OUR DAYS

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どんな情景を想像する?感性で味わう「ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月-」

どんな情景を想像する?感性で味わう「ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月-」

ダンデライオン・チョコレートが贈る新たなボンボンショコラシリーズ第一弾「ボンボンショコラ キューブ-花鳥風月-」。 目を引くアイコニックなキューブ型で、四字熟語の「花鳥風月」をテーマにしたボンボンショコラには、ダンデライオン・チョコレートならではのこだわりが詰まっています。 今回は、このボンボンショコラの構成とデザインを担当したペストリーシェフ 森本康志に、開発秘話や4種類のボンボンショコラに込めた想いをインタビューしました。 ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月- 日米の融合、作り手の思いを込めて、東京・蔵前の地で一粒ずつ丁寧に手作りされたボンボンショコラ。 アメリカ・サンフランシスコで誕生したアイコニックなキューブ型のボンボンショコラを元に「花鳥風月」の四つの漢字から受けたインスピレーションをシングルオリジン・カカオと掛け合わせることで、日本オリジナルのコレクションをお届けします。 アメリカのダンデライオン・チョコレートで生まれたボンボンショコラを日本で再構築 このボンボンショコラは、アメリカのダンデライオン・チョコレート本店で販売している”Single-Origin Truffle Collection”を、日本でもそのエッセンスを取り入れて開発してみよう、というアイディアから生まれました。 森本:ただ同じようなものを作るのではなく、せっかくやるからには「日本ならでは」「日本だからこそ」というニュアンスを入れたいと思いました。それは材料だったり、味わいや食感だったり、色味の構成だったり、デザインや解釈という部分で表現できるんじゃないかと。「日本らしさ」という視点から決めた今回のテーマは「花鳥風月」。それぞれの漢字一文字ずつから得た着想をもとに、4種類のフレーバー開発とキューブの表面をデザインしました。 森本:四字熟語は、構成として日本らしく、独特の美しい響きを持っていると感じています。その中でも「花鳥風月」は日本の四季だったり、世界に誇れる風景だったり、日本の良さが凝縮しているような印象があり、この言葉を選びました。四字熟語の構成のように、4種類のチョコレートの構成にも工夫を凝らしています。 森本:五感で感じられることはもちろん、全体のバランスやまとまり、意味合いについても突き詰めて考えましたね。五行説(万物は「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなるという自然哲学の思想)における属性や色合いの層など、想像を巡らせて最終的な形に落とし込みました。頭の中の空想を具現化したクラフトマンシップを、ぜひ体験していただきたいです。 「花」「鳥」「風」「月」それぞれの粒に込めた想い アメリカで生まれたイノベーションを、日本でリノベーションしたこのボンボンショコラ。それぞれの粒について、頭の中の空想を聞いてみました。 森本:一番最初に味わっていただきたい「花」は、華やかで穏やか、でもエネルギッシュな印象に。断面の艶感が生き生きとしているようなところも、花を模しています。優しい甘さとパワーを感じるので、五行説でいう「火」、赤がイメージカラーです。 森本:「鳥」は、大空を飛び回る「光景」としてではなく、鳥にフォーカスして、さえずりやくちばしで餌を突いているような、健気さやたくましさをイメージしています。食感やビターな味わい、たくましさを、「土」を表す茶色で仕上げました。 森本:「風」は、ときに優しく、ときに厳しいというイメージから、カカオパルプで透明感を持たせつつ、アクセントとしてワサビを入れました。爽やかな酸味と程よい刺激の辛味があり、五行説では「木」と「水」に属するイメージです。 森本:「月」は、まんまるなお月さん。大きいのに静かで、暗いなかで明るい、でも自力では発光していないという儚さがあります。「金」をイメージして、優雅な印象の味わいを、断面の丸いフォルムに詰め込みました。 自分の感性で自由に味わうボンボンショコラ アメリカのアイディアと日本の発想力が調和して生まれた「ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月-」。最後に味わい方のポイントを聞いてみました。 森本:1種類3粒ずつ入っているので、まずは何も考えずに1粒ずつ、「花・鳥・風・月」の順番で味わってみてください。2巡目は箱のなかに入っているリーフレットを見ながら。3巡目は自身の感性の赴くままに、直感的に味わっていただくと、毎回違ったフレーバーや感覚を楽しんでいただけると思います。ボンボンショコラは、冷蔵庫から出してすぐの状態では中のガナッシュが固いため、食べる前に室温に戻して食べるのがおすすめです。季節によって移り変わる自然の風景を想像しながら、ぜひご堪能ください。 ボンボンショコラ キューブ...

どんな情景を想像する?感性で味わう「ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月-」

ダンデライオン・チョコレートが贈る新たなボンボンショコラシリーズ第一弾「ボンボンショコラ キューブ-花鳥風月-」。 目を引くアイコニックなキューブ型で、四字熟語の「花鳥風月」をテーマにしたボンボンショコラには、ダンデライオン・チョコレートならではのこだわりが詰まっています。 今回は、このボンボンショコラの構成とデザインを担当したペストリーシェフ 森本康志に、開発秘話や4種類のボンボンショコラに込めた想いをインタビューしました。 ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月- 日米の融合、作り手の思いを込めて、東京・蔵前の地で一粒ずつ丁寧に手作りされたボンボンショコラ。 アメリカ・サンフランシスコで誕生したアイコニックなキューブ型のボンボンショコラを元に「花鳥風月」の四つの漢字から受けたインスピレーションをシングルオリジン・カカオと掛け合わせることで、日本オリジナルのコレクションをお届けします。 アメリカのダンデライオン・チョコレートで生まれたボンボンショコラを日本で再構築 このボンボンショコラは、アメリカのダンデライオン・チョコレート本店で販売している”Single-Origin Truffle Collection”を、日本でもそのエッセンスを取り入れて開発してみよう、というアイディアから生まれました。 森本:ただ同じようなものを作るのではなく、せっかくやるからには「日本ならでは」「日本だからこそ」というニュアンスを入れたいと思いました。それは材料だったり、味わいや食感だったり、色味の構成だったり、デザインや解釈という部分で表現できるんじゃないかと。「日本らしさ」という視点から決めた今回のテーマは「花鳥風月」。それぞれの漢字一文字ずつから得た着想をもとに、4種類のフレーバー開発とキューブの表面をデザインしました。 森本:四字熟語は、構成として日本らしく、独特の美しい響きを持っていると感じています。その中でも「花鳥風月」は日本の四季だったり、世界に誇れる風景だったり、日本の良さが凝縮しているような印象があり、この言葉を選びました。四字熟語の構成のように、4種類のチョコレートの構成にも工夫を凝らしています。 森本:五感で感じられることはもちろん、全体のバランスやまとまり、意味合いについても突き詰めて考えましたね。五行説(万物は「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなるという自然哲学の思想)における属性や色合いの層など、想像を巡らせて最終的な形に落とし込みました。頭の中の空想を具現化したクラフトマンシップを、ぜひ体験していただきたいです。 「花」「鳥」「風」「月」それぞれの粒に込めた想い アメリカで生まれたイノベーションを、日本でリノベーションしたこのボンボンショコラ。それぞれの粒について、頭の中の空想を聞いてみました。 森本:一番最初に味わっていただきたい「花」は、華やかで穏やか、でもエネルギッシュな印象に。断面の艶感が生き生きとしているようなところも、花を模しています。優しい甘さとパワーを感じるので、五行説でいう「火」、赤がイメージカラーです。 森本:「鳥」は、大空を飛び回る「光景」としてではなく、鳥にフォーカスして、さえずりやくちばしで餌を突いているような、健気さやたくましさをイメージしています。食感やビターな味わい、たくましさを、「土」を表す茶色で仕上げました。 森本:「風」は、ときに優しく、ときに厳しいというイメージから、カカオパルプで透明感を持たせつつ、アクセントとしてワサビを入れました。爽やかな酸味と程よい刺激の辛味があり、五行説では「木」と「水」に属するイメージです。 森本:「月」は、まんまるなお月さん。大きいのに静かで、暗いなかで明るい、でも自力では発光していないという儚さがあります。「金」をイメージして、優雅な印象の味わいを、断面の丸いフォルムに詰め込みました。 自分の感性で自由に味わうボンボンショコラ アメリカのアイディアと日本の発想力が調和して生まれた「ボンボンショコラ キューブ -花鳥風月-」。最後に味わい方のポイントを聞いてみました。 森本:1種類3粒ずつ入っているので、まずは何も考えずに1粒ずつ、「花・鳥・風・月」の順番で味わってみてください。2巡目は箱のなかに入っているリーフレットを見ながら。3巡目は自身の感性の赴くままに、直感的に味わっていただくと、毎回違ったフレーバーや感覚を楽しんでいただけると思います。ボンボンショコラは、冷蔵庫から出してすぐの状態では中のガナッシュが固いため、食べる前に室温に戻して食べるのがおすすめです。季節によって移り変わる自然の風景を想像しながら、ぜひご堪能ください。 ボンボンショコラ キューブ...

ビールに合うチョコレートを開発「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」

ビールに合うチョコレートを開発「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」

三菱UFJ信託銀行が手がけるユーザーデータサービス「Dprime」とマイクロブルワリーAJB Co.の「Waste 2 Beer」プロジェクトの一環として、ダンデライオン・チョコレートのカカオハスクを使用したビール「我」が発売されました。このビールは、チョコレートを製造する上で廃棄されるカカオハスク(カカオ豆の外皮)をアップサイクルして作られたものです。 今回ダンデライオン・チョコレートでは、このビールに合わせたチョコレートバーを開発。ビールとチョコレート両方に同じドミニカ共和国産カカオを使用し、「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」として、オンラインストアにて販売中です。 ビールに合わせたチョコレートのフレーバーを作り出すという、いつもとは異なるアプローチで開発されたこのチョコレートバーについて、チョコレートプロダクションチーム マネージャーの古野真理子にインタビューしました。   【関連記事】 カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法 カカオハスクビールに合うチョコレートの味わいを求めて ダンデライオン・チョコレートでチョコレートを開発するときは、通常一人の開発担当者がそのカカオ豆のフレーバーを最大限引き出せるよう、サンプルの試作とスタッフによるテイスティングを繰り返し、最終的な味わいを決定します。 今回は、最終的な味わいが「カカオハスクビールに合うフレーバー」ということが決まっていたため、通常とは逆の手順で開発を進めることになりました。 古野:カカオハスクを使用したビールの味わいに合わせ、ビールとチョコレートの相乗効果によるおいしさだけでなく、チョコレート単体でも楽しんでいただけるように、これまでの実績を参考にして開発を進めていきました。ビール自体に濃厚さがあるので、軽く食べられるようなチョコレートを意識して試飲と試食を重ね、チームの皆でイメージしながら作りました。 【関連記事】 チョコレートバーの開発ってどう進めるの? カカオ豆ときび砂糖のみでつくったチョコレート、なぜここまで味わいが違う? 開発する上では、ビールに合わせるが故に難しかったことや、普段とは違うこだわったポイントもあったそうです。 古野:今回はカカオニブをすり潰す工程において、砂糖を入れるタイミングを決めるのが難しかったですね。開発中もチョコレートにえぐみが残ってしまっていて、それをどう和らげて食べやすいチョコレートにするのか、砂糖の投入タイミングを見極めました。ビール独特のキレを損なわず、かつチョコレートのフレーバーをしっかりと感じられるようなペアリングになるように心がけました。 出来上がったチョコレートバーのフレーバーは「ブラウニー、キャラメルクリーム、オレンジピール」。モルト由来のロースト風味とカカオの香りがする濃厚なインペリアルスタウトに寄り添う、バランスの良いチョコレートに仕上がりました。 古野:チョコレートの甘さのなかにオレンジピールのような酸味と苦味のあるフルーティーな要素も併せ持ち、コクのあるキャラメルのようなフレーバーもあります。ビールに負けず、でも主張し過ぎず包み込むような、優しさと可憐さのあるフレーバーになったと思います。 インペリアルスタウトの苦味と、チョコレートのオレンジのような酸味が口の中で混ざり合うことによって、お互いの良さが消えず、逆に甘みが際立ち、最後はキリッと締まる、おいしさの相乗効果が生まれました。 ビールとチョコレートをおいしくテイスティングする方法 チョコレートは舌の上で溶けることで、フレーバーを感じることができます。そのため、通常冷たくして飲むビールとペアリングをするときには、ちょっとした工夫をすると良いそうです。 古野:このビールはキンキンに冷やさなくてもとってもおいしいので、少し室温に戻しておくのがおすすめです。まずはチョコレートを先に一口食べ、少し口の中で溶かしてからビールを飲むと、どちらもおいしく楽しめると思います。ビールの温度変化とともに味わいも少しずつ変化するので、時間をかけて楽しめるビールとチョコレートになっています。 【関連記事】 ​​チョコレートのおいしい食べ方は?テイスティングや保存方法を紹介 こんな場所でこんな方におすすめ「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」の楽しみ方 最後に、このペアリングセットを楽しむシチュエーションや、どんな方におすすめしたいか、聞いてみました。 古野:実際にテイスティングしてみると、チームメンバーからはさまざまなイメージが膨らんできました。共通していたのは、「ゆっくりとした時間に大切な人とシェアしながら」ということ。なかには、「焚き火の前で語らう時に、このビールとチョコレートがあったら最高」という具体的な声も(笑)。自分へのご褒美ももちろん良いですが、仕事終わりや休みの日などに、このビールとチョコレートで、いつもとは違う楽しい時間が過ごせるのではないかと思います。プレゼントするなら、ビールに詳しい方や、お酒好きのシックな方におすすめです。このペアリングセットはビール好きにもチョコレート好きにも、年齢、性別を問わず楽しんでいただけると思います。ぜひ、このペアリングセットでくつろぎの時間をお過ごしください。...

ビールに合うチョコレートを開発「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」

三菱UFJ信託銀行が手がけるユーザーデータサービス「Dprime」とマイクロブルワリーAJB Co.の「Waste 2 Beer」プロジェクトの一環として、ダンデライオン・チョコレートのカカオハスクを使用したビール「我」が発売されました。このビールは、チョコレートを製造する上で廃棄されるカカオハスク(カカオ豆の外皮)をアップサイクルして作られたものです。 今回ダンデライオン・チョコレートでは、このビールに合わせたチョコレートバーを開発。ビールとチョコレート両方に同じドミニカ共和国産カカオを使用し、「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」として、オンラインストアにて販売中です。 ビールに合わせたチョコレートのフレーバーを作り出すという、いつもとは異なるアプローチで開発されたこのチョコレートバーについて、チョコレートプロダクションチーム マネージャーの古野真理子にインタビューしました。   【関連記事】 カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法 カカオハスクビールに合うチョコレートの味わいを求めて ダンデライオン・チョコレートでチョコレートを開発するときは、通常一人の開発担当者がそのカカオ豆のフレーバーを最大限引き出せるよう、サンプルの試作とスタッフによるテイスティングを繰り返し、最終的な味わいを決定します。 今回は、最終的な味わいが「カカオハスクビールに合うフレーバー」ということが決まっていたため、通常とは逆の手順で開発を進めることになりました。 古野:カカオハスクを使用したビールの味わいに合わせ、ビールとチョコレートの相乗効果によるおいしさだけでなく、チョコレート単体でも楽しんでいただけるように、これまでの実績を参考にして開発を進めていきました。ビール自体に濃厚さがあるので、軽く食べられるようなチョコレートを意識して試飲と試食を重ね、チームの皆でイメージしながら作りました。 【関連記事】 チョコレートバーの開発ってどう進めるの? カカオ豆ときび砂糖のみでつくったチョコレート、なぜここまで味わいが違う? 開発する上では、ビールに合わせるが故に難しかったことや、普段とは違うこだわったポイントもあったそうです。 古野:今回はカカオニブをすり潰す工程において、砂糖を入れるタイミングを決めるのが難しかったですね。開発中もチョコレートにえぐみが残ってしまっていて、それをどう和らげて食べやすいチョコレートにするのか、砂糖の投入タイミングを見極めました。ビール独特のキレを損なわず、かつチョコレートのフレーバーをしっかりと感じられるようなペアリングになるように心がけました。 出来上がったチョコレートバーのフレーバーは「ブラウニー、キャラメルクリーム、オレンジピール」。モルト由来のロースト風味とカカオの香りがする濃厚なインペリアルスタウトに寄り添う、バランスの良いチョコレートに仕上がりました。 古野:チョコレートの甘さのなかにオレンジピールのような酸味と苦味のあるフルーティーな要素も併せ持ち、コクのあるキャラメルのようなフレーバーもあります。ビールに負けず、でも主張し過ぎず包み込むような、優しさと可憐さのあるフレーバーになったと思います。 インペリアルスタウトの苦味と、チョコレートのオレンジのような酸味が口の中で混ざり合うことによって、お互いの良さが消えず、逆に甘みが際立ち、最後はキリッと締まる、おいしさの相乗効果が生まれました。 ビールとチョコレートをおいしくテイスティングする方法 チョコレートは舌の上で溶けることで、フレーバーを感じることができます。そのため、通常冷たくして飲むビールとペアリングをするときには、ちょっとした工夫をすると良いそうです。 古野:このビールはキンキンに冷やさなくてもとってもおいしいので、少し室温に戻しておくのがおすすめです。まずはチョコレートを先に一口食べ、少し口の中で溶かしてからビールを飲むと、どちらもおいしく楽しめると思います。ビールの温度変化とともに味わいも少しずつ変化するので、時間をかけて楽しめるビールとチョコレートになっています。 【関連記事】 ​​チョコレートのおいしい食べ方は?テイスティングや保存方法を紹介 こんな場所でこんな方におすすめ「カカオハスクビールとチョコレートのペアリングセット」の楽しみ方 最後に、このペアリングセットを楽しむシチュエーションや、どんな方におすすめしたいか、聞いてみました。 古野:実際にテイスティングしてみると、チームメンバーからはさまざまなイメージが膨らんできました。共通していたのは、「ゆっくりとした時間に大切な人とシェアしながら」ということ。なかには、「焚き火の前で語らう時に、このビールとチョコレートがあったら最高」という具体的な声も(笑)。自分へのご褒美ももちろん良いですが、仕事終わりや休みの日などに、このビールとチョコレートで、いつもとは違う楽しい時間が過ごせるのではないかと思います。プレゼントするなら、ビールに詳しい方や、お酒好きのシックな方におすすめです。このペアリングセットはビール好きにもチョコレート好きにも、年齢、性別を問わず楽しんでいただけると思います。ぜひ、このペアリングセットでくつろぎの時間をお過ごしください。...

ワクワクをお届け「Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2022」の楽しみ方

ワクワクをお届け「Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2022」の楽しみ方

ダンデライオン・チョコレートがクリスマスのスペシャルギフトとしてお届けする「Bean to Bar チョコレート アドベントカレンダー 2022」。11月1日(火)より、オンラインストアにてご予約を開始しました(ご好評につきすでに完売しています)。 今年も、日本が誇るクラフトチョコレートメーカーたちの想いがぎっしりと詰まった25種類のチョコレートを詰め合わせています。 今回は、このアドベントカレンダーのこだわりと楽しみ方をご紹介します。クリスマスを迎えるまでの25日間を、毎日ワクワクしながら過ごしましょう。 【関連記事】 【開発秘話】Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2021 2019 Advent Calendar vol.01、vol.02、vol.03 アドベントカレンダーはどんなもの? アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間を数えるためのカレンダーのこと。12月1日から毎日、日付が書かれた小箱を開けてカウントダウンしていき、そのなかにはお菓子などの小さな贈り物が詰められています。 ちなみに、アメリカでは12月25日までのカレンダーが主流ですが、ヨーロッパでは12月24日までのものが多いそうです。 ◎まずは星や天体現象のストーリーに触れてみよう 今年のアドベントカレンダーのテーマは、「Moonlight & Daylight」。サンフランシスコにあるカリフォルニア科学アカデミー監修のもと、クリスマスまでに起こる12月の特異な天体現象に焦点を当て、この期間に見える星座と月の満ち欠けのイラストが、一つひとつの小箱に描かれています。 付属のブックレットには、それぞれの星座の物語や天体現象の解説が記載されています。チョコレートを食べながら、冬の夜空と星座に纏わるストーリーに触れてみてはいかがでしょうか。 また、この25個の小箱にはリボンがついており、クリスマスオーナメントとして飾ることができます。クリスマスツリーのデコレーションに、そして食べ終わった後はちょっとしたプレゼントの小箱にもなりますよ。 ◎星座早見盤を使ってみよう 今回のアドベントカレンダーでは、付録として「星座早見盤」が付いています。 星座早見盤とは、夜空の星を調べたり、その日に見える星座を探したりできる道具のこと。日付と時刻を合わせることで、その時に見られる星を調べることができます。...

ワクワクをお届け「Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2022」の楽しみ方

ダンデライオン・チョコレートがクリスマスのスペシャルギフトとしてお届けする「Bean to Bar チョコレート アドベントカレンダー 2022」。11月1日(火)より、オンラインストアにてご予約を開始しました(ご好評につきすでに完売しています)。 今年も、日本が誇るクラフトチョコレートメーカーたちの想いがぎっしりと詰まった25種類のチョコレートを詰め合わせています。 今回は、このアドベントカレンダーのこだわりと楽しみ方をご紹介します。クリスマスを迎えるまでの25日間を、毎日ワクワクしながら過ごしましょう。 【関連記事】 【開発秘話】Bean to Bar チョコレートアドベントカレンダー 2021 2019 Advent Calendar vol.01、vol.02、vol.03 アドベントカレンダーはどんなもの? アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間を数えるためのカレンダーのこと。12月1日から毎日、日付が書かれた小箱を開けてカウントダウンしていき、そのなかにはお菓子などの小さな贈り物が詰められています。 ちなみに、アメリカでは12月25日までのカレンダーが主流ですが、ヨーロッパでは12月24日までのものが多いそうです。 ◎まずは星や天体現象のストーリーに触れてみよう 今年のアドベントカレンダーのテーマは、「Moonlight & Daylight」。サンフランシスコにあるカリフォルニア科学アカデミー監修のもと、クリスマスまでに起こる12月の特異な天体現象に焦点を当て、この期間に見える星座と月の満ち欠けのイラストが、一つひとつの小箱に描かれています。 付属のブックレットには、それぞれの星座の物語や天体現象の解説が記載されています。チョコレートを食べながら、冬の夜空と星座に纏わるストーリーに触れてみてはいかがでしょうか。 また、この25個の小箱にはリボンがついており、クリスマスオーナメントとして飾ることができます。クリスマスツリーのデコレーションに、そして食べ終わった後はちょっとしたプレゼントの小箱にもなりますよ。 ◎星座早見盤を使ってみよう 今回のアドベントカレンダーでは、付録として「星座早見盤」が付いています。 星座早見盤とは、夜空の星を調べたり、その日に見える星座を探したりできる道具のこと。日付と時刻を合わせることで、その時に見られる星を調べることができます。...

カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法

カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法

近年、食品ロスや廃棄物の削減に取り組むなかで、本来は捨てられるはずのものから新しいものを生み出す、アップサイクルが注目されています。実はチョコレートの生産過程でも、廃棄されてしまうものがあります。それがカカオ豆の外皮「カカオハスク」です。 現在ダンデライオン・チョコレートでは、さまざまなメーカーとともに、カカオハスクをおいしく楽しくアップサイクルできる商品づくりに取り組んでいます。今回は、カカオハスクがどのようにして新たな商品に生まれ変わるのか、活用事例についてご紹介します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら カカオハスクとは? チョコレートの主原料であるカカオ。ラグビーボールほどの大きさの実からチョコレートに利用されるのは、実はほんのわずかです。カカオの実の中にある「種」を発酵、乾燥させたものが「カカオ豆」。このカカオ豆一粒一粒は、ピーナッツのような薄い外皮「カカオハスク」で覆われています。   【関連記事】 カカオ豆が私たちの手元に届くまで – 収穫から出荷までの長い道のり -   カカオハスクは繊維質で粉砕しにくく、チョコレートにしたときに口当たりが悪くなってしまうため、製造過程で必ず取り除かれる部分。お米は玄米の状態では「ぬか層」に包まれていますが、精米することで白米になります。カカオハスクは、お米でいう「ぬか層」にあたります。 カカオハスクができるまで 1. 選別 2. ロースト(焙煎) 3. ウィノウイング(風選) 4. メランジング(磨砕) 5. テンパリング・成形 チョコレートの製造工程は、カカオ豆の選別から始まり、ロースト(焙煎)、ウィノウイング(風選)、メランジング(磨砕)、テンパリング、成形です。 このなかでカカオハスクができるのは、ウィノウイングの工程。ローストしたカカオ豆をウィノワーという機械で細かく砕き、外皮と内側のカカオニブを分離します。そしてファンを使って風を当て、軽い外皮を吹き飛ばしてカカオニブを取り出します。 ローストしたカカオ豆からは、25-30%がカカオハスクとして分離されます。   【関連動画】 Bean...

カカオの未利用資源を新たな商品に カカオハスクの活用法

近年、食品ロスや廃棄物の削減に取り組むなかで、本来は捨てられるはずのものから新しいものを生み出す、アップサイクルが注目されています。実はチョコレートの生産過程でも、廃棄されてしまうものがあります。それがカカオ豆の外皮「カカオハスク」です。 現在ダンデライオン・チョコレートでは、さまざまなメーカーとともに、カカオハスクをおいしく楽しくアップサイクルできる商品づくりに取り組んでいます。今回は、カカオハスクがどのようにして新たな商品に生まれ変わるのか、活用事例についてご紹介します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら カカオハスクとは? チョコレートの主原料であるカカオ。ラグビーボールほどの大きさの実からチョコレートに利用されるのは、実はほんのわずかです。カカオの実の中にある「種」を発酵、乾燥させたものが「カカオ豆」。このカカオ豆一粒一粒は、ピーナッツのような薄い外皮「カカオハスク」で覆われています。   【関連記事】 カカオ豆が私たちの手元に届くまで – 収穫から出荷までの長い道のり -   カカオハスクは繊維質で粉砕しにくく、チョコレートにしたときに口当たりが悪くなってしまうため、製造過程で必ず取り除かれる部分。お米は玄米の状態では「ぬか層」に包まれていますが、精米することで白米になります。カカオハスクは、お米でいう「ぬか層」にあたります。 カカオハスクができるまで 1. 選別 2. ロースト(焙煎) 3. ウィノウイング(風選) 4. メランジング(磨砕) 5. テンパリング・成形 チョコレートの製造工程は、カカオ豆の選別から始まり、ロースト(焙煎)、ウィノウイング(風選)、メランジング(磨砕)、テンパリング、成形です。 このなかでカカオハスクができるのは、ウィノウイングの工程。ローストしたカカオ豆をウィノワーという機械で細かく砕き、外皮と内側のカカオニブを分離します。そしてファンを使って風を当て、軽い外皮を吹き飛ばしてカカオニブを取り出します。 ローストしたカカオ豆からは、25-30%がカカオハスクとして分離されます。   【関連動画】 Bean...

スモアとは?ダンデライオン・チョコレートの人気ペストリーを紹介

スモアとは?ダンデライオン・チョコレートの人気ペストリーを紹介

ダンデライオン・チョコレートがオープンして以来大人気のペストリー「スモア」。もともとどんなお菓子で、ダンデライオン・チョコレートのスモアにはどんな特徴があるのでしょうか。8月10日はナショナル・スモア・デーということで、今回はスモアの人気の秘密を解説します。   スモアとはどんなお菓子? スモア(S'more)はキャンプのときに作るアメリカでは定番のスイーツ。キャンプファイヤーの炎でマシュマロを炙り、チョコレートと一緒にグラハムクラッカーで挟んだものです。   スモアが初めてレシピとして公開されたのは、1927年に発行されたガールスカウトのハンドブックだそう。子どもたちが「おいしいからもっとちょうだい!」(Some more!)と言ったことから「スモア」と名付けられたそうです。   子どもから大人まで虜にするスモアは、ピーナッツバターやラズベリージャムを挟んだり、グラハムクラッカーの代わりにチョコレートチップクッキーでサンドしたりと、アメリカではさまざまなアレンジレシピがあります。 ダンデライオン・チョコレートのスモアとは? ダンデライオン・チョコレートのスモアは見た目から特徴的。グラハムクラッカーでサンドせず、スパイシーなサブレ生地の上にチョコレートを流し込んだ大きなマシュマロをのせ、岩塩をトッピングしています。 キャンプファイヤーでマシュマロを炙るように、注文ごとにバーナーで炙り出来立てを提供したいという想いから、この独特なかたちに辿り着きました。 また、味わいと食感のバランスにも秘密があります。ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が解説します。 マシュマロはすべて自家製。市販のマシュマロは砂糖や水飴などのシロップとゼラチンを泡立てたものが多いですが、ダンデライオン・チョコレートでは熱いシロップを加えるイタリアンメレンゲを作ってゼラチンで固めています。 「マシュマロの食感は、泡立てる際の気泡の入れ方で変わります。ひと粒ひと粒の泡のかたちを均一に、丁寧に細やかな球体に仕上げることで、光が乱反射せずきれいな艶でむっちりとした独特の食感が生み出せます。」 チョコレートはグアテマラ産カカオ70%のガナッシュ。炙ったマシュマロとの相性を考え、多くの産地のなかから、ワインやウイスキーの樽香とフルーティーな香りを持つグアテマラ産カカオを選びました。 「マシュマロの比率が多いペストリーですが、チョコレートの味わいを感じてもらうためすべてのパーツのバランスが肝心です。サブレ生地、マシュマロ、チョコレートガナッシュ、少々の岩塩、炙ることで生まれる香ばしい香り。口内の温度と咀嚼によって絶妙にチョコレートを感じてもらうために、丁寧にパーツを作って組み立てられています。」 8月10日はNational S’mores Day 毎年8月10日は「ナショナル・スモア・デー」。家族や友人と一緒に作ったり食べたり、スモアを楽しむ日です。キャンプと同じような体験ができるダンデライオン・チョコレートのスモア。ぜひお店で「食感の妙」を味わってみてください。 ダンデライオン・チョコレートの店舗情報はこちら

スモアとは?ダンデライオン・チョコレートの人気ペストリーを紹介

ダンデライオン・チョコレートがオープンして以来大人気のペストリー「スモア」。もともとどんなお菓子で、ダンデライオン・チョコレートのスモアにはどんな特徴があるのでしょうか。8月10日はナショナル・スモア・デーということで、今回はスモアの人気の秘密を解説します。   スモアとはどんなお菓子? スモア(S'more)はキャンプのときに作るアメリカでは定番のスイーツ。キャンプファイヤーの炎でマシュマロを炙り、チョコレートと一緒にグラハムクラッカーで挟んだものです。   スモアが初めてレシピとして公開されたのは、1927年に発行されたガールスカウトのハンドブックだそう。子どもたちが「おいしいからもっとちょうだい!」(Some more!)と言ったことから「スモア」と名付けられたそうです。   子どもから大人まで虜にするスモアは、ピーナッツバターやラズベリージャムを挟んだり、グラハムクラッカーの代わりにチョコレートチップクッキーでサンドしたりと、アメリカではさまざまなアレンジレシピがあります。 ダンデライオン・チョコレートのスモアとは? ダンデライオン・チョコレートのスモアは見た目から特徴的。グラハムクラッカーでサンドせず、スパイシーなサブレ生地の上にチョコレートを流し込んだ大きなマシュマロをのせ、岩塩をトッピングしています。 キャンプファイヤーでマシュマロを炙るように、注文ごとにバーナーで炙り出来立てを提供したいという想いから、この独特なかたちに辿り着きました。 また、味わいと食感のバランスにも秘密があります。ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が解説します。 マシュマロはすべて自家製。市販のマシュマロは砂糖や水飴などのシロップとゼラチンを泡立てたものが多いですが、ダンデライオン・チョコレートでは熱いシロップを加えるイタリアンメレンゲを作ってゼラチンで固めています。 「マシュマロの食感は、泡立てる際の気泡の入れ方で変わります。ひと粒ひと粒の泡のかたちを均一に、丁寧に細やかな球体に仕上げることで、光が乱反射せずきれいな艶でむっちりとした独特の食感が生み出せます。」 チョコレートはグアテマラ産カカオ70%のガナッシュ。炙ったマシュマロとの相性を考え、多くの産地のなかから、ワインやウイスキーの樽香とフルーティーな香りを持つグアテマラ産カカオを選びました。 「マシュマロの比率が多いペストリーですが、チョコレートの味わいを感じてもらうためすべてのパーツのバランスが肝心です。サブレ生地、マシュマロ、チョコレートガナッシュ、少々の岩塩、炙ることで生まれる香ばしい香り。口内の温度と咀嚼によって絶妙にチョコレートを感じてもらうために、丁寧にパーツを作って組み立てられています。」 8月10日はNational S’mores Day 毎年8月10日は「ナショナル・スモア・デー」。家族や友人と一緒に作ったり食べたり、スモアを楽しむ日です。キャンプと同じような体験ができるダンデライオン・チョコレートのスモア。ぜひお店で「食感の妙」を味わってみてください。 ダンデライオン・チョコレートの店舗情報はこちら

新作チョコレートバー「ベンチェ, ベトナム 70%」 発売開始

新作チョコレートバー「ベンチェ, ベトナム 70%」 発売開始

2020年1月に初めて登場した「ベンチェ, ベトナム 70%」は、2018年に収穫したカカオ豆を使用したもの。この度、2020年収穫のカカオ豆に切り替わり、新たなフレーバーとしてリニューアルします! 2018年収穫のカカオ豆を使用した「ベンチェ, ベトナム 70%」は甘酸っぱいチェリーやハニーキャラメル、ジンジャースナップクッキーのような味わいでしたが、今回の2020年収穫のものはセミドライのアプリコットのような柔らかい甘酸っぱさ、香ばしいジンジャーブレッド、ほのかに甘いキャラメルのフレーバーと、全体的にほっこりとした印象に。果実感とスパイス感のバランスが良いチョコレートになりました。 ベンチェ, ベトナムについて このカカオ豆はベトナムの Bean to Bar チョコレート メーカー・マルゥ(MAROU)から購入しているもの。ホーチミン・シティから南西約86kmに位置するベンチェ省のアグリフォレスト農園で、ヤシの木陰を利用して育てられています。 植民地支配の歴史や社会事情に振り回されながらも今も残る農家たちによって大事に守られてきたベトナム産カカオは、南北に長くのびる地形からも、生産地によってフレーバーが大きく異なり、多くのBean to Bar チョコレートメーカーが注目する生産地です。   【関連記事】 カカオの生産地を知ろう(ベンチェ, ベトナム) 商品開発へのこだわり ダンデライオン・チョコレートでは新しい産地や収穫年のカカオ豆が届くと、毎回チョコレートの開発を一から行っています。 今回開発を担当したのは、前作に引き続きチョコレートメーカーの武内優季。実際にベトナムの生産地も訪れ、どのようにカカオが栽培されカカオ豆が出来上がるのかを知る彼女だからこそ、現地に想いを馳せながら開発したチョコレートです。 同じ産地でもカカオ豆の収穫年が変わるとチョコレートの味わいも変わるもの。今回の開発ではこのカカオ豆がもともと持つ芳醇で華やかなフレーバーは残しつつ、前年のものよりも酸味をより柔らかく引き立てられるように意識しました。   【関連記事】 チョコレートバーの開発ってどう進めるの? 【レポート】ベトナム...

新作チョコレートバー「ベンチェ, ベトナム 70%」 発売開始

2020年1月に初めて登場した「ベンチェ, ベトナム 70%」は、2018年に収穫したカカオ豆を使用したもの。この度、2020年収穫のカカオ豆に切り替わり、新たなフレーバーとしてリニューアルします! 2018年収穫のカカオ豆を使用した「ベンチェ, ベトナム 70%」は甘酸っぱいチェリーやハニーキャラメル、ジンジャースナップクッキーのような味わいでしたが、今回の2020年収穫のものはセミドライのアプリコットのような柔らかい甘酸っぱさ、香ばしいジンジャーブレッド、ほのかに甘いキャラメルのフレーバーと、全体的にほっこりとした印象に。果実感とスパイス感のバランスが良いチョコレートになりました。 ベンチェ, ベトナムについて このカカオ豆はベトナムの Bean to Bar チョコレート メーカー・マルゥ(MAROU)から購入しているもの。ホーチミン・シティから南西約86kmに位置するベンチェ省のアグリフォレスト農園で、ヤシの木陰を利用して育てられています。 植民地支配の歴史や社会事情に振り回されながらも今も残る農家たちによって大事に守られてきたベトナム産カカオは、南北に長くのびる地形からも、生産地によってフレーバーが大きく異なり、多くのBean to Bar チョコレートメーカーが注目する生産地です。   【関連記事】 カカオの生産地を知ろう(ベンチェ, ベトナム) 商品開発へのこだわり ダンデライオン・チョコレートでは新しい産地や収穫年のカカオ豆が届くと、毎回チョコレートの開発を一から行っています。 今回開発を担当したのは、前作に引き続きチョコレートメーカーの武内優季。実際にベトナムの生産地も訪れ、どのようにカカオが栽培されカカオ豆が出来上がるのかを知る彼女だからこそ、現地に想いを馳せながら開発したチョコレートです。 同じ産地でもカカオ豆の収穫年が変わるとチョコレートの味わいも変わるもの。今回の開発ではこのカカオ豆がもともと持つ芳醇で華やかなフレーバーは残しつつ、前年のものよりも酸味をより柔らかく引き立てられるように意識しました。   【関連記事】 チョコレートバーの開発ってどう進めるの? 【レポート】ベトナム...