読まれている記事

  • 高カカオ(ハイカカオ)チョコレートの効能、おすすめの商品を紹介!

    記事を読む 
  • チョコレートは何歳から食べても大丈夫?気をつけると良いポイントも紹介

    記事を読む 
  • 高カカオチョコレートを食べるタイミングはいつ、どれくらいが適切?

    記事を読む 
  • スーパーフード「カカオニブ」とは?

    記事を読む 
1 4

最新の記事

OUR DAYS

京都ペストリースタッフ募集

京都ペストリースタッフ募集

ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店では、秋からの紅葉シーズンに向けて、中核となってくれるペストリースタッフ(正社員/アルバイト)を募集します。 京都東山一念坂店 ダンデライオン・チョコレートの関西初の店舗である京都東山一念坂店は、これまでとは一味違う、カフェと新業態であるデザートバー(CACAO BAR)が共存する複合店舗です。 その為、同店のペストリースタッフには、カフェのペストリーやドリンクの製造に加えて、 CACAO BARでのアシェットデセールのプレップ(準備)や接客、京都ならではの新商品の企画等、より多角的な業務にチャレンジして頂きます。 京都東山一念坂店のペストリーチームを率いるのは、国内全店舗のメニューや商品の開発も手がける森本シェフ。 森本シェフ 伊勢外宮前店やファクトリー&カフェ蔵前など他店舗に加えて、サンフランシスコ本店や現在POP UPを行なっている台北にも出張する事が多い為、今回は森本の右腕となり、店舗をしっかりと支えてくれるペストリースタッフを募集する事になりました。 関西人の特性なのか、顔に似合わずすぐ冗談を飛ばす森本ですが、良い意味で厳しさと朗らかさが同居した面白いシェフです。 CACAO BAR ペストリースタッフは専門性が求められる職種ですが、素質としてわたしたちが大切に考えるのは、クラフトマンシップ、好奇心、そしてチーム力。こだわり抜くこと、好奇心を持つこと、人を巻き込めることができる方に出会えたらと思います。 「Bean to Barをムーブメントではなくカルチャーとして根付かせる」という、わたしたちのミッションにご興味のある方、ご応募是非お待ちしています。 キッチンの様子 【京都東山一念坂店 ペストリースタッフ(正社員/アルバイト)】 ■仕事内容 ・チョコレートやカカオの風味や魅力を引き出すペストリーの製造 ・新商品の開発(スキルや経験に応じて) ・CACAO BARでのアシェットデセールの提供(スキルや経験に応じて) ■求める資質 ・クオリティへの飽くなきこだわりと情熱 ・チョコレートやカカオに関する知識や好奇心 ・論理的な思考と自由な発想の両立...

京都ペストリースタッフ募集

ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店では、秋からの紅葉シーズンに向けて、中核となってくれるペストリースタッフ(正社員/アルバイト)を募集します。 京都東山一念坂店 ダンデライオン・チョコレートの関西初の店舗である京都東山一念坂店は、これまでとは一味違う、カフェと新業態であるデザートバー(CACAO BAR)が共存する複合店舗です。 その為、同店のペストリースタッフには、カフェのペストリーやドリンクの製造に加えて、 CACAO BARでのアシェットデセールのプレップ(準備)や接客、京都ならではの新商品の企画等、より多角的な業務にチャレンジして頂きます。 京都東山一念坂店のペストリーチームを率いるのは、国内全店舗のメニューや商品の開発も手がける森本シェフ。 森本シェフ 伊勢外宮前店やファクトリー&カフェ蔵前など他店舗に加えて、サンフランシスコ本店や現在POP UPを行なっている台北にも出張する事が多い為、今回は森本の右腕となり、店舗をしっかりと支えてくれるペストリースタッフを募集する事になりました。 関西人の特性なのか、顔に似合わずすぐ冗談を飛ばす森本ですが、良い意味で厳しさと朗らかさが同居した面白いシェフです。 CACAO BAR ペストリースタッフは専門性が求められる職種ですが、素質としてわたしたちが大切に考えるのは、クラフトマンシップ、好奇心、そしてチーム力。こだわり抜くこと、好奇心を持つこと、人を巻き込めることができる方に出会えたらと思います。 「Bean to Barをムーブメントではなくカルチャーとして根付かせる」という、わたしたちのミッションにご興味のある方、ご応募是非お待ちしています。 キッチンの様子 【京都東山一念坂店 ペストリースタッフ(正社員/アルバイト)】 ■仕事内容 ・チョコレートやカカオの風味や魅力を引き出すペストリーの製造 ・新商品の開発(スキルや経験に応じて) ・CACAO BARでのアシェットデセールの提供(スキルや経験に応じて) ■求める資質 ・クオリティへの飽くなきこだわりと情熱 ・チョコレートやカカオに関する知識や好奇心 ・論理的な思考と自由な発想の両立...

カカオニブが主役の「パフェ」

カカオニブが主役の「パフェ」

明日 8月7日(水)より、京都東山一念坂店とBean to Bar Lounge 表参道 GYREに「パフェ」が新登場します! フランス語のパルフェ(parfait)が由来と言われる「パフェ」。パルフェは、英語のパーフェクト(perfect)と同じ「完璧な、完全な」という意味を持つそうです。 ダンデライオン・チョコレートでは、それぞれの店舗のイメージに合わせて、異なる「パフェ」をご用意しました。 両店舗の「パフェ」を開発したのは、関西エリアのシェフ森本。 今回、彼は「チョコレートそのもの『だけ』に頼らないデザート」を追及。 チョコレートの奥行きのある美味しさは、構成する原材料が優れていてはじめて完成します。 森本は、豊かな風味のカカオ豆の魅力を伝えようと、ニブを中心とした構成を考え、さまざまな素材との組み合わせを行いました。 カカオ豆の魅力を知り尽くす Bean to Bar 専門店だからこそ生み出せた一品です。 ■京都東山一念坂店 京都限定のパフェは、「抹茶」、「カカオ&ベリー」、「セサミパッション」の3種類です。抹茶の緑、カカオ&ベリーの赤、セサミパッションの黄色のカラーリングが鮮やかで、見た目にも楽しい仕上がりになっています。 抹茶(左) 「カカオニブメレンゲ」、「カカオニブ生クリーム(ドミニカ共和国産)」「小豆と抹茶アイスクリーム」をトッピングし、「チョコレートスポンジ」、「抹茶ムース」、「クッキークランブル」、「チョコレートソース」、「カカオニブパンナコッタ(ドミニカ共和国産)」を重ねています。 カカオ&ベリー(中央) 上には「カカオニブメレンゲ」、「カカオニブ生クリーム(ドミニカ共和国産)」と「ベリーミックスとチョコレートアイスクリーム」がのせられ、「チョコレートスポンジ」、「チョコレートムース」、「クッキークランブル」、「ラズベリーソース」、「カカオニブパンナコッタ(ドミニカ共和国産)」の層に仕上げています。 セサミパッション(右) 「カカオニブメレンゲ」、「カカオニブ生クリーム(ドミニカ共和国産)」と「セサミソイルとパッションフルーツソルベ」を盛り付け、「チョコレートスポンジ」、「セサミムース」、「クッキークランブル」、「パッションフルーツソース」「カカオニブパンナコッタ(ドミニカ共和国産)」を順番に合わせています。 森本シェフが、古都京都にインスパイアを受け、生み出された3つのパフェ。カカオニブとそれぞれの素材の奥行きのある味わいをお楽しみください。 【ペストリーメニュー】 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン オリジナルレシピ...

カカオニブが主役の「パフェ」

明日 8月7日(水)より、京都東山一念坂店とBean to Bar Lounge 表参道 GYREに「パフェ」が新登場します! フランス語のパルフェ(parfait)が由来と言われる「パフェ」。パルフェは、英語のパーフェクト(perfect)と同じ「完璧な、完全な」という意味を持つそうです。 ダンデライオン・チョコレートでは、それぞれの店舗のイメージに合わせて、異なる「パフェ」をご用意しました。 両店舗の「パフェ」を開発したのは、関西エリアのシェフ森本。 今回、彼は「チョコレートそのもの『だけ』に頼らないデザート」を追及。 チョコレートの奥行きのある美味しさは、構成する原材料が優れていてはじめて完成します。 森本は、豊かな風味のカカオ豆の魅力を伝えようと、ニブを中心とした構成を考え、さまざまな素材との組み合わせを行いました。 カカオ豆の魅力を知り尽くす Bean to Bar 専門店だからこそ生み出せた一品です。 ■京都東山一念坂店 京都限定のパフェは、「抹茶」、「カカオ&ベリー」、「セサミパッション」の3種類です。抹茶の緑、カカオ&ベリーの赤、セサミパッションの黄色のカラーリングが鮮やかで、見た目にも楽しい仕上がりになっています。 抹茶(左) 「カカオニブメレンゲ」、「カカオニブ生クリーム(ドミニカ共和国産)」「小豆と抹茶アイスクリーム」をトッピングし、「チョコレートスポンジ」、「抹茶ムース」、「クッキークランブル」、「チョコレートソース」、「カカオニブパンナコッタ(ドミニカ共和国産)」を重ねています。 カカオ&ベリー(中央) 上には「カカオニブメレンゲ」、「カカオニブ生クリーム(ドミニカ共和国産)」と「ベリーミックスとチョコレートアイスクリーム」がのせられ、「チョコレートスポンジ」、「チョコレートムース」、「クッキークランブル」、「ラズベリーソース」、「カカオニブパンナコッタ(ドミニカ共和国産)」の層に仕上げています。 セサミパッション(右) 「カカオニブメレンゲ」、「カカオニブ生クリーム(ドミニカ共和国産)」と「セサミソイルとパッションフルーツソルベ」を盛り付け、「チョコレートスポンジ」、「セサミムース」、「クッキークランブル」、「パッションフルーツソース」「カカオニブパンナコッタ(ドミニカ共和国産)」を順番に合わせています。 森本シェフが、古都京都にインスパイアを受け、生み出された3つのパフェ。カカオニブとそれぞれの素材の奥行きのある味わいをお楽しみください。 【ペストリーメニュー】 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン オリジナルレシピ...

鮮やかな甘夏の「ヴェリーヌ」

鮮やかな甘夏の「ヴェリーヌ」

例年に比べ長い梅雨もあけ、いよいよ夏が始まりました。 うだるような暑さが続くと言われる今年、ダンデライオン・チョコレートではグラスを使った涼しげなデザートをご用意しました。 今回新商品を考案したのはファクトリー&カフェ蔵前のペストリーで働く清水良祐。ダンデライオン・チョコレートに来る前は、ホテルでパティシエをしていました。 インド産カカオ豆のチョコレートを初めてテイスティングした彼は、衝撃を受けます。「今までに食べたことがないチョコレート。デザートに使用したらどんな味わいになるんだろう。」と、自分が開発を行う際には、このチョコレートを使いたいと考えていたそうです。 入社して半年、そんな彼が初めて考案したデザートが登場します。 すっきりとした甘みの中に優しい苦味が同居する甘夏を使用した「ヴェリーヌ(グラスデザート)」です。 下から、インド産カカオ豆のチョコレートを使用したガナッシュ、甘夏のムース、甘夏のゼリーの3層で、口直しのヨーグルトスコーンが乗せられています。 一粒一粒がふっくらと、みずみずしい甘夏。その食感を残すために、ムースとゼリーに生の甘夏を贅沢に使用しました。 スコーンの上に置かれた南天は、柑橘の葉っぱをイメージしているそうです。 甘味と酸味のバランスが丁度良い甘夏とヨーグルトのような爽やかな味わいのインド産のチョコレートを使用した、暑い夏でもさっぱりとお召し上がりいただけるデザートです。 【ペストリーメニュー】 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン オリジナルレシピ ヴェリーヌ(Verrine) 期間:8月7日(水)~9月3日(火) 価格:580円 ( 税別 ) 店舗:ファクトリー&カフェ蔵前 *「ヴェリーヌ」は、店内のみの提供です。

鮮やかな甘夏の「ヴェリーヌ」

例年に比べ長い梅雨もあけ、いよいよ夏が始まりました。 うだるような暑さが続くと言われる今年、ダンデライオン・チョコレートではグラスを使った涼しげなデザートをご用意しました。 今回新商品を考案したのはファクトリー&カフェ蔵前のペストリーで働く清水良祐。ダンデライオン・チョコレートに来る前は、ホテルでパティシエをしていました。 インド産カカオ豆のチョコレートを初めてテイスティングした彼は、衝撃を受けます。「今までに食べたことがないチョコレート。デザートに使用したらどんな味わいになるんだろう。」と、自分が開発を行う際には、このチョコレートを使いたいと考えていたそうです。 入社して半年、そんな彼が初めて考案したデザートが登場します。 すっきりとした甘みの中に優しい苦味が同居する甘夏を使用した「ヴェリーヌ(グラスデザート)」です。 下から、インド産カカオ豆のチョコレートを使用したガナッシュ、甘夏のムース、甘夏のゼリーの3層で、口直しのヨーグルトスコーンが乗せられています。 一粒一粒がふっくらと、みずみずしい甘夏。その食感を残すために、ムースとゼリーに生の甘夏を贅沢に使用しました。 スコーンの上に置かれた南天は、柑橘の葉っぱをイメージしているそうです。 甘味と酸味のバランスが丁度良い甘夏とヨーグルトのような爽やかな味わいのインド産のチョコレートを使用した、暑い夏でもさっぱりとお召し上がりいただけるデザートです。 【ペストリーメニュー】 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン オリジナルレシピ ヴェリーヌ(Verrine) 期間:8月7日(水)~9月3日(火) 価格:580円 ( 税別 ) 店舗:ファクトリー&カフェ蔵前 *「ヴェリーヌ」は、店内のみの提供です。

ワークショップ 2019年9月

ワークショップ 2019年9月

本日より、9月のワークショップの募集を開始します。 【ファクトリー&カフェ蔵前】 ■ Factory Tour 9月4日(水) 18:45 - 19:30 9月18日(水) 18:45 - 19:30 【Bean to Bar Lab】 ■ Step1 / Chocolate 101 9月7日(土) 10:30 - 12:30 9月16日(月・祝) 10:30 - 12:30...

ワークショップ 2019年9月

本日より、9月のワークショップの募集を開始します。 【ファクトリー&カフェ蔵前】 ■ Factory Tour 9月4日(水) 18:45 - 19:30 9月18日(水) 18:45 - 19:30 【Bean to Bar Lab】 ■ Step1 / Chocolate 101 9月7日(土) 10:30 - 12:30 9月16日(月・祝) 10:30 - 12:30...

カカオを使ったアイスクリーム&ソルベをオンライン限定で販売開始!

カカオを使ったアイスクリーム&ソルベをオンライン限定で販売開始!

8月16日(金)より、カカオを使用したアイスの販売をオンラインストア限定でスタートします。 今回、新たに開発したのは、ドミニカ共和国産のカカオ豆から作られたチョコレートを贅沢に使った「チョコレートソルベ」 と、カカオニブで香りづけをした「カカオニブミルク」アイスクリーム、そしてコスタリカ産のチョコレートを使用した「ミル クチョコレート」アイスクリームの3種類。香料、着色料を一切 使用せずに作られたアイスクリーム&ソルベは、カカオ本来の芳醇な香りと豊かな風味をお愉しみいただけます。 こちらはオンラインストアで、8月1日(木)より予約の受付を開始、8月17日(土)よりお届けを開始いたます。 商品詳細 アイスクリーム&ソルベ 価 格 : 5,400円(税別) 内容量 : 9個入り(100ml x 3種類・各3個) 保存方法 : 要冷凍 -18℃以下 取り扱い : ダンデライオン・チョコレート オンライン ストア *香料・着色料不使用 ■チョコレートソルベ | CHOCOLATE...

カカオを使ったアイスクリーム&ソルベをオンライン限定で販売開始!

8月16日(金)より、カカオを使用したアイスの販売をオンラインストア限定でスタートします。 今回、新たに開発したのは、ドミニカ共和国産のカカオ豆から作られたチョコレートを贅沢に使った「チョコレートソルベ」 と、カカオニブで香りづけをした「カカオニブミルク」アイスクリーム、そしてコスタリカ産のチョコレートを使用した「ミル クチョコレート」アイスクリームの3種類。香料、着色料を一切 使用せずに作られたアイスクリーム&ソルベは、カカオ本来の芳醇な香りと豊かな風味をお愉しみいただけます。 こちらはオンラインストアで、8月1日(木)より予約の受付を開始、8月17日(土)よりお届けを開始いたます。 商品詳細 アイスクリーム&ソルベ 価 格 : 5,400円(税別) 内容量 : 9個入り(100ml x 3種類・各3個) 保存方法 : 要冷凍 -18℃以下 取り扱い : ダンデライオン・チョコレート オンライン ストア *香料・着色料不使用 ■チョコレートソルベ | CHOCOLATE...

【レポート】ドミニカ共和国 農園訪問

【レポート】ドミニカ共和国 農園訪問

2019年4月7日(日)~13日(土)にダンデライオン・チョコレート・ジャパンのチョコレートメーカー伴野さんが、ソルサル・カカオが主催する「Chocolate Makers Week」に参加してきました。 その時のレポートが届きましたので、ご紹介させていただきます。 4月7日(日)~13日(土)の7日間、ドミニカ共和国のカカオ農園を訪問しました。ドミニカ共和国は、カカオ豆の生産量でいうと世界で第9位(2016年データ)。全体の70%をサンフランシスコ・デ・マコリスという場所で生産し、ここサンフランシスコ・デ・マコリスで作られるカカオ豆の60%は、オーガニック認証を受けています。今回、わたしが訪れたのは、サンフランシスコ・デ・マコリスから車で2時間ほど北東に行ったレゾルバ・ソルサルという農園です。ドミニカ共和国のカカオ事情と、レゾルバ・ソルサルについてお伝えしたいと思います。 ドミニカ共和国のカカオ事情 ドミニカ共和国では、カカオ豆を2つに分けて呼んでいます(これはドミニカ特有なんだとか)。 一つは、ヒスパニオラ(Hispaniola)と呼ばれ、「発酵している豆」を指します。Bean to Barメーカーは主に、このヒスパニオラを使用しています。もう一つが、サンチェス(Sanchez)という「未発酵の豆」。未熟なもの、熟れ過ぎているもの、黒くなっているもの、ネズミにかじられた跡があるものを集めて、発酵工程を入れずに乾燥だけさせたものです。中には一部、ヒスパニオラになれる豆を混ぜ、グレードの高いサンチェスを作る場合もあるようです。 ヒスパニオラは1986年頃から作られており、現状ではサンチェスが60%、ヒスパニオラが40%。ヒスパニオラの比率がもっと高いと思っていたので、とても意外でした。 サンチェスはローカルのマーケットで安く売りさばかれ、量販店などで一般的に販売されているチョコレートの一部になっているそうです。つまり、カカオは収穫の時点で良いカカオと悪いカカオに選別され、更に発酵・乾燥を終えてから選別(ここで出た不良豆もローカルに売られます)・袋詰めされます。輸出された後も、わたしたちチョコレートメーカーが選別を行います。カカオ豆からチョコレートになるまでに、収穫分の1/3くらいはサンチェスになるか、捨てられているんじゃないかと思ってしまうほどです。 サンチェスは、廃棄を減らす上でも、一般的な価格帯のチョコレートを作る上でも、「カカオ豆」としての品質はどうあれ必要で、この先もなくならないものなのでしょう。大事なことは、わたしたちがヒスパニオラの中でも選び抜かれたカカオ豆からチョコレートを作っていることをきちんと認識すること、そして最高に美味しいチョコレートを自信を持って作ることなのだと思います。 Text by Chieko ” ドミニカ共和国のカカオ豆の生産事情についてお伝えさせていただきました。次回は、ダンデライオン・チョコレートでも使用しているZorzalのカカオ豆について深くご紹介させていただきます。 ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国について わたしたちが使用しているソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国のカカオ豆は、ソルサル・カカオ(Zorzal Cacao)という生産者が作ったものです。 ソルサル・カカオの創業者、チャック(Charles Kerchner)は日本でいうところの青年海外協力隊のようなもので、ドミニカ共和国に赴き、カカオ農園で発酵箱を作る等の業務に携わった後、大学院に戻り森林保全に関する博士号を取得します。そして森林保全に関する仕事をしようと思い出したのが、かつて住んでいたドミニカ共和国だったそうです。ここに私有保護地自然保護区域を作ろうと、チャックは動き出します。私有保護地とは、自然保護区域の土地を国でははなく個人(又は企業)が購入・所有し、その区域を守っていこうとするスタイルのことです。(参考:The Nature Conservancy) この手法はアメリカを始め、コロンビア、ペルー、ブラジルではすでに行われていましたが、ドミニカ共和国では前例がありませんでした。そのため、まずはプロジェクトの立ち上げから始めます。それが、レザルバ・ソルサル(Reserva Zorzal)、ドミニカ共和国では初となる個人資本による絶滅危惧種の野鳥(ツグミ)の保護をはじめとした生物多様性の保全活動を行う団体です。チャックは2008年に、このレザルバ・ソルサルを立ち上げ、2012年には保全区域の一部でカカオを育てるため、ソルサル・カカオを立ち上げます。最初は、ここでカカオ豆の収穫だけ行い、発酵と乾燥は中規模農園として有名なオコ・カリベで行っていました。 2016年に保全区域近くに発酵施設を建てますが、山の中は寒く湿度が高かったため、乾燥に時間がかかりました。そこで2018年には、新しい発酵施設を山の麓で交通の便が良いところに再度設立しました。...

【レポート】ドミニカ共和国 農園訪問

2019年4月7日(日)~13日(土)にダンデライオン・チョコレート・ジャパンのチョコレートメーカー伴野さんが、ソルサル・カカオが主催する「Chocolate Makers Week」に参加してきました。 その時のレポートが届きましたので、ご紹介させていただきます。 4月7日(日)~13日(土)の7日間、ドミニカ共和国のカカオ農園を訪問しました。ドミニカ共和国は、カカオ豆の生産量でいうと世界で第9位(2016年データ)。全体の70%をサンフランシスコ・デ・マコリスという場所で生産し、ここサンフランシスコ・デ・マコリスで作られるカカオ豆の60%は、オーガニック認証を受けています。今回、わたしが訪れたのは、サンフランシスコ・デ・マコリスから車で2時間ほど北東に行ったレゾルバ・ソルサルという農園です。ドミニカ共和国のカカオ事情と、レゾルバ・ソルサルについてお伝えしたいと思います。 ドミニカ共和国のカカオ事情 ドミニカ共和国では、カカオ豆を2つに分けて呼んでいます(これはドミニカ特有なんだとか)。 一つは、ヒスパニオラ(Hispaniola)と呼ばれ、「発酵している豆」を指します。Bean to Barメーカーは主に、このヒスパニオラを使用しています。もう一つが、サンチェス(Sanchez)という「未発酵の豆」。未熟なもの、熟れ過ぎているもの、黒くなっているもの、ネズミにかじられた跡があるものを集めて、発酵工程を入れずに乾燥だけさせたものです。中には一部、ヒスパニオラになれる豆を混ぜ、グレードの高いサンチェスを作る場合もあるようです。 ヒスパニオラは1986年頃から作られており、現状ではサンチェスが60%、ヒスパニオラが40%。ヒスパニオラの比率がもっと高いと思っていたので、とても意外でした。 サンチェスはローカルのマーケットで安く売りさばかれ、量販店などで一般的に販売されているチョコレートの一部になっているそうです。つまり、カカオは収穫の時点で良いカカオと悪いカカオに選別され、更に発酵・乾燥を終えてから選別(ここで出た不良豆もローカルに売られます)・袋詰めされます。輸出された後も、わたしたちチョコレートメーカーが選別を行います。カカオ豆からチョコレートになるまでに、収穫分の1/3くらいはサンチェスになるか、捨てられているんじゃないかと思ってしまうほどです。 サンチェスは、廃棄を減らす上でも、一般的な価格帯のチョコレートを作る上でも、「カカオ豆」としての品質はどうあれ必要で、この先もなくならないものなのでしょう。大事なことは、わたしたちがヒスパニオラの中でも選び抜かれたカカオ豆からチョコレートを作っていることをきちんと認識すること、そして最高に美味しいチョコレートを自信を持って作ることなのだと思います。 Text by Chieko ” ドミニカ共和国のカカオ豆の生産事情についてお伝えさせていただきました。次回は、ダンデライオン・チョコレートでも使用しているZorzalのカカオ豆について深くご紹介させていただきます。 ソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国について わたしたちが使用しているソルサル・コミュニタリオ, ドミニカ共和国のカカオ豆は、ソルサル・カカオ(Zorzal Cacao)という生産者が作ったものです。 ソルサル・カカオの創業者、チャック(Charles Kerchner)は日本でいうところの青年海外協力隊のようなもので、ドミニカ共和国に赴き、カカオ農園で発酵箱を作る等の業務に携わった後、大学院に戻り森林保全に関する博士号を取得します。そして森林保全に関する仕事をしようと思い出したのが、かつて住んでいたドミニカ共和国だったそうです。ここに私有保護地自然保護区域を作ろうと、チャックは動き出します。私有保護地とは、自然保護区域の土地を国でははなく個人(又は企業)が購入・所有し、その区域を守っていこうとするスタイルのことです。(参考:The Nature Conservancy) この手法はアメリカを始め、コロンビア、ペルー、ブラジルではすでに行われていましたが、ドミニカ共和国では前例がありませんでした。そのため、まずはプロジェクトの立ち上げから始めます。それが、レザルバ・ソルサル(Reserva Zorzal)、ドミニカ共和国では初となる個人資本による絶滅危惧種の野鳥(ツグミ)の保護をはじめとした生物多様性の保全活動を行う団体です。チャックは2008年に、このレザルバ・ソルサルを立ち上げ、2012年には保全区域の一部でカカオを育てるため、ソルサル・カカオを立ち上げます。最初は、ここでカカオ豆の収穫だけ行い、発酵と乾燥は中規模農園として有名なオコ・カリベで行っていました。 2016年に保全区域近くに発酵施設を建てますが、山の中は寒く湿度が高かったため、乾燥に時間がかかりました。そこで2018年には、新しい発酵施設を山の麓で交通の便が良いところに再度設立しました。...