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チョコレートメイキングキット発売

チョコレートメイキングキット発売

自宅でカカオ豆からチョコレートをつくれるとしたら、ワクワクしませんか?お客さまからも「家でもチョコレートをつくることはできますか?」という質問をよくいただきますが、この度ダンデライオン・チョコレートではそんな希望を叶える「チョコレートメイキングキット」を発売することになりました。 チョコレートはとても身近なお菓子ですが、液体のチョコレートまでは知っていても、原材料であるカカオ豆がどんな工程を経てチョコレートになるのかまでは、ご存知ない方も多いと思います。このキットでは、ご自宅でカカオ豆をロースト、皮むき、すりつぶす作業という私たちチョコレートメーカーが行っている製造工程を体験。実際にカカオ豆に触れ、ローストしてからすりつぶす間に変化する香り、固体から一気に液体になる瞬間を、五感を使って体感することができます。すりつぶす際はフードプロセッサーを使用することを推奨しています(ミルやすり鉢でも代用可能)。普段召し上がるようななめらかなチョコレートにはなりませんが、加える砂糖の量を調整することでお好みの甘さのチョコレートをつくることができます。できあがったチョコレートは型に入れたり、ナッツなどでデコレーションしたり、フルーツにディップしたり、お菓子に混ぜたり・・・と使用用途はさまざま。アレンジは自由自在です。 ご自宅でお楽しみいただける新しいチョコレート体験。オリジナルチョコレートを作ってみてはいかがでしょうか?商品詳細Bean to Bar チョコレートメイキングキット価格:2,376円(税込)販売店舗:ファクトリー&カフェ蔵前、伊勢外宮店、オンラインストア【キットの内容】・生のカカオ豆 約200g*・きび砂糖 60g*・型 1個・チョコレートメイキングキットの説明書* 約150g〜200gのチョコレートをお作りいただけます。【ご用意いただく道具】・ボウル・ドライヤー・お好みの型・はかり・ゴムベラ・温度計(必要に応じて)・フードプロセッサー・スプーン

チョコレートメイキングキット発売

自宅でカカオ豆からチョコレートをつくれるとしたら、ワクワクしませんか?お客さまからも「家でもチョコレートをつくることはできますか?」という質問をよくいただきますが、この度ダンデライオン・チョコレートではそんな希望を叶える「チョコレートメイキングキット」を発売することになりました。 チョコレートはとても身近なお菓子ですが、液体のチョコレートまでは知っていても、原材料であるカカオ豆がどんな工程を経てチョコレートになるのかまでは、ご存知ない方も多いと思います。このキットでは、ご自宅でカカオ豆をロースト、皮むき、すりつぶす作業という私たちチョコレートメーカーが行っている製造工程を体験。実際にカカオ豆に触れ、ローストしてからすりつぶす間に変化する香り、固体から一気に液体になる瞬間を、五感を使って体感することができます。すりつぶす際はフードプロセッサーを使用することを推奨しています(ミルやすり鉢でも代用可能)。普段召し上がるようななめらかなチョコレートにはなりませんが、加える砂糖の量を調整することでお好みの甘さのチョコレートをつくることができます。できあがったチョコレートは型に入れたり、ナッツなどでデコレーションしたり、フルーツにディップしたり、お菓子に混ぜたり・・・と使用用途はさまざま。アレンジは自由自在です。 ご自宅でお楽しみいただける新しいチョコレート体験。オリジナルチョコレートを作ってみてはいかがでしょうか?商品詳細Bean to Bar チョコレートメイキングキット価格:2,376円(税込)販売店舗:ファクトリー&カフェ蔵前、伊勢外宮店、オンラインストア【キットの内容】・生のカカオ豆 約200g*・きび砂糖 60g*・型 1個・チョコレートメイキングキットの説明書* 約150g〜200gのチョコレートをお作りいただけます。【ご用意いただく道具】・ボウル・ドライヤー・お好みの型・はかり・ゴムベラ・温度計(必要に応じて)・フードプロセッサー・スプーン

カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは

カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは

最近では、チョコレートの原材料がカカオであるということが当たり前に知られるようになりました。それでは、「カカオベルト」ということばを聞いたことはありますか?ベルト=帯という意味ですが、一体何を指すのか、またカカオが生育する条件や地域を解説します。    ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら     カカオベルトとは? カカオの生育地域のことを「カカオベルト」といいます。コーヒーの栽培に適した地帯のことを「コーヒーベルト」と表現しますが、「カカオベルト」ということばは「コーヒーベルト」から来ているとも言われています。生産地にこだわったシングルオリジンのコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーのムーブメントは、Bean to Bar チョコレートに先駆けて起きており共通する部分が多いのです。「Bean to Bar」ということばも、スペシャルティコーヒーの「Seed to Cup」から来ていると言われています。カカオベルトは赤道の南北20度、いわゆる亜熱帯の地域です。ちなみにコーヒーベルトは赤道の南北25度。カカオよりも少し生育地域が広いです。地図を見ると、カカオベルトは5大陸(ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸)に渡って生育していることが分かります。カカオの発祥は5300年前の南米エクアドル。16世紀まで長い間中南米で生育していたカカオは、植民地支配によるプランテーションや産業の拡大を経て、世界的作物となっています。主な生産地を挙げると、中南米ではエクアドルやドミニカ共和国、南米ではブラジルやペルー、アフリカではコートジボワールやガーナ、アジア・オセアニアではインドネシアやパプア・ニューギニアになります。 関連記事 コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは? チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート     カカオが育つ条件 カカオが育つ条件は、これらの生育地域に共通する気候や環境になります。一般的な最適生育条件は、・平均気温が最低18度、最高32度(平均気温約27度)・湿度が70-80%・高度30-300m・年間降水量が1,500 - 2,500mm・土壌のpHが中性からやや酸性(pH5.5-7)最低気温が18度なのは、カカオの種子(カカオ豆)に含まれるココアバター(油分)が、18度以下で固まってしまうため。固まってしまうと木全体に栄養分が行き渡らず、生育することが難しくなります。なるべく低地で気温が一定であることが良いとされています。乾燥や日差しに弱いカカオの木は、なるべく湿潤で降雨量の多い地域を好みます。特に若木の時にはシェイドツリーという、カカオよりも高く育つ植物を側に植えて、カカオの木を直射日光から守ることもあります。亜熱帯の植物というと頑丈でたくさん実がなるイメージですが、実はカカオは病害虫にもとても弱く、繊細な木なのです。       カカオ豆の生産量が多い国は? ここでは、カカオ豆の生産量が多い国をご紹介します。(データ参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html)...

カカオベルトはどこにある?カカオ豆が育つ条件とは

最近では、チョコレートの原材料がカカオであるということが当たり前に知られるようになりました。それでは、「カカオベルト」ということばを聞いたことはありますか?ベルト=帯という意味ですが、一体何を指すのか、またカカオが生育する条件や地域を解説します。    ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら     カカオベルトとは? カカオの生育地域のことを「カカオベルト」といいます。コーヒーの栽培に適した地帯のことを「コーヒーベルト」と表現しますが、「カカオベルト」ということばは「コーヒーベルト」から来ているとも言われています。生産地にこだわったシングルオリジンのコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーのムーブメントは、Bean to Bar チョコレートに先駆けて起きており共通する部分が多いのです。「Bean to Bar」ということばも、スペシャルティコーヒーの「Seed to Cup」から来ていると言われています。カカオベルトは赤道の南北20度、いわゆる亜熱帯の地域です。ちなみにコーヒーベルトは赤道の南北25度。カカオよりも少し生育地域が広いです。地図を見ると、カカオベルトは5大陸(ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸)に渡って生育していることが分かります。カカオの発祥は5300年前の南米エクアドル。16世紀まで長い間中南米で生育していたカカオは、植民地支配によるプランテーションや産業の拡大を経て、世界的作物となっています。主な生産地を挙げると、中南米ではエクアドルやドミニカ共和国、南米ではブラジルやペルー、アフリカではコートジボワールやガーナ、アジア・オセアニアではインドネシアやパプア・ニューギニアになります。 関連記事 コーヒーとチョコレートの相性が良い理由、おすすめの組み合わせは? チョコレートの歴史を知ろう - 海を渡って進化するチョコレート     カカオが育つ条件 カカオが育つ条件は、これらの生育地域に共通する気候や環境になります。一般的な最適生育条件は、・平均気温が最低18度、最高32度(平均気温約27度)・湿度が70-80%・高度30-300m・年間降水量が1,500 - 2,500mm・土壌のpHが中性からやや酸性(pH5.5-7)最低気温が18度なのは、カカオの種子(カカオ豆)に含まれるココアバター(油分)が、18度以下で固まってしまうため。固まってしまうと木全体に栄養分が行き渡らず、生育することが難しくなります。なるべく低地で気温が一定であることが良いとされています。乾燥や日差しに弱いカカオの木は、なるべく湿潤で降雨量の多い地域を好みます。特に若木の時にはシェイドツリーという、カカオよりも高く育つ植物を側に植えて、カカオの木を直射日光から守ることもあります。亜熱帯の植物というと頑丈でたくさん実がなるイメージですが、実はカカオは病害虫にもとても弱く、繊細な木なのです。       カカオ豆の生産量が多い国は? ここでは、カカオ豆の生産量が多い国をご紹介します。(データ参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html)...

チョコレートの個性を最大限に活かしたスイーツづくりの舞台裏――1+1を3にする思考

チョコレートの個性を最大限に活かしたスイーツづくりの舞台裏――1+1を3にする思考

ダンデライオン・チョコレートで販売している、カヌレやチョコレートプリンをはじめとしたチョコレートスイーツの数々。これらは、ダンデライオン・チョコレートで扱うカカオの風味を知りつくしたシェフの手によって生み出されています。「ダンデライオン・チョコレートのスイーツは、どれも“チョコレートありき”。Bean to Bar チョコレートの魅力を損なうことなく、どうすればもっと良さを引き出せるかを考えながら商品開発をしています」と話すのは、ダンデライオン・チョコレートのオンラインストアや各店舗で販売している、多くのスイーツの開発を担当する森本康志。今回は、京都で日々もくもくと商品開発にいそしむ森本に、新商品のアイディアが形になるまでのプロセスや、チョコレートスイーツづくりに込めた思いを聞きました。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 森本康志(もりもと やすし)ダンデライオン・チョコレート・ジャパン ペストリーシェフ三重県伊勢市出身。製菓専門学校卒業後、名古屋市にある洋菓子店やカフェ&バーでパティシエとして研鑽を積む。デセールやプチガトーの開発・製造などを行う一方で、バリスタやバーテンダーとしても活躍の場を広げる。2016年ダンデライオン・チョコレート・ジャパンに入社。入社3ヶ月後に伊勢外宮前店ペストリーシェフに就任。2018年にオープンした京都東山一念坂店のペストリーシェフに抜擢される。インスピレーション溢れるアイディアで、現在は主に商品開発を担当。 パティシエやソムリエ、バーテンダーを経てダンデライオン・チョコレートへ ――ダンデライオン・チョコレートには、どのような経緯で入社されたのですか?そろそろ自分のお店を持ちたいと思って地元の伊勢に帰っていたとき、「ちょっとおもしろいお店ができるらしい」と聞いたのがダンデライオン・チョコレートとの出会いです。当時、カフェのスタッフとパティシエを募集していたのですが、どっちもやりたいと応募したら両方で採用されて、今に至ります。――それまでは、どういったお仕事をされていたんですか?お菓子の専門学校を出てから小さなケーキ屋に就職して、パティシエとして一通りの経験をさせてもらいました。その後、コーヒーの勉強がしたくてカフェバーに移ったんです。カウンターでコーヒーやワイン、カクテルなどを提供しながら、デザートも作って出すスタイルのお店でした。そういったキャリアを踏まえて、ダンデライオン・チョコレートではお菓子づくりとカフェ、両方の知識と経験が活かせるようフレキシブルに働いています。――なるほど。そして今は、新商品の開発がメインのお仕事なんですね。そうですね。あとは、僕なりの視点で、社内のスタッフやお客さまのちょっとした気づきになるようなことをブログや写真、動画などで発信したり、僕が開発したカヌレやチョコレートプリンを紹介するインスタライブを配信したりしています。 スイーツメニューは、チョコレートを引き立てるための衣装 ――商品開発の際は、どのようにアイディアを形にしていくのでしょう。僕にとって、チョコレートは「人」。メニューはその人がまとう衣装みたいなイメージです。だから、チョコレートからスイーツを組み立てるときは、「この子(チョコレート)にはどんな色が似合うのかな」とか、「こんなアクセントがあったらいいよね」とか、その子がより魅力的に見えるジャンルや色の衣装をあてていく感じですね。反対に、スイーツからチョコレートを考えるときは、「この衣装に合うのはどんな子かな」というように、衣装にぴったりはまる人(チョコレート)を探すんです。――独特の感覚で、おもしろいですね!具体的な商品を例にとって、もう少し詳しく考え方のプロセスを教えてください。じゃあ、チョコレートプリンを例に紹介しましょう。 この商品は当初、「ベンチェ, ベトナム 70%」を使って作ることを前提に考えていました。ベトナム産のカカオは、マイルドな中にどこかエキゾチックなニュアンスがあるんです。それが僕には、「ベトナムの可憐な少女」のように感じられたので、そこから想像を膨らませていきました。少女は純粋でピュアだから、味は何層に組むよりもシンプルに。食感もぷるんと滑らかで、軽やかさや元気さが感じられる、はつらつとしたものが良いと思って、チョコレートプリンに行きつきました。 チョコレートプリン 5個セット¥3,780(税込)原材料は、牛乳、生クリーム、砂糖、卵、チョコレート、バニラビーンズのみ。カカオの味わいをダイレクトに感じていただけるように、シンプルな素材で仕上げました。ベトナム産カカオのマイルドな中に感じられるエキゾチックなニュアンスを存分に味わえる、Bean to Bar チョコレート専門店ならではのチョコレートプリンです。 ――同じ衣装(スイーツ)で、人(チョコレート)を変えることもありますか?ありますね。例えば、伊勢店のカヌレは、日本酒っぽさのあるフレーバーのチョコレートに合わせて三重の地酒を使っていますが、オンラインで販売しているカヌレはチョコレートもお酒も変えています(※)。 ※伊勢店で販売しているカヌレには、タンザニア産のカカオを使用したチョコレートと三重の地酒「義左衛門」を使用し、オンラインで販売しているカヌレには、ドミニカ共和国産のカカオを使用したチョコレートとラム酒を使用しています。同じカヌレなら伊勢店の物をそのまま販売すればいいように思いますが、実店舗とオンラインでは食べてもらうタイミングも、シチュエーションも違いますよね。伊勢で焼きたてのカヌレを食べるなら、酒感のあるチョコレートと伊勢の地酒を組み合わせるストーリーが活きてくるけど、オンラインで購入して冷凍で届いた物を「伊勢発の商品ですよ」といわれても、そのストーリーには没入しづらいと思うんですよ。 カヌレ¥3,564(税込)香ばしくしっかりとした味わいの中に、すっきりとした酸味も持ち合わせるドミニカ共和国産カカオ豆のチョコレートを使用しています。香りづけのラム酒もチョコレートに合わせて、ドミニカ共和国産の「ロン バルセロ グラン・アニェホ」を選びました。アンバー(宝石の琥珀に似た色)に輝き、透き通ったラム酒は、ふくよかな甘みを持ちつつもすっきりとした飲み口が特徴です。 ――確かに、地の物はその土地で食べるからこそ伝わるメッセージがありますよね。なので、オンラインで販売するカヌレは「時間が経ってもカカオのおいしさを味わえるチョコレート体験」を重視して、使用するチョコレートとお酒を変えました。このように、お酒を使うスイーツを開発するにあたっては、合わせるお酒のバランスやマリアージュといった点で、ソムリエやバーテンダーをしていた経験を活かせています。――では、スイーツ開発において、使用するチョコレートが先に決まっていたメニューは?ダンデライオン・チョコレート初のクリスマス商品として作ったH2Oチョコレートムースは、ドミニカ共和国産のカカオを使用したチョコレートを使うことが決まっていました。こういうときは、そのチョコレートにとことん向き合うしかありません。 ※現在は販売していませんじっとチョコレートと対峙していると、「君にはそんな魅力もあるのね」「ここ(の要素)は隠しておきたいのね」というように、チョコレートのパーソナルな部分が少しずつ見えてきます。そこまで行けば、あとはどうすればそのチョコレートがもっとチャーミングになるかを考えるだけですね。――その子にどういう衣装を着せ、メイクを施すと、より美しく見えるかを考える…みたいなイメージですか?そうですね。「チョコレートのキリッとした酸味はすごく良いけど、それだけだときつく感じる人がいるかもしれないから、ムースにしたらやわらかくなるんじゃない?」とか、「生クリームでちょっと角を取ったら、優しい部分も引き立つんじゃない?」とか…。コーディネーターとして、もっと似合う着こなしを提案するような感じかもしれません。 「材料の良さが際立ったおいしい物」を作る努力が、人々の幸せにつながる ――お話しいただいたプロセスは、ダンデライオン・チョコレートが1種類のカカオ豆だけで作るシングルオリジンだからこそではないかと思いました。確かに、同じ商品でも使うチョコレートによって見える風景が全然違うのは、個性豊かなシングルオリジンにしかないおもしろさですね。スイーツづくりを計算式にすると、一つひとつの材料やプロセスを「1」として、それらを全部足した合計が完成形。でも、Bean...

チョコレートの個性を最大限に活かしたスイーツづくりの舞台裏――1+1を3にする思考

ダンデライオン・チョコレートで販売している、カヌレやチョコレートプリンをはじめとしたチョコレートスイーツの数々。これらは、ダンデライオン・チョコレートで扱うカカオの風味を知りつくしたシェフの手によって生み出されています。「ダンデライオン・チョコレートのスイーツは、どれも“チョコレートありき”。Bean to Bar チョコレートの魅力を損なうことなく、どうすればもっと良さを引き出せるかを考えながら商品開発をしています」と話すのは、ダンデライオン・チョコレートのオンラインストアや各店舗で販売している、多くのスイーツの開発を担当する森本康志。今回は、京都で日々もくもくと商品開発にいそしむ森本に、新商品のアイディアが形になるまでのプロセスや、チョコレートスイーツづくりに込めた思いを聞きました。 ダンデライオン・チョコレートの商品一覧はこちら 全国一律送料無料キャンペーン中 森本康志(もりもと やすし)ダンデライオン・チョコレート・ジャパン ペストリーシェフ三重県伊勢市出身。製菓専門学校卒業後、名古屋市にある洋菓子店やカフェ&バーでパティシエとして研鑽を積む。デセールやプチガトーの開発・製造などを行う一方で、バリスタやバーテンダーとしても活躍の場を広げる。2016年ダンデライオン・チョコレート・ジャパンに入社。入社3ヶ月後に伊勢外宮前店ペストリーシェフに就任。2018年にオープンした京都東山一念坂店のペストリーシェフに抜擢される。インスピレーション溢れるアイディアで、現在は主に商品開発を担当。 パティシエやソムリエ、バーテンダーを経てダンデライオン・チョコレートへ ――ダンデライオン・チョコレートには、どのような経緯で入社されたのですか?そろそろ自分のお店を持ちたいと思って地元の伊勢に帰っていたとき、「ちょっとおもしろいお店ができるらしい」と聞いたのがダンデライオン・チョコレートとの出会いです。当時、カフェのスタッフとパティシエを募集していたのですが、どっちもやりたいと応募したら両方で採用されて、今に至ります。――それまでは、どういったお仕事をされていたんですか?お菓子の専門学校を出てから小さなケーキ屋に就職して、パティシエとして一通りの経験をさせてもらいました。その後、コーヒーの勉強がしたくてカフェバーに移ったんです。カウンターでコーヒーやワイン、カクテルなどを提供しながら、デザートも作って出すスタイルのお店でした。そういったキャリアを踏まえて、ダンデライオン・チョコレートではお菓子づくりとカフェ、両方の知識と経験が活かせるようフレキシブルに働いています。――なるほど。そして今は、新商品の開発がメインのお仕事なんですね。そうですね。あとは、僕なりの視点で、社内のスタッフやお客さまのちょっとした気づきになるようなことをブログや写真、動画などで発信したり、僕が開発したカヌレやチョコレートプリンを紹介するインスタライブを配信したりしています。 スイーツメニューは、チョコレートを引き立てるための衣装 ――商品開発の際は、どのようにアイディアを形にしていくのでしょう。僕にとって、チョコレートは「人」。メニューはその人がまとう衣装みたいなイメージです。だから、チョコレートからスイーツを組み立てるときは、「この子(チョコレート)にはどんな色が似合うのかな」とか、「こんなアクセントがあったらいいよね」とか、その子がより魅力的に見えるジャンルや色の衣装をあてていく感じですね。反対に、スイーツからチョコレートを考えるときは、「この衣装に合うのはどんな子かな」というように、衣装にぴったりはまる人(チョコレート)を探すんです。――独特の感覚で、おもしろいですね!具体的な商品を例にとって、もう少し詳しく考え方のプロセスを教えてください。じゃあ、チョコレートプリンを例に紹介しましょう。 この商品は当初、「ベンチェ, ベトナム 70%」を使って作ることを前提に考えていました。ベトナム産のカカオは、マイルドな中にどこかエキゾチックなニュアンスがあるんです。それが僕には、「ベトナムの可憐な少女」のように感じられたので、そこから想像を膨らませていきました。少女は純粋でピュアだから、味は何層に組むよりもシンプルに。食感もぷるんと滑らかで、軽やかさや元気さが感じられる、はつらつとしたものが良いと思って、チョコレートプリンに行きつきました。 チョコレートプリン 5個セット¥3,780(税込)原材料は、牛乳、生クリーム、砂糖、卵、チョコレート、バニラビーンズのみ。カカオの味わいをダイレクトに感じていただけるように、シンプルな素材で仕上げました。ベトナム産カカオのマイルドな中に感じられるエキゾチックなニュアンスを存分に味わえる、Bean to Bar チョコレート専門店ならではのチョコレートプリンです。 ――同じ衣装(スイーツ)で、人(チョコレート)を変えることもありますか?ありますね。例えば、伊勢店のカヌレは、日本酒っぽさのあるフレーバーのチョコレートに合わせて三重の地酒を使っていますが、オンラインで販売しているカヌレはチョコレートもお酒も変えています(※)。 ※伊勢店で販売しているカヌレには、タンザニア産のカカオを使用したチョコレートと三重の地酒「義左衛門」を使用し、オンラインで販売しているカヌレには、ドミニカ共和国産のカカオを使用したチョコレートとラム酒を使用しています。同じカヌレなら伊勢店の物をそのまま販売すればいいように思いますが、実店舗とオンラインでは食べてもらうタイミングも、シチュエーションも違いますよね。伊勢で焼きたてのカヌレを食べるなら、酒感のあるチョコレートと伊勢の地酒を組み合わせるストーリーが活きてくるけど、オンラインで購入して冷凍で届いた物を「伊勢発の商品ですよ」といわれても、そのストーリーには没入しづらいと思うんですよ。 カヌレ¥3,564(税込)香ばしくしっかりとした味わいの中に、すっきりとした酸味も持ち合わせるドミニカ共和国産カカオ豆のチョコレートを使用しています。香りづけのラム酒もチョコレートに合わせて、ドミニカ共和国産の「ロン バルセロ グラン・アニェホ」を選びました。アンバー(宝石の琥珀に似た色)に輝き、透き通ったラム酒は、ふくよかな甘みを持ちつつもすっきりとした飲み口が特徴です。 ――確かに、地の物はその土地で食べるからこそ伝わるメッセージがありますよね。なので、オンラインで販売するカヌレは「時間が経ってもカカオのおいしさを味わえるチョコレート体験」を重視して、使用するチョコレートとお酒を変えました。このように、お酒を使うスイーツを開発するにあたっては、合わせるお酒のバランスやマリアージュといった点で、ソムリエやバーテンダーをしていた経験を活かせています。――では、スイーツ開発において、使用するチョコレートが先に決まっていたメニューは?ダンデライオン・チョコレート初のクリスマス商品として作ったH2Oチョコレートムースは、ドミニカ共和国産のカカオを使用したチョコレートを使うことが決まっていました。こういうときは、そのチョコレートにとことん向き合うしかありません。 ※現在は販売していませんじっとチョコレートと対峙していると、「君にはそんな魅力もあるのね」「ここ(の要素)は隠しておきたいのね」というように、チョコレートのパーソナルな部分が少しずつ見えてきます。そこまで行けば、あとはどうすればそのチョコレートがもっとチャーミングになるかを考えるだけですね。――その子にどういう衣装を着せ、メイクを施すと、より美しく見えるかを考える…みたいなイメージですか?そうですね。「チョコレートのキリッとした酸味はすごく良いけど、それだけだときつく感じる人がいるかもしれないから、ムースにしたらやわらかくなるんじゃない?」とか、「生クリームでちょっと角を取ったら、優しい部分も引き立つんじゃない?」とか…。コーディネーターとして、もっと似合う着こなしを提案するような感じかもしれません。 「材料の良さが際立ったおいしい物」を作る努力が、人々の幸せにつながる ――お話しいただいたプロセスは、ダンデライオン・チョコレートが1種類のカカオ豆だけで作るシングルオリジンだからこそではないかと思いました。確かに、同じ商品でも使うチョコレートによって見える風景が全然違うのは、個性豊かなシングルオリジンにしかないおもしろさですね。スイーツづくりを計算式にすると、一つひとつの材料やプロセスを「1」として、それらを全部足した合計が完成形。でも、Bean...

ワークショップ 2021年7,8月

ワークショップ 2021年7,8月

7月に入ると待ち遠しいのが夏休み。ダンデライオン・チョコレートでは夏休みの宿題や自由研究に、親子向けのワークショップを開催しています。今年はファクトリー&カフェ蔵前とオンラインの同時開催を含め、3種類のワークショップをご用意。お子さまの興味に合わせて、お選びください。興味津々の目でチョコレートと向き合うお子さまとお会いできるのが、私たちも毎年楽しみです。ぜひご参加ください! ①【親子向け】チョコレートのつくりかたを学ぼう!(蔵前店・オンライン同時開催)カカオとはなにかを解説、チョコレートのテイスティングにも挑戦します。さらに実際に稼働しているファクトリーと中継をつなぎ、生のカカオ豆から一枚のチョコレートになるまでの製造工程を、工程ごとに一緒にテイスティングしながら五感を使って学ぶクラスです。《開催日時》2021年7月27日(火)11:00-12:002021年8月3日(火)11:00-12:00②【親子向け】チョコレートの歴史を体験しよう!(ファクトリー&カフェ蔵前店開催)チョコレートの歴史ははるか昔、約5300年前にまで遡ります。チョコレートの原材料であるカカオがどのようにして現在のチョコレートに変化したのか、当時使用していた器具を使用しながら、テイスティングを交えて文明ごとに変化するカカオの食べ方を実際に体験します。《開催日時》2021年7月30日(金)11:00-12:30③【親子向け】チョコレートファクトリーツアー(オンライン開催)講師が実際にファクトリーの中を歩きながらチョコレートの製造工程をひとつひとつ丁寧に解説します。稼働中のファクトリーをご覧いただける、臨場感溢れるオンラインクラスです。そのほかにも、チョコレートに関するあらゆる質問にもお答えします。《開催日時》2021年8月6日(金)11:00-11:40

ワークショップ 2021年7,8月

7月に入ると待ち遠しいのが夏休み。ダンデライオン・チョコレートでは夏休みの宿題や自由研究に、親子向けのワークショップを開催しています。今年はファクトリー&カフェ蔵前とオンラインの同時開催を含め、3種類のワークショップをご用意。お子さまの興味に合わせて、お選びください。興味津々の目でチョコレートと向き合うお子さまとお会いできるのが、私たちも毎年楽しみです。ぜひご参加ください! ①【親子向け】チョコレートのつくりかたを学ぼう!(蔵前店・オンライン同時開催)カカオとはなにかを解説、チョコレートのテイスティングにも挑戦します。さらに実際に稼働しているファクトリーと中継をつなぎ、生のカカオ豆から一枚のチョコレートになるまでの製造工程を、工程ごとに一緒にテイスティングしながら五感を使って学ぶクラスです。《開催日時》2021年7月27日(火)11:00-12:002021年8月3日(火)11:00-12:00②【親子向け】チョコレートの歴史を体験しよう!(ファクトリー&カフェ蔵前店開催)チョコレートの歴史ははるか昔、約5300年前にまで遡ります。チョコレートの原材料であるカカオがどのようにして現在のチョコレートに変化したのか、当時使用していた器具を使用しながら、テイスティングを交えて文明ごとに変化するカカオの食べ方を実際に体験します。《開催日時》2021年7月30日(金)11:00-12:30③【親子向け】チョコレートファクトリーツアー(オンライン開催)講師が実際にファクトリーの中を歩きながらチョコレートの製造工程をひとつひとつ丁寧に解説します。稼働中のファクトリーをご覧いただける、臨場感溢れるオンラインクラスです。そのほかにも、チョコレートに関するあらゆる質問にもお答えします。《開催日時》2021年8月6日(金)11:00-11:40

ホットチョコレートミックスの涼しげアレンジレシピ

ホットチョコレートミックスの涼しげアレンジレシピ

暑い季節になると、やっぱりひんやり冷たい物が欲しくなりますよね。ダンデライオン・チョコレートの人気商品「ホットチョコレートミックス」は、ホットだけでなく冷やしておいしいドリンクにアレンジすることもできます。シングルオリジンならではのカカオの風味と香りは、冷やしても健在。ドリンクとして以外にも、さまざまな楽しみ方があります。ここでは、ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が提案する、自宅でのリラックスタイムにおすすめしたいホットチョコレートミックスのアレンジレシピをご紹介します! ホットチョコレートミックス 「お家でもホットチョコレートを飲みたい」というお客さまからの要望を元に、チョコレートプロダクションチームが開発したシングルオリジンの「HOT CHOCOLATE MIX」です。 カカオ豆とオーガニックのケインシュガーのみを使用しつくられているので、カカオ本来の豊かな香りと風味を手軽に味わうことができる商品です。 アイスでも簡単に作れる「チョコレートシェイク」 ・プレーン <材料>ホットチョコレートミックス…40gお湯…40g【A】牛乳…50gバニラアイス…80g氷…40g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れる濃厚でミルキーな甘さを味わいたいなら、まずはプレーンから。バニラアイスと牛乳で乳脂肪分がアップし、味にしっかりしたコクが出ます。よりおいしく作るコツは、最初にチョコレートミックスをお湯でしっかり溶かすこと。粉っぽさをなくしてからブレンダーにかけることで、ふわっと口当たりの良い仕上がりに。 ・バナナチョコレート <材料>ホットチョコレートミックス…25gお湯…25g【A】バニラアイス…80g氷…40gバナナ…1本(約80g)<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れるバナナとチョコの相性は抜群!飲んだ瞬間にバナナの香りが鼻をくすぐると、チョコレートのフレーバーが、花が開くように広がります。喉越しは滑らかですが、バナナの風味によってプレーンに比べてあっさりした口当たり。癖になるおいしさです。 ・ミックスベリーチョコレート <材料>ホットチョコレートミックス…25gお湯…65g【A】バニラアイス…80g冷凍ミックスベリー…80g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れるミックスベリーの赤みが映える、見た目もきれいな仕上がり。すっきりとした酸味が際立って、お子さん受けも良いと思います。ミックスベリーは冷凍以外に缶詰などを使ってもOK。その場合はシロップの甘さが加わるので、また違った味わいが楽しめるでしょう。冷凍を使うと少し固めのスムージー風になるので、スプーンですくって召し上がってください。 ・マンゴーチョコレート <材料>ホットチョコレートミックス…25gお湯…65g【A】バニラアイス…80g冷凍マンゴー…80g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れるチョコレートの風味が立ちながらも、マンゴー独特の酸味と甘味が程良く個性を主張。そのマイルドな味わいは、仕事で疲れたときに飲んで癒やされたくなります。トロピカルな後味もリピートしたくなるポイント。 ほのかなアーモンドの香りと軽い甘味がマッチ 「アーモンドミルクチョコレート」 <材料>ホットチョコレートミックス…20gお湯…20ml氷…適量冷やしたアーモンドミルク…110g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. グラスに「1」と氷を入れ、アーモンドミルクを注ぐアーモンドミルクを使うことで、牛乳で作るよりもさっぱりした大人のチョコレートドリンクに。アーモンドの香ばしさと控えめな甘さで、カカオの風味が引き立ちます。もう少し飲み応えが欲しい場合は、ホットチョコレートミックスをお湯で溶くときにはちみつを少量加えてみてください。特に暑い日は、カイエンペッパーを振ってピリッとした辛さをプラスしても良いでしょう。 定番の和スイーツが新しい味わいに 「わらび餅×ほうじ茶ホットチョコレート」...

ホットチョコレートミックスの涼しげアレンジレシピ

暑い季節になると、やっぱりひんやり冷たい物が欲しくなりますよね。ダンデライオン・チョコレートの人気商品「ホットチョコレートミックス」は、ホットだけでなく冷やしておいしいドリンクにアレンジすることもできます。シングルオリジンならではのカカオの風味と香りは、冷やしても健在。ドリンクとして以外にも、さまざまな楽しみ方があります。ここでは、ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が提案する、自宅でのリラックスタイムにおすすめしたいホットチョコレートミックスのアレンジレシピをご紹介します! ホットチョコレートミックス 「お家でもホットチョコレートを飲みたい」というお客さまからの要望を元に、チョコレートプロダクションチームが開発したシングルオリジンの「HOT CHOCOLATE MIX」です。 カカオ豆とオーガニックのケインシュガーのみを使用しつくられているので、カカオ本来の豊かな香りと風味を手軽に味わうことができる商品です。 アイスでも簡単に作れる「チョコレートシェイク」 ・プレーン <材料>ホットチョコレートミックス…40gお湯…40g【A】牛乳…50gバニラアイス…80g氷…40g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れる濃厚でミルキーな甘さを味わいたいなら、まずはプレーンから。バニラアイスと牛乳で乳脂肪分がアップし、味にしっかりしたコクが出ます。よりおいしく作るコツは、最初にチョコレートミックスをお湯でしっかり溶かすこと。粉っぽさをなくしてからブレンダーにかけることで、ふわっと口当たりの良い仕上がりに。 ・バナナチョコレート <材料>ホットチョコレートミックス…25gお湯…25g【A】バニラアイス…80g氷…40gバナナ…1本(約80g)<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れるバナナとチョコの相性は抜群!飲んだ瞬間にバナナの香りが鼻をくすぐると、チョコレートのフレーバーが、花が開くように広がります。喉越しは滑らかですが、バナナの風味によってプレーンに比べてあっさりした口当たり。癖になるおいしさです。 ・ミックスベリーチョコレート <材料>ホットチョコレートミックス…25gお湯…65g【A】バニラアイス…80g冷凍ミックスベリー…80g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れるミックスベリーの赤みが映える、見た目もきれいな仕上がり。すっきりとした酸味が際立って、お子さん受けも良いと思います。ミックスベリーは冷凍以外に缶詰などを使ってもOK。その場合はシロップの甘さが加わるので、また違った味わいが楽しめるでしょう。冷凍を使うと少し固めのスムージー風になるので、スプーンですくって召し上がってください。 ・マンゴーチョコレート <材料>ホットチョコレートミックス…25gお湯…65g【A】バニラアイス…80g冷凍マンゴー…80g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. ブレンダー(ミキサー)に「1」と【A】をすべて入れ、スイッチを入れるチョコレートの風味が立ちながらも、マンゴー独特の酸味と甘味が程良く個性を主張。そのマイルドな味わいは、仕事で疲れたときに飲んで癒やされたくなります。トロピカルな後味もリピートしたくなるポイント。 ほのかなアーモンドの香りと軽い甘味がマッチ 「アーモンドミルクチョコレート」 <材料>ホットチョコレートミックス…20gお湯…20ml氷…適量冷やしたアーモンドミルク…110g<作り方>1. ホットチョコレートミックスにお湯を入れて溶かす2. グラスに「1」と氷を入れ、アーモンドミルクを注ぐアーモンドミルクを使うことで、牛乳で作るよりもさっぱりした大人のチョコレートドリンクに。アーモンドの香ばしさと控えめな甘さで、カカオの風味が引き立ちます。もう少し飲み応えが欲しい場合は、ホットチョコレートミックスをお湯で溶くときにはちみつを少量加えてみてください。特に暑い日は、カイエンペッパーを振ってピリッとした辛さをプラスしても良いでしょう。 定番の和スイーツが新しい味わいに 「わらび餅×ほうじ茶ホットチョコレート」...

【レポート】ホンジュラス 農園訪問

【レポート】ホンジュラス 農園訪問

ダンデライオン・チョコレートのチョコレートメーカー伴野智映子が、2018年10月15日(月)~22日(月)にホンジュラスのカカオ農園と発酵施設を訪れました。今回は、その時の貴重な体験記をご紹介します。想像を絶するアドベンチャーな旅を、お楽しみください。 ダンデライオン・チョコレート公式オンラインストア その他 ダンデライオン・チョコレート公式オンラインストア その他 ホンジュラスまでの道のり ホンジュラスまでは、ソウル、ロサンゼルス、エルサルバドル、と飛行機を3回乗り換え、30時間半かけて到着。首都のサン・ペドロ・スーラから北部ラセイバまで車で移動し、6人でぎゅうぎゅうのセスナ機に乗り換え東に向かうこと1時間半、さらにそこから凸凹道をトラックで30分、ようやくカカオ生産者カカオ・ダイレクトの発酵施設があるワンプシルピにたどり着きました。一体いつになったらこの目でカカオを見られるんだろう・・・と思いながらも、私たちが普段使っているカカオ豆は相当遠いところにあるんだ、とこの時点で身を持って実感しました。 カカオとの初対面 私にとって今回は初めてのカカオ農園訪問でした。カカオの木を見たらきっと感動するだろうなと思っていましたが、現実はそんな悠長なことを言っている余裕はありませんでした。なにしろ、ワンプシルピのカカオ農園(もはや農園というより野生のジャングル)は沼地を歩いて30分の奥地にあり、そこらじゅうに蚊が粉雪のように舞っています。手で蚊を払い、沼地に足を取られないように足元を見ながら歩いていると突然「ここ!カカオがあるよ」声をかけられはっと顔を上げると、カカオがひょっこり現れます。おかげで、あまり良い写真は撮れずじまいでした。 ここでは基本的にカカオの木を日差しから守るシェイドツリーはなく、カカオのみを栽培しています。土壌が沼地で湿潤なため、水分が豊富にありカカオに日陰を作らなくても土壌が乾かず成長できるそうです。間引きして栄養分が一本一本に行き渡るようにしています。「農園」ということばからは想像もできないワイルドな環境。ここでカカオを育て収穫する労力はとんでもないものだ、と痛感しました。 カカオ豆とカヌーの長旅 このワンプゥ, ホンジュラスのカカオ豆をつくる上でもっとも大変なのが、この奥地からどうやってカカオを運び出すか、です。収穫の方法は2通りあり、ひとつは農家さん自身が収穫したカカオポッドを発酵施設に持ち込むパターン。もうひとつが、カカオ・ダイレクトのスタッフが各農家まで引き取りに行くパターンです。路上のアクセスは困難なので、各農家へはピパンテというカヌーでパトゥカ川を上って向かいます。各農家は、カヌーが来る日に合わせてカカオを収穫して実と種を取り出し、当日川辺まで担いで持っていきます。 収穫したカカオ豆は、カカオ・ダイレクトの発酵施設で発酵後、乾燥させます。この豆の特徴は、他の産地よりも乾燥時間を長くとっていること。通常1週間程度ですが、ここでは2-3週間ほどかけています。もともと湿度が高いエリアというのが理由ですが、ゆっくり乾燥することで、酸味やえぐみが完全に抜け、ミネラル感や土壌感のあるフレーバーになります。 乾燥したカカオ豆はまたカヌーに乗せて倉庫へ移動します。私たちも同行しましたが、これがまた長旅でした。このエリアは生物圏保護区域でもあるリオ・プラタノ地区ですが、コロンビアからの麻薬の輸送ルートとなっており、マフィアが森林を刈りそこで家畜を育てさせ、資金調達しているという話も(!)。さすが世界一危険な国と言われるだけあります。途中スコールに合い、激流のなか小さなボートに乗り換え急流すべり体験をしてようやくカカオ豆との旅が終了、丸2日間かかりました。ここまでして私たちの手元に届いたカカオ豆、とてつもなく貴重なものに思えてきました。 さいごに ホンジュラス東部をぐるっと回った旅になりましたが、多くのカカオ農園を訪れているダンデライオン・チョコレートのカカオ豆買い付け担当グレッグですら「これまでで一番アドベンチャーな体験だった」と言っていました。私は初めてのカカオ農園訪問だったので、それを聞いてもうどこへでも行ける気持ちになっています。あらためて、私たちが毎日作っているチョコレートの原材料は遠く離れた、日本では想像できない方法でつくられていることが分かりました。そして、これだけの労力をかけて作り上げられたカカオ豆を、いかにおいしいチョコレートにするか、私たちはもっともっと探求していきたいと強く思いました。 関連商品 ワンプゥ, ホンジュラス 70%¥1,296(税込)ホンジュラスの熱帯雨林モスキーティア地方・プラタノ川流域の生物研保護区で育つこのカカオ豆は、丸太船で丸二日かけて川上流に渡り収穫されます。2018年収穫のこの豆は、まろやかで繊細なフレーバーを引き出すために優しくローストしています。フルボディのワインなら赤白ともに相性抜群です。 ワンプゥ, ホンジュラス 85%¥1,296(税込)ホンジュラスの熱帯雨林モスキーティア地方・プラタノ川流域の生物研保護区で育つこのカカオ豆は、丸太船で丸二日かけて川上流に渡り収穫されます。2018年収穫のこの豆が持つクラシックなカカオ感に加え、繊細でフローラルな香りを引き出しています。緑茶や黒豆茶と合わせて、爽やかなペアリングをお楽しみいただけます。 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら

【レポート】ホンジュラス 農園訪問

ダンデライオン・チョコレートのチョコレートメーカー伴野智映子が、2018年10月15日(月)~22日(月)にホンジュラスのカカオ農園と発酵施設を訪れました。今回は、その時の貴重な体験記をご紹介します。想像を絶するアドベンチャーな旅を、お楽しみください。 ダンデライオン・チョコレート公式オンラインストア その他 ダンデライオン・チョコレート公式オンラインストア その他 ホンジュラスまでの道のり ホンジュラスまでは、ソウル、ロサンゼルス、エルサルバドル、と飛行機を3回乗り換え、30時間半かけて到着。首都のサン・ペドロ・スーラから北部ラセイバまで車で移動し、6人でぎゅうぎゅうのセスナ機に乗り換え東に向かうこと1時間半、さらにそこから凸凹道をトラックで30分、ようやくカカオ生産者カカオ・ダイレクトの発酵施設があるワンプシルピにたどり着きました。一体いつになったらこの目でカカオを見られるんだろう・・・と思いながらも、私たちが普段使っているカカオ豆は相当遠いところにあるんだ、とこの時点で身を持って実感しました。 カカオとの初対面 私にとって今回は初めてのカカオ農園訪問でした。カカオの木を見たらきっと感動するだろうなと思っていましたが、現実はそんな悠長なことを言っている余裕はありませんでした。なにしろ、ワンプシルピのカカオ農園(もはや農園というより野生のジャングル)は沼地を歩いて30分の奥地にあり、そこらじゅうに蚊が粉雪のように舞っています。手で蚊を払い、沼地に足を取られないように足元を見ながら歩いていると突然「ここ!カカオがあるよ」声をかけられはっと顔を上げると、カカオがひょっこり現れます。おかげで、あまり良い写真は撮れずじまいでした。 ここでは基本的にカカオの木を日差しから守るシェイドツリーはなく、カカオのみを栽培しています。土壌が沼地で湿潤なため、水分が豊富にありカカオに日陰を作らなくても土壌が乾かず成長できるそうです。間引きして栄養分が一本一本に行き渡るようにしています。「農園」ということばからは想像もできないワイルドな環境。ここでカカオを育て収穫する労力はとんでもないものだ、と痛感しました。 カカオ豆とカヌーの長旅 このワンプゥ, ホンジュラスのカカオ豆をつくる上でもっとも大変なのが、この奥地からどうやってカカオを運び出すか、です。収穫の方法は2通りあり、ひとつは農家さん自身が収穫したカカオポッドを発酵施設に持ち込むパターン。もうひとつが、カカオ・ダイレクトのスタッフが各農家まで引き取りに行くパターンです。路上のアクセスは困難なので、各農家へはピパンテというカヌーでパトゥカ川を上って向かいます。各農家は、カヌーが来る日に合わせてカカオを収穫して実と種を取り出し、当日川辺まで担いで持っていきます。 収穫したカカオ豆は、カカオ・ダイレクトの発酵施設で発酵後、乾燥させます。この豆の特徴は、他の産地よりも乾燥時間を長くとっていること。通常1週間程度ですが、ここでは2-3週間ほどかけています。もともと湿度が高いエリアというのが理由ですが、ゆっくり乾燥することで、酸味やえぐみが完全に抜け、ミネラル感や土壌感のあるフレーバーになります。 乾燥したカカオ豆はまたカヌーに乗せて倉庫へ移動します。私たちも同行しましたが、これがまた長旅でした。このエリアは生物圏保護区域でもあるリオ・プラタノ地区ですが、コロンビアからの麻薬の輸送ルートとなっており、マフィアが森林を刈りそこで家畜を育てさせ、資金調達しているという話も(!)。さすが世界一危険な国と言われるだけあります。途中スコールに合い、激流のなか小さなボートに乗り換え急流すべり体験をしてようやくカカオ豆との旅が終了、丸2日間かかりました。ここまでして私たちの手元に届いたカカオ豆、とてつもなく貴重なものに思えてきました。 さいごに ホンジュラス東部をぐるっと回った旅になりましたが、多くのカカオ農園を訪れているダンデライオン・チョコレートのカカオ豆買い付け担当グレッグですら「これまでで一番アドベンチャーな体験だった」と言っていました。私は初めてのカカオ農園訪問だったので、それを聞いてもうどこへでも行ける気持ちになっています。あらためて、私たちが毎日作っているチョコレートの原材料は遠く離れた、日本では想像できない方法でつくられていることが分かりました。そして、これだけの労力をかけて作り上げられたカカオ豆を、いかにおいしいチョコレートにするか、私たちはもっともっと探求していきたいと強く思いました。 関連商品 ワンプゥ, ホンジュラス 70%¥1,296(税込)ホンジュラスの熱帯雨林モスキーティア地方・プラタノ川流域の生物研保護区で育つこのカカオ豆は、丸太船で丸二日かけて川上流に渡り収穫されます。2018年収穫のこの豆は、まろやかで繊細なフレーバーを引き出すために優しくローストしています。フルボディのワインなら赤白ともに相性抜群です。 ワンプゥ, ホンジュラス 85%¥1,296(税込)ホンジュラスの熱帯雨林モスキーティア地方・プラタノ川流域の生物研保護区で育つこのカカオ豆は、丸太船で丸二日かけて川上流に渡り収穫されます。2018年収穫のこの豆が持つクラシックなカカオ感に加え、繊細でフローラルな香りを引き出しています。緑茶や黒豆茶と合わせて、爽やかなペアリングをお楽しみいただけます。 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら 「製造工程のすべては私たちのファクトリーで」ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー 商品一覧はこちら