チョコレートバー(板チョコレート)にボンボン、ガトーショコラ…チョコレートの深い香りや味わいは、ストレスや疲れをそっと癒やし、前向きな気持ちを運んでくれます。毎日の暮らしに欠かせないアイテムとして、身近にチョコレートを常備している人も多いのでは?
一方で、たくさんあるチョコレートの中から自分好みの味を見つけるのが大変で、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、チョコレートを選ぶときに注目したいポイントと、日常生活のシーンに合わせたおいしいチョコレートの選び方をご紹介します。
チョコレート選びのポイント
チョコレートを選ぶときに確認したいのが、包み紙やパッケージのラベルに記載された原材料とカカオの含有量です。まずは、それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
【原材料】
チョコレートと一口にいっても、使われている原材料はさまざまです。
例えば、ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーに使われているのは、カカオ豆とオーガニックのきび砂糖の2つだけになります。ほかのメーカーで販売しているチョコレートには、出したい味わいに合わせて、脱脂粉乳や全粉乳からできたミルクパウダー、カカオ豆をローストして外皮を取り除いたカカオニブから脂肪分だけを抽出したココアバター、ココアバターを抽出した後の固形物をパウダー状にしたココアパウダーなどを使用した商品もあります。それらを使うことで、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートといったチョコレートが作られるのです。
なお、デコレーションされているチョコレートは、その原材料などもラベルに表示されています。
ミルク分やトッピングの有無がフレーバーや食感に大きく影響しますので、原材料の項目をしっかり確認するようにしましょう。
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【カカオ含有量】
近年よく見かける「カカオ◯%」の表示。これは、製品全体におけるカカオ由来の原材料の割合を示しています。ココアバターやココアパウダーも「カカオ分」として割合に含まれるため、純粋にカカオマス(※)のみなのかどうかは、原材料と併せて表示ラベルを確認しましょう。
※カカオマス…カカオニブ(カカオ豆の胚乳部)をすりつぶしてペースト状にしたもの、またはそれを固形状にしたもの
一般的に、カカオマスのみの場合はカカオ含有量が多いほど甘みは控えめで、カカオ本来の味を直接感じることができます。
食べるシーンごとにチョコレートを選んでみよう
チョコレートは、食べるタイミングによって種類を変えることで気分を変えたり、よりおいしくいただくことができたりします。
そこで、日常のシーンごとにおすすめのチョコレートの選び方をご紹介しましょう。
【仕事中に】
カカオ70%以上のチョコレートで集中力アップに期待!
脳を活性化させるほか、抗ストレス効果やリラックス効果もあるといわれるチョコレート。仕事の合間の気分転換に食べるなら、カカオ含有量が70%以上の物がおすすめです。
カカオ70%以上のハイカカオチョコレートは、口の中に甘い後味が残りにくいのが特徴。濃厚なカカオの風味で、作業効率や集中力アップが期待できます。
【寝起きに】
ハイカカオチョコレートで体を目覚めさせよう
仕事中と同じく、やる気や集中力を高めたい朝にも、チョコレートはぴったり。特に、カカオ含有量70%以上のチョコレートは、食物繊維が豊富なカカオポリフェノールも多く含まれるので、腸の働きを促す意味でもいいでしょう。
なお、ハイカカオチョコレートには食物繊維だけでなく、「ビタミンC以外は全部入っている」といわれるほど栄養価が高いのはうれしいところ。食べすぎに注意しつつ、適量を守って食べてください。
【子供といっしょに】
甘みを感じられる物、チョコレートスイーツも◎
おやつタイムに子供といっしょに食べるなら、甘くて優しい味のチョコレートを選びたいもの。脱脂粉乳や全粉乳から作られたミルクパウダーなど、乳製品を含むチョコレートは、カカオの含有量が減るので甘みも感じられます。
また、ガトーショコラやチョコレートクッキーなどのスイーツもいいですね。
関連商品
ガトーショコラ
ダンデライオン・チョコレートのガトーショコラは4つだけの材料でつくられています。
チョコレート・きび砂糖・卵・バター。選びぬいたこの4つの材料を丁寧に使うことで奇跡の味にたどり着きました。
クッキーアソートメント
おいしさだけを伝えたいから添加物は一切不使用。
香料、保存料、着色料を一切使用していないため、ご自宅用にも、お子さまがいるご家庭へのギフトとしても、安心してお選びいただけます。
カカオ含有量が高くても、使われているカカオの産地によっては甘みを強く感じられるチョコレートもありますので、少しずつ食べ比べてみてもおもしろいでしょう。
【お酒といっしょに】
アルコール度数に応じてカカオ分を調整
お酒とチョコレートは相性抜群。お酒の中でもワインやウイスキー、バーボンなどに合わせると、お互いを引き立て合って、さらにおいしく味わうことができます。
お酒に合わせるときは、飲むお酒のアルコール度数を基準にチョコレートを選びましょう。
・アルコール度数が高いお酒やスモーキーなウイスキー、コクのあるワイン ⇒ カカオ含有率も高い物
・アルコール度数が低めのお酒 ⇒ カカオ含有率が高くない物
がおすすめです。
ワインは、どちらかといえば赤のほうがチョコレートに合いますが、白でもシャルドネのような樽の香りが強い物はチョコレートの風味とマッチするので、ペアリングを楽しめるでしょう。
日常のシーンに合ったチョコレートで、一日に彩りを
チョコレートの味わいは、「原材料」や「カカオ含有量」で大きく変わります。食べたいシーンに合わせてチョコレートを選ぶことで、よりおいしさを実感することができるでしょう。
一日に新しい彩りを与えてくれる、お気に入りのチョコレートを見つけてくださいね。