KOKOA KAMILI,
TANZANIA

ココア・カミリ、
タンザニア

Source

生産者/農園
ココア・カミリ

Region

地域
キロンベロ地区

Source Type

特徴/事業形態
社会事業、発酵所

Beans
カカオ豆

1500戸以上の農家から購入(未乾燥)

Fermentation Style

発酵方式
集中型3段ボックスシステムで6日間

Tasting Notes

フレーバー
キャラメリゼしたレッドベリー、完熟マンゴー、トロピカルフルーツ、ブラウニー生地

1880年代にドイツ人の入植者によって、タンザニアにカカオがもたらされましたが、他の農産物と同様に、質ではなく利益追求が目的になっていました。現在も、農家は自分たちで発酵や乾燥を行い、技術的支援は乏しく、十分な設備も持っていません。その結果、品質が安定せず、価値の低いカカオになっていました。しかし近年ではココア・カミリなどの社会事業や企業の活動もあって、少しずつ状況が変わってきました。


シムラン・ビンドラとブライアン・ルブーは、数年前にカカオの品質改良によって、タンザニアの農村地域の生活を持続的に向上できるかもしれないと考えました。その夢を実現するため、ビンドラとルブーはタンザニア中部にあるキロンベロ地区の村長や村民に、事業の提案をしました。そしてダルエスサラームから車で10時間、最も近い町から55km、そして最も近いタール舗装道路から150kmの場所に、二人はココア・カミリの本部を設立しました。

閉店したバーや結婚式場を発酵所に改装するため、ビンドラとルブーは床にコンクリートを敷き、柵を囲い、現地の大工を雇って、発酵ボックスと160台の乾燥テーブルを設置しました。

ココア・カミリの品質責任者マトリダ・クリストファーが発酵や乾燥工程を監督しています。彼女はカカオ豆が1日に3回かきならされているかを確認し、湿度を頻繁にチェックしています。


ココア・カミリが購入するカカオは、当日の朝にカカオポッドから収穫されたものを未乾燥のまま仕入れます。95%の豆は半径15km以内の近隣の農家から仕入れ、農家が20リットルのバケツ2杯分以上のカカオを出荷する場合は、無料で回収しています。このレポートを執筆した年の前年6月から11月までの収穫期では、ココア・カミリは1,519戸の農家からカカオを仕入れました。そして、厳密な品質基準を維持し、また発酵を集中化して、プレミアムカカオとして売り出し、その分の利益が生産者に行きわたるように配慮しています。


タンザニアが輸出する年間8,000トンのカカオのうち、43トンがココア・カミリのものです。これはバケツの中の一滴のようなものですが、ココア・カミリは数字以上の影響力を持っています。

昨年、ココア・カミリはタンザニアで取引される乾燥カカオの一般的な価格より24%高い値段で買い入れました。その結果、地元の乾燥カカオの市場価格はタンザニアの最高値にまで上がりました。今年ココア・カミリは自社の種苗園から10万本の苗木を供給し、生産者に技術支援も行い、オーガニック認証にも取り組んでいます。


ダンデライオンがココア・カミリから購入したカカオの初回ロットは、驚くほど多彩なフレーバーをもっていました。このカカオには赤い果実の風味と濃厚なチョコレートというふたつの完璧なバランスを感じています。もう少し具体的に表現すると、キャラメリゼしたレッドベリー、熟したマンゴー、トロピカルフルーツ、ブラウニーの生地のような風味がします。