解」というのはないので、まずはひとかけら食べて「あ、美味しい」と思って笑顔になっていただけると嬉しいです。 普段はこんなふうに和気あいあいと、他のメーカーのBean to Bar チョコレートを皆でテイスティングすることも。最後になりましたが、チョコレートやカカオにまつわるワークショップを随時開催しておりますので、もっとチョコレートについて知ってみたいと思った方は、ぜひご参加ください。詳細・空き状況確認、お申し込みはPeatixから 関連商品 チョコレートバー各種¥1,296(税込)シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。
ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜
こんにちは。ダンデライオン・チョコレートで「チョコレート・エクスペリエンス」という部署を担当している伴野智映子です。普段はオンラインワークショップの講師として、皆さんにチョコレートの魅力や奥深さをお伝えしています。最近目にする機会が増えたBean to Bar チョコレートですが、商品説明に例えばこのようなフレーバーノートの説明が記載されているのを、見かけたことはないでしょうか? 「フレーバー:はちみつ、フレッシュピーチ、ホームメードファッジ」 ワインやコーヒーでも見かける様々なフレーバーワード。お客様にとっては購入時のヒントにもなりますが、逆になんのことか疑問を抱いてしまう方もいるかもしれません。「チョコレートを食べているのに、フレッシュピーチなんて感じる?」「言われてみればそうかもしれないけど、何も言われずに食べたら気づかなそう」「そんなに舌が良い方ではないから違いが分からなそう」実は、私もそう思っていた中の一人です。ちなみに、私が栄養学を学んだ大学で行った味覚テスト(水に微量に含まれている五味「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」成分を当てるテスト)では、塩味と苦味しか分かりませんでした。これまでの職場では開発担当の経験もありますが、上司に「これは美味しい」と褒められたことは一度もなく、自分には味覚センスがない、と思っていました。そんな私でもチョコレートは楽しめるので、安心してください。究極を言えば、自分が「おお!これなんか分からないけど美味しい!」と思えればいいのです。 違う環境で育てば、違う舌を持ち、違うフレーバーを感じる 自分が感じるフレーバーは、必ずしも周りと一緒とは限りません。なぜならそれは、皆それぞれ違う舌を持っているから。同じ環境で同じものをずっと一緒に食していない限り、同じ感じ方はできません。なので、自由に美味しく食べていただければ、それで良いと思います。チョコレートをテイスティングする際、私たちは必ず一緒に食べ、意見交換をしていますが、その中で感じたことは、味の表現は「普段自分が食べ慣れている味に例えやすい」ということでした。私たちのチームでは、ダンデライオン・チョコレートのサンフランシスコ本店から来日した、アメリカ人のスタッフが一緒に働いていました。アメリカ人は相対的に見ると、ナッツ類をよく食べます(少なくとも日本人よりは)。そのため、ナッツ類の表現を非常に多く持っています。「くるみ」「アーモンド」「ピスタチオ」「ピーカンナッツ」「マカダミアナッツ」・・・とナッツの中でも違いをより的確に表現します。日本人はというと、どうやらアメリカ人のいう「ナッツ」が「豆」に置き換わる傾向がありました。「大豆」「きな粉」「味噌」「納豆くさい」等の「豆」関連のワードが多くなります。「砂糖の甘さ」の表現でも、アメリカでは「ブラウンシュガー」「ファッジ」「カラメル」になるところが、日本だと「黒糖」「和三盆」になったりします。例えば、チョコレートのフレーバーに「軽く炙ったナッツ」と記載されていても、人によっては「きな粉」なのかもしれない。「ファッジブラウニー」は「黒糖」の感覚に近いのかもしれません。そう思うと、急に親近感が沸きませんか?記載通りのフレーバーを感じなくても、自由に感じていいんだな、と思えると思います。 チョコレートをテイスティングしてみよう 「チョコレートの味わいを感じるにはどうしたらいいですか?」と聞かれることがあります。テイスティングの方法も様々な方法がありますが、これだけ守れば大丈夫です。「小指の第一関節くらいの大きさ」のチョコレートを「ボリボリ噛まずに」食べてみてください。小さすぎるとフレーバーが分かりにくく、大きすぎると噛まないといけない。なのでサイズは1-2cmくらい(厚みにもよりますが)がおすすめです。 そして、ボリボリ噛んでしまうとフレーバーを感じられないままチョコレートが喉を通ってしまうので、飴を舐める感覚で。私は空気と触れると香りを感じやすいので、たまに鼻から息を吸って口に空気を含ませたりしています。あとは、下を見つめてものすごく真剣に味わっていると疲れるので、なるべく遠くをぼーっと眺めながら味わっています。蔵前のお店でテイスティングをする時は、お向かいにある精華公園の様子を見ています。 「色」をイメージすることもあります。「このチョコレート、色に例えると緑っぽいな」と感じたら、「あ、ハーブかな」「葉が生い茂った森かな」「抹茶のえぐ味に近いのか」と想像していきます(ちょっと連想ゲームみたいですね)。 テイスティングしたチョコレートを「人」に例えて、フレーバーのイメージを膨らませる人もいます。「バリバリ働くキャリアウーマンみたい」という想像を抱かせるチョコレートなら、「レモンのようなはっきりとした酸味」や「ベリーの中でも甘いイチゴではなくクランベリー」といったように。ワークショップではもう少し掘り下げてテイスティングの方法をお伝えしていますが、普段チョコレートを食べるシーンで「よし!どんな味わいか探ってやるぞ!」ということもないと思います。堅苦しく考えず、美味しく食べていただければ良いので、何気なく食べてふと「あ、なんか美味しい」と思えるのが一番です。チョコレートの味わいは、その時の自分の気持ちや体調、気候によっても変わります。「これが正解」というのはないので、まずはひとかけら食べて「あ、美味しい」と思って笑顔になっていただけると嬉しいです。 普段はこんなふうに和気あいあいと、他のメーカーのBean to Bar チョコレートを皆でテイスティングすることも。最後になりましたが、チョコレートやカカオにまつわるワークショップを随時開催しておりますので、もっとチョコレートについて知ってみたいと思った方は、ぜひご参加ください。詳細・空き状況確認、お申し込みはPeatixから 関連商品 チョコレートバー各種¥1,296(税込)シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。