カカオニブの活用法は無限!シェフおすすめの絶品レシピをご紹介

チョコレートを作るのに欠かせない材料のひとつ「カカオニブ」。美と健康を維持する効果が高いことで知られるスーパーフードで、ダンデライオン・チョコレートでもさまざまなチョコレートスイーツに使われています。

カカオニブを購入される方の多くは、ヨーグルトなどのトッピングに使っていることが多いようですが、実はまだまだおいしく活用できるシーンは数多くあります。

 

そこで今回は、カカオニブをもっと幅広く日常生活に取り入れていただくために、ダンデライオン・チョコレートのペストリーシェフ・森本康志が、おいしい活用法をご提案します。

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カカオニブとは?

まずは、カカオニブとは何か、簡単にご紹介しましょう。

カカオニブは、カカオ豆をローストし、細かく砕いた物のこと。形状はざらっとしたフレーク状で、一見すると小さなチョコレートのように見えますが、そのまま食べても甘味はありません。硬めで、ナッツのような食感が特徴です。

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そんなカカオニブをご自宅で使う場合、大きく2つの軸で考えてみましょう。

 

食感そのままに、ナッツのように使う

「ここにナッツを加えたらおいしいな」「もう少し食感に特徴を出したいな」というときに、ナッツの代わりにカカオニブを加えてみましょう。

また、ナッツと一緒に使っても、おいしく召しあがることができます。その場合は、カカオニブとナッツの粒の大きさをそろえると、似た食感になって香りも多彩になりますよ。

 

少し砕いてスパイスのように使う

カカオニブをさらに細かくして「スパイスの代わりに使う」、または「スパイスに足す」という使い方も。洋食や中華料理といったスパイスを使う料理なら、何にでもマッチします。

 

こう考えると、普段のお料理にどんな風に取り入れたらおいしく食べられるか、アイディアがわいてくるのではないでしょうか。

ここからは、森本シェフが提案するおいしいカカオニブレシピをご紹介します。

カカオニブ・グラノーラ

【材料】

  • カカオニブ…適量
  • お好みのグラノーラ…適量
  • 牛乳またはヨーグルト…適量

 

【作り方】

  1. お好みのグラノーラに、カカオニブを混ぜてお皿に盛る。
  2. 牛乳またはヨーグルトをかけて食べる。

 

さまざまな食感が混じり合うグラノーラに、カカオニブの食感をプラス。歯ざわりと風味を楽しむ、いわば「ナッツの代用」といった使い方です。

カカオニブを噛むと一気に広がる、カカオの香りと苦味も魅力。さっぱりした味わいなので、食欲のない朝にもおすすめです。グラノーラではなく、コーンフレークでもおいしくいただけますよ。

カカオニブ・マスタード・ドレッシング

【材料】

  • カカオニブ…少々(お好みで増減してください)
  • 粒マスタード…大さじ1
  • 酢…10g
  • オリーブオイル…12g
  • 砂糖…1.5g
  • 塩…1.5g

 

【作り方】

  1. カカオニブをペッパーミルなどで細かく砕く。
  2. 材料をすべて混ぜ合わせてドレッシングに。
  3. サラダを作り、ドレッシングをかける。

 

スパイスの代わりに、カカオニブを使ってドレッシングを作りました。一般的にはブラックペッパーを使うところを、カカオニブで代用するイメージです。ミルで細かく挽くところも、ブラックペッパーと重なりますね。

野菜と一緒に食べるとカカオニブ独特の香りが広がって、野菜のふわふわ感の合間にカカオニブのプチプチ感が挟まるという食感のリズムも楽しめます。

 

このドレッシングは、レタスやベビーリーフなど葉物との相性が特に良いので、ぜひ試してみてください。葉物のサラダの場合、カカオニブを少し多めにすることで、食感と香りが増してさらにおいしく味わえますよ。

カカオニブ・ビア・フリット

【材料】

  • カカオニブ…適量(細かめに砕く)
  • 薄力粉…2分の1カップ
  • 片栗粉…2分の1カップ
  • ビール…3分の2カップ(冷やした物)
  • 食材(ズッキーニ、キス、エビ、マイタケなど)…お好みで

 

【作り方】

  1. 薄力粉と片栗粉にカカオニブを加えてなじませる。
  2. ビールを入れて軽く混ぜる。
  3. ビールの炭酸が抜けきらないうちに、手早く食材をくぐらせる。
  4. 油で揚げる。

 

衣にビールを使うビールフリットは、ビールに含まれる炭酸で衣がサクッと揚がるのが特徴。ビールの旨味で衣に香ばしさも加わります。

さらに、そこにカカオニブを混ぜることで、衣の香りがより複雑で豊かになるのがカカオニブ・ビア・フリットの魅力。加えるお酒は発泡酒でも、風味を重視するならトニック系でもOKです。

 

揚げる食材は、カカオニブの香りをより強く感じられる淡白な物がおすすめ。今回は、ズッキーニ、エビ、キス、マイタケを使っていますが、お好みの食材で相性を試してみるのもおもしろいでしょう。

 

衣に入れるカカオニブを少し増やして風味を増してみたり、カカオニブを細かくして塩と合わせた物(カカオニブソルト)にフリットをつけて食べてみたりと、カカオニブの量や使い方に変化をつけると、また違った発見があると思いますよ。

カカオニブを食卓に取り入れて、豊かなカカオ体験を

カカオニブの活用法としては「ヨーグルトにかける」「お菓子に混ぜる」といった方法が一般的ですが、今回は料理に加えるレシピを3つご紹介しました。どれも簡単にできるアイディアばかりなので、気軽にトライしてみてください。

これが皆さんの豊かなカカオ体験のきっかけになり、アイディアの翼がどんどん広がっていくとうれしいです。常識や固定観念にとらわれることなく、自由にカカオニブを味わい尽くしてくださいね。

 

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