日中のおやつや休憩時の糖分補給、食後のお茶のお供に…など、チョコレートを食べるのにおすすめのシーンはさまざまあります。せっかくお気に入りのチョコレートを食べるなら、そのおいしさを最大限引き出した食べ方を試してみるのはいかがでしょうか。
実は、チョコレートは食べる前のちょっとした準備や一緒に飲む物、保存方法などによって、味わいが大きく変わってきます。
ここでは、チョコレートをよりおいしく食べるための方法をご紹介。
チョコレートを食べる前に
まずは、おいしくチョコレートを食べるために知っておきたい、おすすめの食べるタイミングや、簡単な下準備について見ていきましょう。
・空腹・満腹時を避ける
チョコレートのおいしさを堪能するには、空腹または満腹時をできるだけ避けたほうが良いでしょう。
おなかが空いていると、食欲を満たすほうを優先して、チョコレートの風味を楽しむことなく食べてしまいやすくなります。反対に、満腹時は味覚の感度が鈍りやすいため、チョコレートの繊細な味を感じにくい状態です。
なお、チョコレートを食べるのに最も適しているのは、味覚が一番敏感な朝がベストといわれています。
【関連記事】食べるシーン別、自分好みのチョコレートの選び方
・食べる気温(室温)を適正に&チョコレートを常温に
チョコレートを食べる際、気温(室温)やチョコレートそのものの温度はとても重要。気温(室温)は暑すぎても寒すぎても、チョコレートの風味や食感を下げてしまいます。
チョコレートが影響を受けにくい最適な気温(室温)は18~20℃。難しければ、15~22℃程度に調整できると◯。また、チョコレートを冷蔵保存している場合は、食べる10~15分程前に取り出して、常温に戻してから召し上がるのが良いでしょう。
・いろいろな大きさにカットしてみる
チョコレートは、大きさや厚みによって風味や口溶けが変わってきます。
そのため、チョコレートバー(板チョコレート)など自分でカットできる形状であれば、さまざまなサイズにカットして、それぞれ味わいの違いを比較してみましょう。試していく中で、お気に入りのサイズや形状が見つかるかもしれません。
・常温のミネラルウォーターを用意する
チョコレートは、コーヒーや紅茶との相性も良いですが、カカオ本来の味わいを楽しみたいときは、常温のミネラルウォーターと一緒に召し上がってみてください。水は、最もカカオの風味を邪魔しない飲み物なのです。
いくつか種類の異なるチョコレートを食べ比べるときも、1つ食べた後に、ミネラルウォーターで味覚をリセットしてから別のチョコレートを食べるようにすると、風味の違いを感じやすくなります。
チョコレートのおいしい食べ方
続いては、実際にチョコレートをテイスティングする際のポイントを見ていきましょう。
・まずはチョコレートの見た目、香りを楽しむ
チョコレートは色や見た目、香りなど、味以外にも楽しめる部分があります。
チョコレートのツヤや形状も、チョコレートの種類によってさまざまですから、こうした見た目の部分に注目してみましょう。
そして、材料の種類や作り方などによって、チョコレートの持つ香りも変わってきます。ワインのようにまずは香りを楽しむことで、口に含んだときも丁寧に味わうことができるはずです。
●どれが好き?ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとは
・最初の一口は小さめに
見た目や香りも堪能したら、いよいよチョコレートを味わっていきます。
ポイントは、最初の一口は、小指の第一関節くらいの大きさにすること。口に入れたらすぐに噛まず、まずは舌の上で転がして溶かしていきます。体温でチョコレートが溶けることでカカオの香りが広がり、風味を深く感じられるでしょう。
そして2口目は、好みの大きさにして、もう少し長めに味わいます。じっくりと味わうことで、1口目では感じられなかった味わいや余韻を感じられると思いますよ。
●ヒトの味覚とテイスティング〜チョコレートの味わいは人それぞれ〜
「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」
ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー
「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」
ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー
チョコレートの保存方法にも気をつけよう
チョコレートをおいしく食べるためには、保存方法にも気を使うと良いでしょう。
チョコレートの最適な保存方法は種類によって異なりますが、チョコレートバーの場合は、直射日光のあたらない湿度の低い場所で、常温保存することが望ましいです。
冷蔵庫で保存する場合も多いですが、チョコレートが硬くなりすぎたり、他の食材のにおいが移ったりして、チョコレート本来の食感や風味を損なってしまう可能性があります。
しかし、夏場は室内の温度が上がり、チョコレートを置いておくと溶けてしまいやすくなります。そんな時期は、チョコレートをジッパー付きの保存袋で密封し、冷蔵庫の野菜室で保存してみましょう。
野菜室は冷蔵庫の中でも温度が比較的高めに設定されており、チョコレートの風味を損なう原因となる「急激な温度変化」の影響を受けにくい所なので、おすすめです。
そして、食べるときは先述のとおり、野菜室から出して常温に戻してからにしましょう。
●チョコレートの正しい保存方法は?おいしさを保つためのコツ
チョコレートは食べ方や保存方法によっておいしさも変わる!
普段、何気なく口にしているチョコレートも、食べるタイミングや味わい方を意識するだけで、これまで気づかなかったおいしさを発見できるかもしれません。
また、チョコレートは保管場所の気温や湿度など、保存の仕方による影響も受けやすい食べ物なので、ここでご紹介した保存方法を参考に、おいしい状態で召し上がっていただけると嬉しいです。