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16th Street Factory が オープンしました! (後編)

16th Street Factory が オープンしました! (後編)

後編では、改めて「Dandelion Chocolate 16th Street Factory ( 以下「16th Street Factory」 ) 」についてご紹介したいと思います。 前編はこちらをご覧ください。 「16th Street Factory」は、 「Dandelion Chocolate Factory & Cafe, San Francisco (第一号店:バレンシアストリートのお店)」から歩いて約15分。サンフランシスコのミッション地区でも北東に位置していて、隣のポトレロ・ヒルにほど近いところにあります。もともと倉庫街でしたが、現在はアーティストのアトリエや、個性的なお店、さらにはスタートアップ企業のオフィスが続々とできてきています。サンフランシスコが得意とするリノベーションエリアです。 もともと印刷工場だったこのビルは交差点の角地にあり、とても目立ちます。大きく描かれたロースターの絵がとてもキャッチーです。 それでは中に進みます。 スロープを上がり曲がると、お店への入り口があります。バレンシアのファクトリー&カフェと似たテイストを持ちながらも、より贅沢な空間の趣。窓が多く、陽の光がたくさん入ります。 このファクトリーは、地下がペストリーキッチン。2階はオフィススペース。そして、1階にはチョコレートファクトリー、カフェ、ショップ、ブルーム(サロン)、ワークショップスペースの複合施設となっています。 カフェはバレンシアのお店などに比べてバリスタの動く空間もゆったりとしています。エスプレッソマシンを使うスタッフの様子は写真映えしそうです。 定番のホットチョコレートドリンクやコーヒーなど、ファクトリー&カフェ サンフランシスコのメニューもご注文いただけます。通り沿いに面しているので、お仕事や観光のついでに気軽に立ち寄りやすかと思います。...

16th Street Factory が オープンしました! (後編)

後編では、改めて「Dandelion Chocolate 16th Street Factory ( 以下「16th Street Factory」 ) 」についてご紹介したいと思います。 前編はこちらをご覧ください。 「16th Street Factory」は、 「Dandelion Chocolate Factory & Cafe, San Francisco (第一号店:バレンシアストリートのお店)」から歩いて約15分。サンフランシスコのミッション地区でも北東に位置していて、隣のポトレロ・ヒルにほど近いところにあります。もともと倉庫街でしたが、現在はアーティストのアトリエや、個性的なお店、さらにはスタートアップ企業のオフィスが続々とできてきています。サンフランシスコが得意とするリノベーションエリアです。 もともと印刷工場だったこのビルは交差点の角地にあり、とても目立ちます。大きく描かれたロースターの絵がとてもキャッチーです。 それでは中に進みます。 スロープを上がり曲がると、お店への入り口があります。バレンシアのファクトリー&カフェと似たテイストを持ちながらも、より贅沢な空間の趣。窓が多く、陽の光がたくさん入ります。 このファクトリーは、地下がペストリーキッチン。2階はオフィススペース。そして、1階にはチョコレートファクトリー、カフェ、ショップ、ブルーム(サロン)、ワークショップスペースの複合施設となっています。 カフェはバレンシアのお店などに比べてバリスタの動く空間もゆったりとしています。エスプレッソマシンを使うスタッフの様子は写真映えしそうです。 定番のホットチョコレートドリンクやコーヒーなど、ファクトリー&カフェ サンフランシスコのメニューもご注文いただけます。通り沿いに面しているので、お仕事や観光のついでに気軽に立ち寄りやすかと思います。...

ワークショップ 2019年8月

ワークショップ 2019年8月

本日より、8月のワークショップの募集を開始します。 8月も小学生のお子さまがいらっしゃるご家族向けのワークショップを開催いたします。 自由研究の題材に、思い出作りにぜひご検討ください。 【ファクトリー&カフェ蔵前】 ■ Factory Tour 8月7日(水) 18:45 - 19:30 ■ 【小学生家族向け】ファクトリー見学 8月1日(木)10:30 - 11:30 【Bean to Bar Lounge】 ■ Step1 / Chocolate 101 8月24日(土) 10:30 - 12:30 ■...

ワークショップ 2019年8月

本日より、8月のワークショップの募集を開始します。 8月も小学生のお子さまがいらっしゃるご家族向けのワークショップを開催いたします。 自由研究の題材に、思い出作りにぜひご検討ください。 【ファクトリー&カフェ蔵前】 ■ Factory Tour 8月7日(水) 18:45 - 19:30 ■ 【小学生家族向け】ファクトリー見学 8月1日(木)10:30 - 11:30 【Bean to Bar Lounge】 ■ Step1 / Chocolate 101 8月24日(土) 10:30 - 12:30 ■...

16th Street Factory が オープンしました! (前編)

16th Street Factory が オープンしました! (前編)

2019年の春は、わたしたちダンデライオン・チョコレートにとって忘れられないものとなりました。長年(4年以上)にわたり準備してきた「Dandelion Chocolate 16th Street Factory(以下16th Street Factory)」が、サンフランシスコに誕生。稼働を開始したのです! Photo by ERICWOLFINGER 「16th Street Factory」は、約1,700平米(高校の体育館2つ分の大きさ)の巨大な建物です。地下にペストリーキッチン、1階にはチョコレートファクトリー、カフェ、ギフトショップ、ブルーム(サロン)、ワークショップスペースがあります。 100年以上前からあるチョコレートのレシピに立ち返り、ファーマーズに出店、ファクトリー&カフェをオープン、日本へ進出...。これまでもダンデライオン・チョコレートはいくつもの挑戦を重ねてきました。その中でも『最大のチャレンジ』と言われているのが、この「16th Street Factory」です! ダンデライオン・チョコレートでは、創業以来「最高のチョコレートを作る」「最高のチョコレート体験を提供する」「サステイナブル(持続可能)なビジネスの成長を実現する」という3つのミッションを掲げてきました。これらを成し遂げるには、中途半端では到底実現することは不可能です。誰もやっていないことに挑んでいかなければなりません。今後、Bean to Bar チョコレートをムーブメントから文化として根付かせることを目指す、そんな覚悟の表れでもあります。 ダンデライオン・チョコレートの夢を体現する「16th Street Factory」のオープニング・レセプションが開かれると言う連絡を受け、ダンデライオン・チョコレート・ジャパン 広報であるわたし(芹沢)が、急遽海を渡ることになりました。 ダンデライオン・チョコレートでは、日々アメリカ(サンフランシスコ)と日本(東京)のチームとの間で密接にコミュニケーションを取っています。しかし8,000 kmも離れている場所で働くわたしたちにとって「16th Street Factory」という新しい拠点ができることが、どれだけ現地のファンやクラフトフード業界に影響を与えているのかを、リアルに想像することは容易ではありません。そんな現地の熱量をこのレポートでご紹介したいと思います。 レセプション当日の4月11日(金)。朝から空は真っ青、カラッとした空気が気持ち良いほどの快晴です。 サンフランシスコ市内...

16th Street Factory が オープンしました! (前編)

2019年の春は、わたしたちダンデライオン・チョコレートにとって忘れられないものとなりました。長年(4年以上)にわたり準備してきた「Dandelion Chocolate 16th Street Factory(以下16th Street Factory)」が、サンフランシスコに誕生。稼働を開始したのです! Photo by ERICWOLFINGER 「16th Street Factory」は、約1,700平米(高校の体育館2つ分の大きさ)の巨大な建物です。地下にペストリーキッチン、1階にはチョコレートファクトリー、カフェ、ギフトショップ、ブルーム(サロン)、ワークショップスペースがあります。 100年以上前からあるチョコレートのレシピに立ち返り、ファーマーズに出店、ファクトリー&カフェをオープン、日本へ進出...。これまでもダンデライオン・チョコレートはいくつもの挑戦を重ねてきました。その中でも『最大のチャレンジ』と言われているのが、この「16th Street Factory」です! ダンデライオン・チョコレートでは、創業以来「最高のチョコレートを作る」「最高のチョコレート体験を提供する」「サステイナブル(持続可能)なビジネスの成長を実現する」という3つのミッションを掲げてきました。これらを成し遂げるには、中途半端では到底実現することは不可能です。誰もやっていないことに挑んでいかなければなりません。今後、Bean to Bar チョコレートをムーブメントから文化として根付かせることを目指す、そんな覚悟の表れでもあります。 ダンデライオン・チョコレートの夢を体現する「16th Street Factory」のオープニング・レセプションが開かれると言う連絡を受け、ダンデライオン・チョコレート・ジャパン 広報であるわたし(芹沢)が、急遽海を渡ることになりました。 ダンデライオン・チョコレートでは、日々アメリカ(サンフランシスコ)と日本(東京)のチームとの間で密接にコミュニケーションを取っています。しかし8,000 kmも離れている場所で働くわたしたちにとって「16th Street Factory」という新しい拠点ができることが、どれだけ現地のファンやクラフトフード業界に影響を与えているのかを、リアルに想像することは容易ではありません。そんな現地の熱量をこのレポートでご紹介したいと思います。 レセプション当日の4月11日(金)。朝から空は真っ青、カラッとした空気が気持ち良いほどの快晴です。 サンフランシスコ市内...

JR博多シティに 「ソフトクリームショップ」上陸!

JR博多シティに 「ソフトクリームショップ」上陸!

2019年6月28日(金)から7月30日(火)まで、福岡・博多にあるJR博多シティ・AMU EST(アミュエスト)内に「ダンデライオン・チョコレート ソフトクリームショップ」をオープンいたします。 Photo by Shunka Toyama このPOP UP SHOPでは、東京・表参道にある「ダンデライオン・チョコレート Bean to Bar Lounge」 限定のソフトクリーム「ニブミルク」が初登場いたします。カカオニブで贅沢に香りづけをしたミルクを仕立てた真っ白な「ニブミルク」。ソフトクリーム単品としてはもちろん、カカオニブコーヒーゼリーやカカオニブコールドブリューと合わせてもお愉しみいただけます。クラフトチョコレート専門店だからこそ実現できた、これまでにない驚きのカカオの美味しさをご堪能ください。 さらに期間中には、蔵前のファクトリーで働くチョコレートメーカーによるワークショップの他に、佐賀県の和紅茶専門店 「紅葉~くれは~」や、福岡市内にあるコーヒー専門店「MANLY COFFEE」などとのクラスも予定しております。 ■Shop Info ダンデライオン・チョコレート ソフトクリームショップ 〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ AMU EST 1階 POP UP...

JR博多シティに 「ソフトクリームショップ」上陸!

2019年6月28日(金)から7月30日(火)まで、福岡・博多にあるJR博多シティ・AMU EST(アミュエスト)内に「ダンデライオン・チョコレート ソフトクリームショップ」をオープンいたします。 Photo by Shunka Toyama このPOP UP SHOPでは、東京・表参道にある「ダンデライオン・チョコレート Bean to Bar Lounge」 限定のソフトクリーム「ニブミルク」が初登場いたします。カカオニブで贅沢に香りづけをしたミルクを仕立てた真っ白な「ニブミルク」。ソフトクリーム単品としてはもちろん、カカオニブコーヒーゼリーやカカオニブコールドブリューと合わせてもお愉しみいただけます。クラフトチョコレート専門店だからこそ実現できた、これまでにない驚きのカカオの美味しさをご堪能ください。 さらに期間中には、蔵前のファクトリーで働くチョコレートメーカーによるワークショップの他に、佐賀県の和紅茶専門店 「紅葉~くれは~」や、福岡市内にあるコーヒー専門店「MANLY COFFEE」などとのクラスも予定しております。 ■Shop Info ダンデライオン・チョコレート ソフトクリームショップ 〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ AMU EST 1階 POP UP...

軽い食感なのに濃厚なフランス菓子「オペラ」

軽い食感なのに濃厚なフランス菓子「オペラ」

Bean to Bar Lounge 表参道 GYRE がオープンして約半年。 2019年6月19日(水)より、いよいよ新メニューが登場します! Photo by Shunka Toyama 何層も重ねるケーキの構造がオペラ座の観客席をイメージしたと一説で言われるフランス菓子「オペラ」。もともと無類のバタークリーム好きかつ、その扱いが得意な森本シェフは「いつかはオペラを作りたい」と機会をうかがっていたそうです。 「オペラ」は、コーヒーシロップを染み込ませた生地(ビスキュイジョコンド)に、チョコレートガナッシュ(生クリームと混ぜたチョコレート)、バタークリームを何度も繰り返し9~10ほどの層にしたお菓子です。 ダンデライオン・チョコレートの「オペラ」は、さらに一工夫。コーヒーの代わりにカカオのシロップを染み込ませた生地、シングルオリジンのチョコレートガナッシュ、バタークリームで仕立てます。生地にカカオを練り込むのではなく、シロップを吸わせることでジューシー食感を引き出しています。 Bean to Bar Lounge 表参道 GYREは、シングルオリジンのチョコレート スイーツを産地毎に愉しむことができるテイスティング・ラウンジです。産地毎の食べ比べができるようにと今回はナッツで、風味と色味に変化を持たせてます。 チョコレートに合う食材を選び商品開発することも多いようですが、今回の主軸はナッツ。アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツにそれぞれ合う産地のカカオ豆からできたチョコレートを選びました。 ナッツとチョコレートの絶妙なハーモニーご堪能ください。 *「オペラ」販売開始に伴い、「エクレア」が6月18日(水)で販売終了となります。 【ペストリーメニュー】(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン オリジナルレシピ) オペラ(Opera) ・アーモンド:ワンプゥ, ホンジュラス...

軽い食感なのに濃厚なフランス菓子「オペラ」

Bean to Bar Lounge 表参道 GYRE がオープンして約半年。 2019年6月19日(水)より、いよいよ新メニューが登場します! Photo by Shunka Toyama 何層も重ねるケーキの構造がオペラ座の観客席をイメージしたと一説で言われるフランス菓子「オペラ」。もともと無類のバタークリーム好きかつ、その扱いが得意な森本シェフは「いつかはオペラを作りたい」と機会をうかがっていたそうです。 「オペラ」は、コーヒーシロップを染み込ませた生地(ビスキュイジョコンド)に、チョコレートガナッシュ(生クリームと混ぜたチョコレート)、バタークリームを何度も繰り返し9~10ほどの層にしたお菓子です。 ダンデライオン・チョコレートの「オペラ」は、さらに一工夫。コーヒーの代わりにカカオのシロップを染み込ませた生地、シングルオリジンのチョコレートガナッシュ、バタークリームで仕立てます。生地にカカオを練り込むのではなく、シロップを吸わせることでジューシー食感を引き出しています。 Bean to Bar Lounge 表参道 GYREは、シングルオリジンのチョコレート スイーツを産地毎に愉しむことができるテイスティング・ラウンジです。産地毎の食べ比べができるようにと今回はナッツで、風味と色味に変化を持たせてます。 チョコレートに合う食材を選び商品開発することも多いようですが、今回の主軸はナッツ。アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツにそれぞれ合う産地のカカオ豆からできたチョコレートを選びました。 ナッツとチョコレートの絶妙なハーモニーご堪能ください。 *「オペラ」販売開始に伴い、「エクレア」が6月18日(水)で販売終了となります。 【ペストリーメニュー】(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン オリジナルレシピ) オペラ(Opera) ・アーモンド:ワンプゥ, ホンジュラス...

ソフトクリーム奮闘記(後編)

ソフトクリーム奮闘記(後編)

5月25日(土)に掲載した「ソフトクリーム奮闘記(前編)」に続き、Bean to Bar Lounge 表参道 GYRE(以下 Bean to Bar Lounge)でストアマネージャーを務めた小笹真さん(現在、鎌倉店勤務)の「ソフトクリーム奮闘記(後編)」をお届けしたいと思います。 Photo by ERICWOLFINGER “■ソフトクリームに関する悲しみと呪いとその後の希望について 試食会から数日後、レセプション前日、Bean to Bar Loungeではスタッフがようやく全員顔を合わせ店舗オペレーションの練習を行っている日です。 僕は、ソフトクリームマシンのメンテナンス講習をカルピジャーニ社の輸入代理店で働くKさんから受けていました。自動制御で加熱殺菌などを行ってくれるこのマシンは、最大2週間に一度のメンテナンスで良いのですが、一度に3時間かかります。営業後(営業時間11:00~20:00)に3時間・・・。 慣れた人が続けて行って3時間の作業、初めての人に教えながらだと5時間はゆうに越えます。 オペレーションの練習は信頼できる上司に任せ、僕はひたすら非常に微細なパーツの洗浄やその複雑な手順を覚えることに没頭していました。大変ではありましたが、2週に一度のこの作業があの感動を生むのだと思えばそれも苦ではありませんでした。あの日を迎えるまでは。 2月2日(金) 昨日のグランドオープンを興奮を持って全員で迎えたその翌日。マシンのタッチパネルには「本日分解洗浄」の表示。なぜ。数日前にしたばかりなのに。すぐさまKさんに電話したところ、想定される理由を教えていただいた上で対処法としてはまずは分解洗浄を行うしかないとのこと。2日目にして一旦販売を停止してのメンテナンス作業、4時間半。 しかし、短期間に続けて作業ができたことで一通りの流れを覚えることができ、これはこれで良かったなと思いながら販売を再開し、またお客さまにこのソフトクリームの魅力を伝えていました。 2月3日(土) 再びの「本日分解洗浄」の表示。「昨日したじゃないか、お前は記憶が24時間持たないタイプのあれなのか」と独りごちながらKさんに電話。また考えられる原因を特定していただきつつ、一旦販売を停止してのメンテナンス作業、4時間。 Bean to Bar Lounge...

ソフトクリーム奮闘記(後編)

5月25日(土)に掲載した「ソフトクリーム奮闘記(前編)」に続き、Bean to Bar Lounge 表参道 GYRE(以下 Bean to Bar Lounge)でストアマネージャーを務めた小笹真さん(現在、鎌倉店勤務)の「ソフトクリーム奮闘記(後編)」をお届けしたいと思います。 Photo by ERICWOLFINGER “■ソフトクリームに関する悲しみと呪いとその後の希望について 試食会から数日後、レセプション前日、Bean to Bar Loungeではスタッフがようやく全員顔を合わせ店舗オペレーションの練習を行っている日です。 僕は、ソフトクリームマシンのメンテナンス講習をカルピジャーニ社の輸入代理店で働くKさんから受けていました。自動制御で加熱殺菌などを行ってくれるこのマシンは、最大2週間に一度のメンテナンスで良いのですが、一度に3時間かかります。営業後(営業時間11:00~20:00)に3時間・・・。 慣れた人が続けて行って3時間の作業、初めての人に教えながらだと5時間はゆうに越えます。 オペレーションの練習は信頼できる上司に任せ、僕はひたすら非常に微細なパーツの洗浄やその複雑な手順を覚えることに没頭していました。大変ではありましたが、2週に一度のこの作業があの感動を生むのだと思えばそれも苦ではありませんでした。あの日を迎えるまでは。 2月2日(金) 昨日のグランドオープンを興奮を持って全員で迎えたその翌日。マシンのタッチパネルには「本日分解洗浄」の表示。なぜ。数日前にしたばかりなのに。すぐさまKさんに電話したところ、想定される理由を教えていただいた上で対処法としてはまずは分解洗浄を行うしかないとのこと。2日目にして一旦販売を停止してのメンテナンス作業、4時間半。 しかし、短期間に続けて作業ができたことで一通りの流れを覚えることができ、これはこれで良かったなと思いながら販売を再開し、またお客さまにこのソフトクリームの魅力を伝えていました。 2月3日(土) 再びの「本日分解洗浄」の表示。「昨日したじゃないか、お前は記憶が24時間持たないタイプのあれなのか」と独りごちながらKさんに電話。また考えられる原因を特定していただきつつ、一旦販売を停止してのメンテナンス作業、4時間。 Bean to Bar Lounge...