クリオロ種
中南米に多く生息し、豊かなフレーバーが特徴的なクリオロ種。病害虫に弱いため栽培が難しく、生産量全体のうち3~5%程の希少種です。
その希少性の高さから「幻のカカオ」とも呼ばれる「ホワイトカカオ」も、このクリオロ種の一種です。
フォラステロ種
アフリカをはじめ、広く分布するフォラステロ種は、苦味や渋味が強く、香りもクリオロ種ほど豊かではありません。しかし、病害虫に強く栽培しやすいことから、生産量は全体のおよそ80%を占めます。
大量生産のチョコレートに使用されるのも、このフォラステロ種が多いようです。
トリニタリオ種
トリニタリオ種は、クリオロ種とフォラステロ種のハイブリッド品種で、この2つの品種の強みを兼ね備えたカカオです。中米に多く生息し、風味もさまざま。病害虫に強いため、栽培もしやすい品種です。生産量は全体の15~20%程を占めています。
ただ、これらの品種がチョコレートの味わいにどれくらい影響するかは、さまざまな要因が絡んでくるので一口に言うのは難しいです。それは、チョコレートづくりにはカカオを収穫した後に発酵・乾燥というプロセスを経るため…など、さまざまな理由があるから。
詳しくは、次の記事で紹介していますので、興味のある方はご覧ください。