コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは?

コーヒーのお供としてチョコレートを選ぶ人も多いと思いますが、もちろん両者の相性は抜群。それぞれの香りと味わいが双方のおいしさをさらに引き立て、ティータイムを贅沢に彩ってくれます。
コーヒーとチョコレートは、なぜ相性がいいのでしょうか。その理由から、よりおいしく味わうための組み合わせまで、詳しく解説します。

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コーヒーとチョコレートは相性抜群!その理由は共通点の多さにあり

そもそも、コーヒーとチョコレートはなぜ相性がいいのでしょうか。その理由は、コーヒーはコーヒー豆、チョコレートはカカオ豆と、いずれも「果実の種」からできている物であることをはじめ、多くの共通点があるからと考えられます。
ここでは、主な共通点をいくつか紹介しましょう。


チョコレートの原材料とは?

【共通点1】 産地

コーヒーとチョコレートの産地は、どちらも南半球の開発途上国が中心となっています。

<チョコレート>
チョコレートの原材料であるカカオ豆が育つのは、中南米、アフリカ、アジアなど、赤道を挟んで南緯20°から北緯20°以内の「カカオベルト」と呼ばれるエリア
気温が17℃を下回るとカカオの木に栄養が行き渡らないため、年間を通じて温度差が少なく、湿潤な地域に限られます

<コーヒー>
コーヒー豆も同様に、中南米やアフリカ、アジアなどで育ちます。カカオとの違いは、寒暖差があるとコーヒーの実が引き締まるため、標高が高いエリアであること。具体的には、赤道を挟んで北緯25°から南緯25°までを「コーヒーベルト」と呼びます。

【共通点2】 栽培方法

コーヒーとチョコレートの栽培方法も似ています。

<チョコレート>
カカオの木は直射日光に弱いため、バナナやコショウ、ハーブ、レモングラスなど、「シェイドツリー」と呼ばれる背の高い木とともに植えて、日陰を作ります。

ちなみに、シェイドツリーには、効率良く複数の作物を育てて農家の生計を助ける役割も。一般的には年に2回しか収穫期がなく、病害菌にも弱いカカオを育てる農家にとっては、非常に重要な収入源です。

<コーヒー>
コーヒーの木も、風味を安定させるには直射日光を浴びすぎないことが大切。こちらも、同じくシェイドツリーを一緒に植えて、直射日光から守ります。

【共通点3】 製法

コーヒーとチョコレート、それぞれ良質な豆を作るためのプロセスには、一部共通する部分があります。

<チョコレート>
カカオ豆は、カカオポッドという果実から取り出した実を木箱や麻袋、バスケットなどに入れて発酵・乾燥させて作ります。

<コーヒー>
コーヒー豆の製法は多様で、
・収穫した実をそのまま乾燥させる「ナチュラル」
・果肉を取り除いて粘液が残った状態で発酵・乾燥させ、最後に水洗いする「ウォッシュド」
・粘液を取り除かずに乾燥させる「セミウォッシュド」
が代表的。

カカオ豆と「ウォッシュド」で作られたコーヒー豆は、発酵・乾燥のプロセスが共通しています。

【共通点4】 味・栄養成分

同じような環境下で作られても、産地や製法、発酵方法などによって味が大きく異なる点はカカオ豆もコーヒー豆も同様。ローストの強弱によって、引き出される風味が違ってくるところも似ています。

また、どちらにも、カフェインとポリフェノールといった栄養成分が含まれています。


 

コーヒー×チョコレート、よりおいしく味わうには?

コーヒーとチョコレートはどのように組み合わせてもおいしいものですが、よりお互いの味を引き立てるコツがあります。

・イメージできる「色」で考える

まずは、チョコレートのフレーバーを「色」で考えること。
これは、「甘い」「苦い」など、主観で表現されがちなフレーバーをより客観的に、視覚的に表現することをいい、コーヒーの味をより論理的に分類するために発明されたフレーバーホイール(Coffee Taster’s Flavor Wheel)の流れをくむ考え方です。

例えば、ダンデライオン・チョコレートの「マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%」で考えてみましょう。

マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%には、フルーティーな酸味があって苺のような味わいが感じられます。色でいうと、苺の赤がイメージできるのではないでしょうか。
そんな「赤」をイメージさせるチョコレートバーにコーヒーを合わせるときは、同じく「赤」をイメージさせるコーヒー豆を選びます。

一般的に、収穫した豆をそのまま乾燥させる「ナチュラル」で作られたコーヒー豆は、さわやかなベリー系の酸味と甘味が感じられることが多いので、マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%はより相性がいいといえるでしょう。

・ハイカカオチョコレートは、ミルクでワンクッション置く

カカオ含有量が70%以上のハイカカオチョコレートは、濃いカカオ感が特徴。深みを楽しめるチョコレートですが、コーヒーと合わせたときに深みが強すぎると感じる場合は、ミルクをたっぷり入れたカフェラテなどと合わせるとマイルドに調和します。

ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー

コーヒーのお供におすすめのダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーは?

ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーとコーヒーを合わせるなら、一番のおすすめは「ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国 70%」。トロピカルな酸味と、くどくなくさっぱりとした甘さで、穏やかな味の変化がコーヒーにぴったりです。

ぜひお気に入りのコーヒー×チョコレートの組み合わせを見つけて、安らぎのひと時を楽しんでくださいね!

ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー

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シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。

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