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ソーシングレポートとは?2019-2020年版を公開

ダンデライオン・チョコレートでは、2014年から「ソーシングレポート」と呼ばれる、カカオ豆や生産者についてまとめたレポートを発行しています。なるべく毎年制作しよう、と私たちが大切にしているソーシングレポートとは一体どういうもので、誰に向けて、どんな目的で作成しているのか、簡単にご紹介したいと思います。

ダンデライオン・チョコレートの
「2019-2020 ソーシングレポート (PDF) 」はこちら

ソーシングレポートとは?

Sourcingとは「調達」という意味。このレポートでは、ダンデライオン・チョコレートで取り扱っているカカオ豆の「調達」について、まとめています。


私たちが使用しているカカオ豆は、カカオ豆の買い付け担当であるグレッグを筆頭に、すべての産地を訪れ、生産者とお互いの信頼関係を築いてから直接購入しています。各生産者との出会いやカカオ農園を立ち上げるまでのストーリー、直面した課題や今後の展望についても、詳しく描いています。

ソーシングレポートの目的

このレポートは、私たちのチョコレート作りにおける大事な仲間を紹介するだけでなく、カカオの複雑な商流についても、ひと目でわかるようにまとめています。カカオには栽培から輸出まで、多くの人や団体が関わっています。すべての作業を自分たちで行う生産者は稀で、多くはカカオ農家とカカオ豆に加工する発酵施設を運営する人は別で、さらにその先に輸出業者や中間業者が入る場合もあります。


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このレポートでは、各生産地のカカオ豆がどんな商流で私たちの手元に届くのかを、イラストを使って分かりやすく表しています。
チョコレート業界にいないと知る由もないカカオの商流は、ちょっとした豆知識になるかもしれません。
(詳しい解説は「2017/2018 ソーシングレポートを公開」をご覧ください)

ソーシングレポートはこんな人におすすめ

私たちのチョコレートバーは、決して安価なものではありません。ご購入いただいているお客さまのなかには、一体どれくらいのお金がかかっているのだろう、と疑問に思う方もいらっしゃると思います。このレポートでは、私たちが各産地のカカオ豆をいくらでどれくらいの量を購入しているかも分かります。世界の市場価格との比較も掲載しているので、なぜ一般的なチョコレートは安価で、Bean to Bar チョコレートと呼ばれるものは高価なのか、ご理解いただけるかもしれません。


もちろん、チョコレート業界にいる人には、他の生産者がどのようにカカオを栽培し加工しているのか、参考になると思います。また、カカオ農家や生産者の取り組みについて知りたい方、食の透明性に興味がある方にも楽しんでいただけると思います。

ぜひ、物語を読む感覚で、各生産者のストーリーに触れていただけると嬉しいです。

クラフトチョコレートの世界を覗いてみよう

このレポートを読み進めると、同じ専門家や団体の名前を何度も目にすると思います。クラフトチョコレートの世界は、世界のカカオ生産量を見ると1%にも満たない、まだとても小さな世界です。だからこそ、困っている生産者がいたら助け合い、おいしいカカオ豆とチョコレートができるように高め合える、そんなコミュニティであることが、このレポートからも分かると思います。


2019-2020年はコロナ禍ということもあり、実は大きなアップデートはあまりありません。ただ、このレポートを(なるべく)毎年制作する、ということは、私たちがチョコレートを作り続ける上でとても大切なことです。私たちがおいしいチョコレートを作ることができるのは、おいしいカカオ豆を作る人がいるからです。そんな感謝の気持ちを込めて、そして彼らのことを私たちのチョコレートを購入してくださる皆さまに知っていただき、生産者からお客さままで循環するひとつの手立てになることを期待しています。

ぜひ、チョコレートを片手にその産地のレポートを読んでみてください。ちょっとした旅気分を味わい、私たちのチョコレートをより奥深く感じていただけると嬉しいです。

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