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【第2章】タイ・カカオ産地 訪問記 カカオの成長— チャンタブリーのカカオができるまで

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Dandelion Chocolateアメリカ・日本チームが巡る、チャンタブリー5日間の旅 

チャンタブリーは、タイ東部に位置する自然豊かな町。ドリアンやマンゴスチンなどの果樹栽培が盛んで、「フルーツの産地」として知られています。
一方で、山や森林、川、海にも恵まれ、宝石の町としての顔や、多様な文化が交差してきた歴史も持っています。
そんな果樹栽培の盛んな土地で、近年新たな作物として注目されているのがカカオです。既存の果樹がつくる木陰を活かしながらカカオを育てるなど、この土地ならではの農業のかたちが生まれています。
今回の訪問では、果樹園の中で育つカカオと、そこに携わる人々を訪ねました。


Suriya Farm|カカオの品質を支える、発酵と乾燥の拠点

チャンタブリーでカカオを栽培するSuriya Chaisuttiさんと妻のBoomさんが営むSuriya Farm。自らカカオを育てるだけでなく、周辺の生産者から集められたカカオの発酵・乾燥も行う、Thai Cacao Distributionの重要な拠点のひとつです。

Suriya Farmは単にカカオを育てるだけではなく、ドリアンやマンゴスチンなどの果樹とカカオを組み合わせた農法にも取り組んでいます。

今回訪れた各農園で出会った、カカオの成長の様子をご紹介します。


カカオの苗木

カカオの実から取り出した種(カカオ豆)は、発芽するとカカオの苗木へと成長します。
種を植えて発芽すると、徐々に葉が増え、苗木へと成長します。発芽から約6か月の間に、根や茎、葉が育ち、成長の基盤がつくられます。

苗木が成長すると、徐々に幹が太くなり、成木へと近づいていきます。一般的に植え付けから約2〜3年ほどで、花をつけるようになります。


カカオの花

カカオの花は、枝先ではなく、幹や太い枝に直接咲くのが特徴です。小さく繊細な花が咲き、その花が受粉することでカカオの実へと成長していきます。


成長中のカカオポッド

受粉した花の一部が実を結び、カカオポッドへと成長していきます。


最初は小さな実ですが、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。


品種によって形や色が異なり、成長段階では緑色・赤紫色・黄色など、さまざまな色をしています。


カカオの果肉

カカオの果肉(カカオパルプ/cacao pulp)とは、カカオポッドの中でカカオ豆を包んでいる、白くてみずみずしい果肉のことです。
カカオポッドを割ると、中にはカカオ豆がぎっしりと並んでおり、一粒一粒が白いカカオパルプに包まれています。

チャンタブリーで出会ったパルプは甘く、フルーティーな香りとともに、まろやかな酸味を感じました。
以前、ウガンダを訪れたメンバーとカカオパルプの味わいについて話した際には、「ウガンダのカカオパルプは、甘さよりも少し酸味が印象的だった」という話がありました。
シングルオリジン・チョコレートを産地ごとに食べたことのある方なら、想像していただけるかもしれません。産地によってカカオの香りや甘み、酸味に違いがあるように、カカオ豆を包むカカオパルプの味わいにも、それぞれの産地ならではの個性があるのかもしれません。

 

 

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タイ・カカオ産地 訪問記

第1章 人と産地 — Ryan BerkとThai Cacao Distribution
第2章 カカオの成長— チャンタブリーのカカオができるまで
第3章 カカオの発酵と乾燥 — チャンタブリーのカカオができるまで
第4章 生産者の想い — Farmを支える人々

 

 

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