MANTUANO
VENEZUELA

マンチャーノ,ベネズエラ

Source

生産者/農園

コペラティバ・フロル・デ・マントゥアノ

Region

地域
カラボボ州

Source Type

特徴/事業形態

女性による経営、協同組合

Fermentation Style

発酵方式
多様

Tasting Notes

フレーバー

シナモン、ジンジャーブレッド、エスプレッソ

マンチャーノという地名は、数年前までチョコレート業界では知られていませんでした。ベネズエラ北部の小さな村で少量だけ作られていたここの豆は、他の産地のカカオ豆と混ぜられて、大手バイヤーに売られていたのです。


2008年に、マンチャーノの女性数人が、村からバスで2時間かかる地元のNGOにカカオ農家の支援をお願いに行きました。その後、NGOと行政から援助を受けることになり、村でカカオ豆の栽培をはじめ、発酵所も作りました。
2010年には、カカオの輸出と紅茶の茶葉を扱うティサーノ(Tisano)という会社が、彼女たちのプロジェクトが潜在的にプレミアムカカオとして通用することを見抜き、乾燥棚や発酵箱、農具を整備するための資金援助をしました。その後、ティサーノは発酵技術の支援も行い、2010年に初出荷。現在もすばらしいカカオ豆を作っています。
ダンデライオンのグレッグとケイトリンは、2013年にマンチャーノを訪問し、彼女たちが品質向上と安定した生産のためのさまざまな計画を立てていることを知ります。


この組合では、農家3戸からなる6名の実行メンバーが、発酵、乾燥、豆の買い付け、品質管理を行います。村には、彼女たちを含めて10戸の農家があり、農地は2〜5ヘクタールの規模で、協同組合まで歩いて15分ほどのところに点在しています。マンチャーノには年間10トンの輸出ができるだけの生産能力がありますが、農業従事者不足と悪天候のため、8トン止まりの状況が続いています。

2012年に、ダンデライオンははじめてマンチャーノから豆を購入し、シングルオリジンのチョコレートバーを作りました。そして私たちは、新鮮なシナモンの香り、ブラウニーと最高にマッチする本格的な(クラシックな)チョコレートの風味にすぐに夢中になりました。瞬く間にファクトリーの関係者もそうでない人も大ファンになったのです。この豆にはとても感動を覚えています。


2014年にもその年に収穫した豆を購入したのですが、このときはベネズエラの政情が不安定で輸出が困難になっていました。そこでカカオ豆を空輸し、冬になる頃にようやくチョコレートを作り棚に並べることができたのです。深い感動を覚えた2012年産のカカオ豆と比べても、2014年産は、シナモンの香り、できたてのジンジャーブレッドを思わせる風味、クラシックなチョコレートの風格、すべてが際だっています。


マンチャーノは高品質なカカオを持続して生産しているという優れた成功事例です。協同組合を運営する女性たちもすばらしく、彼女たちは、マンチャーノという地図に載らなかった小さなベネズエラの村をおいしいものが作り出される土地に変え、そして世の中に広くその名を広めました。