ダンデライオン・チョコレートでは、世界的な広がりをみせる” Bean to Bar ”を単なるムーブメントではなく、カルチャーとして根付かせたいという想いから、Bean to Bar Summitとしての活動も行なっています。
1月28日(土)・29日(日)には、“Craft Chocolate Festival presented by Bean to Bar Summit(CCF)”を開催しました。選んだ会場は東京・清澄白河のThe Fleming House。急造のイベントにもかかわらず、Bean to Barに第一線で携わる多くのクラフトチョコレート関係者、そしてチョコレートが大好きな方々にお集まりいただきました。
1日目の28日(土)は、'Bean to Bar Talk'と称し、いくつかのトークセッションやレセプションをご用意しました。日本国内外から計80人以上の方々にお集まりいただき、クラフトチョコレートの世界をどう広げていくか話し合い、情報交換をするための場を作ることができました。
2日目、29日(日)のCraft Chocolate Marketには、チョコレートが大好きな方々にお越しいただき、国内外20ブランド以上のチョコレートを楽しんでいただきました。日本未上陸のブランドにもサンプルを提供していただき、個性豊かなBean to Barの世界を楽しんでいただけたかと思います。
また当日はカカオ豆の産地(カカオベルト)にちなんだ音楽のライブパフォーマンスや、三軒茶屋にオープンしたばかりの焙煎所&コーヒースタンド、Coffee WrightsによるPop Upカフェも出現し、カウンターカルチャーのお祭りのような 1日となりました。
Bean to Bar Talkのパネルディスカッションの際、会場からはこんなご意見をいただきました。
「海外から、チョコレートメーカー、カカオ生産者、流通や装置関係者が訪れてオープンなコミュニティを作っているのを実感しました。こういうオープンなコミュニティを日本で作って欲しいです。」
ダンデライオンは、そんな世界を作ることを実践しています。日々、美味しいチョコレートを作り提供する仕事は、カカオそして、それに関わる人との出会いによって作り上げられると信じているからです。
毎年発行しているソーシングレポートや2016年9月に開催したBean to Bar Summitもその実践の一つです。
チョコレートが一層美味しい季節です。カカオがどこから、どんな人の手を渡って来たのか、想像しながら食べていただくのも良いかと思います。
Photo by Yuki Ohara