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理想の口溶けを追求したチョコレートチップ「Large Chips」をMakuakeにて先行販売
ダンデライオン・チョコレートが新たに開発したプロダクト「Large Chips」。イノベーションを送り出し続ける街サンフランシスコだからこそ生まれた、今全米で話題のチョコレートチップです。 アメリカの主要メディアにも大きく取り上げられ大ヒットとなったこの「Large Chips」を4月8日より、Makuakeで先行販売を開始いたします。 Makuakeプロジェクトページはこちら クラフトチョコレートとテクノロジーの融合 ダンデライオン・チョコレートの本拠地であるサンフランシスコは、周知の通り、イノベーションを生み出すIT産業のメッカとして、世界中から一流のエンジニアやデザイナーが集う街。サンフランシスコの中でも特にダイバーシティ豊かなミッション地区にあるダンデライオン・チョコレートのカフェには、自然とチョコレート好きのIT企業関係者が多く訪れます。シリコンバレーに拠点を置く電気自動車メーカー「テスラ」のインダストリアルデザイナー、レミー・ラベスク氏もそんなチョコレートラバーの一人。彼がダンデライオン・チョコレートの創業者トッド・マソニスに出会ったのは、トッド自身が講師を務めるチョコレート・ワークショップに参加したのがきっかけでした。チョコレートを製造するプロセスには、化学反応を操るための知識や計算に裏打ちされた技術と探究心が必要とされ、突き詰めて行けば行くほどに奥が深まる世界。トッドとレミーは、互いのイノベーティブ・スピリットが共鳴したのか、すぐに意気投合します。 当時、ダンデライオン・チョコレートでは、クッキーなどのペストリー(焼き菓子)に自社製のチョコレートを使う際、テンパリング(チョコレートに含まれるココアバターの結晶を最も安定した状態にする温度調整作業)を施した大量のチョコレートブロックを、ペストリースタッフが手作業で砕いてチップ状にしていました。クラフトマンシップにこだわる社風とはいえ、必要以上に時間と手間がかかっていたのです。そこで、この工程をなんとか効率化したいという現場の声に応えるため、トッドとレミーは、独自のチョコレートチップを開発することを思いつきます。レミーは本業の傍ら、個人的なサイドプロジェクトとして参画し、ペストリーチームを率いるエグゼクティブ・シェフのリサ・ヴェガの協力も得ながら、理想的な口溶けを追求する「Large Chips」を3年越しで完成させました。サンフランシスコだからこそ生まれた、チョコレートとテクノロジーのコラボレーション。話題性もさることながら、その計算し尽くされた緻密な味わいは全米のチョコレートファンの心を鷲掴みにして、瞬く間に大ヒット商品に。今回は、この日本未上陸の「Large Chips」をMakuakeにて数量限定で先行販売します。 Makuakeプロジェクトページはこちら 理想の口溶けを追求したクラフトチョコレート レミーが手描きのコンセプトをデジタルツールでデザインに落とし込み、幾度となく作られたプロトタイプを経てレミーが辿り着いたのは、面によって薄さを変えるユニークな立体的デザインでした。これまでアメリカの市場に出回ってきた一般的なチョコレートチップは大半が円いドロップ型で、生産効率性が重視された80年前のデザインのまま。一方で、ダンデライオン・チョコレートが開発した「Large Chips」は、シンプルな立体構造を崩さないようにしつつ、その各先端部分をできる限り薄くしてあります。チョコレートは薄くなるほど熱質量が低くなるので、この薄く整えられた先端部分が舌の温度に触れてすぐに溶けだし、チョコレートのフレーバーが瞬間的に、そして段階的に口の中で広がるようにデザインされているのです。 現代のインダストリアルデザインの世界では、すでに多くのものが最適化・シンプル化され尽くしている、というレミー。そんな中において、長いこと誰も目を向けてこなかったチョコレートチップをデザインの力で再定義し、チョコレートの食体験を最適化できたことは、彼にとっても大変誇らしい経験となったようです。こうして、フレーバー豊かなシングルオリジン・チョコレートを最高の形で味わうために最適化された「Large Chips」のデザインが生まれました。 当初はダンデライオン・チョコレートのペストリーチームのために考案された「Large Chips」でしたが、一般の消費者にも広く楽しんでもらえるよう商品化されました。クッキー生地に混ぜ込んでオーブンに入れれば、チップの中心部は柔らかく、薄い面はほどよく生地に溶け出して、焼きあがったクッキーはチョコレートの味わいとしっとりしたクッキーのテクスチャーの両方を存分に楽しめる仕上がりに。そのまま食べても、チョコレートバー(板チョコレート)とはまた違う口溶けや味わいを楽しめるようになっています。新進気鋭のインダストリアルデザイナーとの出会いによって生まれた、新たなクラフトチョコレート体験。この機会にぜひご堪能ください。 Makuakeプロジェクトページはこちら Large Chips「コスタ・エスメラルダス, エクアドル 70%」 このチョコレートには、エクアドル北岸の「コスタ・エスメラルダス」という農園で2018年に収穫されたカカオ豆を使っています。農園オーナーのフレディ・サラザールは、イギリスに留学して経営学を学んだのち、父親からカカオ農園の経営を引き継ぎました。そして、発酵専門家のダン・オドハーティーとパートナーシップを組み、これまでにない高品質のカカオ豆を作るため、カカオの栽培から発酵、乾燥までのすべての作業を一から再構築し、世界でも稀に見る洗練されたプロセスを実現していったのです。フレディとダンのこうした努力の結果、新生コスタ・エスメラルダスの豆が生まれました。この農園を訪れたダンデライオン・チョコレートのチョコレートメーカー、エリック・チュウィンは、フレディや生産者たちの品質へのこだわりに感銘を受け、彼らと一緒に豆の発酵所で作業をした経験を元にプロファイルを行いました。ナッツ感のあるアメリカのクラッシックなチョコレートを思わせるような仕上がりとなっており、ファッジブラウニーやフレッシュミルク、そしてチェリーのようなフレーバーが楽しめます。 Makuakeプロジェクトページはこちら スケジュール 4月8日(木)クラウドファンディング開始 5月14日(金)クラウドファンディング終了 5月24日(月)〜順次発送開始
理想の口溶けを追求したチョコレートチップ「Large Chips」をMakuakeにて先行販売
ダンデライオン・チョコレートが新たに開発したプロダクト「Large Chips」。イノベーションを送り出し続ける街サンフランシスコだからこそ生まれた、今全米で話題のチョコレートチップです。 アメリカの主要メディアにも大きく取り上げられ大ヒットとなったこの「Large Chips」を4月8日より、Makuakeで先行販売を開始いたします。 Makuakeプロジェクトページはこちら クラフトチョコレートとテクノロジーの融合 ダンデライオン・チョコレートの本拠地であるサンフランシスコは、周知の通り、イノベーションを生み出すIT産業のメッカとして、世界中から一流のエンジニアやデザイナーが集う街。サンフランシスコの中でも特にダイバーシティ豊かなミッション地区にあるダンデライオン・チョコレートのカフェには、自然とチョコレート好きのIT企業関係者が多く訪れます。シリコンバレーに拠点を置く電気自動車メーカー「テスラ」のインダストリアルデザイナー、レミー・ラベスク氏もそんなチョコレートラバーの一人。彼がダンデライオン・チョコレートの創業者トッド・マソニスに出会ったのは、トッド自身が講師を務めるチョコレート・ワークショップに参加したのがきっかけでした。チョコレートを製造するプロセスには、化学反応を操るための知識や計算に裏打ちされた技術と探究心が必要とされ、突き詰めて行けば行くほどに奥が深まる世界。トッドとレミーは、互いのイノベーティブ・スピリットが共鳴したのか、すぐに意気投合します。 当時、ダンデライオン・チョコレートでは、クッキーなどのペストリー(焼き菓子)に自社製のチョコレートを使う際、テンパリング(チョコレートに含まれるココアバターの結晶を最も安定した状態にする温度調整作業)を施した大量のチョコレートブロックを、ペストリースタッフが手作業で砕いてチップ状にしていました。クラフトマンシップにこだわる社風とはいえ、必要以上に時間と手間がかかっていたのです。そこで、この工程をなんとか効率化したいという現場の声に応えるため、トッドとレミーは、独自のチョコレートチップを開発することを思いつきます。レミーは本業の傍ら、個人的なサイドプロジェクトとして参画し、ペストリーチームを率いるエグゼクティブ・シェフのリサ・ヴェガの協力も得ながら、理想的な口溶けを追求する「Large Chips」を3年越しで完成させました。サンフランシスコだからこそ生まれた、チョコレートとテクノロジーのコラボレーション。話題性もさることながら、その計算し尽くされた緻密な味わいは全米のチョコレートファンの心を鷲掴みにして、瞬く間に大ヒット商品に。今回は、この日本未上陸の「Large Chips」をMakuakeにて数量限定で先行販売します。 Makuakeプロジェクトページはこちら 理想の口溶けを追求したクラフトチョコレート レミーが手描きのコンセプトをデジタルツールでデザインに落とし込み、幾度となく作られたプロトタイプを経てレミーが辿り着いたのは、面によって薄さを変えるユニークな立体的デザインでした。これまでアメリカの市場に出回ってきた一般的なチョコレートチップは大半が円いドロップ型で、生産効率性が重視された80年前のデザインのまま。一方で、ダンデライオン・チョコレートが開発した「Large Chips」は、シンプルな立体構造を崩さないようにしつつ、その各先端部分をできる限り薄くしてあります。チョコレートは薄くなるほど熱質量が低くなるので、この薄く整えられた先端部分が舌の温度に触れてすぐに溶けだし、チョコレートのフレーバーが瞬間的に、そして段階的に口の中で広がるようにデザインされているのです。 現代のインダストリアルデザインの世界では、すでに多くのものが最適化・シンプル化され尽くしている、というレミー。そんな中において、長いこと誰も目を向けてこなかったチョコレートチップをデザインの力で再定義し、チョコレートの食体験を最適化できたことは、彼にとっても大変誇らしい経験となったようです。こうして、フレーバー豊かなシングルオリジン・チョコレートを最高の形で味わうために最適化された「Large Chips」のデザインが生まれました。 当初はダンデライオン・チョコレートのペストリーチームのために考案された「Large Chips」でしたが、一般の消費者にも広く楽しんでもらえるよう商品化されました。クッキー生地に混ぜ込んでオーブンに入れれば、チップの中心部は柔らかく、薄い面はほどよく生地に溶け出して、焼きあがったクッキーはチョコレートの味わいとしっとりしたクッキーのテクスチャーの両方を存分に楽しめる仕上がりに。そのまま食べても、チョコレートバー(板チョコレート)とはまた違う口溶けや味わいを楽しめるようになっています。新進気鋭のインダストリアルデザイナーとの出会いによって生まれた、新たなクラフトチョコレート体験。この機会にぜひご堪能ください。 Makuakeプロジェクトページはこちら Large Chips「コスタ・エスメラルダス, エクアドル 70%」 このチョコレートには、エクアドル北岸の「コスタ・エスメラルダス」という農園で2018年に収穫されたカカオ豆を使っています。農園オーナーのフレディ・サラザールは、イギリスに留学して経営学を学んだのち、父親からカカオ農園の経営を引き継ぎました。そして、発酵専門家のダン・オドハーティーとパートナーシップを組み、これまでにない高品質のカカオ豆を作るため、カカオの栽培から発酵、乾燥までのすべての作業を一から再構築し、世界でも稀に見る洗練されたプロセスを実現していったのです。フレディとダンのこうした努力の結果、新生コスタ・エスメラルダスの豆が生まれました。この農園を訪れたダンデライオン・チョコレートのチョコレートメーカー、エリック・チュウィンは、フレディや生産者たちの品質へのこだわりに感銘を受け、彼らと一緒に豆の発酵所で作業をした経験を元にプロファイルを行いました。ナッツ感のあるアメリカのクラッシックなチョコレートを思わせるような仕上がりとなっており、ファッジブラウニーやフレッシュミルク、そしてチェリーのようなフレーバーが楽しめます。 Makuakeプロジェクトページはこちら スケジュール 4月8日(木)クラウドファンディング開始 5月14日(金)クラウドファンディング終了 5月24日(月)〜順次発送開始

オンラインおやつ会第3弾「#チョコレートプリンの夜」を開催!
ダンデライオン・チョコレートのオンラインおやつ会第3弾「#チョコレートプリンの夜」を開催します! 今回は先日オンラインストア限定で販売開始した、ベトナム産カカオを使用した「チョコレートプリン」。 3月22日(月)20:00〜20:30、開発者の森本シェフと一緒に、このチョコレートプリンに秘められたこだわりや想い、商品の背景に迫ります。 なぜ今プリンを開発した? ダンデライオン・チョコレートらしいプリンとは? なぜベトナム産カカオを使った? 商品を開発する時に心がけていることは? チョコレートプリンを購入して視聴いただきながら召し上がるも良し、気になっているけれどまだ迷われている方も、この機会にぜひご視聴ください。 当日は実際に作っている様子はもちろん、みなさまからのコメントや質問にもお答えします。 3月22日(月)20時にダンデライオン・チョコレート・ジャパン Instagram公式アカウントで。 みなさまとお会いできるのを、楽しみにしております! 関連商品 チョコレートプリン 5個セット¥3,780(税込)ベトナム産カカオの味わいをダイレクトに感じていただけるように、シンプルな素材で仕上げました。ベトナム産カカオのマイルドな中に感じられるエキゾチックなニュアンスを存分に味わえる、Bean to Bar チョコレート専門店ならではのチョコレートプリンです。
オンラインおやつ会第3弾「#チョコレートプリンの夜」を開催!
ダンデライオン・チョコレートのオンラインおやつ会第3弾「#チョコレートプリンの夜」を開催します! 今回は先日オンラインストア限定で販売開始した、ベトナム産カカオを使用した「チョコレートプリン」。 3月22日(月)20:00〜20:30、開発者の森本シェフと一緒に、このチョコレートプリンに秘められたこだわりや想い、商品の背景に迫ります。 なぜ今プリンを開発した? ダンデライオン・チョコレートらしいプリンとは? なぜベトナム産カカオを使った? 商品を開発する時に心がけていることは? チョコレートプリンを購入して視聴いただきながら召し上がるも良し、気になっているけれどまだ迷われている方も、この機会にぜひご視聴ください。 当日は実際に作っている様子はもちろん、みなさまからのコメントや質問にもお答えします。 3月22日(月)20時にダンデライオン・チョコレート・ジャパン Instagram公式アカウントで。 みなさまとお会いできるのを、楽しみにしております! 関連商品 チョコレートプリン 5個セット¥3,780(税込)ベトナム産カカオの味わいをダイレクトに感じていただけるように、シンプルな素材で仕上げました。ベトナム産カカオのマイルドな中に感じられるエキゾチックなニュアンスを存分に味わえる、Bean to Bar チョコレート専門店ならではのチョコレートプリンです。

チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量
チョコレートは栄養価が高く、体にいい食品として注目されていることはご存じでしょうか。近年は、カカオポリフェノールが豊富な「ハイカカオチョコレート」を多くのメーカーが販売しており、健康効果が期待できるとして人気を集めています。そこで今回は、チョコレートが具体的にどのような効能を持っているのかをご紹介。食べすぎを防ぐためにも知っておきたい適切な摂取量や、チョコレートと相性が良く栄養も豊富な食材などについても見ていきましょう。 チョコレートの原材料とは チョコレートバー各種 シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。 個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。 チョコレートに含まれる栄養成分 まずは、チョコレートに豊富に含まれる栄養成分をまとめました。各栄養成分に期待できる効果と併せてご紹介します。 【カカオポリフェノール】…肌老化、動脈硬化の予防に◎ カカオポリフェノールは、カカオを主原料とするチョコレートの代表的な栄養成分。チョコレートの苦味や渋味はこのカカオポリフェノールによるもので、ハイカカオチョコレートのようにカカオの含有量が多いほど苦味も強くなります。高い抗酸化作用を持つポリフェノールは体内の酸化を抑えてくれるため、・肌老化の防止・動脈硬化の予防・アレルギーの改善・精神安定、リラックスといった効果が期待できます。 【食物繊維】…便通を促進 カカオには、食物繊維の一種であるリグニンも豊富に含まれています。リグニンには、腸のぜん動運動を活性化する働きが期待できるため、・腸内環境を整える・便通を良くするといったことにつながるでしょう。 【テオブロミン】…脂肪蓄積抑制 テオブロミンとはチョコレートの苦味成分で、カカオはテオブロミンを含む数少ない食品といわれています。テオブロミンには、血流アップや覚醒・興奮を促す作用があるため、・脂肪の蓄積を防ぎ、体重増加を抑えるといった働きが望めるでしょう。ただし、テオブロミンの過剰摂取は利尿作用や興奮作用を高めてしまう可能性もあるため、適量を心掛けることが大切です。 【脂肪酸】…体脂肪として蓄えられにくい チョコレートの主原料、カカオ豆の脂肪分を構成する主な脂肪酸は、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸の3種類。いずれも良質な脂質で、中でも多いのはステアリン酸です。ステアリン酸は、体内に吸収されにくい性質を持っているため、エネルギー源になりにくい=体脂肪として蓄えられにくくなります。 健康効果が期待できるチョコレートの種類と注意点は? チョコレートにはさまざまな種類がありますが、ご紹介したような健康上の効果が特に期待できるのは、カカオが70%以上含まれるハイカカオチョコレートです。カカオポリフェノールは、カカオ含有率が高いほど豊富といわれています。しかし、チョコレートが体にいいとはいえ、脂質や糖質が高いので食べすぎには注意してください。特に、ハイカカオチョコレートは健康効果がより望める一方で、カカオを多く含むために一般的なチョコレートよりも脂質が多く、エネルギー(カロリー)も高いです。食べすぎは、肥満や体重増加の原因となります。 妊娠中は注意したほうがいい? チョコレートには、テオブロミンに似た働きをするカフェインも含まれています。テオブロミンと同様に、カフェインも過剰摂取に注意が必要。特に、妊娠中・授乳中の人は気をつけましょう。英国食品基準庁の発表(2008年)によると、妊娠中は、妊娠していないときよりも血液からカフェインが消失するまでの時間が遅くなるため、カフェインの過剰摂取は胎児の発育阻害、出生時の低体重といった健康リスクが高くなる可能性があるといいます。妊娠中のカフェイン摂取量の上限は200mgにするよう求められていますが、ハイカカオチョコレートのカフェイン含有量は100gあたり70~120g相当。このカフェイン摂取量の上限は、ほかのカフェインを含む食品・飲料も含めた数値になりますので気をつけてください。栄養成分表示を参考にして、食べる量を調整することを意識しましょう。 ダンデライオン・チョコレートでは、カカオ豆ときび砂糖のみでつくったカカオ分70%と85%のチョコレートバーを数種類ご用意しています。適量を守りつつ、ぜひお楽しみください あわせて読みたい どれがいい? ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーの選び方 ダンデライオン・チョコレートでは、様々な種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。どれをチョイスすればいいか迷っている人に、それぞれの味わいについて詳しく解説します。 ダンデライオン・チョコレートでは、様々な種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。どれ... 栄養豊富なチョコレートと相性のいい食材は? 続いては、チョコレートと組み合わせることで、健康面におけるメリットがさらに期待できる食材をご紹介します。チョコレートだけで楽しむ場合とは、また違った風味や食感を楽しんでみてはいかがでしょうか。 ・豆乳…冷え性の予防・改善...
チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量
チョコレートは栄養価が高く、体にいい食品として注目されていることはご存じでしょうか。近年は、カカオポリフェノールが豊富な「ハイカカオチョコレート」を多くのメーカーが販売しており、健康効果が期待できるとして人気を集めています。そこで今回は、チョコレートが具体的にどのような効能を持っているのかをご紹介。食べすぎを防ぐためにも知っておきたい適切な摂取量や、チョコレートと相性が良く栄養も豊富な食材などについても見ていきましょう。 チョコレートの原材料とは チョコレートバー各種 シングルオリジンカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)の2種類だけで作られたチョコレートバー。 個性豊かなシングルオリジンのカカオ豆は、私たちが開発した独自の焙煎を行うことで、それぞれの豆が持っている独特のフレーバーやニュアンスを引き出しています。 チョコレートに含まれる栄養成分 まずは、チョコレートに豊富に含まれる栄養成分をまとめました。各栄養成分に期待できる効果と併せてご紹介します。 【カカオポリフェノール】…肌老化、動脈硬化の予防に◎ カカオポリフェノールは、カカオを主原料とするチョコレートの代表的な栄養成分。チョコレートの苦味や渋味はこのカカオポリフェノールによるもので、ハイカカオチョコレートのようにカカオの含有量が多いほど苦味も強くなります。高い抗酸化作用を持つポリフェノールは体内の酸化を抑えてくれるため、・肌老化の防止・動脈硬化の予防・アレルギーの改善・精神安定、リラックスといった効果が期待できます。 【食物繊維】…便通を促進 カカオには、食物繊維の一種であるリグニンも豊富に含まれています。リグニンには、腸のぜん動運動を活性化する働きが期待できるため、・腸内環境を整える・便通を良くするといったことにつながるでしょう。 【テオブロミン】…脂肪蓄積抑制 テオブロミンとはチョコレートの苦味成分で、カカオはテオブロミンを含む数少ない食品といわれています。テオブロミンには、血流アップや覚醒・興奮を促す作用があるため、・脂肪の蓄積を防ぎ、体重増加を抑えるといった働きが望めるでしょう。ただし、テオブロミンの過剰摂取は利尿作用や興奮作用を高めてしまう可能性もあるため、適量を心掛けることが大切です。 【脂肪酸】…体脂肪として蓄えられにくい チョコレートの主原料、カカオ豆の脂肪分を構成する主な脂肪酸は、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸の3種類。いずれも良質な脂質で、中でも多いのはステアリン酸です。ステアリン酸は、体内に吸収されにくい性質を持っているため、エネルギー源になりにくい=体脂肪として蓄えられにくくなります。 健康効果が期待できるチョコレートの種類と注意点は? チョコレートにはさまざまな種類がありますが、ご紹介したような健康上の効果が特に期待できるのは、カカオが70%以上含まれるハイカカオチョコレートです。カカオポリフェノールは、カカオ含有率が高いほど豊富といわれています。しかし、チョコレートが体にいいとはいえ、脂質や糖質が高いので食べすぎには注意してください。特に、ハイカカオチョコレートは健康効果がより望める一方で、カカオを多く含むために一般的なチョコレートよりも脂質が多く、エネルギー(カロリー)も高いです。食べすぎは、肥満や体重増加の原因となります。 妊娠中は注意したほうがいい? チョコレートには、テオブロミンに似た働きをするカフェインも含まれています。テオブロミンと同様に、カフェインも過剰摂取に注意が必要。特に、妊娠中・授乳中の人は気をつけましょう。英国食品基準庁の発表(2008年)によると、妊娠中は、妊娠していないときよりも血液からカフェインが消失するまでの時間が遅くなるため、カフェインの過剰摂取は胎児の発育阻害、出生時の低体重といった健康リスクが高くなる可能性があるといいます。妊娠中のカフェイン摂取量の上限は200mgにするよう求められていますが、ハイカカオチョコレートのカフェイン含有量は100gあたり70~120g相当。このカフェイン摂取量の上限は、ほかのカフェインを含む食品・飲料も含めた数値になりますので気をつけてください。栄養成分表示を参考にして、食べる量を調整することを意識しましょう。 ダンデライオン・チョコレートでは、カカオ豆ときび砂糖のみでつくったカカオ分70%と85%のチョコレートバーを数種類ご用意しています。適量を守りつつ、ぜひお楽しみください あわせて読みたい どれがいい? ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバーの選び方 ダンデライオン・チョコレートでは、様々な種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。どれをチョイスすればいいか迷っている人に、それぞれの味わいについて詳しく解説します。 ダンデライオン・チョコレートでは、様々な種類のチョコレートバーを販売しており、それぞれ特徴が大きく異なります。どれ... 栄養豊富なチョコレートと相性のいい食材は? 続いては、チョコレートと組み合わせることで、健康面におけるメリットがさらに期待できる食材をご紹介します。チョコレートだけで楽しむ場合とは、また違った風味や食感を楽しんでみてはいかがでしょうか。 ・豆乳…冷え性の予防・改善...

ベトナム産カカオを贅沢に使用した「チョコレートプリン 5個セット」を発売
Bean to Bar チョコレート専門店のプリン ダンデライオン・チョコレートでも人気の高いチョコレートバー「ベンチェ, ベトナム 70%」。このチョコレートを使用した「チョコレートプリン 5個セット」をオンラインストア限定で販売開始いたします。原材料は、牛乳、生クリーム、卵、砂糖、チョコレート、バニラビーンズのみ。ベトナム産カカオの味わいをダイレクトに感じていただけるように、シンプルな素材で仕上げました。ベトナム産カカオのマイルドな中に感じられるエキゾチックなニュアンスを存分に味わえる、Bean to Bar チョコレート専門店ならではのチョコレートプリンです。 レシピを開発した森本シェフが目指したのは「Bean to Bar チョコレートの存在感」。原材料を最小限に抑えて、カカオ本来の味わいを大切に作り上げました。蔵前のキッチンでひとつひとつ手作りして、焼いたその日に出荷いたします。Bean to Bar チョコレートの本領を最大限に発揮した、唯一無二の「チョコレートプリン」をお楽しみください。 ベトナム産カカオ70% チョコレート 今回、チョコレートプリンに使用したのは、同じチョコレートメーカーであるベトナムのMAROUから入手したベトナム・ベンチェ省のカカオ豆。ヤシの生い茂るメコンデルタのアグリフォレスト農園で作られています。自然豊かな美しい生態系と土壌に育まれたカカオ豆は、麻袋を開けた時から格別な香りが広がります。チェリーの甘酸っぱさ、まろやかなハニーキャラメル、ジンジャースナップクッキーのようなスパイス感は乳製品やバニラとの相性も良いため、このチョコレートを選びました。 商品開発へのこだわり 私たちにとってもっとも身近なスイーツのひとつでもあるプリン。だからこそBean to Bar チョコレート専門店としてプリンを作る意味、私たちだからこそ出せる味わいや品質を目指し、細部までこだわり抜きました。日常のちょっとしたご褒美、大切な人への贈り物など、お召し上がりいただくさまざまなシーンで「口福感」を得ていただけるような、満足度の高いチョコレートプリンに仕上がっています。ミルクティーやチャイなど、あたたかいお飲み物と一緒にお召し上がりいただくのもおすすめです。
ベトナム産カカオを贅沢に使用した「チョコレートプリン 5個セット」を発売
Bean to Bar チョコレート専門店のプリン ダンデライオン・チョコレートでも人気の高いチョコレートバー「ベンチェ, ベトナム 70%」。このチョコレートを使用した「チョコレートプリン 5個セット」をオンラインストア限定で販売開始いたします。原材料は、牛乳、生クリーム、卵、砂糖、チョコレート、バニラビーンズのみ。ベトナム産カカオの味わいをダイレクトに感じていただけるように、シンプルな素材で仕上げました。ベトナム産カカオのマイルドな中に感じられるエキゾチックなニュアンスを存分に味わえる、Bean to Bar チョコレート専門店ならではのチョコレートプリンです。 レシピを開発した森本シェフが目指したのは「Bean to Bar チョコレートの存在感」。原材料を最小限に抑えて、カカオ本来の味わいを大切に作り上げました。蔵前のキッチンでひとつひとつ手作りして、焼いたその日に出荷いたします。Bean to Bar チョコレートの本領を最大限に発揮した、唯一無二の「チョコレートプリン」をお楽しみください。 ベトナム産カカオ70% チョコレート 今回、チョコレートプリンに使用したのは、同じチョコレートメーカーであるベトナムのMAROUから入手したベトナム・ベンチェ省のカカオ豆。ヤシの生い茂るメコンデルタのアグリフォレスト農園で作られています。自然豊かな美しい生態系と土壌に育まれたカカオ豆は、麻袋を開けた時から格別な香りが広がります。チェリーの甘酸っぱさ、まろやかなハニーキャラメル、ジンジャースナップクッキーのようなスパイス感は乳製品やバニラとの相性も良いため、このチョコレートを選びました。 商品開発へのこだわり 私たちにとってもっとも身近なスイーツのひとつでもあるプリン。だからこそBean to Bar チョコレート専門店としてプリンを作る意味、私たちだからこそ出せる味わいや品質を目指し、細部までこだわり抜きました。日常のちょっとしたご褒美、大切な人への贈り物など、お召し上がりいただくさまざまなシーンで「口福感」を得ていただけるような、満足度の高いチョコレートプリンに仕上がっています。ミルクティーやチャイなど、あたたかいお飲み物と一緒にお召し上がりいただくのもおすすめです。

チョコレートの種類を解説!製法・形状によるチョコレートの違いとは
世の中には様々なチョコレートを使用した商品が並んでいますが、それぞれどのように分類されるか、ご存知でしょうか?ここでは、チョコレートの種類を解説。製法や形状によるチョコレートの違いを知ると、商品を選ぶ際の参考にもなりますよ。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 「カカオ分◯◯%」のカカオ分とは? チョコレートのパッケージでもよく見かける「カカオ分◯◯%」。「カカオ分が高いほど健康効果が高い」「美容効果がある」という認識がある方も多いと思いますが、この「カカオ分」とは何を指すのでしょうか?「カカオ分」とはその名の通り「カカオを含むもの」=「カカオ豆由来の成分」のことです。具体的には、 1 2 3 ①カカオマス(カカオニブをペースト状にして固めたもの)②ココアバター(カカオニブから抽出した油分)③ココアパウダー(ココアバター抽出後の残渣をパウダー上にしたもの)一般的なチョコレートは、カカオ豆を分解したこれらの素材を組み合わせて、チョコレートをつくります。そしてこの合算値が、「カカオ分」になります。また、このカカオ分によってチョコレートの種類を分類していきます。チョコレートには国際食品規格であるCODEX標準規格があり、それに基づき各国で基準を設けています。 日本のチョコレートの分類 チョコレートの種類、と聞いて思いつくのは、ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートだと思います。ただ、日本ではチョコレートの種類に関して、ミルクチョコレートとホワイトチョコレートにはカカオ分に関する「規約」がありますが、ダークチョコレートには具体的な規約はありません。つまり、「ダーク」チョコレートには、「カカオ分◯◯%以上がダークチョコレートです」という決まりがないのです。チョコレートの「表示」については、不当景品類及び不当表示防止法の規定に基づき、公正取引委員会の認定を受けた「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」というものが存在します。この規約に基づいて、「チョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」の定義を設けて明確にしています。実はこの規約、若干ややこしいのですが、理解すると商品選びの参考になります。まず、分類するにあたり2つの段階で考えます。①チョコレート生地(ベース)の種類、②生地の使用量、です。 出典:日本チョコレート・ココア協会 まずは①チョコレート生地(ベース)の種類について。「チョコレート生地」とは、チョコレートの素材そのものを指します。そのチョコレートを構成する原材料のうち、カカオ分(カカオ由来の原材料)が全重量の35%以上、(うちココアバターが全重量の18%以上)、水分が3%以下だと「チョコレート生地」の基本的な基準を満たします。また、一般的なチョコレートには乳製品を使用したものも多いため、乳製品を使用したものの基準も設けてあります。「ミルクチョコレート生地」は乳製品の量が決まっており、乳固形分が14%以上でなければなりません。これをクリアしないと、商品名や説明文で「ミルクチョコレート」と名乗ることができません。「ホワイトチョコレート」の場合、カカオの茶色い部分(カカオマスとココアパウダー)を含まず、半透明のココアバターのみを使用しています。上記の表に基づくと、最低でもカカオ分(ココアバターの使用量)が21%含まれていけない、ということになります。一方、「準チョコレート生地」はチョコレート生地よりカカオ分が少ないものになります。コスト面や商品の味わいのバランスを考慮して使用されます。次に、②生地の使用量による分類について。チョコレート製品は、前述した「チョコレート生地」「準チョコレート生地」それぞれの使用量によって、さらに細かく分類されます。製品中のチョコレート生地の使用量が60%以上なら「チョコレート」、60%未満は「チョコレート菓子」、製品中の準チョコレート生地の使用量が60%以上なら「準チョコレート」、60%未満は「準チョコレート菓子」になります。 アーモンドチョコレートを例にとってみましょう。アーモンドをコーティングしているチョコレートの量がアーモンドや他の原材料よりも多ければ「チョコレート」、アーモンドや他の原材料の方がチョコレートよりも使用量が多く、チョコレートの生地(ベース)が準チョコレート生地であれば「準チョコレート菓子」となります。この分類、実は皆さんもよく目にしています。チョコレート商品のパッケージの表面に「チョコレート菓子」「準チョコレート」と記載されている商品を見かけたことはありませんか?商品名に「チョコレート」という言葉を含んでいるもので、上記の規約上「チョコレート菓子」、「準チョコレート」、「準チョコレート菓子」に分類される場合、商品の見えやすいところに表示をしないといけないルールがあります。これは消費者が「チョコレート」かどうか勘違いしないように、という意味がありますが、このルールを知っていると、商品を購入する際、なんとなく「これはチョコレートをしっかり使った商品だ」、「これはチョコレートというよりもスナック感覚で食べることができそう」と察しをつけることができます。 EUのチョコレートの分類 EUのチョコレートの基準は日本と似ています。ただ、油分に関しては、植物油脂を最大量5%まで添加可能という規定があり、これにはEU加盟国によって賛否が分かれています。「チョコレート」はカカオ分が35%以上、無脂ココア固形分が14%以上、ココアバターが18%以上。「ミルクチョコレート」はカカオ分が25%以上、無脂ココア固形分が2.5%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上、総油脂分が25%以上(ココアバターと乳脂肪分)。「ホワイトチョコレート」はココアバターが20%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上。日本のチョコレートや洋菓子の文化はヨーロッパに大きな影響を受けていることからも、このようにほぼ同じような基準となっているのかもしれません。 アメリカのチョコレートの分類 アメリカでは、連邦規則集(Code of Federal Regulations、 略称:CFR)によって、チョコレートの基準が設けられています。日本と同様「ダークチョコレート」の定義はなく、スイートチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートに分けられています。アメリカの場合、日本やEUが「カカオ分」で定義しているのに対し「カカオマス量」で定義しています。「スイートチョコレート」は、カカオマスが15%以上、乳固形分が12%以下とし、その中にカカオマスが35%以上のものとして「セミスイートチョコレート」、「ビタースイートチョコレート」という分類を設けています。「ミルクチョコレート」はカカオマスが10%以上、乳固形分が12%以上、乳脂肪分が3.39%以上。「ホワイトチョコレート」はココアバターが20%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上、甘味炭水化物が55%以下という独自のルールがあります。「チョコレートの歴史を知ろう」でもご紹介したように、アメリカではチョコレートが工業化してから発展してきた経緯があります。そのため定義として「カカオマス」という言葉が入り、甘味炭水化物の基準が設けられているのかもしれません。さて、ここまでは規約からベースとなるチョコレートの分類について解説しましたが、チョコレートには他にも様々な種類があります。 クーベルチュールチョコレート なんとなく高級なチョコレート、というイメージのあるクーベルチュールチョコレート。「クーベルチュール」とはフランス語で「毛布」など「覆うもの」を意味し、「カカオ分35%以上(うちココアバター31%以上)、無脂カカオ固形分 2.5%以上を含有するもの」という国際規格があります。油脂分を多く含むため、流動性が高く作業性が良いのが特徴で、お菓子のコーティングやデコレーションなどにも使用される製菓用のチョコレートです。形状は板状、ダイス状、小判型など様々で、単一産地のカカオで作られたシングルオリジンのクーベルチュールもあります。ショコラティエはお菓子の製造方法や味わいに併せて様々なクーベルチュールを混合するなどして、オリジナルのチョコレート菓子を製造しています。 ルビーチョコレート 鮮やかなピンク色が印象的なルビーチョコレート。これはスイスのクーベルチュールメーカー、バリー・カレボーが開発した新たなチョコレートです。コートジボワール、エクアドル、ブラジルのカカオ豆を特殊な方法で加工することにより、華やかなピンク色でほんのりベリーのような酸味を持つチョコレートにしています。日本では2017年頃からパティシェやショコラティエが使用し始め、今ではスーパーやコンビニのお菓子でも展開されています。このように、ベースとなるチョコレートにも種類が様々ありますが、これらを使用して、様々な製法・形状のチョコレートを作り上げていきます。 製法・形状別のチョコレートの種類 ・チョコレートバー(板チョコレート) テンパリングした液状のチョコレートを型(モールド)に流し込み冷却して固めたもの。平たい板状のため日本語では「板チョコレート」と言いますが、英語圏では”Tablet” “Chocolate...
チョコレートの種類を解説!製法・形状によるチョコレートの違いとは
世の中には様々なチョコレートを使用した商品が並んでいますが、それぞれどのように分類されるか、ご存知でしょうか?ここでは、チョコレートの種類を解説。製法や形状によるチョコレートの違いを知ると、商品を選ぶ際の参考にもなりますよ。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 「カカオ分◯◯%」のカカオ分とは? チョコレートのパッケージでもよく見かける「カカオ分◯◯%」。「カカオ分が高いほど健康効果が高い」「美容効果がある」という認識がある方も多いと思いますが、この「カカオ分」とは何を指すのでしょうか?「カカオ分」とはその名の通り「カカオを含むもの」=「カカオ豆由来の成分」のことです。具体的には、 1 2 3 ①カカオマス(カカオニブをペースト状にして固めたもの)②ココアバター(カカオニブから抽出した油分)③ココアパウダー(ココアバター抽出後の残渣をパウダー上にしたもの)一般的なチョコレートは、カカオ豆を分解したこれらの素材を組み合わせて、チョコレートをつくります。そしてこの合算値が、「カカオ分」になります。また、このカカオ分によってチョコレートの種類を分類していきます。チョコレートには国際食品規格であるCODEX標準規格があり、それに基づき各国で基準を設けています。 日本のチョコレートの分類 チョコレートの種類、と聞いて思いつくのは、ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートだと思います。ただ、日本ではチョコレートの種類に関して、ミルクチョコレートとホワイトチョコレートにはカカオ分に関する「規約」がありますが、ダークチョコレートには具体的な規約はありません。つまり、「ダーク」チョコレートには、「カカオ分◯◯%以上がダークチョコレートです」という決まりがないのです。チョコレートの「表示」については、不当景品類及び不当表示防止法の規定に基づき、公正取引委員会の認定を受けた「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」というものが存在します。この規約に基づいて、「チョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」の定義を設けて明確にしています。実はこの規約、若干ややこしいのですが、理解すると商品選びの参考になります。まず、分類するにあたり2つの段階で考えます。①チョコレート生地(ベース)の種類、②生地の使用量、です。 出典:日本チョコレート・ココア協会 まずは①チョコレート生地(ベース)の種類について。「チョコレート生地」とは、チョコレートの素材そのものを指します。そのチョコレートを構成する原材料のうち、カカオ分(カカオ由来の原材料)が全重量の35%以上、(うちココアバターが全重量の18%以上)、水分が3%以下だと「チョコレート生地」の基本的な基準を満たします。また、一般的なチョコレートには乳製品を使用したものも多いため、乳製品を使用したものの基準も設けてあります。「ミルクチョコレート生地」は乳製品の量が決まっており、乳固形分が14%以上でなければなりません。これをクリアしないと、商品名や説明文で「ミルクチョコレート」と名乗ることができません。「ホワイトチョコレート」の場合、カカオの茶色い部分(カカオマスとココアパウダー)を含まず、半透明のココアバターのみを使用しています。上記の表に基づくと、最低でもカカオ分(ココアバターの使用量)が21%含まれていけない、ということになります。一方、「準チョコレート生地」はチョコレート生地よりカカオ分が少ないものになります。コスト面や商品の味わいのバランスを考慮して使用されます。次に、②生地の使用量による分類について。チョコレート製品は、前述した「チョコレート生地」「準チョコレート生地」それぞれの使用量によって、さらに細かく分類されます。製品中のチョコレート生地の使用量が60%以上なら「チョコレート」、60%未満は「チョコレート菓子」、製品中の準チョコレート生地の使用量が60%以上なら「準チョコレート」、60%未満は「準チョコレート菓子」になります。 アーモンドチョコレートを例にとってみましょう。アーモンドをコーティングしているチョコレートの量がアーモンドや他の原材料よりも多ければ「チョコレート」、アーモンドや他の原材料の方がチョコレートよりも使用量が多く、チョコレートの生地(ベース)が準チョコレート生地であれば「準チョコレート菓子」となります。この分類、実は皆さんもよく目にしています。チョコレート商品のパッケージの表面に「チョコレート菓子」「準チョコレート」と記載されている商品を見かけたことはありませんか?商品名に「チョコレート」という言葉を含んでいるもので、上記の規約上「チョコレート菓子」、「準チョコレート」、「準チョコレート菓子」に分類される場合、商品の見えやすいところに表示をしないといけないルールがあります。これは消費者が「チョコレート」かどうか勘違いしないように、という意味がありますが、このルールを知っていると、商品を購入する際、なんとなく「これはチョコレートをしっかり使った商品だ」、「これはチョコレートというよりもスナック感覚で食べることができそう」と察しをつけることができます。 EUのチョコレートの分類 EUのチョコレートの基準は日本と似ています。ただ、油分に関しては、植物油脂を最大量5%まで添加可能という規定があり、これにはEU加盟国によって賛否が分かれています。「チョコレート」はカカオ分が35%以上、無脂ココア固形分が14%以上、ココアバターが18%以上。「ミルクチョコレート」はカカオ分が25%以上、無脂ココア固形分が2.5%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上、総油脂分が25%以上(ココアバターと乳脂肪分)。「ホワイトチョコレート」はココアバターが20%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上。日本のチョコレートや洋菓子の文化はヨーロッパに大きな影響を受けていることからも、このようにほぼ同じような基準となっているのかもしれません。 アメリカのチョコレートの分類 アメリカでは、連邦規則集(Code of Federal Regulations、 略称:CFR)によって、チョコレートの基準が設けられています。日本と同様「ダークチョコレート」の定義はなく、スイートチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートに分けられています。アメリカの場合、日本やEUが「カカオ分」で定義しているのに対し「カカオマス量」で定義しています。「スイートチョコレート」は、カカオマスが15%以上、乳固形分が12%以下とし、その中にカカオマスが35%以上のものとして「セミスイートチョコレート」、「ビタースイートチョコレート」という分類を設けています。「ミルクチョコレート」はカカオマスが10%以上、乳固形分が12%以上、乳脂肪分が3.39%以上。「ホワイトチョコレート」はココアバターが20%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上、甘味炭水化物が55%以下という独自のルールがあります。「チョコレートの歴史を知ろう」でもご紹介したように、アメリカではチョコレートが工業化してから発展してきた経緯があります。そのため定義として「カカオマス」という言葉が入り、甘味炭水化物の基準が設けられているのかもしれません。さて、ここまでは規約からベースとなるチョコレートの分類について解説しましたが、チョコレートには他にも様々な種類があります。 クーベルチュールチョコレート なんとなく高級なチョコレート、というイメージのあるクーベルチュールチョコレート。「クーベルチュール」とはフランス語で「毛布」など「覆うもの」を意味し、「カカオ分35%以上(うちココアバター31%以上)、無脂カカオ固形分 2.5%以上を含有するもの」という国際規格があります。油脂分を多く含むため、流動性が高く作業性が良いのが特徴で、お菓子のコーティングやデコレーションなどにも使用される製菓用のチョコレートです。形状は板状、ダイス状、小判型など様々で、単一産地のカカオで作られたシングルオリジンのクーベルチュールもあります。ショコラティエはお菓子の製造方法や味わいに併せて様々なクーベルチュールを混合するなどして、オリジナルのチョコレート菓子を製造しています。 ルビーチョコレート 鮮やかなピンク色が印象的なルビーチョコレート。これはスイスのクーベルチュールメーカー、バリー・カレボーが開発した新たなチョコレートです。コートジボワール、エクアドル、ブラジルのカカオ豆を特殊な方法で加工することにより、華やかなピンク色でほんのりベリーのような酸味を持つチョコレートにしています。日本では2017年頃からパティシェやショコラティエが使用し始め、今ではスーパーやコンビニのお菓子でも展開されています。このように、ベースとなるチョコレートにも種類が様々ありますが、これらを使用して、様々な製法・形状のチョコレートを作り上げていきます。 製法・形状別のチョコレートの種類 ・チョコレートバー(板チョコレート) テンパリングした液状のチョコレートを型(モールド)に流し込み冷却して固めたもの。平たい板状のため日本語では「板チョコレート」と言いますが、英語圏では”Tablet” “Chocolate...

チョコレートの正しい保存方法は?おいしさを保つためのコツ
チョコレートは傷みにくい食品ではあるものの、温度変化の影響を受けやすく、保存方法には注意する必要があります。しかし、チョコレートの適切な保存方法は、実はあまり知られていません。そのため、保存しておいたチョコレートを食べようとしたら、白っぽくなったり、ボソボソした食感になったり、風味が大きく落ちてしまったりした…なんて経験はありませんか?ここでは、チョコレート本来のおいしさを保つための正しい保存方法をご紹介。基本的な保存方法に加えて、冷蔵保存のポイントや、チョコレートに多く見られる白い粉が浮き出る現象についても解説します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら チョコレートを保存する前に、賞味期限を確認しよう チョコレートを保存するにあたってまず確認しておきたいのが、そのチョコレートの賞味期限と保存方法です。賞味期限は、そのチョコレートを安心して食べられる期間のことで、チョコレートの種類によって変わってきます。特に、生クリームなどを使用した水分量の多いタイプは賞味期限が短いため、保存期間にも注意が必要。中には、数日しか持たない商品もあります。チョコレートの賞味期限や保存方法はパッケージなどに記載されているので、あらかじめ確認しておきましょう。 種類別・チョコレートの保存方法 先程もふれたように、おすすめの保存方法もチョコレートの種類によって異なります。ここでは、「チョコレートバー(板チョコレート)」「ガナッシュチョコレート」「ボンボンショコラ」の3つのタイプ別に見ていきましょう。 チョコレートバー(板チョコレート)の場合 チョコレートバーなどの一般的なチョコレートは、22℃以下を目安に保存するのがおすすめです。夏場を除けば、常温保存でも問題ないでしょう。ただし、暖房などによって室温が上がる場合はご注意ください。また、直射日光や湿気もチョコレートを劣化させる原因となるため、高温多湿を避けられる場所に保存しましょう。もし、ご自宅にワインセラーがあるようでしたら、そこに保存すると最適な環境をキープできますよ。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 生チョコレート・ガナッシュの場合 生チョコレートとは、溶かしたチョコレートに生クリームを合わせ、冷やし固めた物。ケーキのデコレーションに使われたり、トリュフやフォンダンショコラの中に入っていたりする「ガナッシュ」は、生チョコレートを冷やし固める前の、ゆるい状態の物を指します。生クリームが含まれていることから、生チョコレートやガナッシュは長期保存には不向き。そのため、保存する際には、必ず賞味期限を確認しておきましょう。10℃以下での保存が望ましく、シーズンを問わず冷蔵庫で保存するようにしてください。 ボンボンショコラの場合 果汁やアーモンド、ウイスキーなどを包んだ、トリュフのような一口サイズのチョコレートが、ボンボンショコラ。これは、16℃以下を目安に保存します。季節によっては、室温でも問題ないでしょう。 チョコレートを冷蔵庫で保存する際のポイント チョコレートは、季節や種類によっては常温保存に向いておらず、冷蔵庫で保存する必要があります。続いては、チョコレートを冷蔵保存する際の2つのポイントを見ていきましょう。 ・急激な温度変化を防ぐため「野菜室」へ チョコレートを冷蔵保存する際には、野菜室へ入れてください。これは、野菜室の温度は冷蔵室ほど低くないためです。冷蔵庫の温度設定によっても多少異なりますが、冷蔵室は一般的に2~6℃前後、野菜室は3~8℃。冷蔵室はチョコレートを保存するには温度が低すぎるケースが多いです。野菜室のない冷蔵庫の場合、比較的温度の高い扉側に入れたり、新聞紙等に包んだりして、チョコレート自体の温度を冷やしすぎないようにすると良いでしょう。 ・アルミホイルで包み、ジッパーつき保存袋に入れて保存 チョコレートバーは一般的に、アルミホイルで包まれている物が多いです。これは、チョコレートに含まれるココアバターが光に弱いことから、遮光して風味を保つため。チョコレートを保存する際は、アルミホイルなどの包装は取らないようにしましょう。 さらに、アルミホイルなどに包んだチョコレートをジッパーつきの保存袋に入れることで、湿度の影響も受けにくくなります。湿気は、チョコレートの品質低下やカビの原因となるため、できるだけ密閉してください。 チョコレートに見られる白い粉は食べても問題ない? 保存しておいたチョコレートの表面に、白い粉のようなものが付着しているのを見たことがある人もいるのでは?この白い粉は「ブルーム」と呼ばれるもので、温度変化や湿気によってチョコレートから浮き出てきます。ブルームには、「ファットブルーム」と「シュガーブルーム」の2種類があります。「ファットブルーム」ファットブルームは、溶けかけたチョコレートを再度冷却した際、チョコレートに含まれているココアバターの結晶が変化し、表面に白く浮き出てくる現象のこと。「シュガーブルーム」チョコレートの表面に結露が発生すると、チョコレート内の砂糖が溶け出し、その状態で再びチョコレートを冷やすと砂糖が表面で結晶化して、白い粉として浮き出てきます。この現象をシュガーブルームといいます。ブルームの出たチョコレートを食べても、体に害はありません。ただし、チョコレート本来の風味は失われ、ざらざらとした食感になってしまいます。ブルームを発生させないためにも、チョコレートの種類に合わせて正しく保存することをおすすめします。 チョコレートが劣化する原因は? チョコレートが劣化する主な3つの原因についてまとめました。チョコレートの保存方法を考えるときは、これらを避けるようにしましょう。 急激な温度変化 高温の場所から冷蔵庫に移すなど、チョコレートに急激な温度変化を与えることで、ブルームが発生しやすくなります。チョコレートの風味が大きく損なわれてしまうため、適正な温度での保存を心掛けてください。 日光 チョコレートに直射日光があたると、光や熱によって温度が上がり、品質低下を招きます。また、直射日光によってチョコレートの包装が変形したり、破損したりする可能性も。包装が破損すると虫などが入ってしまうおそれもあるため、直射日光のあたらない場所に保存しましょう。 湿気...
チョコレートの正しい保存方法は?おいしさを保つためのコツ
チョコレートは傷みにくい食品ではあるものの、温度変化の影響を受けやすく、保存方法には注意する必要があります。しかし、チョコレートの適切な保存方法は、実はあまり知られていません。そのため、保存しておいたチョコレートを食べようとしたら、白っぽくなったり、ボソボソした食感になったり、風味が大きく落ちてしまったりした…なんて経験はありませんか?ここでは、チョコレート本来のおいしさを保つための正しい保存方法をご紹介。基本的な保存方法に加えて、冷蔵保存のポイントや、チョコレートに多く見られる白い粉が浮き出る現象についても解説します。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら チョコレートを保存する前に、賞味期限を確認しよう チョコレートを保存するにあたってまず確認しておきたいのが、そのチョコレートの賞味期限と保存方法です。賞味期限は、そのチョコレートを安心して食べられる期間のことで、チョコレートの種類によって変わってきます。特に、生クリームなどを使用した水分量の多いタイプは賞味期限が短いため、保存期間にも注意が必要。中には、数日しか持たない商品もあります。チョコレートの賞味期限や保存方法はパッケージなどに記載されているので、あらかじめ確認しておきましょう。 種類別・チョコレートの保存方法 先程もふれたように、おすすめの保存方法もチョコレートの種類によって異なります。ここでは、「チョコレートバー(板チョコレート)」「ガナッシュチョコレート」「ボンボンショコラ」の3つのタイプ別に見ていきましょう。 チョコレートバー(板チョコレート)の場合 チョコレートバーなどの一般的なチョコレートは、22℃以下を目安に保存するのがおすすめです。夏場を除けば、常温保存でも問題ないでしょう。ただし、暖房などによって室温が上がる場合はご注意ください。また、直射日光や湿気もチョコレートを劣化させる原因となるため、高温多湿を避けられる場所に保存しましょう。もし、ご自宅にワインセラーがあるようでしたら、そこに保存すると最適な環境をキープできますよ。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 生チョコレート・ガナッシュの場合 生チョコレートとは、溶かしたチョコレートに生クリームを合わせ、冷やし固めた物。ケーキのデコレーションに使われたり、トリュフやフォンダンショコラの中に入っていたりする「ガナッシュ」は、生チョコレートを冷やし固める前の、ゆるい状態の物を指します。生クリームが含まれていることから、生チョコレートやガナッシュは長期保存には不向き。そのため、保存する際には、必ず賞味期限を確認しておきましょう。10℃以下での保存が望ましく、シーズンを問わず冷蔵庫で保存するようにしてください。 ボンボンショコラの場合 果汁やアーモンド、ウイスキーなどを包んだ、トリュフのような一口サイズのチョコレートが、ボンボンショコラ。これは、16℃以下を目安に保存します。季節によっては、室温でも問題ないでしょう。 チョコレートを冷蔵庫で保存する際のポイント チョコレートは、季節や種類によっては常温保存に向いておらず、冷蔵庫で保存する必要があります。続いては、チョコレートを冷蔵保存する際の2つのポイントを見ていきましょう。 ・急激な温度変化を防ぐため「野菜室」へ チョコレートを冷蔵保存する際には、野菜室へ入れてください。これは、野菜室の温度は冷蔵室ほど低くないためです。冷蔵庫の温度設定によっても多少異なりますが、冷蔵室は一般的に2~6℃前後、野菜室は3~8℃。冷蔵室はチョコレートを保存するには温度が低すぎるケースが多いです。野菜室のない冷蔵庫の場合、比較的温度の高い扉側に入れたり、新聞紙等に包んだりして、チョコレート自体の温度を冷やしすぎないようにすると良いでしょう。 ・アルミホイルで包み、ジッパーつき保存袋に入れて保存 チョコレートバーは一般的に、アルミホイルで包まれている物が多いです。これは、チョコレートに含まれるココアバターが光に弱いことから、遮光して風味を保つため。チョコレートを保存する際は、アルミホイルなどの包装は取らないようにしましょう。 さらに、アルミホイルなどに包んだチョコレートをジッパーつきの保存袋に入れることで、湿度の影響も受けにくくなります。湿気は、チョコレートの品質低下やカビの原因となるため、できるだけ密閉してください。 チョコレートに見られる白い粉は食べても問題ない? 保存しておいたチョコレートの表面に、白い粉のようなものが付着しているのを見たことがある人もいるのでは?この白い粉は「ブルーム」と呼ばれるもので、温度変化や湿気によってチョコレートから浮き出てきます。ブルームには、「ファットブルーム」と「シュガーブルーム」の2種類があります。「ファットブルーム」ファットブルームは、溶けかけたチョコレートを再度冷却した際、チョコレートに含まれているココアバターの結晶が変化し、表面に白く浮き出てくる現象のこと。「シュガーブルーム」チョコレートの表面に結露が発生すると、チョコレート内の砂糖が溶け出し、その状態で再びチョコレートを冷やすと砂糖が表面で結晶化して、白い粉として浮き出てきます。この現象をシュガーブルームといいます。ブルームの出たチョコレートを食べても、体に害はありません。ただし、チョコレート本来の風味は失われ、ざらざらとした食感になってしまいます。ブルームを発生させないためにも、チョコレートの種類に合わせて正しく保存することをおすすめします。 チョコレートが劣化する原因は? チョコレートが劣化する主な3つの原因についてまとめました。チョコレートの保存方法を考えるときは、これらを避けるようにしましょう。 急激な温度変化 高温の場所から冷蔵庫に移すなど、チョコレートに急激な温度変化を与えることで、ブルームが発生しやすくなります。チョコレートの風味が大きく損なわれてしまうため、適正な温度での保存を心掛けてください。 日光 チョコレートに直射日光があたると、光や熱によって温度が上がり、品質低下を招きます。また、直射日光によってチョコレートの包装が変形したり、破損したりする可能性も。包装が破損すると虫などが入ってしまうおそれもあるため、直射日光のあたらない場所に保存しましょう。 湿気...