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【レポート】Japan US Summit

9月下旬に行われたダンデライオン・チョコレート Japan US Summitに参加するため、マネージャー以上のスタッフ総勢15名がサンフランシスコを訪問しました。
Japan US Summitが開かれた目的は2つ。「日米のダンデライオン・チョコレートが一つの企業として、今後の方向性をすり合わせること」、「会社が大きくなり、メンバーも入れ替わったため、双方の理解やコミュニケーションを図ること」です。
その時の様子を9月に入社したばかりの商品開発マネージャーの田中友歩がレポートします。

ダンデライオン・チョコレートが日本に上陸して約3年半。今回初めての試みとして、日本とアメリカのマネージャーとの Japan US Summit が開催されました。
両国のメンバー共に興奮した面持ちで、今年の春にオープンしたばかりの Dandelion Chocolate 16th Street Factory に集まります。

噂には聞いていましたが、本当に立派なFactoryで、カフェ、ファクトリー、ペストリー、オフィスとたくさんの機能が集約されています。
チョコレートを作っている様子が見えるようになっていて、1日に何回ものワークショップが実施されています。

まずは、創業者であるトッドがダンデライオン・チョコレートの歴史やアイデンティティ(働く上で大事にすること)、ダンデライオン・チョコレートの未来やミッション(働く上での使命)について熱く語ります。

続いてアメリカの各担当者によるソーシングレポートや品質管理、安全管理などのプレゼンテーションを受け、その後各セクションに別れてのミーティングにうつります。業務内容に応じて日米間でバディが組まれ、それぞれプロフェッショナルな内容の議論が交わされていきます。

日本とアメリカではニーズも異なります。そのため、ダンデライオン・チョコレートとしてのフィロソフィーを大切にしながらも、それぞれの文化に沿ったお店づくりや商品開発を心がけているのです。

ペストリーチームでは、両国それぞれ開発した商品をテイスティングしあうなど、スキルチェンジも行われたようです。

店舗やペストリーキッチンはもちろんのこと、あまり今まで立ち入る機会のなかった倉庫や出荷現場も見学しましたが、規模の大きさにびっくりです。
また、アメリカでは、担当も細かく別れていて、出荷担当者は梱包〜出荷作業をひとつずつ丁寧に行なっていますし、チョコレートバーのラッピング担当者は、ラベルシールの位置にズレがないか細かく検品も行なっています。

全体を通じて、プロ意識が高く、任された業務に対してプライドを持って取り組んでいることが垣間見れます。

期間中には、チョコレートのテイスティングも実施され、収穫年やカカオ比率の違いに加え、サンフランシスコと蔵前で作られたものの比較も行いました。シエラレオネ産カカオ豆から作られた2つのバー。同じ産地、同じ収穫年なのに、それぞれ味わいが異なり個性を感じられました。改めてチョコレートの奥深さを知ります。

上から収穫年、製造場所、カカオ豆の比率

 

Japan US Summit の合間には、サンフランシスコの街に市場調査にもでかけました。多種多様なBean to Barを取り扱うチョコレート専門店は圧巻 !
店内、所狭しとチョコレートが並べられています。一瞬、本やポストカードのように見えますが、全てチョコレートです。

Japan US Summitの中でも特に印象的だったのが、All Hands Meeting(全社ミーティング)でした。アメリカでは All Hands Meeting を定期的に行なっており、各セクションからのレポート・業務連絡に加えて、社内表彰を行います。様々な項目があるのですが、簡単にいうと従業員の”great work”を表彰しています。ミーティング全体を通して前向きな内容で、従業員のモチベーション維持にも繋がっているようです。

そして、今回は特別に日本からのプレゼンテーションも実施されました。

日米それぞれの取り組み、成功事例や悩み、具体的な商品開発、これからのビジョンなど、様々な内容を今回のサミットを通じて共有することができました。お互いに刺激を受け、インスパイアされる場面も数多く、ここから生かしていきたいと思います。
ぜひこれからのダンデライオン・チョコレートの成長・進化、日米ともに期待して下さい。

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